獣医さんの語る、トイレや便の注意点!

By | 2014年11月10日
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排尿・排便は、動物の健康状態を知るために、よく観察する必要があります。

また、散歩や室内でのトイレの場所や行動にも注意してみてください。

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  • トイレに関する注意点

実際にトイレを失敗してしまっただけなのか、それとも何らかの疾患を抱えている為に失敗してしまったのか、しっかり区別する必要があります。

<猫の場合>
猫は床や地面でなく、壁に向かって、排尿する事があります。これはマーキング(においつけ)です。去勢していない雄猫に多くみられ、去勢してしまえば収まる事がほとんどです。

ですが、それでも収まらない場合や、去勢を希望しない場合には、猫用のアロマで、それを抑える作用のあるものもあり、動物病院で販売しています。猫はもともと、砂地で用を足す習性があるので、猫用のトイレ砂を用意して置いておけば自然とそこでするようになるのが普通です。ですが、トイレが汚れていたり、トイレの位置が食餌をする場所と近かったりすると、猫は嫌がるので、注意しましょう。

<犬の場合>
犬の排尿・排便ですが、これはどのようにさせているかにもよります。散歩中に外でさせている場合は、気を付ける必要があります。便は勿論、とって持ち帰っているかと思いますが、下痢をしてしまっている時は取りきれないと思いますし、排尿の後も、そのままにしておくと、臭ってしまい、ご近所トラブルの一因となり得ます。

出来る事なら、犬も自宅でペットシーツなどの上で排泄する習慣をつけた方が良いと思います。それが無理なら、「便は必ず持って帰る」「下痢便や排尿のあとには水をかける」という事を徹底する必要があります。

 <トイレの場所で病気がわかる>
犬も猫も、いつものトイレ以外の場所で尿をする時には、気を付ける必要があります。
トイレの場所を移動したとか、トイレの砂を変えたとかいう時は、それが原因かもしれませんが、病気が隠されている事も多いからです。

膀胱炎や尿路結石、糖尿病や腎疾患、子宮蓄膿症などでは、いつもと違う場所で排尿するという行為が見られます。急に排尿の様子が変わったら、まず動物病院を受診するのが良いでしょう。

 

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  • 健康状態を排便でチェックしよう!

下痢をしている時は、いつもと違うものを食べさせたかどうか、考えてみて下さい。

犬猫には意外に敏感なコもいて、フードを変えたり、いつもと違うものを食べたりするだけで、下痢をする事もあります。動物病院を受診する際は、必ず便をとって持っていくようにしましょう。特に新しい便の方が良いです。動物病院では、下痢をしているコの場合、大抵は糞便検査をするからです。

長期治らない下痢は、食物アレルギーや蛋白漏出性腸炎など病気の場合があります。

食物アレルギーは診断するのに時間がかかるのですが、どの食物にアレルギーを示すかが分かれば、食事療法で治ります。
蛋白漏出性腸炎は、難治性の病気で、血液中のタンパク質が下がっているのが、血液検査で確認できます。長期の治療が必要になる病気です。

何日も排便をしない、便秘
便秘には、フードや環境の変化などストレスが多いですが、便秘が原因で病気になる可能性もあります。
老化による消化機能の低下など、理由は様々ですので気になったらすぐに受診をおすすめします。

 

仔犬仔猫は下痢で体力を奪い、栄養が吸収できずに命を落とすこともあります。老犬、老猫も同様です。
下痢や便秘など排便の変化を軽く見ず、きちんと受診するのが良いでしょう。

 

photo  by   https://www.flickr.com/photos/jack_tt_lee/8565072525/

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