ぽっちゃり猫ちゃんには、愛嬌がある?しかし、実態は栄養障害ともいえます。
肥満は 内臓や間接に負担をかけてしまい、病気の原因にもなります。そのようなことを防ぐためには、ダイエットとエクササイズが不可欠です。今回は、この時期、気をつけてあげたい「猫の肥満」についてまとめました。
上から見て、肩から腰まで均等に肉がついており、腰にくびれがあるのが理想的な成ネコの体形。もし、お腹の部分が膨らんでいたら、肥満気味のサインです。
室内飼いのネコは食べる量のわりに運動量を認識しにくく、動物病院などで見かけるネコも多くが太めなので、肥満に気づかない場合が多いようです。
ネコに必要な食事の量は、ライフステージによって大きく違います。どんどん成長する仔猫のときや、妊娠・授乳中のネコはたくさん食べなければなりません。でも成ネコになって成長が止まったら、その後は理想の体形を維持し、健康でいられる寮を食べれば大丈夫。
成ネコになっても子猫のときとおなじだけ食べていたら、たちまち太ってしまいます。
栄養はあるが、カロリーの少ない食事を、普段と同量与えるのがベスト。
人間がダイエットする場合、極端な人は絶食や、はげしい食事制限をします。しかし、ネコは絶食すると肝リピドーシスという肝臓の病気をおこし、死亡する可能性があります。おねだりに負けず、適量をあたえる意思を持ちましょう。
ネコのダイエットは、食事をしながら行うのが大原則です。
また、ダイエット食への変更には二週間程度必要です。太っていて一番つらいのはニャンコです。減量するのは愛猫のため。
とはいっても、普段食べているフードを量だけ減らすやり方は、ネコの空腹感がつのりストレスになるうえ、栄養素まで不足するので、おすすめできません。
量はいつも通り食べさせ、しかも摂取カロリーを減らすもっとも簡単な方法は、市販のダイエット用フードを利用すること。タンパク質など必要な栄養分がバランスよく配合されているので安心です。
散歩は必要なし。柱を使った木登り、家具へのジャンプで脂肪燃焼。
ネコは、イヌのように走り回る必要はありません。ジャンプや のぼり、くだりをする上下運動がキホンです。高さの違う家具を並べるなど工夫して、充分な上下運動をさせましょう。
ふせる、狙う、飛び掛る、噛み付くといった運動神経が発達している猫の運動は、基本的にこれらができれば充分です。
ねこじゃらしで遊ぶだけでもかなりの運動量になります。柱にぼろ布を巻きつけて上れるようにしたり、猫用アスレチックなどを置いたりしてあげれば、猫は自分で遊びながら運動します。
家具の配置の工夫もおすすめ。大きな家具と小さな家具をでこぼこに置いたり、家具と家具の間に棚を渡したりします。
ちょっとした工夫がネコの運動量アップにつながります。
仔猫はねこじゃらしで遊びながら運動させましょう。
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参考画像
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