Category Archives: フィラリアについて

猫の犬フィラリア症について

犬フィラリア症は「犬」という名前がついているため犬の病気としては非常に認知度は高いのですが、 実際には猫にも起こる寄生虫病です。 しかしまだその認知度は低いので、今後注目すべき病気の一つともなりえます。 今回は、猫の犬フィラリア症についてまとめてみました。 猫の犬フィラリア症とは? 犬の犬フィラリア症に比べて猫の犬フィラリア症があまり知られていない理由の一つは、 猫が犬フィラリア症に感染したとしても、無症状だったり突然死してしまうことが多いためと言われています。 そのため、猫の場合は、発見が難しくなっています。 感染経路は犬と同じで、蚊を介してミクロフィラリアが猫の体内に入り込むことです。 つまり「犬から猫にもうつる可能性のある病気」です。 最近の報告では、猫の感染と発症の確率は今まで考えられていたよりも高いと言われていることです。 猫も予防した方が良いと注目されはじめている病気の一つでもあるのです。 ダメージが大きい?猫の犬フィラリア症 犬フィラリアは稀に心臓や肺以外にも寄生することがあります。猫の場合は脳への侵入が犬よりも多くなっています。 そして二つ目は、犬に寄生した犬フィラリア成虫の寿命が5〜6年なのに対し、猫では2〜3年と短くなっています。 寄生する数は少ないのですが、猫の心臓は小さいから30センチにもなる犬フィラリアの成虫はかなりの負担があるということになります。 猫は犬と違って、わずか1匹の犬フィラリアの寄生でもそのダメージが大きいのです。気がついたときには全身に影響が出ているケースも多くなっています。 三つ目は、猫は心臓に寄生した犬フィラリア成虫を、独自の免疫作用によって殺してしまう特徴的な作用を持っています。その作用によって成虫が死んだ時に、それまで無症状で元気だった猫が突然死したり、肺動脈と肺の組織がダメージを受け続け、慢性呼吸器疾患などの原因になることもあります。 さらに、犬のような特徴的な症状がなく、寄生している成虫の数が少ないことから検査で見つけられないことが多くなっています。 何も問題なく健康な時点で発見することが難しい病気といえます。 猫にこんな症状が出たら、要注意! 猫の犬フィラリア症の主な症状は次の通りです。 1しつこい咳、2呼吸困難、3嘔吐、4うつ状態、5疲労、6元気消失、7失神、8虫垂神経症状。 猫がもし犬フィラリア症に感染をしたとしても、約3割の猫は無症状のまま経過するとも言われています。 ですから、それまで元気だった猫が何の前触れもなく突然死んでしまった場合、犬フィラリア症は疑うべき病気の一つでもあります。 そうき発見のために抗体検査をしよう! 犬では、犬フィラリア成虫が寄生している状態では抗原検査で90%以上の確率で犬フィラリア症を見つけることができます。 でも、猫では成虫の寄生が1匹とか少ない場合が多く、さらにその中にオスとメスがいなければミクロフィラリアを産むことはできません。そのため、犬と同じ抗原検査やミクロフィラリア検査では発見できないことが多いのです。 でもその一方で、猫においては抗体検査で病気を発見できる可能性が高く、成虫寄生時で93〜100%と報告されています。 可能であれば、検査をしてあげましょう。 もし、犬フィラリア症と診断されたら? もし犬フィラリア症が発見されたら、症状のコントロールを目的とした治療を中心に行います。 例えば、ステロイド剤を使って犬フィラリア虫体に対する炎症反応を和らげたりします。これを犬フィラリアが寿命を迎えるまでの2〜3年間続けて、犬フィラリア自体が寿命で自然と死滅していくのを待つ方法がよく行われる治療法です。 症状がずっと出ている猫には、成虫駆除剤を使ったり、手術する方法もあります。危険を伴うから、獣医師とよく相談しましょう。 また猫用の猫用の犬フィラリア症予防薬を定期的に投与して、新たな寄生を防ぐことも大切です。 犬フィラリア症にならないための予防方法は? 犬と同じように、決められた期間に犬フィラリア症予防薬をしっかり飲ませれば犬フィラリア症にはなりません。 この場合、犬と比較して発生率も認知度も低いのですが、ここ最近では猫の犬フィラリア症が注目されてきています。 犬フィラリア症にならないために予防をすることが何よりも大事です。 猫に投与しやすい猫用の予防薬もあります。 特に犬の犬フィラリア症の発生が多い地域では、猫への感染率も高くなるため、きちんとお薬による予防ができれば愛猫の犬フィラリアの感染だけじゃなく、地域の犬フィラリア症の蔓延も防ぐことが可能になります。 猫用の予防薬。 レボリューション猫用 アドボケート猫用4kg フィラリアノミダニを同時予防可能です。垂らすだけのスポットオンタイプ。  フィラリアノミダニを同時予防可能です。垂らすだけのスポットオンタイプ。  

そろそろ春の準備。フィラリア薬投与前に血液検査をしましょう!

ペットのフィラリア予防は、3月から始まります。 暖かくなるにつれて、飼い主さんたちが考え始めるのが、フィラリア対策です。 今回は、飼い主さんたちが気をつけるべき、フィラリア対策の基本をまとめました。 フィラリア予防薬の投与期間ついて   フィラリア症は蚊が媒介となって起きる病気です。 犬糸状虫というそうめんのような寄生虫の生まれたばかりの幼虫(ミクロフィラリア)の感染が原因です。  蚊の体内で育った幼虫が刺し傷から犬の体内に移動します。その後、犬の体内で成虫になり、肺動脈内に寄生します。 その結果、肺への血流が悪くなり、重くなると失神したり腹水や胸水がたまったり、時には喀血(かっけつ)し、死に至ります。 初期は無症状なので、症状が出始めた時には手遅れということが多い恐ろしい病気です。とにかく予防が大切です。  予防薬は蚊を見かけるようになったら飲ませ始め、見かけなくなっても1カ月後までは続けて下さい。最近は蚊の発生期間が延びています。地域で差はありますが、だいたい4~12月の間、毎月1回投与するのが一般的です。 フィラリア症の治療法とは?   フィラリア症の治療法は、まず虫を駆除する必要があります。かつてはよく手術で虫を取り出していました。 最近は、副作用が少なく殺虫率が高い駆虫薬が出てきています。 手術では、例えば150匹近くもの虫が出てきたりします。。メスは20~30センチ、オスは10~15センチにも成長しています。 肺動脈の中でからまりあって団子状になっていたりまします。  最近、感染した状態で放っておくと肺動脈内の血管壁が厚くなることがわかってきました。実はこちらは、非常にやっかいです。 血管内の空洞がどんどん細くなり、血栓もでき、肺循環障害が生じます。 そのため、駆虫薬と一緒に血栓を防ぐアスピリンを飲ませることもあります。   血液検査で症状が出る前に感染を知ろう!   フィラリアに感染しているかどうかは、動物病院で血液検査などをしてもらえばわかります。 意外と知られていませんが、感染している状態で予防薬を飲ませると、激しいアレルギー反応である「アナフィラキシー」などを起こす可能性があります。 予防薬の投与を始める前に毎年、血液検査を受けることをお勧めします。 ペットくすりでは、上記の他にも様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。 画像引用 www.flickr.com/photos/8500185@N04/3459369348 www.flickr.com/photos/25499247@N00/3522365533

再販中の人気フィラリア薬「ダイロハートシリーズ」の魅力とは?

フィラリア予防薬は、ブランド品からジェネリック医薬品まで種類がたくさんあるのでどれが良いのか迷っている飼い主さんも多いのではないでしょうか? 今回は、最近、ペットくすりで再販開始された「ダイロハートシリーズ」の魅力をご案内します。 「ダイロハートシリーズ」は、ハートガードプラス(カルドメック)のジェネリック医薬品です。 ハート型錠剤タイプタブレット型の「ダイロハート」の特徴とは? 「ダイロハート」は、アッシュ・ライフサイエンス社のフィラリア予防薬です。 世界各国で人気のあるメリアル社のフィラリア薬、カルドメックフィラリア予防薬のジェネリック医薬品です。 中身はハート型の錠剤タイプで、バニラ風味のお薬になりますので、ドッグフードなどに混ぜてたべさせても良いでしょう。 飲みやすくおやつ感覚で予防可能 「ダイロハートチュアブル」。 「ダイロハートチュアブル」は、ダイロハートと同成分でチュアブルタイプになっています。 お薬が苦手な子も食べやすいチュアブルタイプ(おやつ)タイプになります。 ミルク風味で飲みやすくおやつ感覚で予防できるチュアブルタイプなので、おやつ感覚で飲み残しの心配もいりません。   「ダイロハートシリーズ」のメリット 錠剤タイプもチュアブルタイプも、他のフィラリア予防薬と比較すると、やや小さめで投与しやすいこと。 また、ブランドのフィラリア薬と同じ効果効能、成分でありながら、他のフィラリア予防薬よりも安価で購入しやすい。ということがメリットになります。 もうすぐ3月、フィラリア予防の開始時期です。蚊が媒体となる病気なので、一般的には3月~4月に予防薬を入手し、遅くとも5月には投与を開始できるように備えたいですね。   ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。)  

沢山のわんちゃんも救っています!ノーベル賞受賞の大村智氏が開発した「イベルメクチン」

2015年のノーベル生理学・医学賞を、北里大学特別栄誉教授である大村智さんら3人が受賞したことは、皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか? 受賞の理由は「寄生虫によって引き起こされる感染症の治療の開発」で、特にイベルメクチンという薬を開発したことが評価されています。 「イベルメクチン」と聞いて、もしかするとわんちゃんの飼い主の皆さんの中にはピンとくる方もいるかもしれません! そう!犬のフィラリア薬の成分でイベルメクチンが使われているものがありますね!! というわけで、今回はペットのお薬としても使われているイベルメクチンと今回ノーベル賞を受賞された大村智さんに焦点を当ててお話ししたいと思います。 そもそも「イベルメクチン」とはどんなお薬なのか? イベルメクチンは、アフリカや東南アジアなどで患者が多い、寄生虫によって引き起こされる感染症の治療に使われる薬です。その感染症とは、具体的にはオンコセルカ症とリンパ系フィラリア症です。 オンコセルカ症とは、回虫の回旋糸状虫による感染症です。回旋糸状虫に感染したブユに刺されることで発症します。 症状としては、かゆみ、発疹、視覚障害、最悪の場合は失明につながります。ほとんどの患者がアフリカで発生している病気です。 また、リンパ系フィラリア症とは、蚊に刺されることで蠕虫であるフィラリアの寄生を受けると、リンパ浮腫が生じる病気です。 足が大きく腫れる象皮病等を引き起こします。2013年の発表によれば、2500万人以上の男性に生殖器疾患を起こし、1500万人以上の人にリンパ浮腫を起こしているということです。 多くの患者は東南アジアで発生しています。 1970年代半ばに静岡県伊東市川奈の土から採取した微生物から発見された成分を元に作られたのがイベルメクチンという薬です。 最初は家畜等の寄生虫駆除薬として発売され、その後人間の病気にも効果があることが発見され、人間用の薬としても広く普及しました。 また、このお薬は副作用が少なく安全性が高いということで、途上国での治療にも積極的に使われ、年間約2億人の人々がこの薬の恩恵を受けていると言われています。   ノーベル賞受賞の大村智氏とはどんな方? 大村智さんは、1935年生まれの化学者で、微生物の研究を45年以上も続けてきた方です。当初は高校の理科講師をしており、その後研究者に転身したという経歴を持っています。 微生物が作り出す有機化合物についての研究を続け、新しい化合物を450種以上も発見しました。その研究の中で発見された成分を元に開発された薬の一つが、今回注目されている「イベルメクチン」です。 今回のノーベル賞以前にも、大村智さんは、1992年に科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して送られる「紫綬褒章」や、2011年には「瑞宝重光章」、2012年には「文化功労者」にも選ばれています。 犬のフィラリア薬にも使用されている「イベルメクチン」 わんちゃんの飼い主の皆様は、この「イベルメクチン」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが、現在、日本において犬のフィラリアの薬で最も使用されているのが、このイベルメクチンを成分とした薬ということです。錠剤タイプや犬が好むような味付けをしたチュアブルタイプの薬等が発売されています。 イベルメクチンは、既に世界中の多くの人、家畜やペット等を救ってきましたが、これからも末永く役立っていく薬だと思います。 そのような薬の開発に日本人が関わったということ、同じ日本人として誇りに感じますね! 改めて、ノベール賞受賞、本当におめでとうございます!     【その他の記事】  ※ペットくすりでは「イベルメクチン」が成分に含まれるフィラリア薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   写真;http://www.flickr.com/photos/48094458@N00/6379125909             http://www.flickr.com/photos/60256070@N05/6289337752 参照;http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/100600123/?bpnet    http://www.huffingtonpost.jp/science-portal/nobel-medicine-prize-_b_8250566.html    http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2013/03191445.html

フィラリア・ノミダニの薬で皮膚につけるタイプの上手な使い方

お薬ラボでは今までもフィラリアやノミダニのお薬のお話を色々してきましたが、フィラリアやノミダニのお薬の種類には注射・チュアブルタイプ・錠剤・スポットオンタイプ(皮膚につけるもの)等色々あります。今回はスポットオンタイプのお薬に焦点を当ててお話ししたいと思います。 お薬は苦手で、チュアブルタイプもアレルギーがあるのであげられない…かといって注射はかわいそう!!そんなわんちゃん・猫ちゃんの場合にはスポットオンタイプのお薬を試してみるのも有効です。スポットオンタイプのお薬は、皮脂腺に薬が染み込んで、そこから皮脂と一緒に分泌されたお薬が予防効果を発揮するというものです。 皮膚につけるスポットオンタイプのお薬のメリットとデメリットを知った上で自分のペットにあったお薬投与の方法を選びたいですね!   皮膚につけるスポットオンタイプのメリット・デメリット まず、お薬を飲ませるのではなく、毛をかき分けて背中などに垂らすだけなので、とても手軽な点は魅力ですね。 また、お薬が苦手でなかなか飲んでくれないペットや、お薬を飲んだと思っていてもよく見たら吐き出していたりという心配もありません。その他、アレルギーがあり食べるタイプのお薬を上げられないペットにとってはスポットオンタイプはとても便利です。 反対にデメリットとなるのは、お薬をなめてしまうリスクやシャンプー時期の調整が必要な点、皮膚が弱い子では薬負けしてしまう可能性がある点でしょう。 特にペットを複数飼っている場合や小さいお子さんがいるご家庭で起こり得るのは、お薬を舐めてしまうケースです。 スポットオンのお薬は基本的にわんちゃんやねこちゃんなどお薬を使う本人が舐められない位置に垂らすかたちとなります。ただ、もし万が一本人が舐めてしまえる場合には次回の滴下部位を別の位置にずらすなどの工夫が必要です。 わんちゃんやネコちゃん、あるいは小さなお子さんが誤ってを舐めてしまった場合、気持ち悪そうにしたり、吐いてしまうなどの副作用が起こる場合があります。 基本的にはお薬を誤って舐めてしまうことにより、重大な副作用が起こることはないとされていますが、具合が悪そうにしている様子を見るのは辛いですし、できることなら未然に防ぎたいですよね。   皮膚につけるスポットオンタイプの薬を上手に使うには!? 基本的にスポットのお薬はすぐ乾く性質で、動物たちの好まない匂いになっています。 ですが、どうしても心配な場合や過去に舐めてしまった経験がある場合には、お薬が乾くまで別々のお部屋に離して舐めさせないようにしたほうが良いでしょう。 これは小さいお子さんがいるご家庭でも同じことが言えます。 隔離しておくことが難しい場合にはお薬が皮膚に浸透してから毛の表面だけ拭き取る、滴下部分がお洋服やバンダナで隠れるようにする、なんていうのも手です。この時注意したいのはお薬を垂らす位置がお洋服の生地やバンダナなどの小物で擦れてしまわないようにするということです。 安全性がきちんと確認されているお薬であっても、お薬を垂らしたところが擦れた刺激で赤くなってしまったり、皮膚に炎症を起こしやすくなります。 病院でお薬をつけてもらい、お散歩をしながら帰る、という子の場合には首輪やハーネスがちょうど擦れる位置になりやすいので「今日はお散歩しながら帰るから、首輪が当たらない位置にお薬つけて欲しいです」など一言獣医さんや看護士さんに伝えておけば、より注意してお薬をつけてくれると思います。 またシャンプーについてはお薬を滴下する前ではなく、滴下してから1週間ほどしてから実施するのが効果的です。 このタイプのお薬は皮脂腺からの分泌を利用して全身に広がります。そのためシャンプーをして皮脂が大幅に減った後では、お薬が広がりにくく、効果を発揮しづらくなってしまいます。 また、シャンプーをした直後だと、万が一具合が悪くなってしまった時、シャンプーによる体調不良なのか、お薬による体調不良なのかの判断がつきにくくなってしまうというのも問題です。 さらに、お薬を滴下したすぐ後にシャンプーをするのも、せっかくつけたお薬が洗い流されてしまう恐れがあるので避けるべきです。 基本的には数日間を開ければシャンプーしても効果は落ちないと説明されていますが、お薬の使用とシャンプーの実施間隔をあけられない事情がない限り、1週間以上間を空けたほうがいいんじゃないかなと思います。   動物にとってはお薬をつけられることやシャンプーしてもらうこと自体が、実はすごく緊張したりストレスになることなので、トリミング後に必ずお腹を壊しちゃうなんてケースも少なくないんです。 お薬を使った後くらいから、具合が悪そうにしている!というような場合には、どんなお薬を、いつ、どんな風に使ったのかで、最初に始める治療の手段も変わってきます。 これはフィラリア予防だけに限ったことではありませんが、いつもと違うことを立て続けに行うと、体調を崩した時に、何が原因だったのか予測したり、調べるのが難しくなってしまうので、トリミングや予防治療の予定を立てる際には過密スケジュールで体に負担をかけてしまうことのないよう、しっかりと考えてプラン立てすることが重要です。 お薬のメリット・デメリットをきちんと理解して、適切なお薬選び&対応をしてあげたいですね!  ▼おすすめスポットオンのお薬 レボリューション フィプロフォート プラス フィラリア予防と ノミダニ駆除が 同時にできる優れもの! 特に猫飼いさんに大人気! フロントラインプラスの ジェネリック。 ペットくすりノミダニ駆除薬 人気NO.1のお薬。  ※ペットくすりでは色々なフィラリア薬をはじめ、様々はペットのお薬を取り揃えています↓ 【その他の記事】 画像 ;http://www.flickr.com/photos/65304769@N05/15636129503               http://www.flickr.com/photos/51035611977@N01/9079179  

メリットはあるの?注射タイプのフィラリア予防薬。

日ごとに朝晩の気温が低くなってきましたね。寒くなってきたとはいえ、地域によってはまだまだフィラリアの対策は必要ですね。 フィラリア蚊に刺される可能性のある時期には、定期的な幼虫退治を行って、フィラリアを成虫にさせないことが予防の原理ですので、 フィラリアのお薬は定期的に欠かさず投与することがポイントです。 フィラリアの予防薬には色々な種類がありますが、今回は「注射タイプのフィラリア予防薬について」まとめてみました。   注射タイプのフィラリア薬のメリットは? 注射タイプのお薬は1回注射するだけで、1年間フィラリア予防効果が持続します。このタイプの予防薬のメリットは何と言っても飲み忘れや飲み損ないが発生しないことです。 多くの飼い主さんはわんちゃんやねこちゃんにお薬を飲ませるのに苦戦しており、製薬会社の調査でも多くの方が投薬に失敗したり、時間がかかってしまっているというデータが発表されています。 しかし、注射タイプの予防薬であれば注射を1本打ってしまえばその後投薬による予防措置は必要なく、きちんと1年間効果を発揮してくれるので、お薬をスムーズに飲めない子でも確実な予防ができます。 また投薬自体はすんなり行えるけれど、定期的に動物病院へ足を運ぶ時間がない!という方にも非常に便利な手段であると言えます。 フィラリア予防薬のデメリットについて 一番のデメリットはやはり、注射自体の痛みはそれほど強くないはずですが、動物たちからすれば「小さな部屋ででたくさんの知らない人たちに体を押さえつけられてチクっとされる」という感じなので、大きなストレスになっていると考えられます。 そのほかに副作用と体質の関係が心配されます。注射用フィラリア予防薬は非常に副作用の少ない安全なお薬であることが確認されています。しかし、100%安全で、どの子に対しても無害というわけではありません。 この注射は皮膚の下に投与します。お薬には有効成分を含んだ小さなカプセルがたくさん含まれていて、皮膚の下で少しずつ、時間をかけてはじけることで持続的な作用を示します。 どんなに安全なお薬であっても、体力が著しく落ちた老犬や、肝臓や腎臓などお薬の代謝に関与する内臓に疾患があるわんちゃん、ねこちゃんの場合にはお薬が体に好ましくない影響を与える可能性があります。 しかも、このお薬は一度皮下に投与してしまったら、そっくり皮下から回収することができないので、1年間副作用が現れた状態で過ごさなければならなくなってしまいます。 また最近ではお腹の虫や皮膚や被毛に寄生する虫にも効果を示すお薬が開発され、広く利用されていますが、注射用フィラリア予防薬の場合にはフィラリア1種類に効果を示すので、予防対象が狭いということもデメリットと考えられるかもしれません。 飲み薬、もしくはチュアブルタイプの予防薬がアレルギーなどで飲めない場合には、これらのメリットとデメリットを理解した上で注射による予防に切り替えるべきか検討するべきでしょう。 シニア犬への注射タイプのフィラリア予防薬の投薬方法 動物たちも年齢を重ねれば食が細くなり、お薬も余計飲みたがらなくなります。お薬を無理矢理飲ませようとすることで誤嚥(食べたものが気管に入ってしまうこと)などの事故の可能性も出てきますし、何より、体力のあるうちに注射型予防薬が体質に合っていることを確認できれば、老犬・老猫になってから心配しながら投薬する必要がありません。 かかりつけの獣医さんと相談しつつ、その子にあったフィラリア予防の方法を探してあげたいですね。 ↓人気のフィラリア予防薬をチェックする↓ 参考画像 www.flickr.com/photos/35558439@N08/3414579317 www.flickr.com/photos/27482959@N08/16137483414      

フィラリアの基礎知識と冬のフィラリア予防について

フィラリアの予防シーズンといえば、地域で差がありますが、一般的には毎年春〜秋が多いですね! もう10月に入りましたが、まだ全国的にフィラリア予防は必要ですので、飼い主の皆さんも予防を続けていらっしゃることと思います。 今日は、フィラリアの基礎知識と、これから来る冬にむけて、一般的にはフィラリア予防のシーズンと言われていない「冬」のフィラリア予防についてもお話ししたいと思います。 フィラリアの基礎知識 ワンちゃん・猫ちゃんの飼い主の皆さんは、ある程度フィラリアのことをご存知かもしれませんが、まずはフィラリアの基礎知識をおさらいしてみましょう。 フィラリアの成虫は犬の体内で幼虫を産み、幼虫は血液中に寄生します。この血を蚊が吸うと、蚊の体内で幼虫が成長し、感染力を獲得します。 この感染能力を持った幼虫を保有している蚊に刺されると、感染幼虫が犬の体内(皮下や筋肉の中)でさらに3ヶ月かけて成長し、その後、血液の流れに乗って心臓に向かいます。約半年で幼虫が成虫になって、心臓や肺動脈に住みつきます。 感染しても、症状が現れるのはしばらく時間がたってからです。 多くは数年が経過してから症状が現れ、初期にはほとんど症状を示しません。   フィラリアへの感染リスク フィラリアへの感染リスクは予防を行わないとどれくらいなのか、ご存知でしょうか? 実は蚊のいるシーズンをフィラリア予防なしで3回過ごした犬では100%フィラリアに感染していると言います。これは、結構な確率だと思いませんか? お薬を飲ませたつもりで実はこっそり吐き出していたり、きちんと予防のシーズンを理解せずに中途半端な投薬で終わってしまう、これが何回も繰り返されればフィラリア症を発症する可能性も高まってしまいます。   フィラリアの予防 フィラリアは100%お薬で予防できる病気ですが、このお薬を飲む場合にも注意が必要です。フィラリアの予防薬は獣医師の処方箋が必要な薬なのですが、これはすでにフィラリアに感染しているわんちゃんに予防薬を飲ませることで、死んだ幼虫が心臓に詰まってしまったり、死んだ虫のアレルギー物質に反応して、わんちゃんが死亡してしまう可能性があるからです。 そのため予防薬の処方前には血液を少しとって、血液の中に幼虫が潜んでいないか?感染時に見られる免疫反応が起こっていないか?などを確認し、検査の結果が陰性であればフィラリアの予防ができます。そのため、去年投与し忘れたものが残っているから、とご自身の判断で投薬を行うのは、絶対に避けるべきだといえます。 また、蚊取り線香や蚊よけのグッズ(扇風機タイプのものなど)では蚊の飛来を抑制できても、蚊に刺されるのを完全に防ぐことは不可能です。   冬のフィラリア予防 では蚊がいなくなる秋〜冬はフィラリアの予防を行わなくても大丈夫なのか? これは、なんとも言えないですが、100%フィラリアにかからないと言うことは言えません。 蚊は14度以上の気温が保たれていれば吸血活動をします。そのため、お家の中や駅、お店など、冬でも過ごしやすい気温で過ごせる環境が非常に多いので、最近では冬でも蚊が活動しています. ご存知ない方も多いのですが、フィラリアの予防薬とは「フィラリアに感染させないためのお薬」というわけではなく「フィラリアの幼虫を体内で成長させないお薬」つまり駆虫薬なのです。蚊の活動が盛んになるシーズンとフィラリアの予防シーズンは1ヶ月ほどずれて設定されており、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで飲ませることになっています。 これは上でお話しした蚊の成長サイクルを定期的な検査と駆虫で食い止め、体内で成長・増殖して症状が現れないようにするには、蚊がいなくなるまで予防薬を飲まなければ、蚊の成長サイクルが密かに進行してしまう可能性が高いからなんです。 こういった「予防」の仕組みを考えると、ご自宅の周辺などで、冬場にも蚊が飛んでいるのを見たことがある場合や温かい気候の地域に旅行に行く予定がある場合にはフィラリアの予防を冬も継続した方が良いでしょう。 最近ではノミやダニなどのが体表に寄生する寄生虫なども一緒に駆虫できるタイプのフィラリア予防薬も開発されています。また、おやつ感覚であげることができるチュアブルタイプのものなども出ています。フィラリアだけでなく、お腹に寄生する虫や体表に寄生する虫などを一緒に駆虫するタイプのもので寄生虫による病気を予防することはわんちゃん本人だけでなく、一緒に遊ぶ飼い主様や他のわんちゃんや猫ちゃんにとっての安全にもつながりますよね。 フィラリア予防の投薬期間はどうしたらいい? フィラリア症を発症させないためには、第一に薬をきちんと蚊がいなくなった後の1ヶ月間も投与し、投薬ペースはしっかり守ることです。またお住いの環境をチェックするのも重要でしょう。多くの時間を過ごすのはお家の中、あるいは外です。室内犬でもお散歩時には外出しますが、こういった外の環境でどれくらいの時間を過ごしているのか、周りには蚊の発生しやすい環境(水たまりや湿地など)はどれくらいあるかなどを考えて、使用する予防薬の効き目の広さや期間を調整しなければ完璧な予防とは言えません。 しかし、わんちゃんや猫ちゃんの体調や年齢によってもお薬の利用は調整すべきなので、冬場の予防薬投与についてはかかりつけの獣医さんに相談するのが一番でしょう。 せっかく病院でお薬をもらっても、投与期間が短かくてフィラリア症を発症してしまったらとっても悲しいし悔しいですよね。 大切なわんちゃん・猫ちゃんがフィラリアのせいで命の危険にさらされることがないように、投薬期間などを獣医さんと相談しつつ、しっかり対策していきましょう!     【その他の記事】   画像参照;http://www.flickr.com/photos/45963333@N00/6851716953                     http://www.flickr.com/photos/24926669@N07/3051403531

犬も猫も対策が必要!犬と猫のフィラリアの違い

フィラリア対策と言えば、猫よりも犬の飼い主さんの意識のほうが高く、犬の対策のほうが進んでいるように思います! しかし、猫もフィラリアにかかりますし、対策が必要な病気です。わんちゃんの飼い主も猫ちゃんの飼い主も、どちらも気をつけてあげて欲しい病気です。   ということで、今日は犬と猫のフィラリア症についての違いについてお話ししたいと思います。       フィラリアとは⁉︎ 既に知っている方も多いと思いますが、まずはフィラリア症についてお話ししたいと思います。 フィラリア症は犬糸状虫症とも言います。この名前から犬の病院だと勘違いしやすいですが、犬だけでなく猫にも感染する病気です。 どの様にして感染するかというと、蚊が媒介して病気が移ります。 フィラリア症に感染した犬や猫の血を蚊が吸うことで蚊にミクロフィラリアというフィラリアの幼虫が入りこみ、幼虫(ミクロフィラリア)が蚊の体内で成長します。 温暖な季節であれば10日~2週間程度で感染能力を持った感染幼虫となり、その後まだ感染していない犬や猫を感染幼虫を持った蚊が刺すことで、蚊の体内にいたミクロフィラリアが犬や猫の体内に入り感染が広がっていきます。     犬のフィラリア症の症状 症状はフィラリアが心臓に寄生するまで、症状が現れないケースが多いです。そのため、犬の体調の変化に気づいたときには病気が進んでしまっているというのが怖いところです。 フィラリアの幼虫が体内に入ると、約半年で成虫となりミクロフィラリアを大量に産みだします。 感染の初めはあまり目立ちませんが、進行してくると、咳が出る、嘔吐、食欲・元気がない、苦しそうな呼吸をする、お腹が膨らむ等の症状が現れ、場合によっては死につながります。     猫のフィラリア症の症状  猫の場合も初めは症状がないことが多いですが、症状は咳、嘔吐、元気がなくなる等様々で、中には症状が出ないまま突然死となることもあります。 また、猫の場合は犬と違い体内でミクロフィラリアがどんどん増えるということがなく幼虫の成長も遅いです。 しかし、寄生が少数なため超音波検査での心臓や肺血管のフィラリアを発見することが困難です。ただ、寄生の数が少ないこと=猫のフィラリアの方が犬より軽いわけではないことが、この病気の厄介なところです。 ほんの少数のフィラリアの寄生により、重症化し死に至るケースもあるということを知っておかなければいけません。       この様に、犬と猫のフィラリア症にはフィラリアに感染してからの虫の増え方や出る症状・進行具合にも違いがみられます。 しかし、どちらにしろ死に至る可能性のある怖い病気であることは間違いありません。 ただ、予防注射や月一回のお薬投与でフィラリア症は予防ができる病気でもあります。予防できるはずの病気で愛犬、愛猫を失うのはとても悲しい事だと思います。 だからこそ、飼い主の皆さんにはペットのフィラリア症の予防をしっかりとしていただきたいと思います。      ▼ペットくすりでは、様々なフィラリア予防薬を取り扱っております。▼ ハートガードプラス ストロングハートチュアブル    ハートガードプラスは日本名、   カルドメックチュアブルです ハートガードプラスのジェネリック。  ミート味でオヤツタイプのお薬。   キウォフハート レボリューション  ハートガードプラスのジェネリック。 投与しやすいタブレットタイプ。  フィラリア予防、ノミダニ駆除が  一度に出来る便利なお薬です。   そのほかノミダニ等のお薬も置いています↓     参照; http://www.petplace.com/article/dogs/diseases-conditions-of-dogs/heart-blood-vessels/heartworm-disease-in-dogs http://www.japanupdate.com/2014/02/protect-your-pet-dog-from-filaria/ https://www.heartwormsociety.org/veterinary-resources/american-heartworm-society-guidelines   画像; http://www.flickr.com/photos/34139543@N05/3258327608 http://www.flickr.com/photos/45559227@N08/7293855390

アレルギーのあるペットの「お薬の選び方」教えます!

食べ物などアレルギーがあるワンちゃんも、フィラリア予防やノミダニ駆除はしておかないとですよね。でもお薬によってはお肉味にしてて、アレルギーで飲ませられないかも?など不安や疑問があるかと思います。もちろん獣医さんでアレルギーなどでも可能な薬や投与を教えてもらうのが最善です。アレルギーが明確になってる場合は、お薬も自分で用意できたら助かりますよね。   最近は手軽におやつ感覚であげれるためお肉タイプであるチュアブルが人気ですが、ビーフアレルギーや食べ物のアレルギーあるワンちゃん、猫ちゃんには注意が必要です。 もしかしたらアレルギーを起こす、悪化する可能性があるからです。 薬の成分自体には基本的にアレルギー反応を起こす作用はありませんが、その他の原材料で牛肉であったり、その他、食物アレルギーを持ってるワンちゃん、ネコちゃんの反応物が入っている場合があります。与える前に一度、原材料に反応物がないかを確認しましょう。 フレーバー(風味・香り)がついているタイプの錠剤も微量ですが入っている可能性があるので確認したほうが良いでしょう。量自体は微量しか含まれていないですが、少しの量でもアレルギー反応がでてしまう可能性がないとはいえないので、確認が必要です。 心配な場合は、獣医師に相談するか、他のタイプ(皮膚にたらすタイプ、錠剤、スプレー、首輪、注射)に変更した方が良いでしょう。 病気を予防するために与えた薬が他の病気を助長してしまったり、アレルギー症状を悪化させてしまうこともあうので、予防薬は気をつけて選びましょう。 ノミ、ダニの予防薬、フィラリアの予防薬には、現在様々な投与タイプの物が色々な会社から発売されています。手間のかからない便利なものから、犬の嗜好にあわせた物など様々あるので、飼い主さんがペットに最適な物を選んで負担が最小限で、駆除、予防をしてあげましょう。 ノミ、ダニ駆除薬 皮膚にたらすタイプが主流でしたが、首輪タイプ、シャンプー、スプレータイプ、また体に何かつけるのを嫌がる仔用に内服タイプ(錠剤、チュアブルタイプ)がでてきました。 フィラリア予防薬 昔、錠剤の食べるタイプしかありませんでしたが、今現在では、おやつ感覚であげれるお肉タイプ(チュアブル)、ノミ、ダニ予防薬のような皮膚にたらすスポットタイプ、飲み忘れがないように、また薬嫌いなワンちゃん用に注射タイプ(一回の注射で六ヶ月、十二ヶ月間予防、他のタイプは基本一ヶ月)があります。   食べ物アレルギーがある子には、皮膚に垂らすタイプお薬や注射のお薬を検討したり、 アトピーなどのアレルギーがあったり、皮膚が弱い子は経口薬、チュアブルタイプを検討してみたりと、ペットのタイプにあわせてお薬を選びましょう。 またお薬を与えてアレルギー症状が悪化したり、体調がすぐれない場合はすぐに受診し、服用した薬を獣医に相談するとよいでしょう。     ハートガードプラス(カルドメック) フロントラインプラス 日本と世界に認められてるトップブランド!    チュアブルタイプのフィラリア予防薬です    定番のノミマダニ駆除薬!  スポットオンタイプで簡単に投与可能。   レボリューション ネクスガード フィラリア予防とノミダニ駆除が同時に可能!  スポットオンタイプのお薬です    新登場のノミマダニ駆除薬!    チュアブルタイプのお薬です。       ペットくすりでは、上記の他にも様々なフィラリア予防薬・ノミダニ薬を取り扱っております。こちらからご確認ください。 Photo by   http://www.flickr.com/photos/90716728@N00/12405363135

フィラリア検査の時期、期間は正しく把握できていますか?

フィラリア予防薬を投与しないといけないのは知ってるけど、なんで検査が必要か、検査しないで投与すると何がダメなのか知ってる方は多くないんじゃないでしょうか。大切なペットの為、フィラリア検査について知っておきましょう。 フィラリアにかかっていないかの検査は、1年に1度は必要です。フィラリアの予防薬を飲ませ始める春頃、薬の投与前に必ず検査を行います。 既に体内にフィラリアが寄生していないか、確認する必要があります。血中のフィラリアを検査をせずに駆虫薬を投与することはとても危険です。 抗フィラリアの薬は駆虫薬なので、すでに血中に入った虫体を死滅させる作用であり、予防薬ではないのです。毎月かかさずに駆虫薬を与えるという投与方法は、虫体が成長する前に駆除するという方法です。 もし前年に感染していた場合、春になるまでの時間があれば虫体は成長し、ミクロフィラリアも生み出しています。そこに駆虫薬が投与されると、虫体が死滅することでアナフィラキシーや栓塞が起こることが多いです。よって駆虫薬を投与する前に、血中のミクロフィラリアの有無を検査するのはとても大切なことなので、毎年欠かさずによろしくお願いします。   フィラリアの検査には種類があります。 「ミクロフィラリア」の検出と、フィラリアの「抗原検査」です。 ●ミクロフィラリアの検出とは、犬の血液を顕微鏡で観察し、フィラリアの成虫が産んで血液中に放出される小さい虫を見つける検査です。 ●フィラリアの抗原検査とは、犬の体に感染したフィラリアが放出する物質を専用のキットで確認する検査です。 どちらの方法をとっているかは、その動物病院によって違いますが、フィラリアの抗原検査の方が、コストはかかりますが確実です。もし、前年にフィラリアの薬を飲ませ忘れた月があるのなら、必ず獣医師にその旨を伝えて、抗原検査をしてもらいましょう。そうでない場合でも、出来るなら抗原検査で確認する事をオススメします。   何月から飲ませ始めれば良いかは、地域によって違います。蚊が出始めた1ヶ月後から、蚊がいなくなった翌月と言われていますが、念のために蚊の出始める月から、蚊がいなくなった翌月まで飲ませるのが良いでしょう。 何故、翌月なのかというと、フィラリアの薬は、「フィラリアの感染を防ぐ薬」ではなく、「感染したフィラリアの子虫が、体の中を移動している最中に殺す薬」だからです。 ところが、この薬はフィラリアの子虫ではなく「成虫」が、寄生部位である肺動脈や心臓に既にいる時に、投与してしまうと、ショックを起こす可能性があります。そのために、薬を投与する前に確実にかかっていない事を確認するために、検査が必要なのです。 沖縄のように1年中蚊のいる可能性のある地域は、季節に関係なく1年中薬を飲ませる必要があります。1年中薬を飲ませている場合は、特にフィラリアの検査をする必要はありません。また、それ以外の地域でも検査をしたくないのなら、1年中薬を飲ませておけば良いのです。フィラリアの薬は、1年中飲ませても、特に害はありません。また、子犬も特に検査の必要はなく、薬を飲ませ始めて問題ありません。    ▼おすすめフィラリア予防薬 ハートガード プラス ストロングハート チュアブル フィラリア予防薬の 定番ブランド品。 日本ではカルドメックという 名前のお薬。 ハートガードプラスの ジェネリック。 ペットくすりで、 人気NO.1のお薬。 キウォフハート レボリューション ハートガードプラスの ジェネリック。 投与しやすい タブレットタイプ。 フィラリア予防と ノミダニ駆除が 一度に出来る優れもの。 猫飼いさんに大人気! Photo by  http://www.flickr.com/photos/56685562@N00/34897482