絶対に食べてはいけない!犬や猫の毒になる食べ物たち

By | 2014年6月18日
LINEで送る

犬や猫の食べ物もバラエティあふれるものとなりました。犬猫用のバースデーケーキなどもお目見えし、すっかり家族として扱われるようになっているペットたち。しかし、人間にとって安全な食べ物でも、犬や猫にとっては毒になる食べ物があること、ご存知でしたか?

medium_2353339423

 

ネギ中毒、煮汁を飲んだだけでも危ない!
代表的なのが、ネギ類(玉ねぎ・長ネギ・ニンニク・ニラも含む)。ネギ中毒は非常に知られているため、多くの飼い主さんが気を付けていらっしゃいます。しかし、動物病院には、「すき焼きの煮汁を飲んでしまった」「シューマイを食べてしまった」などといった患者さんが、たびたび、運ばれてきます。

ネギ類は、ネギを食べなくても煮汁を接種するだけでも危険なため、注意が必要です。危険な状態になる摂取量は、個体差が大きく、断言できません。小さな小さなカケラを食べただけで、命に関わる子もいれば、かなりの量を食べてもケロッとしている場合もあります。そのため、ネギ類は決して食べさせないようにすることが、肝心なのです。

 症状は貧血と同じ
ネギ類を摂取した犬や猫は、赤血球が破壊され、黄疸(体が黄色くなる)、血色素尿などの症状があらわれ、貧血になります。病院では、ネギ中毒には貧血に対応した治療が行われます。もしネギ類を食べてしまったら、食べた直後であれば、吐かせてあげましょう。時間が経過してしまったら、動物病院で適切な治療をしてもらってください。 

 

人間の風邪薬1錠は猫の致死量!
人間にとっては薬でも犬や猫にとっては毒となるもの、それが人間の風邪薬。「アセトアミノフェン」という非ステロイド系抗炎症剤、人間の風邪薬や頭痛薬には、よく含まれている薬剤です。これは猫にとって、非常に危険な物質なのです。人間の風邪薬1錠で4~5kgの猫であれば致死量になり得るほど。間違えても具合が悪い猫に、人間の風邪薬を与えてはいけません。 

赤血球の破壊と肝臓の壊死
しかし怖いのが落ちたものを飲み込んでしまった場合。薬を飲もうとして落としてしまったけれど、拾わずにそのままにしてしまった……ということ、意外とありませんか?非常に危険ですので、気を付けてくださいね。もし飲み込んでしまって時間が経過した場合、チアノーゼ、沈鬱、顔面浮腫、食欲廃絶となり、赤血球の破壊と肝臓の壊死による黄疸があらわれます。動物病院では、これらの症状に対して、貧血に対応した治療、肝臓を助ける補液などの治療が行われます。

 

medium_8041853745

甘い誘惑。でも危険なチョコレート。 
犬の場合に怖いのが、チョコレー中毒。甘い物が好きなワンチャンは多いため、チョコレートは口にしてしまいやすいのではないでしょうか。食べてしまって時間が経過すると、嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、痙攣などの症状がみられ、また腹痛や血尿、脱水を引き起こす場合もあります。その場合の治療は、補液によるものが中心となります。食べさせない、誤って食べた場合はすぐに吐かせるようにしましょう。 

 

人間も犬も猫も、タバコはNG!
犬や猫だけでなく、人間にとっても害があるのがタバコ。ニコチンに強力な毒性があることはご存知の通りです。ただ、口に入れると非常にまずいため、誤って口に入れたとしても自然に吐き出してしまいます。しかし最近、事故が増えているのは、禁煙のためのニコチンガムです。もちろん、これにもニコチンは含まれているので、注意が必要です。

 

車の不凍液。犬や猫にとっては甘い汁
驚かれるかもしれませんが、車の不凍液も危険です。こんなものを飲むなんてと思われるかもしれませんね。不凍液に含まれるエチレングリコールは少し甘く、犬や猫には美味しく感じられるようで、飲んでしまう子がいるのです。しかし、エチレングリコールは肝臓や腎臓の細胞を激しく痛めつけるため、決して飲ませてはいけません。

 

殺鼠剤を食べたネズミも毒
殺鼠剤、これももちろん危険です。殺鼠剤そのものを食べてしまう犬や猫は少ないのですが、殺鼠剤を食べたネズミを食べてしまう場合があるのです。間接的ですが、殺鼠剤を食べていることになるので、中毒は引き起こされます。ネズミの死骸は絶対に、食べされないようにしましょう。殺鼠剤を食べてしまうと、全身が出血状態となり、ひどい場合は死に至ります。

人間の生活を快適にするために作られた様々なものが、時として犬や猫を死に至らしめてしまうことがあります。代表的なのは、殺虫剤や除草剤です。使用する時は、犬や猫の口に入らないように気を付けてくださいね。

私たちの何倍も体の小さなペットたち。不注意で中毒を起こさないために、しっかりと注意をしてあげましょう。

 ペットくすりへ

参考資料
毒性学~生体・環境・生態系~ 朝倉書店(2001)
http://www.nekohon.jp/neko/donteat-chemical.html
http://www.e-nioi.jp/byouki/choco.html
http://pet-net.sakura.ne.jp/kusuri/sonota4.html

Photo By.
http://www.flickr.com/photos/calliope/104314753/
http://www.flickr.com/photos/ajari/2353339423/
http://www.flickr.com/photos/sackton/8041853745/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です