恐ろしいアジソン病。ペットが急死する可能性も!

By | 2014年9月15日
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アジソン病って何?ペットの病気なの?

アジソン病とは、イギリスの内科医トーマス・アジソンによって、発見された病気です。
副腎皮質と言われる部分の機能が低下する病気です。反対に副腎皮質の機能が亢進する病気をクッシング病と言います。

 副腎は、腎臓の上にある小さな豆粒大くらいの臓器で、副腎皮質とはその臓器の外側の部分です。内側の部分は髄質と言い、皮質とはまた違う働きを担っています。

副腎皮質は、ステロイドホルモンを分泌しています。その副腎皮質の機能が低下するという事は、ステロイドホルモンが不足するという事です。
「ステロイド」という薬は、皆様ご存知でしょう。炎症を抑えたり、血糖値を上げたりする薬です。そのステロイドと同じものが、もともと体内で合成されているのです。それこそが、ステロイドホルモンで、その分泌場所が副腎皮質なのです。

 

アジソン病の危険

副腎皮質からはステロイドホルモン以外にも、アルドステロンというホルモンが分泌されています。アルドステロンは、体内のイオンバランスを調節しています。具体的に言うと、低ナトリウム高カリウムになります。この状態は、心停止にも繋がります。アジソン病は、クッシング病に比べて、稀な疾患ではあります。10万頭中36頭くらいしか罹らないと言われています。

ただし、適切な治療を迅速に行わなければ、ショック状態に陥って、急死してしまう恐ろしい病気と言えます。稀な疾患故に診断が遅れると、取り返しのつかない状態になってしまう事もあり得るのです。

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アジソン病の原因と症状は?

 

  • 原因

原因は、結核や自己免疫機能の異常、副腎におけるガンの転移などですが、犬では自己免疫機能の異常で起こる場合がほとんどです。

  • 症状

症状としては、元気消失、眠気、食欲不振、体重減少、震え、下痢、嘔吐、腹痛などが認められます。猫では犬と同様の症状を示すものの、下痢は認められず、嘔吐や多飲多尿を示す事が多いです。

副腎皮質から分泌させるホルモンは、脳下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモンで調節されています。副腎皮質刺激ホルモンは、視床下部から放出される副腎皮質刺激ホルモン放出因子により放出されます。副腎皮質機能低下症は、副腎に異常があって起こる一次性と、副腎以外に異常があって起こる二次性(副腎皮質刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン放出因子の分泌不全)に分けられます。アジソン病は、一次性副腎皮質機能低下症です。

  • 診断

アジソン病だと診断するには、まずアジソン病ではないのか?と疑う必要があります。上記のようなアジソン病を示す動物で、一般血液検査で低ナトリウム高カリウム血症が認められたら、アジソン病を疑って良いと思います。それにともない、アジソン病と確定診断する試験を行います。

この試験をACTH刺激試験と呼びます。ACTHとは、先に示した副腎皮質刺激ホルモンの事です。ACTH刺激試験とは、ACTH製剤を注射する前と注射した後に採血し、その血液に含まれるステロイドホルモンの量を比べると言ったものです。本来ですと、ACTH製剤を注射した後の方が、注射する前よりもステロイドホルモンの量が高いはずですが、アジソン病の場合、そうはならないのです。このACTH刺激試験により、アジソン病は確定診断されます。

アジソン病は治る?治療方法は?

アジソン病の治療法ですが、まず理解しておかなければならないのは、
「この病気は「治らない」という事です。」

薬は一生飲ませ続けなければなりません。薬を飲ませたら、元気になりますが、元気になったからと言って、薬をやめてしまってはいけないのです。

使われる薬は、アルドステロンの代わりとなるフロリネフ、コートリル、DOCPや、ステロイドホルモンの代わりとなるプレドニンなどです。
この中でフロリネフは大変高価な薬ですが、先に示したように、残念ながらこの病気になると、一生飲ませ続けなければならなくなります。

先にも書きました通り、原因は免疫などの異常でも起こりうるので、
日々のケアだけで防ぐことは難しいですが、早期発見と適切な投薬でペットの身を守りましょう。

 

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1996)http://bordercollie.k-server.org/vet/addison.html#1
慢性原発性副腎皮質機能低下症とは 
photo by  https://www.flickr.com/photos/kokjebalder/212798914/

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