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涼しくなっても要注意!!秋だから気をつけたい犬の3つの病気 その②

秋だから気を付けたい犬の3つの病気「アレルギー」につづき「マダニ寄生」「子宮蓄膿症」についてです。 ①実は秋に大量寄生する!?秋はマダニの季節です 春〜夏だけじゃなかった!?マダニは秋にも寄生する!? マダニは、いわゆるハウスダストなどに含まれるダニではなく、草むらなどから寄生するダニです。よく春先から夏にかけて、犬にマダニが寄生すると、犬の血液を吸ったマダニが膨らみ、小豆大ほどの大きさになって見つかることがよくあります。その一方で秋には、そのようなマダニを見かけることがあまり多くありません。しかし、実はマダニは秋口にも寄生のピークを迎え、実際に動物病院でも秋にマダニ寄生で多くの犬が来院します。さらに、最初は飼い主の方もマダニの寄生に気づかないことも多く、診断の中でマダニが見つかり非常に驚かれます。ではなぜ秋には目に見えるマダニが見つからないのでしょうか? ②犬が体を痒がっている、実はそれマダニかもしれません マダニには季節によって成長段階があり、春〜初夏にかけては「成ダニ」と呼ばれるいわゆる大人のマダニが寄生します。そのため血液を吸う前でもゴマ粒ほどの大きさで、目に見えるのですが、秋口のマダニは「幼ダニ」といって、体長1mm以下の大きさのため、よくよく注意してみないとほとんどの飼い主の方は気づかないのです。そんな幼ダニの寄生ですが、ほとんどは1匹2匹といった少数寄生ではなく、数え切れないほどの大量に寄生します。 そして寄生された犬はかゆみを訴えるようになり、手足を舐めたりかじったりするようになります。最初は飼い主の方も「何か皮膚病なのかしら」と考え、動物病院を受診されるのですが、いざ診断すると体からたくさんの幼ダニが見つかるため、非常に驚かれるのです。 ③マダニが寄生したらどうすれば良い? 成ダニの寄生と違って、幼ダニは非常に細かく、さらに犬の毛の奥に潜むため、物理的にすべてを取り除くことは非常に困難です。ですので多くの場合は、マダニの駆除薬を投与することで治療します。駆除薬は飲み薬のタイプや背中に滴下するタイプ、あるいはスプレーで全身に吹きかけるタイプなどがあり、それぞれ犬の状態などによって使い分けられますので、動物病院で相談しながら治療を進めるようにしましょう。 ④犬だけのためだけでなく、人間のためにもマダニ予防を!! そんな秋口にも寄生するマダニは、やはり予防薬を使って寄生しないようにすることが最も効果的な予防方法です。また、近年では様々なタイプの予防薬があり、投薬のしやすさや犬のコンディションによって使い分けることもできますので、あなたの犬にあった予防薬を取り入れ、ぜひ春から夏の暖かい時期だけでなく、秋、さらには地域のよっては冬もしっかりと予防するようにしてください。 よく、「草むらには入らないから、うちの子は予防薬は不要」とお考えの飼い主の方もいらっしゃいますが、実は普通の道路にある街路樹からもマダニは寄生しますので、外にでる犬は必ずマダニ予防を実施していただければと思います。 また、マダニ寄生は、マダニ自体が犬にかゆみなどの症状を引き起こすだけなく、バベシア症などの重い感染症を引き起こす原因にもなります。さらに犬に寄生するマダニの中には、人間に対して感染症を引き起こすウイルスを持つものもいます。ですので、犬の病気予防ためだけでなく、人間に対しての病気予防のためにも、必ず犬のマダニ予防はしっかりと秋冬も実施してあげるようにしましょう。   ⑤気づかないと命にかかわることも!?恐ろしい子宮蓄膿症について 子宮蓄膿症は、避妊手術をしていないメスの犬がかかることのある、非常に危険な病気です。細菌感染に侵された子宮の中に膿がたまってしまい、放置するとお腹の中で子宮が破裂したり、細菌の毒素が全身に回ってしまい、場合によっては命を落とすこともある病気です。 そんな非常に恐ろしい病気である子宮蓄膿症ですが、その発症メカニズムは、雌犬の発情と関係しています。一般的に雌犬の発情は、春と秋の年に2回と言われています。そして、ほとんどの子宮蓄膿症は、その発情に伴って起こる子宮内膜炎がきっかけで、細菌感染を引き起こし、子宮蓄膿症になってしまうと考えられています。つまり、子宮蓄膿症は発情後しばらくしてから発症することが多く、春と秋に見られることが多いのです。さらに出産経験のない6歳以上の雌犬はリスクが高いと言われていますので、注意が必要です。 ⑥実は気づきにくい!?子宮蓄膿症の症状について 子宮蓄膿症にかかると、発情が終わったはずなのに、再度おりものが見られることがあります。さらにはおりもの自体も濁った色や血膿のような色をしていることがあるため、そのような症状を認めたときは、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。また、中には子宮口が閉鎖してしまっている場合だと、おりものが出ないことがあります。おりものが出ないと子宮の中に膿がどんどんとたまってしまうため、非常に危険なのですが、なかなか症状に気付きづらくなります。ですので、発情後、しばらくのうちに、元気や食欲がなくなる、お水をたくさん飲んで尿をたくさんするようになる、体が熱っぽいなどの症状が少しでも見られる場合には、早めに動物病院に相談するようにしましょう。 ⑦子宮蓄膿症の治療とその予後について 子宮蓄膿症を発症してしまった場合は、基本的には外科手術が必要になります。場合によっては、お薬で治療することもありますが、子宮蓄膿症は再発率が非常に高い病気のため、全身麻酔がかけられないほど弱っていたり、他にも病気を持っている場合を除いては、基本的には子宮と卵巣を摘出する手術を行うことが勧められます。 もちろん、体に大きな膿を抱えた状態ですので、手術にあたっての全身麻酔のリスクは、通常の避妊手術などに比べると高くなります。ですので手術にあたっては、十分な検査と事前の準備が必要になります。 無事に手術を乗り越え、術後、合併症が見られることがなければ、完治することは可能ですし、もちろん再発の心配も無くなります。 ⑤まとめ 子宮蓄膿症は、出産経験のない高齢犬に発症が多く、発情に関連して秋口にも多く見られます。また、その症状は気付きづらい事も多いため、注意が必要です。子宮蓄膿症は発症してから時間が経てば経つほど容態は悪化していきますので、怪しいなと思った時は速やかに動物病院を受診するようにしましょう。 【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   画像参照;http://www.flickr.com/photos/94159406@N00/13725748544                     https://www.flickr.com/photos/46018179@N00/22977965019

涼しくなっても要注意!!秋だから気をつけたい犬の3つの病気 その①

暑い夏が終わり、涼しい秋になると、人間も犬もとても過ごしやすくなりますよね。さらに犬にとっては熱中症や皮膚炎など、夏に多発する病気も多いため、秋の到来はなおさら安心できる季節だと思います。 しかし、秋は秋で犬にとって気をつけたい病気があります。そこで今回は実際に動物病院に来院される中で、特に診察させていただくことの多い、アレルギー、マダニ寄生、子宮蓄膿症についてお伝えします。 ①夏だけじゃない、秋にも悪化するアレルギー性皮膚炎 アレルギー性皮膚炎は人間だけでなく、犬にも大変多い病気です。アレルギー性皮膚炎は、主に食べ物が原因のアレルギーと、環境中の物質と接触することで引き起こされるアレルギーがあります。食べ物では牛肉や鶏肉、小麦やジャガイモなど、様々なものがアレルギーの原因物質になりますし、環境中のアレルギーもハウスダストや花粉をはじめ、樹木や牧草、昆虫に対するアレルギー反応など、こちらも実に様々な物質がアレルギーの原因となります。もちろん、犬の個体それぞれによって、反応するアレルギー物質は異なりますが、ほとんどの犬は、どれか一つだけの物質に対してアレルギーを起こすだけでなく、複数の物質に反応します。さらには、食べ物に対するアレルギーと環境に対するアレルギーの両方を持つ犬も多く、その原因物質の多さから、単純に「アレルギーだったら、その原因物質を避けていれば問題なし」ということも現実的には難しく、治療に非常に苦慮することが多い病気なのです。 ②秋口に悪化するアレルギー性皮膚炎とは? そんな厄介なアレルギー性皮膚炎、やはり梅雨時期から夏場にかけては、湿気や暑さのせいで皮膚のコンディションが悪くなるため、アレルギーによる皮膚炎自体も悪化することが多くなります。 しかし、実は涼しくなってきた秋口にもアレルギー症状が悪化してしまう犬がいます。これは人間でも「ブタクサ」などの草木によるアレルギーがあるように、犬でもそういった秋の草木、特にイネ科植物に対するアレルギーを持っているケースが多いため、秋口に皮膚炎がひどくなってしまうのです。 ③アレルギー性皮膚炎の治療とその注意点について 今では、それぞれの犬がどんなアレルギーを持っているかは、動物病院の検査で調べることができますので、すでにアレルギーを持っている犬、あるいはアレルギーが疑われる犬は、ぜひチェックしておくことをお勧めします。 また、いったんアレルギーによる皮膚炎が酷くなってしまった場合は、お薬による治療が必要です。この時、かゆみの症状を最も効果的に和らげてくれるのが、いわゆる「ステロイド」と呼ばれるお薬です。よくステロイドと聞くと、怖いイメージをお持ちの方も多いのですが、実はステロイド薬は、使い方さえ間違えなければ、非常に安全な薬です。しかし、どうしてもステロイドを使いたくない、という方は、今ではステロイドに変わる様々なお薬がありますので、獣医師に相談するようにしてください。 しかし、ステロイドを含め、これらのお薬はあくまで「対症療法」、つまり症状を緩和させているだけであって、アレルギー自体を根本的に改善させているわけではありません。そのため、お薬を飲んでいると一見皮膚がキレイになって「治った」と勘違いしてしまうと、その後、様々なトラブルの原因になるので注意が必要です。いわゆるステロイドの恐ろしいところは、この勘違いによるところが大きいため、ステロイドを含めお薬で治療する際には、きちんと状況を理解しながら継続していくことが大切です。 ④アレルギーの根本的な原因とその対処方法について アレルギーの根本的な原因は、実はアレルギー物質ではなく、犬の体自身にあります。つまり、健康な犬ではアレルギー反応が出ないような物質に反応してしまうのは、アレルギーを持つ犬の免疫機能が異常になっているからなのです。ですので、アレルギーを根本的に改善させたい場合は、この犬自身の免疫機能を正常にする必要があります。 しかし、現在の獣医療では犬の免疫機能を正常にできる治療方法は、残念ながら存在しません。つまり、完治させることはできない病気なのです。 ですが、食事療法やサプリメント、あるいはインターフェロンといった免疫調整剤による治療を取り入れることで、その免疫機能を整え、ステロイドなどのお薬に頼りすぎない治療を行うことも、場合によっては可能です。ただし、これらは数ヶ月から数年といった長期的な治療期間が必要になります。 少しでもお薬を減らして治療したい場合は、ぜひ取り組んでいただきたいです。 ⑤まとめ   犬のアレルギー性皮膚炎は、様々なアレルギー物質に反応しますが、中には秋の草木に反応する犬もいて、そういった場合には秋口に症状が悪化してしまいます。 一度、悪化してしまうと、かゆみによる犬の辛さを少しでも取り除くため、動物病院で適切な診察、治療を受けるようにしましょう。 また、食事やサプリメントなど、日常生活の中で適切な取り組みを行うことで、アレルギー症状を緩和できる可能性がありますので、アレルギーを持つ犬はぜひ取り組んでいただければと思います。 マダニ寄生、子宮蓄膿症は次回につづく   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   画像参照;https://www.flickr.com/photos/64181484@N04/29701422722                     https://www.flickr.com/photos/60896118@N07/26218859484

猫の犬フィラリア症について

犬フィラリア症は「犬」という名前がついているため犬の病気としては非常に認知度は高いのですが、 実際には猫にも起こる寄生虫病です。 しかしまだその認知度は低いので、今後注目すべき病気の一つともなりえます。 今回は、猫の犬フィラリア症についてまとめてみました。 猫の犬フィラリア症とは? 犬の犬フィラリア症に比べて猫の犬フィラリア症があまり知られていない理由の一つは、 猫が犬フィラリア症に感染したとしても、無症状だったり突然死してしまうことが多いためと言われています。 そのため、猫の場合は、発見が難しくなっています。 感染経路は犬と同じで、蚊を介してミクロフィラリアが猫の体内に入り込むことです。 つまり「犬から猫にもうつる可能性のある病気」です。 最近の報告では、猫の感染と発症の確率は今まで考えられていたよりも高いと言われていることです。 猫も予防した方が良いと注目されはじめている病気の一つでもあるのです。 ダメージが大きい?猫の犬フィラリア症 犬フィラリアは稀に心臓や肺以外にも寄生することがあります。猫の場合は脳への侵入が犬よりも多くなっています。 そして二つ目は、犬に寄生した犬フィラリア成虫の寿命が5〜6年なのに対し、猫では2〜3年と短くなっています。 寄生する数は少ないのですが、猫の心臓は小さいから30センチにもなる犬フィラリアの成虫はかなりの負担があるということになります。 猫は犬と違って、わずか1匹の犬フィラリアの寄生でもそのダメージが大きいのです。気がついたときには全身に影響が出ているケースも多くなっています。 三つ目は、猫は心臓に寄生した犬フィラリア成虫を、独自の免疫作用によって殺してしまう特徴的な作用を持っています。その作用によって成虫が死んだ時に、それまで無症状で元気だった猫が突然死したり、肺動脈と肺の組織がダメージを受け続け、慢性呼吸器疾患などの原因になることもあります。 さらに、犬のような特徴的な症状がなく、寄生している成虫の数が少ないことから検査で見つけられないことが多くなっています。 何も問題なく健康な時点で発見することが難しい病気といえます。 猫にこんな症状が出たら、要注意! 猫の犬フィラリア症の主な症状は次の通りです。 1しつこい咳、2呼吸困難、3嘔吐、4うつ状態、5疲労、6元気消失、7失神、8虫垂神経症状。 猫がもし犬フィラリア症に感染をしたとしても、約3割の猫は無症状のまま経過するとも言われています。 ですから、それまで元気だった猫が何の前触れもなく突然死んでしまった場合、犬フィラリア症は疑うべき病気の一つでもあります。 そうき発見のために抗体検査をしよう! 犬では、犬フィラリア成虫が寄生している状態では抗原検査で90%以上の確率で犬フィラリア症を見つけることができます。 でも、猫では成虫の寄生が1匹とか少ない場合が多く、さらにその中にオスとメスがいなければミクロフィラリアを産むことはできません。そのため、犬と同じ抗原検査やミクロフィラリア検査では発見できないことが多いのです。 でもその一方で、猫においては抗体検査で病気を発見できる可能性が高く、成虫寄生時で93〜100%と報告されています。 可能であれば、検査をしてあげましょう。 もし、犬フィラリア症と診断されたら? もし犬フィラリア症が発見されたら、症状のコントロールを目的とした治療を中心に行います。 例えば、ステロイド剤を使って犬フィラリア虫体に対する炎症反応を和らげたりします。これを犬フィラリアが寿命を迎えるまでの2〜3年間続けて、犬フィラリア自体が寿命で自然と死滅していくのを待つ方法がよく行われる治療法です。 症状がずっと出ている猫には、成虫駆除剤を使ったり、手術する方法もあります。危険を伴うから、獣医師とよく相談しましょう。 また猫用の猫用の犬フィラリア症予防薬を定期的に投与して、新たな寄生を防ぐことも大切です。 犬フィラリア症にならないための予防方法は? 犬と同じように、決められた期間に犬フィラリア症予防薬をしっかり飲ませれば犬フィラリア症にはなりません。 この場合、犬と比較して発生率も認知度も低いのですが、ここ最近では猫の犬フィラリア症が注目されてきています。 犬フィラリア症にならないために予防をすることが何よりも大事です。 猫に投与しやすい猫用の予防薬もあります。 特に犬の犬フィラリア症の発生が多い地域では、猫への感染率も高くなるため、きちんとお薬による予防ができれば愛猫の犬フィラリアの感染だけじゃなく、地域の犬フィラリア症の蔓延も防ぐことが可能になります。 猫用の予防薬。 レボリューション猫用 アドボケート猫用4kg フィラリアノミダニを同時予防可能です。垂らすだけのスポットオンタイプ。  フィラリアノミダニを同時予防可能です。垂らすだけのスポットオンタイプ。  

お散歩の際に気をつけたい犬の拾い食い。コレ食べて大丈夫?な植物。

陽気も良くなるとお散歩やお出かけの機械が増えますね。 そんなときに心配なのが、「これ 食べて大丈夫かな?」という植物です。 今回は、お出かけの際に気をつけたい、 ワンコが食べてはいけない植物をまとめました。 危険な植物の部位とその症状 ここに記載されていない植物が安全というわけではありません。得体の知れない草や花を、犬が口に入れないよう注意する習慣をつけることもとても重要になります。 キンポウゲ科、ツツジ科、トウダイグサ科、ナス科、バラ科、ユリ科の植物は基本的に危険と言われています。 ◆エレファントイアー(カラー、アンセリウム、カラジウム) 毒のある部位:草液 / 症状:嘔吐、口腔と喉の炎症 ◆朝顔 毒のある部位:種子 / 症状:嘔気、嘔吐、下痢、瞳孔散大、幻覚など ◆アザレア 毒のある部位:葉、根皮、花からの蜂蜜 / 症状:口腔の灼熱感、流涎、嘔吐、下痢、不整脈、血圧低下など ◆アマリリス 毒のある部位:鱗茎(球根) / 症状:悪心、嘔吐、下痢、流涎、血圧低下、頻脈、肝障害、脱力感 ◆セイヨウヅキタ(アイビー、ヘデラヘリックス) 毒のある部位:葉、果実 / 症状:嘔吐、下痢、腹痛、口渇、流涎、皮膚への刺激 ◆ヒアシンス(ヒヤシンス) 毒のある部位:鱗茎(球根) / 症状:皮膚のかぶれ ◆ランタナ 毒のある部位:未熟種子、葉 / 症状:嘔吐、下痢、腹痛、虚脱、瞳孔散大など ◆ポインセチア 毒のある部位:茎からの樹液と葉 / 症状:嘔吐、下痢、口腔の灼熱感、皮膚炎 犬を有毒な植物に近づけない方法とは?     犬は人間と比べて胃腸が丈夫にできていますので、多少腐りかけたものなら食べても平気だと言われています。 しかし、だからといって、自分の犬が、道端に落ちている汚らしい食べかけのパンを口にしてしまうと、飼い主として気分が悪いですよね。その他、犬にとって危険な有毒植物、心無い人間が道端に仕掛けた毒物、あるいは他の動物の糞便など、口に入れることが望ましくないものは多々あります。 犬種によっては気をつけたい拾い食いのクセ   そのために、「よし」と認めたもの以外口に入れさせないしつけが、必要となってくるわけです。 特に犬種によっては、食べ物に対する執着心が極めて強く、誤飲誤食事故や胃捻転などを起こしやすい犬種にとっては極めて重要な課題となります。   飼い主のしつけも重要に。   犬が拾い食いをする状況や心理は色々あります。 犬の拾い食いの原因を一言で言うと拾い食いをすることと不快が結びついていない、また、拾い食いをやめることと快が結びついていないという点です。 してほしい行動と快、してほしくない行動と不快とを上手に結び付けることができれば、すでに癖になってしまった悪習でも十分改善される可能性があります。飼い主としては辛抱強く犬のしつけ直しが必要になります。   ペットくすりでは、上記の他にも様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。 参考画像 www.flickr.com/photos/23244282@N00/4491757678

そろそろ春の準備。フィラリア薬投与前に血液検査をしましょう!

ペットのフィラリア予防は、3月から始まります。 暖かくなるにつれて、飼い主さんたちが考え始めるのが、フィラリア対策です。 今回は、飼い主さんたちが気をつけるべき、フィラリア対策の基本をまとめました。 フィラリア予防薬の投与期間ついて   フィラリア症は蚊が媒介となって起きる病気です。 犬糸状虫というそうめんのような寄生虫の生まれたばかりの幼虫(ミクロフィラリア)の感染が原因です。  蚊の体内で育った幼虫が刺し傷から犬の体内に移動します。その後、犬の体内で成虫になり、肺動脈内に寄生します。 その結果、肺への血流が悪くなり、重くなると失神したり腹水や胸水がたまったり、時には喀血(かっけつ)し、死に至ります。 初期は無症状なので、症状が出始めた時には手遅れということが多い恐ろしい病気です。とにかく予防が大切です。  予防薬は蚊を見かけるようになったら飲ませ始め、見かけなくなっても1カ月後までは続けて下さい。最近は蚊の発生期間が延びています。地域で差はありますが、だいたい4~12月の間、毎月1回投与するのが一般的です。 フィラリア症の治療法とは?   フィラリア症の治療法は、まず虫を駆除する必要があります。かつてはよく手術で虫を取り出していました。 最近は、副作用が少なく殺虫率が高い駆虫薬が出てきています。 手術では、例えば150匹近くもの虫が出てきたりします。。メスは20~30センチ、オスは10~15センチにも成長しています。 肺動脈の中でからまりあって団子状になっていたりまします。  最近、感染した状態で放っておくと肺動脈内の血管壁が厚くなることがわかってきました。実はこちらは、非常にやっかいです。 血管内の空洞がどんどん細くなり、血栓もでき、肺循環障害が生じます。 そのため、駆虫薬と一緒に血栓を防ぐアスピリンを飲ませることもあります。   血液検査で症状が出る前に感染を知ろう!   フィラリアに感染しているかどうかは、動物病院で血液検査などをしてもらえばわかります。 意外と知られていませんが、感染している状態で予防薬を飲ませると、激しいアレルギー反応である「アナフィラキシー」などを起こす可能性があります。 予防薬の投与を始める前に毎年、血液検査を受けることをお勧めします。 ペットくすりでは、上記の他にも様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。 画像引用 www.flickr.com/photos/8500185@N04/3459369348 www.flickr.com/photos/25499247@N00/3522365533

犬種によっては要注意。あなどれない「犬の咳」について

犬種や年齢によって、考えられる病気は変化してきます。 今回は、ワンちゃんの「咳」について、犬種と年齢の観点から、どのような病気の可能性があるのか? まとめてみました。 「咳」から考えられる 病気の可能性は? もし、仔犬であれば、まず第一に「ケンネルコフ」の可能性が考えられます。治療は長期に及ぶ場合もありますが、 ほとんどが2ヶ月程度で治ります。 治療は長期に及ぶ場合もありますが、 通常は2か月程度で治るでしょう。 同じ「咳」の症状でも9歳の高齢犬では? 「僧帽弁閉鎖不全症」である可能性が高く、早ければ、5.6歳で発症します。 キャバリア、キングチャールズ・スパニエルでは、4、5歳でほぼ半数が、この病気になると言われています。 10歳前後のマルチーズが咳をしている場合は、「僧帽弁閉鎖不全症」の疑いがあります。 「僧帽弁閉鎖不全症」とは、心臓にある四つの弁のひとつである僧帽弁が閉じなくなるなどして、左心房から左心室に向かって流れるべき血液が逆流してしまう病気で、進行すると、となり、呼吸困難がおきます。 「僧帽弁閉鎖不全症」 の病状とは? この病気は、4段階に分類されています。 第一段階では、無症状です。 第二段階になると、心臓の音を聞けば雑音が混じっているのでがわかります。 第三段階では、深夜に寝ているときに、かわいた咳をするようになります。 第四段階では、1日中咳をするようになります。 時には、えづくような状態になります。 基本的に完治しない病気なので、早期発見早期治療がもとめられます。 マルチーズやキャバリアであれば、5,6歳のころから心エコーによる検診を定期的に受け、第一段階の時点で血管拡張剤の投与を始めるのが良いでしょう。 僧帽弁の修復や弁移植も選択肢のひとつです。 しかし、第三段階の時点でやっておくのが良いでしょう。 他の犬種は「僧帽弁閉鎖不全症」 にかかるのか? 他犬種で特に小型犬に多く見られる病気です。 単純な風邪で「咳」が出る場合もありますが、何かの異物を誤飲した場合による誤嚥(ごえん)性の肺炎の可能性もあります。 いずれにせよ、咳が続くようなら、早めに動物病院に診てもらいましょう。   ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。)   画像引用 www.flickr.com/photos/13515581@N00/24680196345 www.flickr.com/photos/46018179@N00/23241283052  

この時期だから気にしたい、「ペットの花粉症」

少し時期が早いですが、ペットにも花粉症があるのはご存知でしょうか。 人間でも、前年比で2倍の量が飛散したといわれる昨春、発症された方も多いかと思います。 「ペットにもあるの?」「ペットの花粉症とは?」 今回は、ペットの花粉症についてまとめてみました。 ペットの花粉症とその原因の植物は?   犬では、1995年にアメリカで初めて花粉症が確認されました。 2000年には猫にもスギ花粉症状を持つ個体が確認されたと言われています。そして「ペットの花粉症」はこの10年の間に急増しているのです。しかも犬や猫は、スギやヒノキよりも「ブタクサ」が原因となっているケースが多くなっています。そのために数カ月に渡って苦しむペットがいます ペットの花粉症の症状は?   ペットの花粉症はどんな症状が出るのでしょう。 犬や猫の花粉症も、人間と同じように目、鼻に症状が出ます。 鼻水が止まらないということで来院するケースが少なくありません。特に犬の場合は、皮膚症状が強く出ます。人間のように鼻の粘膜でアレルギー反応を起こしにくく、皮膚が直接反応しているからだといわれています。 犬の場合は、皮膚に赤い発疹が出てかゆがったり、目のまわりが赤い、目ヤニが出る、くしゃみをするようになったなどの症状がみられます。その場合は、花粉症の可能性がありますので動物病院に相談しましょう。 早期発見して花粉症対策しましょう。   動物病院でアレルギー検査を受けることによって、早期に、花粉症を発見することが可能です。花粉症と判明すれば、抗ヒスタミン剤などを使って治療することになります。犬の場合は抗ヒスタミン剤が効きにくいというデータがありますので、薬での治療はステロイドが中心となります。 ペットに花粉症があることに驚いてしまいますが、 毎年、飼い主さんご自身の花粉症に合わせて、ペットの花粉症の様子も気にかけてあげましょう。 いくつかのポイントを押さえれば、ペット用品の洗濯は非常に楽になりますし、ペットも人間も、より快適に過ごせるようになります。   ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。)   参考画像 www.flickr.com/photos/35136177@N02/4903254802 www.flickr.com/photos/119977583@N07/16459301299  

赤ちゃん犬のうちにしておきたい、しつけ。基本のトレーニング!

赤ちゃん犬だけではありませんが、新しいワンちゃんを迎えると、皆さんまずしつけをしなくてはと考えるかと思います。 その手始めとして今回紹介するトレーニングも一緒に組み込んでいくと、他のしつけも上手くいくようになりますし、これから一緒に生活していくうえで役立ちますので、是非やってみてください! 赤ちゃん犬のうちに基本のトレーニングをしてしまおう 基本のトレーニングはやはり赤ちゃん犬のうちにしてしまうのが一番効果的です。 今後人間と一緒に生活していく中で、上手く安全に生活していくためにも、リーダーが飼い主さんであることを教えておく必要があります。 なぜなら、わんちゃんもまだ素直でプライドも高くなく、飼い主さんの指示の飲み込みも早いからです。また、体も大きくなく、万が一言うことを聞かず噛みついたりしたとしても飼い主さんに危険が少ないことも挙げられます。 トレーニング①アイコンタクト 飼い主さんに注目をさせる、視線を合うようにさせるというのは、しつけの初期に効果的です。 まず、少量の食べ物やお菓子を用意し、赤ちゃん犬の鼻の辺りにもっていき匂いをかがせます。その後、食べ物やお菓子を少しづつ上に動かしていき、飼い主さんの目と犬の目線が合う高さに誘導します。 目線があったら、名前を呼んで褒めてその食べ物を上げてください。 これを繰り返していると、飼い主さんと目が合うと良いことがある!というように認識するようになり、飼い主さんに犬が目線を合わし、注目をするようになっていきます。   トレーニング②ホールドスティール ホールドスティールとは、飼い主さんが膝をついてしゃがんだ状態の足の間で、犬を背後から抱きかかえるようにすることをいいます。 まず、赤ちゃん犬を飼い主さんの膝の間に座らせて後ろから優しく抱きしめます。暴れるようであれば、ちょっと強く抱きしめて自由を奪います。 おとなしくなったら少しづつ力を緩めてみます。そうして、静かにしているようであれば、赤ちゃん犬が飼い主さんに身を任せて安心している状態です。 こうすることで、主導権を持っているのが飼い主さんだということを学んでいきます。   トレーニング③マズルコントロール マズルコントロールとは、犬の口を手のひらでやさしく握って犬の口の自由を奪うことです。 最初は少しかわいそうに思えるかもしれませんが、犬の母親は子犬に対して口の自由を奪うことで立場やルールを教えていきます。また、飼い主さんがわんちゃんの口を触ることができないのでは、歯磨きや薬を飲ませることもできなくなってしまいますので、とても重要なトレーニングといえます。 ただ、いきなり口をつかむと赤ちゃん犬もびっくりしますので、ホールドスティールに慣れてきたらこちらのトレーニングをしていくのが良いでしょう。 やり方は、まず赤ちゃん犬の口を片手の手のひらで優しく包みます。そして、口を持ったまま上下左右に動かしてみます。 食べ物等を使って気をそらせてもいいので、犬が嫌がってもやめない事が大切です。ただ、あまりに力を入れすぎて無理やりすると逆にいじめられていると認識してしまうので、加減が必要です。   トレーニング④タッチング タッチングとは、その名の通り、体を触る事です。敏感な耳やしっぽ等を触っても、ワンちゃんが安心していられるようにしつけをしておきましょう。 やり方は、まず、横向きに寝かせます。その後、ワンちゃんも触られて気持ちいい胸や首筋といった場所から初めていって、リラックスした状態で徐々に刺激に敏感な体の先端部分にも移っていきます。 それに慣れたら、仰向けにして脚からお腹にかけてや、脚の指・爪等にも触りましょう。 最初は難しいかもしれませんが、こちらも最初は餌やおやつで気をひきながらが良いかもしれません。このトレーニングをすることで、体に触れられても痛くないし、危険ではないということを覚えさせます。また、わんちゃんと飼い主さんの信頼関係も気づくことができます。 よく、わんちゃんが薬を飲んでくれないとか、病院を嫌がる・触られるのを嫌がる、口を触らせてくれないので歯磨きができない・・・等色々なお悩みを聞くことがありますが、一番素直で飲み込みの良い赤ちゃん犬の時期に基本のしつけができていると、今後のお手入れや健康管理がとても楽です。 ワンちゃんとコミュニケーションをとりながら、より良い関係を築けるといいですね!   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   参照;赤ちゃん犬のしつけと育て方 杉浦基之 主婦と生活社 写真;http://www.shutterstock.com/

確認は抱っこをしている時に!心臓病のひとつ、犬の「不整脈」のおはなし。

犬や猫にとっても、人間同様に、心臓は全身に血液を送り出す大切な臓器です。 高齢になると心臓の筋力や弁などに異常が生じ、心臓病を発症する可能性が高くなります。心臓の疾患は初期には症状が表れにくく病気に気付いた時点で症状がかなり進行している場合もあります。 今回は心臓の病気のひとつ、不整脈についてご紹介します。 不整脈になりやすい犬種は?   犬の場合、呼吸性不整脈(洞性不整脈)という、呼吸に応じて心拍のリズムがばらばらになる症状が出ることがあります。息を吸ったときに心拍が増加し、息を吐いたときに心拍が低下します。  犬種で言うと、フレンチブルドッグやパグなど短頭種に多く、神経性の問題でもあるので興奮しやすい子でも見られます。ただこの症状は正常な体に起きており、特に治療の必要はないとされています。 不整脈は重い心臓の病気のきざしかも    しかし、一概に全てが大丈夫というわけではありません。強い不整脈の可能性がある場合などは、対応が必要です。  脈が飛ぶということは、もしかすると、心臓の一連の動きが正常でないために不整脈が発生している可能性があるのです。房室ブロック、心房細動、徐脈、期外収縮などが起きている場合が該当します。 不整脈だと感じたときの対処法は?    一連の動きが正常でない心臓は、血液を全身にうまく送ることができなくなります。ということは、失神やめまいなどの症状が現れます。  強い不整脈の原因としては心臓疾患であるケースが多いですが、そのほかにも内分泌疾患、内臓疾患、全身性疾患など様々な疾患が関与している可能性があります。  抱っこをしている時などに脈が不規則であると感じた場合には、まずはすぐに動物病院へ行きましょう。その場合は、心臓疾患を専門的に診られる動物病院をおすすめします。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像www.flickr.com/photos/53477219@N02/12927157254www.flickr.com/photos/36045501@N03/4863524650

猫の毛づくろいの意味とは?

猫を飼っている方は、猫がかなりの時間を毛づくろいに充てているのをご存知かと思います。 そうです。猫は起きている時間の約半分をも毛づくろいに充てると言われています! 毛づくろいにはもちろん体を綺麗に保つという働きもありますが、それ以外にも重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか? 猫の毛づくろいの意味 ・毛のお手入れをする・・・猫は毛づくろいで自分の毛を舐めることで自然のオイルを体中に均等に散布しています。このオイルは湿気から身を守ったり、体温の調整をする役割をしています。            また、抜け毛やフケを取り除き、皮膚の健康を保っています。 ・体を冷やす・・・・猫は人間のように全身で汗をかいて熱を発散するということができません。多少手足から汗をかけますが、猫にとってはグルーミングが体を冷やすための有効な手段です。 ・気持ちを静める・・・・猫はイライラしたときに自分の気持ちを抑えるために、毛づくろいをすることがあります。 ・爪のケア・・・・グルーミングは、猫の爪のケアの役割も果たしています。 ・敵から身を隠す・・・・飼い猫の場合はほとんど関係のない話ですが、基本的にはグルーミングを行うことで無駄な匂いを消し、敵から気づかれにくくする役割もあります。 ・血行を良くする・・・・グルーミングで体をなめることが、自分の血行の促進につながっています。 ・友情・愛情表現・・・・仲間の猫同士の毛づくろいのし合いや、親が子供にする毛づくろいは友情や愛情の表現として使われています。 このように、毛づくろいは以外と多くの役割を持ち、意外と奥が深いのです。   猫が毛づくろいをしない・・・ 基本的には起きている時間の約半分も毛づくろいに充てる猫が、毛づくろいをしなくなるのは病気のサインかもしれませんので気を付けてあげてください。 病気で調子が悪いと毛づくろいをしている余裕がなくなり、毛づくろいをしなくなることがあります。 猫が毛づくろいをしないというのは、元気がない証拠です。その他の異常が見られないか確認してみましょう。 また、何か気になることがあれば、獣医さんに相談をしてみましょう。   毛づくろいで毛がぬけてしまう 猫がいくら毛づくろいが好きな動物だからといっても、毛づくろいで毛が抜けてしまうのは問題です。そんな場合、原因はストレスや皮膚の病気、免疫異常、ホルモン系の異常等が考えられます。毛が薄くなっていたり毛が抜けていたりしたら、一度獣医師に診てもらうことをお勧めします! 猫の毛づくろいも以外と奥が深いものです。 また、飼い主さんが、日ごろからご自身の猫ちゃんの毛づくろいの様子を観察しておくことをお勧めします。通常時の様子を知っていることが何か異常が起きた時に気付いてあげられるきっかけになります。   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   参照;http://www.webvet.com/main/2012/03/08/why-do-cats-constantly-groom-themselves、http://cats.about.com/od/amyshojai/a/understanding-why-cats-groom.htm 写真;http://www.flickr.com/photos/46151146@N04/8630065306,http://www.flickr.com/photos/37764711@N05/17456945510