冬でも油断できないんです!ペットのフィラリア予防。

By | 2014年12月15日
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夏場は気をつけているフィラリア予防ですが、冬の間は投与をしてなかったり、投与回数が減ったりしていませんか?
冬は蚊がいないから大丈夫!と安心したいところですが、そうでもないようです。

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冬も必要なの?フィラリア予防

フィラリア症とは,ご存知の通り蚊から媒介して感染する病気です。そのため蚊がいる夏の間に予防すれば問題ないと思われがちですが、少し誤解しているかもしれません。フィラリア症の専門学会であるAmerican Heartworm Societyでは、年間を通した投与を推奨しています。実は蚊は冬の間も地下や、ガレージ、物置のなかなどの環境下で生き続けることができます。そのため一年中予防していくことが大事です。しかし様々な理由で予防ができていないのが事実です。

最低限予防が必要な期間は?

では実際問題、最低限予防しなければいけない時期はどれくらいになるのでしょうか?最低限予防しなくてはいけない時期は蚊が飛んでる期間ではなく、蚊の中にいるフィラリアが感染可能となっている時期が指標となります。いつの時期までフィラリアが感染可能かをみる指標として、HDU(Heartworm Development heat Unit)があります。これは近年フィラリアの感染可能期間を類推する方法として日本犬糸状虫症研究会、犬フィラリア症予防普及会により提唱されており、蚊の体内でフィラリア幼虫が感染力を持つ期間を気温によって推測をするものです。

感染可能期間は気温が目安。

一日の最高気温と最低気温を調べ以下の式に当てはめます。
((最高気温+最低気温)/2)-14を1日HDUとし(マイナスの時には0とする)春はそれを加算していって130を超えた時点で、冬は最近30日間の合計HDUが130を切った時点を計算で求め、その間を感染可能期間と予想するものです。またフィラリアは15.6℃以上で感染幼虫が体内で発育すると言われています。上記の式と対応すると15℃のラインを超えて2~4週間前後してから、下回って2~3週間前後くらいまで感染能力があることが知られています。

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蚊がいなくなってから1ヶ月後も予防期間

予防開始時期は蚊が飛ぶようになってから一ケ月後、終えるのは蚊がいなくなってから一ヶ月後は最低限予防する時期になります。蚊の飛ぶ時期は地域や毎年の気候によって違います。また日本は北は北海道、南は沖縄まで様々な気候をもつ国です。そのため寒い地方から暖かい地方へ移動した場合は、投薬期間を変更する必要性があります。このことから、「蚊を見なくなった」「涼しくなった」からといって勝手に判断して投薬をやめてしまうことはフィラリアに感染してしまう可能性を作ってしまうことになります。

実は1年中必要なんです!

結論をいうと一年中予防できるのであればベストですが、難しいようであれば自分が住んでいる最低限予防しなければならないフィラリアの詳細な投薬期間をかかりつけの先生に相談し決められた期間を投与してあげてください。

「蚊がいなくなったから」とフィラリア予防をしなくなることは、感染リスクを高めることがわかりました。また、フィラリア予防は地域や気温によって変わってくるようです。かかりつけの獣医さんに相談しながら、冬場でもしっかり予防したいですね!

冬場もパーフェクトにしたいフィラリア予防。


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カルドメックのジェネリック医薬品。
ミート味チュアブルタイプで簡単投与。

フィラリアもノミ、マダニも、
体内寄生中も予防駆除可能。

経口投薬で皮膚が弱いペットも大丈夫。

 

画像引用
www.flickr.com/photos/unapan/2832491591/
www.flickr.com/photos/ainhoap/1038643730/

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