皆さんは、もし、犬や猫に皮膚疾患が起きたらどうしますか? まずは、その原因を特定する必要があります。原因によって対処もお薬も変わってきますのでご紹介します。
- 皮膚疾患の原因
皮膚疾患の原因は様々あり寄生虫、細菌感染、アレルギーなどです。
見た目で皮膚に異常を感じたり、舐める、掻きむしるなど、の行動があれば、動物病院で獣医師と相談しながら、原因を探っていかなくてはなりません。 ストレスで同じところを舐めしまい、被毛がなくなっているだけで皮膚疾患でない場合などもありますので、自己判断で強いお薬を使うなどすると、余計悪化してしまうことがあるので、必ず原因がわかってから、ケアやお薬を使用しましょう。
- 皮膚炎の対処法
皮膚炎の対処法は原因によって異なり、シャンプー・軟膏・内服薬や注射が必要になってくる場合もあります。
シャンプーや軟膏など自宅でケア可能なものでも、原因に適した複数の種類のシャンプーや軟膏があり迷ってしまいますよね。軟膏とシャンプーそれぞれのメリットあるので、愛犬や愛猫には何が向いてるのか確認してみましょう。
- 軟膏
軟膏での治療をするかどうかは、動物が舐めてしまわないかどうかによります。「どうせ舐めてしまうから」と、軟膏を一切使わないで治療する獣医師もいますが、エリザベスカラーなどで、それを防げるのなら、軟膏も良いでしょう。舐めとってしまっても、特に害はない場合がほとんどですが、舐めてしまっては効果が期待できない上に、舐める事で患部を広げたり、傷つけたりする可能性があるからです。
軟膏でよく使われるのは、ヒビクス、ゲンタシン、デルモゾール、ニゾラルなどです。ヒビクスは抗生物質とステロイドが主成分で、細菌性皮膚炎や真菌性皮膚炎に効果を発揮します。ゲンタシンは人間でもよく使われる抗生物質の軟膏です。デルモゾールはステロイドの軟膏です。
- シャンプー
シャンプーはトリミングサロンなどでやってもらっても良いですが、家でシャンプー出来た方が、経済的にも、動物の心身にも負担が軽いものです。そして、シャンプーしている間だけ大人しくしてくれれば大丈夫なので、舐めてしまう心配などがなく、その点は軟膏と違います。
目にシャンプー剤が入るのを防ぐために、眼軟膏を目に入れてから、シャンプーするのも、ひとつの方法です。この場合の眼軟膏は、なるべく涙液成分のものを選ぶと良いでしょう。ステロイドが入っているものは、この場合にはふさわしくありません。また眼軟膏以外の軟膏で代用する事は出来ないので、気を付けましょう。
薬浴用のシャンプーは、全身に泡立てた後、数分間、置いておくのが基本です。早々に洗い流してしまうと、効果が薄れてしまいます。 薬用シャンプーでは、ノルバサンやマラセブ、ヴェトヘックス、オーツシャンプーなどがあります。ノルバサンは日常的なケアに良いでしょう。リンスインなのも、便利です。
それ以外のシャンプーをした後は、保湿などのために、リンスをする事をお勧めします。マラセブやミコナゾールはマラセチア性皮膚炎に特化したシャンプーです。ヴェトヘックスは炎症を抑える効果と抗菌作用があります。オーツシャンプーやエピスースは乾燥が気になる子に良いでしょう。
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参考 https://www.petgo.jp/store/others/Self-medication/hifu.jsp
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