病気の早期発見は健康の素。ペットも受診したい【定期健診】のススメ!

By | 2015年4月13日
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定期健診のメリットはなんといっても病気の早期発見です。犬や猫も人間同様、病気は早期発見するのに越した事はありません。ワクチン接種の際に定期健診を受診したり、定期健診の際にウィルス検査など。より詳しい詳しい検査で、しっかり健康チェックしてあげましょう。PK_BLOG.jpg12345

仔犬、仔猫にも必要?定期健診

仔犬仔猫期には、ワクチン接種の時期を目安とすると良いでしょう。仔犬仔猫の時期は、混合ワクチンを1ヶ月ごとに3回接種するのが基本になります。

最初のワクチン接種の時期は、生後1ヶ月程度なので、これは飼い主さんの家に来る前に済ませているケースも多いでしょう。この生後1ヶ月のワクチン接種時の健康診断で、先天性異常などはある程度、診断できます。 例えば、動脈管開存症などの心臓疾患。これは、運動不耐性や呼吸困難などの症状を示して、初めて気が付く場合も多いのですが、その前に胸の音の聴診で、診断できる場合もあります。

仔犬、仔猫の定期健診-糞便検査も一緒に。

定期健診の際に、同時にやっていただきたいのは、糞便検査です。子犬や子猫には、お腹の中に寄生虫がいる事が多いのです。既に下痢などの症状を示している場合は勿論ですが、そうでなくても、しっかりと糞便検査をしましょう。糞便検査をする場合は、1㎤程の新しい便を、動物病院に持って行く必要があります。古い便では正確な検査ができないので、出来る限り新しいもの(遅くても24時間は経過していないもの)を持って行ってください。

仔犬、仔猫ワクチン接種-定期健診も。

生後2ヶ月、3ヶ月のワクチン接種時にも、定期健診しましょう。ワクチン接種時に、大抵の動物病院では、聴診・触診・視診といった一般検診はやっているはずです。特別頼まなくても、この程度の一般検診はきちんとやってくれる動物病院を選ぶのも、大切です。家に来て初めてのワクチン接種になるのなら、この時も糞便検査をやっておくと良いでしょう。 1783007565_a1a1d7a481.jpg-12345

猫の定期健診-ウィルス検査も合わせて。

猫の場合、この他に生後6ヶ月程で、ウイルス検査をする事をおすすめします。ウイルス検査とは、猫エイズウイルスと猫白血病ウイルスの検査です。これは血液検査になります。何故、生後6ヶ月なのかというと、それより幼い猫では、正確な検査結果が出ないからです。もし、母猫が感染していて、子猫は感染していなかったという場合でも、生後6ヶ月未満の子猫の場合、結果が陽性に出る事があるからです。

犬の定期健診-ワクチン接種時に。

犬の場合、混合ワクチンとは別に、狂犬病ワクチンもあります。この時も出来るだけ一般検診をしてもらうと良いでしょう。そのためには、公園等での集合注射ではなく、動物病院で接種してもらうのをおすすめします。集合注射では、獣医師もなかなか一般検診まで出来ない事が多く、またワクチンの副反応といった不測の事態が起きた時に、病院であった方が対処しやすいからです。

混合ワクチン、狂犬病ワクチンは、その後も1年毎に追加接種となりますので、その度に定期健診すると良いでしょう。1歳を過ぎたら、一般検診と一般血液検査、糞便検査、尿検査をする事をおすすめします。ワクチンとセットで考えれば、必ず1年に1度は病院に行き、定期健診する事になります。また、ワクチン接種時の定期健診を割引料金で受けられるようにしている動物病院も多く、お得な場合もあります。

8歳以上になったらはじめたい。高齢犬の定期健診

高齢期(だいたい8歳以上)になったら、それを半年に1回に、老齢期(だいたい10歳)以上になったら、それを3ヶ月に1回ほどにすると、安心できると思います。高齢期以上になったら、今までの検査に加えて、レントゲンや超音波の検査も加えると、良いでしょう。

参考画像
www.flickr.com/photos/91252560@N00/3462589615
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Category: ケアについて

About わんだほー先生

ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

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