猫の下痢や便秘を甘くみてると危険!知っておきたい病気4!

By | 2015年2月14日
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 猫も体調を崩すと消化器の病気にかかります。原因は様々であり一過性のから慢性的なもの。急激に悪化するものもあるので注意しなければいけません。元々、猫は吐きやすい動物なので多少の嘔吐はあると思いますが、次のような病気もあるので注意しましょう。

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  • 毛球症
特に長毛種に注意しましょう。グルーミングで飲みこんだ毛を吐き出せない、便として排出できないために胃や腸などの消化器官内に毛ができ、通過障害が起こる病気で、症状としては食欲低下や吐き気、便秘があります。毛玉や毛球症を予防するにはブラッシングが大事です。日頃から抜け毛を取り除いてあげることで、猫が飲みこむ毛の量を少なくすることが予防には大事です。また毛玉の排泄を促進するようなフードも色々発売されているので好みに合わせ与えてみるのも良いでしょう。

  • 巨大結腸症
症状としては重い便秘になり、便が出づらい(何度も排便の姿勢をとる)、または粘液水様性の下痢状の便が少量だけ出るといった症状が見られます。これは先天的に腹筋力や腸の蠕動運動の低下(老化も原因の一つ)あったり、何かしらの病気脱で脱水していたり、骨盤狭窄(交通事故)といった物理的な障害から慢性的な便秘となり、その結果、結腸内に便が過度にたまって便秘がさらにひどくなる病気です。

下痢のような症状もでるので下痢と勘違いされる飼い主さんもいますが、実は便秘が原因なんです。交通事故も原因にもなるのでなるべく室内飼いにし交通事故にあわせないようにするのも予防の一つになります。また普段から排便の様子や便の状態などをよく観察することも大切です。

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  • 肝リピドーシス(脂肪肝)
食欲旺盛な太った猫が突然数日間、何も食べないような場合や、黄疸(白目が黄色い、皮膚が黄色い)が見られる場合は、肝リピドーシスの可能性があります。その他の症状として元気や食欲の低下、嘔吐、下痢などが認められ、ひどい場合は痙攣(けいれん)、意識障害などが引き起こされることがあります。これは脂質代謝異常により、肝臓に過剰な脂肪が蓄積し肝機能障害を起こす病気です。肥満猫に多く見られる傾向にあり、食べているフードの量や目の色などをよく観察してみてください。

  • 腸閉塞
お腹が膨れる、嘔吐を繰り返す、便秘等の症状を起こします。ひどい時は吐物の匂いが便の匂いがすることもあります。これは異物の飲み込みや腫瘍などが原因で腸管が詰まり。放置すると、命に関わることがあります。紐状の遊び道具やスーパーの袋等を誤食することが多いのでそのようなものを出来る限り置いとかないようにしましょう。

 

この他にもたくさんの原因で消化器症状がおこります。猫は元々吐きやすい動物ですが、普段からよく観察して健康状態を把握しましょう。
少しでもおかしいな?や異常がある場合は早めに動物病院を受診、適切な処置を受けましょう。

 

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Category: 病気・症状

About わんだほー先生

ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

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