フィラリア予防薬には、死に至る副作用がある?

By | 2014年4月29日
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フィラリア予防薬には副作用がある?副作用を考えると、お薬を投与しない方がいいんじゃないか・・・今回は、不安でいっぱいの飼い主さんの疑問を解決します。

今日のお題
フィラリア予防薬の副作用について学ぼう!

 

予防薬は安全性が高いもの。怖いのはフィラリア感染。
フィラリアは「一度感染してしまうと、駆除するのが大変だ」というお話を前回しました。
だからこそ、感染する前にしっかりと予防してほしいのです。

結論から言うと、フィラリア予防薬は、非常に安全性の高いお薬です。副作用が全くないとは言えません。そもそも、副作用の無いお薬というものが無いですから。だからこそ、副作用をしっかり理解し、正しく使うこと、これがお薬との上手な付き合い方。恐れることはありません。

副作用が起こるのは、感染していた場合。
フィラリア予防薬の副作用で怖いのは、犬や猫が既にフィラリアに感染していることに気づかず、投与してしまう場合です。

フィラリア症に感染した動物の血管の中には、多数のミクロフィラリアが存在しています。そこに予防薬を投与するとミクロフィラリアが一度に死滅し、その影響で発熱や全身性のショックを起こすことがあるのです。
(→フィラリア症に感染した犬猫に、予防薬を投与しても良いですか?を参照)

予防薬を投与する前に必ず、フィラリア検査を受けよう!
この副作用を防ぐには、フィラリアに感染していないことを確認してから、予防薬を投与すれば良いのです。これは、動物病院での血液検査で簡単に判明します。血液検査に必要な血液はごくわずかだけ。大きな負担にはなりません。副作用を未然に防ぐためにも、投薬前には必ず検査したいですね。

 

コリー系の犬にはフィラリア予防薬は危険って、本当?

「コリー系の犬には、フィラリア予防薬の投与は危険なのでしょうか?」と、質問を頂くことがあります。フィラリア予防薬の成分には、「イベルメクチン、ミルベマイシンオキシム、モキチデクチン」などがあります。その中の「イベルメクチン」が、コリー系の犬に副作用を引き起こします。

危険なのは多量のイベルメクチンの接種。
コリー系の犬の場合、イベルメクチンが脳の中にまで入ってしまい、神経に作用してしまうためです。吐き気、震え、呼吸異常、意識消失、運動麻痺などといった副作用の可能性があります。ただし、フィラリア予防薬に含まれているイベルメクチンを、コリー系の犬に誤って投与したとしても、これらの症状は、そう簡単には出ないと言えます。

フィラリア予防薬のイベルメクチンはごく微量。
理由は、フィラリア予防薬に含まれているイベルメクチンが、ごく微量だから。イベルメクチンは、フィラリア症以外の寄生虫の駆除にも使える薬であり、他の寄生虫を駆除する際には、もっと高用量で使用します。これが、コリー系の犬にとって危険なのです。フィラリア予防薬程度の使用量であれば、ほぼ大丈夫と言えます。

イベルメクチンを含まないフィラリア予防薬で予防を。
しかし、イベルメクチン以外のフィラリア予防薬もたくさん販売されているため、イベルメクチンを使わなければならない理由はありません。ミルベマイシンオキシムやモキシデクチンなどを使い予防することが、適切ですね。

副作用の知識を持った上で、フィラリア予防薬を使用すれば、
副作用は特に問題になりません。フィラリアは予防薬を使って、適切に予防しましょう。

 

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参考資料:新獣医薬理学 近代出版(1999年)
カラーイラストですぐわかる図解動物臨床薬理学 Inter Zoo(2003年)
Photo By. http://www.flickr.com/photos/andrewmorrell/200477093/

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