飼い主さんの管理も大事!メス犬に起こりやすい病気のまとめ。

By | 2015年3月28日
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オス犬、メス犬と性別での病気の差は、人間と同じようにワンちゃんでも存在します。解剖的な違いが明らかなのは、特に生殖器関係の病気が多いです。今回は、メス犬に起こりやすい病気についてご紹介します。

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  • 子宮蓄膿症

子宮内に細菌感染が起こることで膿が内部にたまる病気です。発熱、水を大量に飲む、尿の量が増える、お腹が膨らむといった症状が現れます。症状が進むと、尿毒症や腎不全などを引き起こすこともあります。

  • 乳腺炎

授乳時に、子犬の歯や爪がつけた傷口からの細菌感染などが原因で乳腺に炎症が起こって、乳腺が腫脹したり、膿様の乳汁がでたりします。特に産後に多く見られる病気です。

  • 乳腺腫瘍

雄にもおこりますが雌に多く見られる腫瘍で、乳腺にしこりが生じます。悪性の場合には、ほかの臓器などに転移する(特に肺)こともあります。適切な時期(初回発情前)に避妊手術を行うことで、発生率を減少させることが出来る病気です。。

 

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  • 膀胱炎

尿道結石は雄に多いですが、膀胱炎は雌に発症しやすい病気です、頻繁にトイレに行く、尿が出づらい、犬の泌尿器系疾患のなかではもっとも多い病気といわれています。症状としては血尿、頻尿、尿がでにくくなります。

  • 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)

自分の免疫システムにより、自分の赤血球を破壊して貧血になる病気です。雄に比べ雌に発症しやすく、発症すると元気がなくなる、散歩や運動の途中でしゃがみこむ、すぐに息切れをすするようになり、予防は困難です。しかし、放置しておくと、2~3週間で死亡することもあるので、早期発見・早期治療が重要です。

  • アジソン病(副腎皮質機能低下症)

副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気であり、症状として、食欲の低下や元気の消失、嘔吐、下痢などの症状が現れます。急性、慢性で様々な症状があり、急性なものでは命に関わることもあるので注意しましょう。若齢から中高齢(平均4歳)の発症が多く、特に雌によく見られます。

避妊手術や、飼い主さんが普段から体調や行動を把握して、少しでもおかしな変化があったら、すぐに受診しましょう!早期発見で悪化を防ぐのはもちろん、命に関わることもありますので、是非愛犬の体調管理をお願いします。

 

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 photo  by  http://www.flickr.com/photos/97712303@N04/10949786413

Category: 病気・症状

About わんだほー先生

ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

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