フィラリアの発生には地域差がある?!

By | 2014年4月29日
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日本は北海道から沖縄まで縦長い国土を持つ国です。だから気温の変化も地方によってバラバラ。フィラリア予防薬の投与は、何月から何月までやればいいのか、迷っている飼い主さんが多いようです。一緒に考えていきましょう!

今日のお題
フィラリア発生率には地域差があるって本当?

 

日本全土で発症する可能性のあるフィラリア症
フィラリア症は、蚊の媒介によって感染が起こる寄生虫病です。そのため、発生地域は蚊の分布地域と深く関係しています。フィラリアの分布地域は、熱帯、亜熱帯、温帯である、アジア、オセアニア、中近東、アフリカ、南ヨーロッパ、南北アメリカ。蚊の発生する地域はすべて含まれます。日本は、全土が含まれます。

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日本では、通常、春から冬のはじめにかけて、予防が必要になりますが、南へ行くほど予防に必要な時期は長く、北へ行くほど短くなります。沖縄では、フィラリアの予防は1年中行いましょう。北海道には、かつてフィラリアはいないと言われていましたが、現在では、道南地域で発生が確認されています。道東地域での発生は稀ですが、地理的にフィラリア発生地域と近接している所もありますから、安心はできません。

 

温暖化がフィラリア発生地域を拡大させている
一般的に予防が必要な期間は、「気温が14℃以上になった月の翌月」から「14℃を超えなくなった月の翌月」まで。この14℃というのがポイントとなる温度なのです。14℃というのは、フィラリアの幼虫が蚊の体内で、犬に感染可能な幼虫へ成長するのに必要な温度です。蚊は、14℃を超えると吸血活動を開始し、14℃を下回ると刺すことなく、活動を停止(もしくは死亡)します。

同じような気温の地域であっても、都市周辺部は発生率が高く、都市部は低いとされています。山間部や農村部は、ひと昔前までは都市部と同じように発生率は低いと言われてきましたが、現在では発生率が高い地域と分類されています。

山間部や農村部での発生が増加した要因は、温暖化の影響が考えられます。一方、都市部で感染率が低いのは、予防薬を飲んでいる犬が多いためと考えられます。多くの人がフィラリア予防を怠るようになれば、またフィラリア症も増加してくるため、安心はできません。

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上記の円グラフを見てください。これは、フィラリア発生率が最も多いと考えられる都市周辺部を対象に行われた調査です。フィラリア予防をせずにひと夏過ごした犬の感染率は38%だったものが、2年目になると急増し約89%もの犬が感染しています。3年目となると、なんと90%以上もの犬が、フィラリアに寄生されているという結果が報告されているのです。

フィラリア予防は気温と地域を踏まえて決めよう!
予防時期を「翌月」とする理由は、フィラリア予防薬が正確には予防薬ではなく駆虫薬だからです。犬に感染したフィラリアの幼虫が、心臓を目指して移動している間に、その幼虫を退治するためです。フィラリアの感染そのものを防ぐ薬はありません。

また、その年の気温によって、同じ地域であっても、フィラリア予防の必要な期間は変わってきます。暖冬の年は特に気を付けて、必ず蚊のいなくなった翌月まで、予防をするように心がけましょう。

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参考資料
新版家畜寄生虫病学 朝倉書店(1984)
http://www11.plala.or.jp/watavets/dog-sick1.html
http://www.okinawainfo.net/kikou.htm
http://www.dogfan.jp/jiten/380.html

 

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