飼い主さんのみなさんは、動物病院で診察して治療費やお薬代を支払う時、随分高いなー!と感じることも多いかと思います。また、お友達の行っている病院の方が治療費やお薬代が安かった。なんて言うこともありますよね。
薬代に差があるのは?
同じ薬でもメーカーや仕入れる数によって値段に差が出てきます。また、錠剤より粉薬の方が手間がかかるため高めになっています。
治療費の差、病院によって違う理由。
動物病院は、自由診療で病院ごとに料金を設定するため差が生じます。料金が高いという印象がありますが、人間のように税金で優遇されているわけではありません。そして、総合病院のように設備を備えなければならないことが理由に挙げられます。
また、独占禁止法により獣医師会で基準料金を定めてはいけないことになっているため。病院によって同じ病気や手術でもその治療法や手術方法が異なるためです。
例えば、同じ病気の手術でも、より安全性の高い吸収麻酔と、従来の注射麻酔をするのとは、当然、料金に差が出ます。
医療のレベルの違いは、料金の差。
一般的には費用を低めにおさえる場合は、危険性をある程度覚悟しなければなりません。これに対し、より安全性の高い治療方法を選べば費用は高くなることになります。ひとつの症状でも、ほとんどの場合が治療方法がいくつもあります。
医療費を決定するのは、実は飼い主。
最終的に治療法を選択するのは飼い主さんです。獣医師は可能な治療法について説明し、アドバイスを与えます。良い獣医師は、飼い主さんにいろいろな治療法についてよく説明し、治療法を選ばせます。
言い換えれば、飼い主が治療法を選択するということは、費用も飼い主が選べるということになります。
例えば、犬が脚を骨折したとします。骨折した脚の手術をするかしないか?手術をする治療法を選択した場合、麻酔前の検査をするかしないか?を最終的に飼い主が選択します。それに応じて医療費が決まることになります。ですから、医療費は飼い主さん自身が決定することだと言えます。
飼い主も治療方法の説明や確認は積極的にしよう。
しかし、いくつかの治療法があることを説明して、飼い主さんに治療法の選択肢を与える獣医師ばかりがいるわけではありません。そこで、飼い主さん側にも手術や治療の内容に対して、積極的に質問したり、提案することが必要です。
料金を一方的に押しつける病院は、良い病院とはいえません。しかし、単純に料金だけで良心的かどうかを判断することはできません。
料金を一方的に押しつける病院は、良い病院とはいえません。しかし、単純に料金だけで良心的かどうかを判断することはできません。
大切なのは、治療やお薬の内容に見合っているかどうかです。
治療費、薬代が高すぎるまたは安すぎると思ったら、なぜそうなのか聞いてみましょう。きちんと答えてくれない、答えに納得できないという場合には、病院を変えることも考えてみましょう。
治療費、薬代が高すぎるまたは安すぎると思ったら、なぜそうなのか聞いてみましょう。きちんと答えてくれない、答えに納得できないという場合には、病院を変えることも考えてみましょう。
病院によって料金が違うのは、仕方がないことですが、飼い主さんが、ペットちゃんたちへの治療を納得して受けることは、とても重要ですね。
参考画像
www.flickr.com/photos/15164743@N05/4118279280
www.flickr.com/photos/17868205@N00/8116086758
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