猫の飼い主さんはご存知の通り、猫は1歳で人間でいう大人となり、気づけば飼い主さんの年齢を越していたということもあるでしょう。猫の寿命は10年~15年と言われており、早い猫では7歳くらいから老化の症状が現れ始めます。
今回は7歳~10歳くらいの高齢猫と上手に暮らすためのケアをまとめてみました。大切な飼い猫との短い時間を大切に過ごしていきたいものですね。
①健康診断を受けましょう!
猫の老化は、早い子だと7歳くらいから、また一般的には10歳くらいから現れ始めます。また、そのくらいの年の猫は、感染症をはじめ様々な病気にかかりやすくなります。また、白内障等の病気も出てくる可能性があります。最低でも年に1回、特に13歳以降は年2回の健康診断を行いましょう。病気の早期発見で、悪化を食い止めることが大切です。
②老猫が好む環境の整備
元々一日のうち多くを寝て過ごす猫ですが、年を取ればとるほどますます寝ている時間は長くなります。そんな長い時間を過ごすベッドをまず整えてあげてください。
寝場所は低いところで、夏涼しく・冬暖かい場所が最適です。また、老猫は若い時よりも家族のぬくもりを欲しがりますが、かといってずっと一緒に遊べる体力はなくなりますので、適度に家族と触れ合える位置を確保してあげてください。
③ストレスをかけないようにする
余計なストレスをかけないように、高齢猫には今までの慣れ親しんだ環境を変えないようにしましょう。室内の散歩のルートやお昼寝の場所、室内の家具の配置等は、変えないようにして猫ちゃんの習慣を守ってあげられると良いでしょう。また、この時期に新しい子猫等を迎えるのは、老猫にとってとても大きなストレスになるので控えましょう。
④食事に気を付ける
歯が弱くなり、消化機能も衰えてきてしまう高齢猫には、柔らかく食べやすい食事を与えてあげてください。また、運動量も減るので、カロリーは控えめに。
老猫用のキャットフードが手軽だと思いますが、猫ちゃんが食べにくいようなら細かく刻んで与えたり、ペースト状にして与えるなどして、猫ちゃんに合わせてあげてください。
⑤毛づくろいのお手伝い
高齢猫になっていくと体の柔軟性が失われてきて、段々と若いときのように体中を毛づくろいすることが難しくなっていきます。猫はきれい好きですから、飼い主さんが毛づくろいのお手伝いをしてあげてください。ブラッシングは軽めに毎日し、シャンプーは体に負担になるので回数を減らします。水の要らないドライシャンプーなんかを使うののもいいでしょう。また、運動量が減るので爪とぎが十分にできないことがあります。飼い主さんがマメに切ってあげてください。
⑥一緒に遊ぶ
高齢になってくると寝ていることがかなり多くなりますので、運動不足が心配となります。おもちゃ等での適度な遊びは体を動かす意味と、脳への刺激の意味もあります。起きている時間を見計らって、猫ちゃんが疲れない程度に遊んであげてください。
ペットを飼っていればいつかは来てしまう老いですが、少しの気遣いで高齢猫も過ごしやすい環境ができますので、まだ取り入れていないことがあればぜひ実践してあげてください。高齢になっても元気に快適に過ごしてほしいものですね!
【その他の記事】
※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓
参照;可愛い猫との暮らし方・しつけ方 小島正記
写真;http://www.flickr.com/photos/43296408@N08/6669879071, http://www.flickr.com/photos/8414198@N04/14734160834