ワンちゃんの暑さ対策をおさらいしよう!飼い主が気をつけるべきこととは。

By | 2015年6月1日
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このところ、真夏日が続いています。真夏のような暑さは人間はもちろん、ペットたちにもさまざまな影響を与えます。今回は、ペットの暑さ対策についてまとめてみました。
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室内と室外、飼う場所によって対策は異なります

犬をはじめとした多くの動物は汗をかきません。つまり、汗によって気化熱で涼しさを感じることができないわけです。 さらに全身を毛でおおわれているため、熱がこもりやすくなります。よって、暑さ対策が必要になります。室内と屋外でも対策は変わって来ます。

野外飼いの場合の注意点

犬を庭で飼っている場合、天敵になるのは直射日光です。あらゆる方向から日が射してしまうと、つながれて飼われている犬には逃げ場がありません。 犬小屋近辺にはヨシズなどを立て掛けて、日陰を作ってあげましょう。 園芸用の寒冷紗(かんれいしゃ)で 日陰を作ってあげましょう。色は、黒ではなく白や銀色の熱を反射しやすい色が良いと思います。

犬小屋を日が当たりにくい建物の北側へ移すなどの工夫もしましょう。

また、犬小屋をコンクリートの上に設置していたりしませんか? コンクリートに日が当たると熱を溜めこむため、地表はとんでもない温度になってしまいます。土がむき出しの地面か芝生の上に設置しましょう。
犬がいる場所がコンクリートなら、「ウッドパネル=デッキパネル」または、「すのこ」などを敷くことで温度上昇を抑えることが出来ます。
土の場合は犬は地面を掘ったりして涼をとろうとしますが、コンクリートの場合はそれが出来ません。

野外飼いでも工夫次第で快適に

よしずなどを立てかけることでも随分代わると思いますが、犬が倒さないような工夫が必要です。
犬小屋の中は「すのこ」などで、風が通るような形にしてください。
風通しが悪い場合には、犬がいたずらできない場所へ扇風機を置くなどして送風する工夫をしてください。


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室内飼いの場合の注意点

室内犬の場合の暑さ対策は、ケージ飼いならばケージを直射日光の当たらない涼しい場所に設置することが第一。ケージの中にも身体が収まるくらいの広さのスノコを敷いてあげましょう。 屋内放し飼いならば、各所のドアは開いておいて、犬が自由に涼しいところを探して移動できるようにしましょう。

扇風機の風では犬は涼しさを感じることはできません。気温そのものが下がらないと意味がないからです。外気の方が涼しいときは、外の風を中に取り込むために扇風機を回すことは意味がありますが、それ以外の用途ではあまり犬の役には立たないでしょう。 となるとエアコンに頼らざるを得なくなるわけですが、一日中つけっぱなしというのも電気代などを考えると避けたいもの。 エアコンの冷風は温かい空気より重いことから、床へ下りて溜まります。

エアコン以外でも暑さ対策を

人が感じる温度よりも、床近くにいるイヌのほうが寒く感じるわけです。 そこで、人が少し暑いと感じる程度の温度設定にしておけば、イヌは快適に過ごせます。 エアコンをつけるのは、よほど暑いときだけにしたいと思うなら、冷たさを感じるグッズをイヌに与えましょう。 冷却マットやタイル、石板など触ってひんやりするものならなんでもOK。ただ、冷却マットなどは噛みちぎられるおそれがあるので、害のないものを選びましょう。

お手軽な方法としてオススメなのは、水を八分目まで入れて凍らせた2Lサイズのペットボトルをバスタオルでくるみ、強めのゴムや紐で結んで縛ったものを与えること。最初はおっかなびっくりかもしれませんが、涼しいと判断すれば、喜んで寄って来ます。 ちなみに、外出時、家が無人になる時間帯については、やはりエアコンを入れざるを得ないでしょう。カーテンを閉めて断熱した上で、微風28度設定くらいにしておくと問題ないかと思われます。 1部屋はエアコンを入れ、他の部屋は常温のままで、双方を行き来できるようにしておくのがベストです。

 

意外と忘れがち。ドッグフード&飲み水

忘れがちなのが、飲み水です。 室内も屋外でも水はすぐ熱くなりますので水温が上がらないように置く場所にも気をつけてあげてください。

くみ置きの水を放置しておけば当然ぬるくなるものです。ぬるいだけならまだしも、お湯状態ではさすがにイヌもかわいそう。水は日陰に置き、朝晩汲み替えましょう。また、水は切らさないようにしましょう。
水を入れておく容器も、やや大きめのものにしておけば、水を怖がらないイヌなら、足を浸けたりして遊んだりもできます。

 ワンちゃんへの暑さ対策も欠かせませんね。体調管理をしっかりして、夏を乗り切りたいものですね。

参考画像
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Category: ケアについて

About わんだほー先生

ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

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