特に冬に気を付けたい!犬猫の関節炎の予防と自宅でできるケア

By | 2016年12月16日
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 今日は、冬に多くなる犬・猫の関節炎について、自宅でできる予防とケアのお話しをしていきたいと思います!関節炎は進行性の病気で一旦なってしまうと完治が難しい病気なだけに、飼い主の皆さんは日ごろからのケアに力を入れていってほしいと思います!
 また、関節炎自体の病気の説明や症状等はこちらのページに詳しくまとめてありますので、こちらも合わせてどうぞ!!

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関節炎の予防はできるのか?

 関節炎の予防は、実際遺伝が関係する場合は非常に難しくなります。股関節異形成症など、遺伝による病気が目に見える形で表れる場合は、その犬を繁殖に使わないようにすることが一番の予防策となります。

 しかし、関節炎の管理と重なりますが、正しい「体重管理」「運動管理」「栄養管理」は関節炎の予防につながります。この中でも一番重要なのが体重管理となります。
それでは、一つ一つ説明していきましょう。

最も重要なのは「体重管理」

 人では体重が1kg増えると、膝の関節にはおよそ3倍の負担がかかると言われています。
これは犬や猫でも同じことが言え、実際に犬猫でも「肥満」は関節炎発症リスクを高めることがわかっています。そして、関節炎発症後の考え方として、関節炎は一度発症すると、完治はできないため、それ以上悪化させない「管理」が非常に重要になります。
 その中でも「体重」は最も重要な管理項目として位置づけられています。つまり、いくら運動管理や栄養管理を正しく行なっていても、体重管理ができていないと、関節炎はどんどんと悪化してしまうのです。 これは予防においても同じことが言えます。いくら運動や栄養にこだわっていても、肥満になってしまうと、関節の負担はどんどん増えるだけですから、いずれ関節炎が発症してしまう可能性は高くなってしまいます。 つまり、関節炎予防の最優先事項は「体重管理」なのです。

バランスが大切な「運動管理」

 関節炎の予防としての運動管理においては、激しい運動だと関節に過度に負担がかかってしまい、関節炎のリスクを高めてしまいます。
一方で、運動不足になると、今度は筋肉量が落ちてしまうため、こちらも関節に負担がかかります。

 このように運動管理といっても、ただただ運動させればよいというのではなく、その犬にとって適切な運動を行うことが重要です。もちろん大型犬と小型犬、ハンティングドッグとトイ種では、運動量が明らかに異なりますので、一概に「この運動方法が良い」ということは難しいのですが、どの犬種にも共通する点としては、下記のポイントがあります。

〈運動管理に取り入れたいこと〉
上り坂や下り坂、でこぼこ道など様々な地形での運動
アスファルトや芝生、土など様々なタイプの地面での運動
トレーナーの指導に基づいたアジリティトレーニング
体を動かすだけでなく、嗅覚刺激も取り入れた運動
そのほか、実施できる施設は限られますが、水中での運動も効果的です

〈運動管理で注意したいこと〉
フローリングなど滑る床での運動
過度な階段の上り下り
高い場所への飛び乗り、飛び降り
過度な全力疾走や急激な旋回運動

 また、その犬にとって運動管理が適切かどうかは、各部位の筋肉量などをチェックしながら判断する必要がありますので、かかりつけの獣医師などに相談しながら実施するようにしてください。

ドッグフードだけでは難しい「栄養管理」

 関節炎の予防の栄養上のポイントは、筋肉量を維持するための良質なタンパク質の摂取、肥満予防のためのカロリーや脂質などの調整及び適切なビタミン及びミネラルの摂取、関節の負担を軽減する成分の摂取などです。
 しかし、ドッグフードはそれ自体が本来の犬の食事に比べると、消化面で劣っていることや、原材料のクオリティによって、同じ成分でも体内利用できるレベルが変わることなどから、個人的には、ドッグフードのみで、十分な関節炎予防を実施することはなかなか難しいと考えています。 そこで、その犬にあったドッグフードを使うことはもちろん、消化性を高めるサプリメントや、関節系のサプリメントを取り入れることをお勧めしています。もちろん、それらサプリメントにも良し悪しがありますので、サプリメント選びも注意が必要ですが、関節炎予防においては重要な役割を持ちますので、ぜひ導入してみあげてください。

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まとめ

 関節炎は、予防でも、発症後の管理でも、とにかく日常生活でのケアが重要です。
 上述のとおり、なにはともあれ体重管理。これは犬の場合は食事と運動により調整できますが、関節炎を発症した場合には運動量にも限度がありますので、主に食事で管理することになります。今では、ただただ体重を落とすだけでなく、筋肉量の維持にも配慮したダイエット用のドッグフードもありますので、そういったものを取り入れるのも良いでしょう。

 また、運動管理も重要ですが、とにかく痛みがあるときは、運動は控えましょう。痛み・炎症が落ち着いたら、動物病院の指示に従って、いわゆる「リハビリ」的な運動を開始していきます。このとき、痛みがないと犬はどんどんと動きたがりますから、飼い主の方がしっかりとコントロールしてあげることが重要です。 室内で生活している場合は、フローリングを滑らないようにマットを敷くなどの工夫が必要ですし、普段からソファやイスの飛び乗り、飛び降りしている犬は、生活習慣を改善するためのトレーニングを行うことが望ましいでしょう。

 

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画像参照;http://www.flickr.com/photos/85447012@N00/8048638405、http://www.flickr.com/photos/34097675@N04/6416366321

Category: ケアについて その他 病気・症状

About わんだほー先生

ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

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