健康な犬はほとんどが散歩が大好きです。散歩は適度に運動することで肥満を防ぐ、自由に走り回ってストレスを発散する。他の犬や人に慣れさせる。などお散歩には、さまざまな目的があります。
さて、日頃からの運動で、太りすぎないようにするのが理想ですが、太ってしまったワンちゃんのお散歩方法や運動方法はどのようにしたら良いのでしょうか?今回は、犬にもあるダイエット目的の運動方法をまとめてみました。
犬のペースに合わせてゆっくりと。
犬は太っただけで体に相当な負担がかかっています。だからといって、あせって運動量を増やすのはかえって危険です。背骨や関節、内臓への負担を考えると、運動量はこれまで通りか、少し減らすくらいがちょうど良いでしょう。
太ってから歩くのをいやがって動かない犬や、関節や心臓が悪くなった犬の場合、数十分の散歩だけでも有効です。少しずつ、ゆっくりと、犬のペースに合わせて気長に取り組みながら、徐々に歩く距離を伸ばしていきます。暑すぎる日、寒すぎる日、雨の日などは負担も大きいので、無理は禁物です。
第一段階:短距離からスタート。
犬が慣れている家の周りを周回コースに選び、500m前後の距離をゆっくり歩きましょう。犬が急ごうとするかもしれませんが、身体への負担がかかるので、20分くらいかけてゆっくり歩くようにします。
第二段階:第一段階と同じ距離を短時間で。
第一段階と同じ距離を、少しペースアップして歩きます。20分くらいかけて歩いた距離を15分くらいで歩いてみましょう。このときペースが上がらなくてもあせらないこと。気長に取り組みましょう。

第三段階:折り返し地点を設定。
休憩できる公園や広場を折り返し地点に設定し、往復2kmくらいのコースを歩いてみます。最初は20分くらい歩いたところで休憩し、折り返してもかまいません。少しづつ距離を伸ばしていきましょう。
第四段階:目標時間で歩ききる。
目標時間内に歩けるようにします。2km歩くのに1時間くらいが目安です。コースを選ぶ際は、なだらかな上り坂があるとベター。下り坂は犬への負担が大きいので、極力避けましょう。
ダイエット目的の運動の注意点。
早く結果を出したいがために、犬に対して過剰な運動をさせてしまうことがないようしましょう。結果をあせらず、ゆっくり行い、無理強いしないようにしましょう。
もし、走りたがらない、急に座り込んで歩かなくなる、運動のあと息切れがなかなかおさまらないなどの状況になったら、心臓や関節の病気のせいかもしれません。
普段と違うと感じることがあれば、見過ごさないで、なるべく早めに獣医師に相談しましょう。
普段と違うと感じることがあれば、見過ごさないで、なるべく早めに獣医師に相談しましょう。
ワンちゃんも人間同様、ダイエットのために運動が必要な場合は、無理せず長く続けたいものですね。
画像引用
www.flickr.com/photos/87084289@N05/8005937066
www.flickr.com/photos/29487672@N07/14524777348
参考資料
http://www.koinuno-heya.com/syokuji/diet-calory-expenditure.html
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