人間と同様に、犬も加齢とともに目や耳などの感覚機能低下、胃腸などの消化機能の低下、感染に対する抵抗力の低下、骨の老化などが見られるようになってきます。体力が衰える以上、しかたのないことでもあります。高齢犬が元気でいるためには、飼い主がそこから病気を疑うヒントを見つけなければなりません。今回は、【後編】として、気をつけたい「高齢犬特有の病気」をまとめてみました。

白内障
眼の水晶体が白くにごって視力が低下し、進行すると失明する場合もあります。ものにぶつかったり、動くものへの反応が鈍くなります。
関節炎
関節軟骨がすり減って破壊され、骨同士が触れ合うことで痛みを引き起こします。加齢や肥満が原因のひとつです。
糖尿病
糖尿病にかかる犬の大部分が6歳以上です。大量の水を飲むようになり、食べてもやせてくるようなら危険です。

がん(悪性腫瘍)
医療の発達で犬が長寿になったことで、近年増えています。犬の場合は、腫瘍は体表にできることも多いので、まめにチェックをしましょう。
会陰ヘルニア
加齢で筋力が弱まることで、肛門のまわりの筋肉のすき間から直腸などが飛び出す病気です。オスに多く見られます。
認知症
12歳前後から見られる場合があります。夜鳴きをする、ごはんを食べたのに催促する、部屋の中をウロウロするなどの症状があらわれたら、注意しましょう。
老化がはじまるとさまざまな病気の発症率も高まってきます。ひとつの病気をきっかけにして、別の病気を併発しやすいことも覚えておきましょう。健康診断を受診し、獣医師にアドバイスをもらいながら生活環境を見直していきましょう。
いつまでも元気でいてほしい。高齢犬のケアに!
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無痛症や慢性炎症に。 |
関節の痛みに。 |
画像引用
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