季節に関係なくノミによるアレルギー性皮膚炎に苦しんでいる犬が多いそうです。
今回は、犬のノミアレルギー性皮膚炎の症状や治療法についてまとめてみました。
犬の皮膚トラブルの中で季節に関係なくもっとも多いのは、「ノミアレルギー性皮膚炎」です。ノミは、血を吸うときに、犬の皮膚の中に唾液を注入するのですが、その唾液に犬がアレルギー反応を起こしてしまい、ひどい皮膚炎になってしまうのです。
ノミアレルギー性皮膚炎になってしまうと背中から背中部分から尻尾にかけて毛が抜け落ちてしまいます。
そのため、ワンちゃんは、噛んだり、舐めたりします。
アレルギー反応を起こしている皮膚には赤い湿疹が出て、痒みが伴います。そのため、犬は掻きむしってしまいます。細菌による二次感染を引き起こしてしまうこともあるようです。
細菌による二次感染が起きると、膿皮症(のうひしょう)という化膿性の皮膚炎がみられることもあります。 さらに症状が慢性化すると、脱毛や色素沈着。また、皮膚の肥厚などがみられます。
ノミアレルギー性皮膚炎の治療法としては、痒みや炎症を抑えるための飲み薬や塗り薬を使用します。
治療と同時にアレルギーの原因であるノミの駆除も必須です。ノミアレルギー性皮膚炎は、一度発症すると治るまでとても時間がかかる病気です。アレルギーによる痒みが収まり、犬の毛が生え揃うまでに数か月かかることもあります。ノミアレルギー性皮膚炎になったら早めに病院に連れて行きましょう。
犬がノミアレルギー性皮膚炎にならないためには、何よりも犬にノミを寄生させないことです。 普段から愛犬のノミ対策を行う必要があります。犬の体にノミが付いていないかチェックすることはもちろんのこと、ノミを退治できる薬剤でノミを寄せ付けないようにしましょう。
さらにノミを駆除するには自宅や生活環境の清潔さを見直したり、ノミは家の中、カーペット、ソファー、ベッドなど広範囲に繁殖するので、こまめに掃除や除菌をし、徹底的にノミの駆除を行いましょう。
また、お散歩のコースなどで、ノミがつくことにも、気を配ることが必要ですね。
犬のノミアレルギー性皮膚炎は、かわいいワンちゃんへのノミの予防や駆除をしっかりと行うことで 防げます。ノミの駆除剤を上手に使い、対策したいものですね。
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参考画像
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