知っておきたい4つのコト「ペットの耳の病気・アレルギー」

By | 2014年12月22日
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ご存知の方も多いと思いますが、ペット耳のケアはとても重要です。痒がる理由は色々ありますし、アレルギーなんてこともあるようです。
ペットの健康の為にも病気・アレルギー・ケアの方法をしっかり把握しておきましょう。

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  • 耳のアレルギー
犬猫は耳の疾患の多い動物です。特に犬の場合、垂れ耳だと病気は多くなります。その中でアレルギーが関与しているケースは、大変多いのです。

アレルギーの関与した外耳炎を発症している犬は、皮膚にも何らかの異常を示す事がほとんどです。耳の中も「皮膚」である事に変わりはないからです。また、両耳同時に症状が見られる場合も、アレルギーを疑いましょう。
アレルギーの原因は様々あり、餌が体にあわないことや、耳の中の衛生状態が悪く細菌などによるものなどです。

  • 外耳炎
外耳炎にかかると、痒みから耳を掻いたり、こすり付けたりします。また、頭を振ったり傾けたりする場合もあります。耳垢がたまり、耳は悪臭を放ちます。耳の中が赤く腫れてくると、痛みを伴い更に厄介です。外耳炎かと思ったら、動物病院を受診しましょう。

外耳炎になりやすい犬種は、耳の中をマメにチェックし、臭いはないか、耳垢がたまっていないか、飼い主さんがよく見てあげてください。外耳炎が進むと、中耳炎、内耳炎になる事もあります。そうなる前に、しっかり治療する事が大事です。

外耳炎は垂れ耳の犬に多いのですが、アメリカンコッカースパニエルは、特に重症化しやすいので注意しましょう。また、シーズーのような耳の中に毛が生えている犬種でもなりやすい病気です。耳の中に生えている毛は、抜いてあげた方が良いのですが、飼い主さんが抜くのが難しい場合は、トリミングの時にやってもらいましょう。

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  • 耳血腫
外耳炎などの理由で耳が痒いと、犬猫は耳を引っ掻きますが、その刺激で耳血腫を起こす事があります。耳血腫とは、耳の血管が切れて耳の皮膚と軟骨の間に血が溜まる病気です。
 外耳炎以外にも、外傷性などの原因で起こる事があります。耳を切開したり、注射針を指したりして、中の液体を抜く治療が行われますが、再発もしやすい病気です。また、大抵の場合耳が変形してしまいます。余談ですが、銅像で有名な忠犬ハチ公も耳血腫であったと言われており、その証拠に銅像の片耳が変形して垂れています。

  • 耳ダニ
猫で黒い耳垢が溜まっている場合は、耳ダニが疑われます。特に子猫に多く、ひどい痒みを伴います。耳垢の一部をとって、顕微鏡で見るとダニがいる事がわかります。この場合、耳の中に殺ダニ剤を入れて治療します。

  • ペットの耳の治療・ケア
外耳炎の治療は、耳道洗浄の他に抗生剤の外耳への投与、内服などがあります。ひどい場合には、ステロイドを使って腫れを抑える事もあります。

特にアレルギー関与している場合、ステロイドなしでの治療は難しいでしょう。但し、ステロイドは最近の増殖を助長する可能性もあるので、その使用の判断は獣医師でも難しいところです。抗生剤も無闇に使用すると、耐性菌発生の心配もあるので、可能なら薬剤感受性テストを受け、どの抗生剤が合うのか調べるのが良いでしょう。

自宅での耳掃除は、やりすぎないように注意して下さい。ケアは大切ですが、綿棒などを使って耳の奥まで掃除するのはやめ、耳の入口を週に1~2回、濡れたガーゼやイアーローションをつけたティッシュで拭く程度にしましょう。

それより奥に汚れや異常があるときは、自宅でのケアは控え、動物病院にお願いしましょう。また、シャンプーの際は洗浄液やすすぎ水が耳の中に入らないように注意しましょう。

 

 

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