Category Archives: フィラリアについて

人気のフィラリア予防薬「ハートガードプラス」の魅力を教えます!

カルドメックと聞いたら、ピンとくる方もいるんではないでしょうか?和名カルドメック、世界で人気のブランド商品。フィラリア予防薬「ハートガードプラス」人気の理由、そしてお薬について詳しく知っておきましょう。 ハートガードプラス(カルドメック)の使用方法 オヤツのように、そのまま与えたり、餌に混ぜ食べさせることが可能です。砕いて与える場合、容量が変わってしまうこともあるので、飲み残しがないか十分な確認が必要です。 《体重によって使用するお薬が異なります》小型犬用:11kg以下 中型犬用:12kg – 22kg 大型犬用:23kg – 45kg 45kg以上の犬には、これらの錠剤を適切に組み合わせて用いますが、服用量については獣医師にご相談ください。   ハートガードプラス(カルドメック) ストロングハートチュアブル 世界のトップブランド商品!  ビーフ味で愛用者の多い人気商品です。   ハートガードプラスのジェネリック商品!  成分・効果は同様。ミート味です。   ペットくすりでは、ハートガード(カルドメック)の他にも、様々なフィラリア予防薬を取り扱っておりますので、こちらからご確認ください。

フィラリア予防薬と食べ合わせの悪いもの

グレープフルーツジュースや牛乳で薬を飲んではいけないなど、薬には食べ合わせ、飲み合わせによっては危険なものがあります。では、フィラリア予防薬を飲ませる際にやってはいけないこととは、何でしょうか。 今日のお題 フィラリア予防薬と食べ合わせの悪いもの   好きなものと一緒に投薬しても大丈夫 以前に「フィラリア予防薬には死に至る副作用がある?」でも書きましたが、フィラリア予防薬は安全性の高いお薬です。そのため、基本的に食べ合わせの悪い食べ物というものはなく、錠剤を飲むのが苦手な犬や猫には、好物に包んで飲ませることができます。もし、牛乳が好物なら、薬をすり潰して牛乳に溶いて飲ませても、構いません。(ただし、牛乳でお腹を壊す犬の場合は、牛乳を与えるのは控えましょう。また、人間用の牛乳より犬用ミルクのほうが、お腹を壊すことは少ないです。)   予防接種と同日接種はダメ 食べ合わせによる禁忌は無いもののの、避けた方が良いのは、他の予防接種との同時摂取。狂犬病のワクチンや混合ワクチンを打った当日に、薬を飲ませるのは止めましょう。特に錠剤やチュアブルなどの飲ませるタイプではなく、滴下型の場合、滴下箇所が注射部位と同じ場所のため、投薬は止めた方が良いでしょう。翌日以降であれば、問題ありません。   持病があるからこそ飲んでほしい それ以外の薬との飲み合わせは、獣医師と相談しましょう。「他にも持病があって、薬を飲んでいるから、フィラリア予防薬は飲ませない方が良いのでは?」と自己判断するのは危険です。実際には、併用しても問題の無い薬が圧倒的に多いですし、持病がある犬こそ、フィラリア症にかかると、命取りになるからです。   滴下型薬で気を付けること 滴下型のお薬を使う場合は、シャンプーの前後24時間は滴下しないようにしましょう。効果が薄れるからです。滴下した後すぐにシャンプーをしてはいけない理由は、洗うことで薬が流れ効果が薄れる可能性があるためです。そして実はシャンプーをした後の滴下もおすすめしません。なぜなら、滴下型は、体の皮脂を伝って、全身に広がるため、シャンプーをして体の皮脂が洗い流されてしまった直後は、効果が薄れる可能性があるのです。 フィラリア予防薬は、基本的に安全性の高い薬。いくつかの注意点さえ知っておけば、安全に使用する事が出来ます。   ↓人気のフィラリア予防薬をチェックする↓   Photo By http://www.flickr.com/photos/wwworks/12157565465/ http://www.flickr.com/photos/ironypoisoning/7532830118/

薬が苦手な犬へのフィラリア予防薬の飲ませ方

犬や猫が薬を嫌がって飲んでくれないこと、ありますよね。フィラリア予防薬に限らず、ペットが嫌がる投薬時、どうされていますか? たいていのお薬は飲ませるタイプが一般的です。フィラリア予防薬も同じ。そのため、投薬の際には各家庭で様々な工夫をこらしているようです。よく聞くのは、ペットの好物に包んで食べさせるという方法、チーズやソーセージに包んだり、蒸しキャベツに包んでといった飼い主さんもいるようです。     錠剤→チュアブル→ピペットの順で試そう 錠剤型は好物に包んで、チュアブル型はそのままでも、たいていのワンちゃんは喜んで食べてくれます。しかし、どうしても食べてくれない敏感なワンちゃんも中にはいます。そういった場合、滴下型の予防薬を使うのが便利でしょう。滴下型の場合、薬を飲ませる必要はなく、ワンちゃんの体の自分では舐められない部分に、薬を垂らすだけで完了。人間の指で刷り込んだりする必要はなく、ただ滴下するだけです。 予防接種もあるけれど、副作用が心配 フィラリア予防薬には12か月間効果が持続する注射薬もあります。1年に1回、動物病院で注射をするだけなので、投薬忘れの心配もなく使いやすい薬ですが、副作用の報告が多くあります。そのため、予防接種を選択する場合には、しっかりと獣医師と相談をする必要があります。 内服薬の練習として錠剤を飲ませる ただ、錠剤型の薬を飲ませることができないというのは、今後、病気になった時に、内服薬が使えないということ。お薬を飲んでもらう必要があるのに、飲まないから治療できないという状況を避けるためにも、あえてフィラリア予防薬で、内服薬に慣らすというのはおすすめです。 内服薬の練習をする場合、チュアブル型ではなく錠剤型を選びましょう。なぜなら、チュアブル型は自分から進んで食べてもらうことを考えて作られた「お菓子」のような薬。あまり練習にはならない上に、フィラリア予防薬以外では、チュアブルタイプというものはほとんどありません。 最終手段は、薬を口に押し込む 錠剤を好物に包んでも飲んでくれない場合、口を大きく開けて、喉の奥に押し込むという方法で、飲ませることができます。(お薬は投げ込まないでください。気管に入ってしまう場合があります)口を開けるのが難しい時は、まず口を触らせる練習から始めましょう。ワンちゃんの口の中に触れるのは、重要なこと。投薬だけでなく、歯磨きや舌の色の確認などもできるからです。 口は開けられるのに、薬を押し込んでも吐き出してしまうという場合は、薬を押し込む位置が手前過ぎるのかもしれません。もう少し、奥の方に錠剤を押し込みましょう。しかし、鼻の長い大型犬など犬種によっては錠剤を押し込むことが難しい場合があります。その時は、お薬を潰して水や単シロップ(ブドウ糖液)と混ぜて、スポイトで飲ませてあげましょう。フィラリア予防薬は、潰して使用しても問題ありません。 あなたはどのような方法でお薬を飲ませていますか? ↓ペットにあったフィラリア薬を見つける↓ Photo By. http://www.flickr.com/photos/australianshepherds/5826294465/ http://www.flickr.com/photos/dumbledad/6177654646/

フィラリア予防薬を途中で変更しても大丈夫?

今まではタブレットタイプのフィラリア予防薬を投薬していたけれども、今月からチュアブルタイプを使ってみようという場合、途中でお薬の種類を変更するのはワンちゃんにとって大丈夫なのでしょうか。 今日のお題 フィラリア予防薬を途中で変更しても良い?   フィラリアのシーズン、投薬を続けていく中で、「我が家の犬は錠剤型は飲みにくそうだ」とか「チュアブル型は食べてくれない」とか「滴下型は薬を舐めようとしてしまう」など様々な理由で、薬の種類を変える必要が出てくる場合があります。 フィラリア薬の種類を途中で変更しても大丈夫 フィラリアのシーズン途中で薬を変更しても、基本的には問題ありません。ほとんどのフィラリア予防薬は1カ月に1度の投与ですが、その薬が1カ月間、ワンちゃんの体内に薬が残存するわけではありません。そのため、ある予防薬を飲ませた1カ月後に、別の予防薬を飲ませても、問題にはならないのです。 効能が異なる場合は注意  ただし、薬の効能が異なる場合は、それを把握しておく必要があるでしょう。フィラリア予防薬と言っても、フィラリアだけ予防するもの、ノミやダニも予防できるもの、消化器官の寄生虫も予防できるものなど様々です。そのため、現在使用している薬が何を予防し、変更後の薬と何が異なるのかを把握する必要があります。   フィラリア薬~タブレット/錠剤~ キウォフハート研究者がこだわって開発した高品質のフィラリア予防薬。ワンちゃんが好むミート味での販売されています。 フィラリア薬~チュアブル~ ストロングハートチュアブル販売総数第一位を誇る、文字通り大人気のフィラリア予防薬。ビーフの香りで、食いつき抜群です。 ハートガードプラス元祖老舗のフィラリア薬として20年以上に渡って人気のフィラリア予防薬です。   フィラリア薬~ピペット~ レボリューション 猫の飼い主に人気のレボリューション。フィラリア、ノミダニ駆除の2つの効果があります。 Photo By. http://www.flickr.com/photos/epsos/3432528120/  

フィラリア予防薬のベストな投薬時期って何月?

フィラリア薬の投与は春ごろから秋ごろにかけてというけれど、実際に何月から何月まで行えば良いのでしょうか。そろそろかなとは思っていても、今なのか来月なのか分からずに不安になっている飼い主さんが多くいます。ベストな投薬時期について考えてみませんか?   今日のお題 フィラリア予防薬のベストな投薬時期は何月?   気温が14℃を超えた翌月から予防を。 フィラリア予防薬の投薬時期は、蚊の活動時期によって決まるため、地域によって差があり、全国どこでも同じというわけにはいきません。また、その年によって、暖かかったり、寒かったりすると、年ごとに微妙に違ってきます。 そこで1つの目安になるのが気温。気温が14℃以上になった翌月から、14℃を超えなくなった翌月まで、投薬をすると覚えておきましょう。では、なぜ「14℃」なのでしょうか。14℃という気温は、フィラリアの幼虫が、犬に感染可能な幼虫に成長するのに必要な温度です。また蚊自体も、14℃を超えると吸血活動を開始し、14℃を下回ると刺すことなく活動を停止します(関連記事:フィラリアの発生には地域差がある?!)。 フィラリアの薬は駆虫薬。だから投薬は翌月に。 14℃が目安ということは分かったけれど、なぜ投薬は「翌月」なのでしょうか。これはフィラリア予防薬の特徴に由来します。フィラリア予防薬は正確には「駆虫薬」と言われていることは、ご存知でしょうか?フィラリア予防薬では、蚊を予防したり、フィラリアへの感染することは防げません。感染したフィラリアの幼虫が、成虫の寄生部位である心臓や肺動脈を目指して移動している時に、効果を発揮し、幼虫を退治するのです。 年間投薬もオススメ。メリットをチェックしよう! 気温をチェックしたり、その翌月をカレンダーに記載したりするのが面倒だとお考えの飼い主さんにオススメなのが、年間投与。フィラリア予防は、1年間通じて行っても、特に問題はありません。デメリットは、経済的な問題くらい。むしろ、メリットの方が多いんです。 【メリット】 1) 投与前の感染有無を調べる検査が不要になります。動物病院に連れて行くだけで怯えてしまったり、採血できないほど興奮してしまったりする子には、良いでしょう。 2) 投薬開始時期を気にする必要が無くなります。 3) 他の寄生虫駆除の効果のあるお薬なら、一石二鳥。※詳しくは後述します。 現にアメリカでは、季節投与から、通年投与に移行しつつあるとも言われています。また日本でも沖縄県などは、1月2月でも14℃を超えますから、温暖な地域にお住まいの方は通年投与する必要があります。 他の寄生虫も駆除しながらの年間投与という方法 フィラリア予防薬の中には、フィラリアだけでなく、その他の寄生虫も駆除するものもあります。例えば、犬回虫、犬鈎虫、犬鞭虫などの消化器官の寄生虫は、季節を問わずに寄生します。これらの寄生虫を同時に予防するためには、1年を通じて、フィラリア予防薬を投与する意義はあります。(※フィラリアにしか効果を示さない予防薬もあるので、要注意です。) イベルメクチンを含む薬ならリーチバック効果も お使いのフィラリア予防薬が「イベルメクチン」を有効成分としている場合、リーチバック効果が期待できます。これは、フィラリア予防薬が効果を発揮する幼虫だけでなく、もう1段階成長した未成熟成虫も退治できるというものです。それに加え、メスの成虫の不妊化、成虫の寿命短縮などの効果もあります。これは、イベルメクチンを通年投与した場合にのみ、期待できる効果です。 フィラリア予防薬の投与のタイミングは気温14℃。これをしっかり覚えておきましょう。また季節投与だけでなく、通年投与を考慮に入れても良いのではないでしょうか。   ↓人気のフィラリア予防薬をチェックする↓ 【その他記事】 参考資料 http://www.animal-k.com/diary21.htm Photo By. http://www.flickr.com/photos/vanf/5047341611/    

我が家の犬は、小型犬用?中型犬用?それとも大型犬用?

よくある質問に「我が家の犬は体重が小型犬と中型犬のちょうど境目」。その場合、お薬は小型犬用を買うべきか、中型犬用を買うべきか迷っているという質問です。確かに難しい問題ですね。今回はそれを一緒に考えていきましょう!   食っちゃ寝、食っちゃ寝してたらね、太ってしもたんですわ~。 服のサイズがMかLか微妙なところ。   こういう時、迷いますよねぇ。 Mを買いたいけれど、Lじゃないと入らないんじゃないかという不安感!女子の悩みやね。あはは   ・・・。 食べるのを止めて運動をすれば、どうじゃ?       ・・・ん?   ミーナスはどうやら食べ過ぎで、サイズアップしているようです。MサイズかLサイズかというのは、女性にとっては深刻な悩みですね。ペットたちの場合でも、小型なのか、大型なのかというのは、投薬の場面で飼い主を悩ませています。   今日のお題 小型?中型?微妙な体重のペット。お薬は何型用を選べばいい?   小型なのか?中型なのか?うちの子のサイズはどれ?! 今日は、小型とも中型とも言える境目の体重の犬の場合、どうすれば良いのかを考えてみましょう。フィラリア予防薬の投与量は、犬や猫の体重を元に決められています。お薬の箱には「小型犬用、中型犬用、大型犬用」などと分類され、「小型犬は〇〇kg~〇〇kg」までと明記されています。ただ、もし我が家のペットの体重がその境目だった場合、飼い主さんは大パニック!うちの子は何型なの?!と頭を抱えていらっしゃるようです。  また例えば、中型犬用の予防薬では「11kg~22kg」と体重に開きがあるため、11Kgのワンちゃんの場合、22kgの子と同じ量の薬を投与して大丈夫かと心配されるようです。結論から言うと、大丈夫です。その理由を次の章で見てみましょう。   フィラリア予防薬なら、多めに与えても大丈夫 大丈夫と言った根拠は、含まれている有効成分量にあります。フィラリア予防薬に含まれている有効成分は、非常に低用量なのです。例えば、フィラリア予防薬の代表的な有効成分であるイベルメクチン。フィラリア予防薬と他の寄生虫駆除では、こんなにも含有量が違うのです。 犬の毛包虫という皮膚の寄生虫の駆除に使われる場合 : 体重1kg当たり300~400μg フィラリア予防に使われる場合             : 体重1kg当たり6μg前後 その差はなんと50倍。フィラリア予防薬に含まれるイベルメクチンの量がいかに低用量であるかが分かります。 そのため、フィラリア予防薬を多少、多めに与えてしまったとしても、大きな問題にはなりません。そのため、体重が境目であるならば、念のため、大きいサイズに合わせたお薬を投与した方が良いでしょう。 ちぎって投与するなら、用量をしっかり計って 飼い主さんの中には、ワンちゃんの体重に合わせお薬を割ったり、ちぎって与える方もいるそうです。動物病院でも、体の小さいペットで、最も小さい犬用の薬でも大きすぎる場合は、割ったりちぎったりすることがあります。それ以外では、体重に合わせて既成のお薬を与えることが多く、ちぎったり割ったりはあまりしません。 もし、どうしても体重に合わせた分量で服用させたい場合は、フィラリア予防に効果を発揮する以下の量を順守しましょう。 ただし指示された用法ではありませんので、オススメはできません。   成長期の子の場合、短期間で体重が倍増することも もし何カ月分かをまとめ買いしたいとお考えの場合、ペットの体重の増加に気を付ける必要があります。成長期の子の場合、短期間でも体重が倍増することもあります。その場合、小型犬から中型犬にあっという間に成長し、お薬の含有量が足らなくなることがあるからです。投与前には必ず体重を測定して、お薬を買われることをおすすめします。 肝臓が悪い場合は、必ず獣医師に相談してから もしペットが肝臓が悪いと診断されているなら、投薬には気を付ける必要があります。薬は肝臓で代謝されるため、肝臓の機能が悪いと、薬が効きすぎてしまうことがあるからです。その場合は、投薬時には必ず獣医師に相談しましょう。  犬も猫も、人間と同じようにちょっとしたことで体重の増減のある動物です。我が家のペットの体重をちゃんと把握して、適切な量のお薬を投与してあげたいですね。   参考資料  『カラーイラストですぐにわかる図解動物臨床薬理学』inter zoo (2003) Photo By. http://www.flickr.com/photos/australianshepherds/3222035439/  

フィラリア予防薬を投与するコツ

フィラリア予防薬などのお薬の投薬がうまくいかないと悩んでいませんか?今は錠剤タイプだけでなく、たくさんの種類の薬が販売されているので、最適な薬を選び、上手に投薬すれば犬も飼い主もストレス無くお薬と付き合うことができます。 今日のお題 フィラリア予防薬を投与するコツ 薬を飲まない子に飲ませる方法 最も楽な方法は、ワンちゃん達の好物に包んで食べてもらうというもの。パンが好きならパン、チーズが好きならチーズに包むのです。それでも薬を吐き出してしまう場合には、直接、喉の奥に薬を押し込みます。必ず、注意してほしいのは「押し込む」のは良いのですが、「投げ込ん」ではいけません。薬を投げ込むと、誤って、気管に薬が入ってしまうことが、稀にあるからです。 好物に包んで食べさせる場合も、喉の奥に押し込む場合も、後から吐き出してないか、確かめてください。薬を吐き出してしまっては、効果は発揮されません。   チュアブルタイプは便利。アレルギーには気をつけて。 チュアブルタイプは、多くの犬が喜んで食べるので、投与するのは楽です。ただし、ビーフ味、チキン味のものは、ビーフやチキンが入っているので、アレルギーがある場合には投薬してはいけません。 また、敏感な犬の場合、チュアブルタイプを食べてくれないことがあります。その際は、砕いて、水に溶いて、スポイトで飲ませるといった方法もあるものの、非常に手間。他のタイプの薬を考えましょう。   経口投与が苦手なら、滴下型で。 錠剤型もチュアブル型もダメな場合は、滴下型(スポットオンタイプ)を試してみましょう。これは口に入れる薬ではないので、吐き出す心配がないのが利点です。しかし滴下型は、犬が薬を舐めないように、投薬する場所に気をつけましょう。 首の後ろの部位が最適ですね。ただし、自分で舐めなくても、他の犬に舐められては意味がありません。複数の犬を飼育している場合は、お互いに滴下部位を舐めあったりしないか、滴下後2~3時間は、注意してあげてください。 【投与方法】 薬は被毛を分けて、直接皮膚に薬がつくようにして下さい。また、指で刷り込んだりする必要はありません。そうすると、人間の指に吸収されてしまい、かえってワンちゃんの体に必要な量が吸収されなくなります。 今はたくさんのタイプのフィラリア予防薬が販売されています。犬も飼い主もストレス無く投薬できるように、最適な薬の種類を選び、投薬のコツをつかんでいきましょう。 photo by http://www.flickr.com/photos/85638163@N00/6409002109/  

予防薬の投与前にフィラリア検査は必要?

フィラリア予防薬の投与前に、感染の有無を調べる検査は必要なのでしょうか?出費だし、動物病院に行くのは面倒だしとお考えの飼い主さん、本当にそれだ大丈夫でしょうか。もう一度、フィラリア検査の必要性について調べてみましょう。 今日のお題 予防薬の投与前にフィラリア検査は必要?   フィラリアの予防と検査 フィラリア予防薬は、地域によって差がありますが、一般的に言われているのは春先から冬の初めまでの投与。(参照:フィラリア予防薬のベストな投薬時期って何月?)そして必ず、投与の前にフィラリアに感染していないかどうか検査する必要があります。 ではなぜ、投与前にフィラリア検査が必要なのでしょうか。フィラリア予防薬は、フィラリア感染後にの「血液中にミクルフィラリアが存在する時」に使用すると、多数のミクロフィラリアが一気に死滅させられてしまいます。その影響は大きく、発熱や全身性のショックを起こしてしまうことがあるのです。これは最悪の場合、命に係わることもあり、注意が必要です。   フィラリア検査を必要としない場合検査を必要としないのは、1年間通してフィラリア予防薬を投与している場合。この場合、感染している可能性は無いと考えられるため、フィラリア検査はせずに、投薬を行うことができます。 また子犬は、検査なしで投与が可能です。フィラリアの幼虫が蚊の吸血によって感染し、心臓や肺動脈で成虫となるには、時間がかかるためです。そのため、3カ月齢以下の子犬なら、検査なしで投与しても問題ないと言われています。   フィラリアの検査方法 フィラリアの検査方法は、大きく分けて2通りあります。 (1)専用のキットで、フィラリアの抗原を検出する方法 抗原検査は、数分で判定が付き、より正確な結果が得られます。 (2)血液を顕微鏡で見て、直接ミクロフィラリアを探す方法(ミクロフィラリア鏡顕法) この方法では、オカルト感染までは判別できません。 ※オカルト感染とは、感染しているにもかかわらず、血液中にミクロフィラリアが出現しない状態です。最近、急増しており1980年代には2~3割だったのが、1990年代には4割になったというデータもあります。   成虫がいても血液中にミクロフィラリアが出現していなければ、予防薬を投与してもショックや発熱といった危険は少ないものの、どの予防薬も、一般に成虫がいる場合は、成虫を駆除してから投与するように、但し書きが付いています。 また、オカルト感染の場合も、アレルギー性肺炎や好酸球性肺肉芽腫といった症状が出る場合もありますので、正確に診断するのは、重要であると言えるでしょう。オカルト感染を疑う事ができれば、胸部レントゲンや超音波検査で、確認する事もできます。   おすすめの検査法は抗原検査 このことから、フィラリア検査は抗原検査で行うのが、より正確であるでしょう。 ただし、ミクロフィラリア鏡顕法にもメリットはあります。抗原検査で陽性だった場合、どれくらいのミクロフィラリアが出現しているか、もしくは全く出現していない(オカルト感染)かを判別するには、有用な検査法です。 フィラリア検査が投薬前に必要な理由、検査の種類はわかっていただけましたか? 愛犬・愛猫の為にも正しい知識を持ち、検査・予防を心掛けましょう。   ▼おすすめ商品 キウォフハート 研究者がこだわって開発した高品質のフィラリア予防薬。ワンちゃんが好むミート味での販売されています。 ストロングハートチュアブル 販売総数第一位を誇る、文字通り大人気のフィラリア予防薬。ビーフの香りで、食いつき抜群です。 レボリューション フィラリア薬とノミダニ駆除がこれ1本で完了。ネコの飼い主さんに特に人気の商品です。 ハートガードプラス 日本名ではカルドメックという名前。フィラリア予防薬人気NO.1のブランド。 参考資料 : http://www5a.biglobe.ne.jp/~wantail/juui/juui8.htmlphoto by. http://www.flickr.com/photos/9258photo/5152876556/

錠剤?チュアブル?滴下?ワンちゃんに合ったフィラリア予防薬の選び方

たくさんのフィラリア予防薬が売られています。錠剤、チュアブル、スポットオン(滴下)から、どれを選べばいいのか迷いますね。迷った時のお薬の選び方を考えてみましょう!   ワンニャルド先生、フィラリア予防薬にはいろいろなタイプがあるんやね。   ワンやニャンにも好みがあるからのぉ。   確かに!うちも、いっつも迷いますねん。 ホット?アイス?フラペチーノ?って。あはははは   ミーナス…。君は本当にのん気じゃな。   今日のお題 うちの子に合ったフィラリア予防薬選びとは?   お薬の形状は主に3つ。錠剤、チュアブル、滴下。 フィラリア予防薬のお薬の形には、主に3つの種類があります。錠剤型とチュアブル型、滴下型です。どの形状でも、フィラリアの予防効果は同じです。そのため、投与しやすさや値段で選んで良いでしょう。 【錠剤型】 錠剤型は、好物に包んで自分で食べてもらうか、口を開いて喉に押し込むかして、投与します。好物に包んでしまえば、なんでも食べてくれる子、簡単に口を開ける子には、錠剤がオススメですが、反対に口を開けるのが苦手な子や好物に包んでも食べてくれない子には不向きです。 【チュアブル型】 チュアブルタイプは味が付いており、大抵の子は自ら進んで食べてくれます。しかし、肉類に対してアレルギーがある子には注意が必要です。チュアブルタイプは多くが「ビーフ味」「チキン味」であり、それらにはビーフやチキンが含まれているためです。 【滴下型】 味に敏感で、薬が苦手な子には滴下型が良いでしょう。基本的にフィラリア予防だけを考えるなら、どれでも構わないので、まず比較的低価格な錠剤型を試して、飲んでくれなかった場合にチュアブル型や滴下型を試してみてはどうでしょうか。   フィラリアだけを予防派?他も一緒に予防派? フィラリア予防薬には、フィラリアだけを予防するものと、他の寄生虫も一緒に駆除できるものの2つのタイプがあります。ノミやダニは室内飼いの犬や猫にも、寄生します。ノミダニ予防を単独で行わないのであれば、ノミダニ予防もできるフィラリア予防薬を使用すると便利です。 消化器官に寄生する犬回虫、犬鈎虫、犬鞭虫は、定期的に糞便検査をし、寄生していないことが確認できていれば、必須ではありません。しかし、予防目的で最初から投与しておくのも、1つの方法です。 フィラリア予防薬に使用されている有効成分には、マクロライド類と呼ばれるイベルメクチン、ミルベマイシンオキシム、モキシデクチン、セラメクチンがあります。イベルメクチンを有効成分として含む予防薬は、基本的にはコリー系の犬には投与しない方が良いでしょう(参考記事:フィラリア予防薬には、死に至る副作用がある?)。また、離乳前の子犬にも投与しないことをおすすめします。 予防薬を投与する際には次のことに注意しましょう。 ※狂犬病のワクチンや混合ワクチンとは、念のため1日以上ずらして、投与してください。 ※ノミ予防とフィラリア予防を別々の薬で行う場合も、別の日にずらしてください。   ▼フィラリア予防薬を探してみよう! キウォフハート 研究者がこだわって開発した高品質のフィラリア予防薬。ワンちゃんが好むミート味での販売されています。 ストロングハートチュアブル 販売総数第一位を誇る、文字通り大人気のフィラリア予防薬。ビーフの香りで、食いつき抜群です。 レボリューション フィラリア薬とノミダニ駆除がこれ1本で完了。ネコの飼い主さんに特に人気の商品です。 ハートガードプラス 日本名ではカルドメックという名前。フィラリア予防薬人気NO.1のブランド。   参考資料:新獣医薬理学 近代出版(1999) http://www.revocat.com/permission.html Photo By. http://www.flickr.com/photos/v1ctor/7035932329/

フィラリアの発生には地域差がある?!

日本は北海道から沖縄まで縦長い国土を持つ国です。だから気温の変化も地方によってバラバラ。フィラリア予防薬の投与は、何月から何月までやればいいのか、迷っている飼い主さんが多いようです。一緒に考えていきましょう! 今日のお題 フィラリア発生率には地域差があるって本当?   日本全土で発症する可能性のあるフィラリア症 フィラリア症は、蚊の媒介によって感染が起こる寄生虫病です。そのため、発生地域は蚊の分布地域と深く関係しています。フィラリアの分布地域は、熱帯、亜熱帯、温帯である、アジア、オセアニア、中近東、アフリカ、南ヨーロッパ、南北アメリカ。蚊の発生する地域はすべて含まれます。日本は、全土が含まれます。 日本では、通常、春から冬のはじめにかけて、予防が必要になりますが、南へ行くほど予防に必要な時期は長く、北へ行くほど短くなります。沖縄では、フィラリアの予防は1年中行いましょう。北海道には、かつてフィラリアはいないと言われていましたが、現在では、道南地域で発生が確認されています。道東地域での発生は稀ですが、地理的にフィラリア発生地域と近接している所もありますから、安心はできません。   温暖化がフィラリア発生地域を拡大させている 一般的に予防が必要な期間は、「気温が14℃以上になった月の翌月」から「14℃を超えなくなった月の翌月」まで。この14℃というのがポイントとなる温度なのです。14℃というのは、フィラリアの幼虫が蚊の体内で、犬に感染可能な幼虫へ成長するのに必要な温度です。蚊は、14℃を超えると吸血活動を開始し、14℃を下回ると刺すことなく、活動を停止(もしくは死亡)します。 同じような気温の地域であっても、都市周辺部は発生率が高く、都市部は低いとされています。山間部や農村部は、ひと昔前までは都市部と同じように発生率は低いと言われてきましたが、現在では発生率が高い地域と分類されています。 山間部や農村部での発生が増加した要因は、温暖化の影響が考えられます。一方、都市部で感染率が低いのは、予防薬を飲んでいる犬が多いためと考えられます。多くの人がフィラリア予防を怠るようになれば、またフィラリア症も増加してくるため、安心はできません。 上記の円グラフを見てください。これは、フィラリア発生率が最も多いと考えられる都市周辺部を対象に行われた調査です。フィラリア予防をせずにひと夏過ごした犬の感染率は38%だったものが、2年目になると急増し約89%もの犬が感染しています。3年目となると、なんと90%以上もの犬が、フィラリアに寄生されているという結果が報告されているのです。 フィラリア予防は気温と地域を踏まえて決めよう! 予防時期を「翌月」とする理由は、フィラリア予防薬が正確には予防薬ではなく駆虫薬だからです。犬に感染したフィラリアの幼虫が、心臓を目指して移動している間に、その幼虫を退治するためです。フィラリアの感染そのものを防ぐ薬はありません。 また、その年の気温によって、同じ地域であっても、フィラリア予防の必要な期間は変わってきます。暖冬の年は特に気を付けて、必ず蚊のいなくなった翌月まで、予防をするように心がけましょう。 ▼おすすめ商品 キウォフハート 研究者がこだわって開発した高品質のフィラリア予防薬。ワンちゃんが好むミート味での販売されています。 ストロングハートチュアブル 販売総数第一位を誇る、文字通り大人気のフィラリア予防薬。ビーフの香りで、食いつき抜群です。 レボリューション フィラリア薬とノミダニ駆除がこれ1本で完了。ネコの飼い主さんに特に人気の商品です。 ハートガードプラス 日本語ではカルドメックという名前。安心信頼の人気ブランド。 参考資料 新版家畜寄生虫病学 朝倉書店(1984) http://www11.plala.or.jp/watavets/dog-sick1.html http://www.okinawainfo.net/kikou.htm http://www.dogfan.jp/jiten/380.html