薬が苦手な犬へのフィラリア予防薬の飲ませ方

By | 2014年6月10日
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犬や猫が薬を嫌がって飲んでくれないこと、ありますよね。フィラリア予防薬に限らず、ペットが嫌がる投薬時、どうされていますか?

たいていのお薬は飲ませるタイプが一般的です。フィラリア予防薬も同じ。そのため、投薬の際には各家庭で様々な工夫をこらしているようです。よく聞くのは、ペットの好物に包んで食べさせるという方法、チーズやソーセージに包んだり、蒸しキャベツに包んでといった飼い主さんもいるようです。

 

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錠剤→チュアブル→ピペットの順で試そう
錠剤型は好物に包んで、チュアブル型はそのままでも、たいていのワンちゃんは喜んで食べてくれます。しかし、どうしても食べてくれない敏感なワンちゃんも中にはいます。そういった場合、滴下型の予防薬を使うのが便利でしょう。滴下型の場合、薬を飲ませる必要はなく、ワンちゃんの体の自分では舐められない部分に、薬を垂らすだけで完了。人間の指で刷り込んだりする必要はなく、ただ滴下するだけです。

予防接種もあるけれど、副作用が心配
フィラリア予防薬には12か月間効果が持続する注射薬もあります。1年に1回、動物病院で注射をするだけなので、投薬忘れの心配もなく使いやすい薬ですが、副作用の報告が多くあります。そのため、予防接種を選択する場合には、しっかりと獣医師と相談をする必要があります。

内服薬の練習として錠剤を飲ませる
ただ、錠剤型の薬を飲ませることができないというのは、今後、病気になった時に、内服薬が使えないということ。お薬を飲んでもらう必要があるのに、飲まないから治療できないという状況を避けるためにも、あえてフィラリア予防薬で、内服薬に慣らすというのはおすすめです。

内服薬の練習をする場合、チュアブル型ではなく錠剤型を選びましょう。なぜなら、チュアブル型は自分から進んで食べてもらうことを考えて作られた「お菓子」のような薬。あまり練習にはならない上に、フィラリア予防薬以外では、チュアブルタイプというものはほとんどありません。

最終手段は、薬を口に押し込む
錠剤を好物に包んでも飲んでくれない場合、口を大きく開けて、喉の奥に押し込むという方法で、飲ませることができます。(お薬は投げ込まないでください。気管に入ってしまう場合があります)口を開けるのが難しい時は、まず口を触らせる練習から始めましょう。ワンちゃんの口の中に触れるのは、重要なこと。投薬だけでなく、歯磨きや舌の色の確認などもできるからです。

口は開けられるのに、薬を押し込んでも吐き出してしまうという場合は、薬を押し込む位置が手前過ぎるのかもしれません。もう少し、奥の方に錠剤を押し込みましょう。しかし、鼻の長い大型犬など犬種によっては錠剤を押し込むことが難しい場合があります。その時は、お薬を潰して水や単シロップ(ブドウ糖液)と混ぜて、スポイトで飲ませてあげましょう。フィラリア予防薬は、潰して使用しても問題ありません。

あなたはどのような方法でお薬を飲ませていますか?

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