Author Archives: わんだほー先生

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ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

ブリティッシュショートヘアの代表的な病気の症状と予防法を知ろう!

PK_BLOG-2017-07-31

 

 ブリティッシュショートヘアはその名前の通りイギリスが原産国で、ショートヘアーである分、グルーミングなどのお世話が非常に簡単な品種です。不思議な国のアリスに出てくるチェシャ猫のモデルと言われる世界的にも人気あり、独立心が強く、抱っこがあまり好きではない子が多いようです。メスは3キロから4キロ程度、オスは少し大きめで大きい子は8キロぐらいまでになるようですが、太りやすい可能性もあり、なりやすい病気もあるので注意しなければなりません。以下が代表的な病気になりますので参考にしてください!

 

 

 血友病Bの概要

 ブリティッシュショートヘアの血友病Bとは人間にもある病気で、血液凝固因子のIX因子に異常がある遺伝病です。それによって血液が固まらなくなり、例えば事故で大怪我をして出血したり、手術をする際に出血して止まらないことがあります。

 血液が凝固して止まる為には、まず最初に一次止血と言って血小板が働いて傷口に栓をします。しかし、これだけでは非常に不安定ですから、二次止血と言って、複雑に沢山のタンパク質(凝固因子)が作用する一連の凝固経路が働きます。この時に、一つの凝固因子であるIX因子に異常がある為、最終的に血液は十分に止まらない事態が起きるのです。

 オスに多い珍しい病気で、重篤な場合には生後間もなく亡くなることもあります。軽度の場合は、生後6ヶ月ぐらいの時期に症状が明らかになると言われています。丁度、去勢手術や避妊手術の時期に検査で判明したり、それまでに傷口の出血が止まらなかったり、外見からはわかりませんが、内臓にも出血があると考えられます。飼い主さんが気づかれる症状としては、特にワクチンの後の皮下出血や腫れ、元気が無く、食欲消失、発熱などがあります。何度も繰り返す出血から貧血になると、心拍が不整になったり、場合によっては呼吸が速くなったりします。眼の中や脳からの出血などは失明に繋がることもあります。

 【治療方法】

 治療は、止血剤を使ったり、出血の量が多い場合には輸血が必要になることもあります。輸血においては、血液型に関する情報をしっかりと確認しなければなりません。血液型に関しては、以下を参考にして下さい。

 

▶ブリティッシュショートヘアの血液型

 猫ちゃんの血液型はA型、B型、AB型の3種類あります。これは名前が人間のものと同じようですが、人間とは異なり、猫ちゃん独自の分類です。病気ではありませんが、ブリティッシュショートヘアーは、一般的な猫ちゃんに多いA型ではなく、B型の個体が多く見られます。血液型の違いが人間の輸血の際に問題になるように、猫ちゃんが万が一輸血が必要になった時に、血液型を予め知っておいた方が、当然不安も減ります。病院に相談して血液型検査を行うことをおすすめします。

・血友病Bの予防

 遺伝病である為、予防の方法はありませんが、病気の子に関しては外出を絶対にさせないこと、多くの病気の原因になる肥満を予防すること、毎日の歯磨きをしっかり行い、歯周病による歯茎からの出血をさせないこと、など、出血のリスクがないようにケアすることが重要です。

 

肥大型心筋症の概要

 猫ちゃんの心臓病の中で一番多いのが肥大型心筋症で、ブリティッシュショートヘアは遺伝的にかかりやすいと言われています。この病気の正体は、心臓の筋肉(特に左室)が内側に向かって分厚くなっていくことで、心不全による体調の異常が出ます。長い時間放置しておくと最終的には亡くなってしまうことがあります。

 

【症状】

 突然現れる場合もありますが、ゆっくりと進行して経過をたどる場合が多く、徐々に心臓のポンプ力が低下して呼吸が苦しくなったり、或いは血液の流れが悪くなることから肺に水が溜まったり、血液が固まりやすくなり、固まったものが血管を塞いで下半身がフラフラしたり、倒れてしまうこともあります。健康診断などで雑音が聴取されたりしたことで見つかることもありますが、無症状で過ごす時間が長い為、見つかった時には症状が進んでいることが殆どです。

 

【治療方法】

 エコーなどで診断されると、心臓の負担を減らすような内服薬を生涯続けることになります。また、突然の症状が悪くなった場合には緊急処置を行いますが、入院中に亡くなる場合もありので要注意です。

 

【予防方法】

 遺伝的にその傾向があることがわかっているので、普段から毎年健康診断を受けることが何と言っても一番大事であり、早期発見、早期治療に繋げることで病気の進行を遅らせることができます。また、心臓に負担をかけることから、肥満は絶対に注意しなければいけません。外出も、外出先で何かあると二次的な問題(例えば、倒れた場所に車が来る、木から落下など)もあるので絶対に避けるべきです。

 

 尿路結石症の概要 

 特に太ったオスの猫ちゃんに多いこの病気は、ブリティッシュショートヘアも好発種とされています。3歳から5歳頃に発症することが多く、尿路(腎臓から尿管、膀胱、尿道)のどこかで結石ができたことで、血尿が出たり、頻尿になったり、或いは結石が詰まって尿が出なくなったりすることもあります。痛みから猫ちゃんは非常に敏感に攻撃的になることもあります。結石が詰まった状態を放置しておくと、急性腎不全で亡くなってしまうこともある怖い病気です。

【原因】

 食餌の内容やストレス、飲水量の低下、などが指摘されています。
結石の種類は4種類(ストルバイト、シュウ酸カルシウム、尿酸、尿酸アンモニウム)がわかっており、特にストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)やシュウ酸カルシウムが多くの場合の原因成分と言われています。

 

【治療方法】

 エコーで膀胱に尿が溜まっていないことを確認し、頻尿や血尿ではあるけれど尿が出ていることがわかれば、血尿や痛みに対しては抗生物質と消炎剤の内服薬で治療を行います。またお水をよく飲ませることと、何より、食餌の成分をコントロールしなければいけない為、処方食を食べなければなりません。この病気は処方食が治療のメインで、獣医師の指示がない限り、絶対にフードは変更することができないので注意して下さい。指示された処方食で溶ける結石の場合には、自然に溶解するのを待ちます。溶けない結石の場合には、それ以上作らせない為に処方食を続けます。

 万が一、尿が出ない場合には緊急事態ですから、すぐに病院で”つまり”を解除してあげなければなりません。カテーテルを尿道に入れて処置を行いますが、多くの場合、急性腎不全を起こしていることがあり、非常に危険な状態です。カテーテルの処置で解除が不可能な場合や、処方食で溶けない大きな結石(自然排出できない大きさ)の場合には手術になることがあります。

 

【予防方法】

 まずはストレスのない生活、運動をさせて太らせないこと、お水をよく飲ませること(ファウンテンなどを使ってみる)、フードに関してはある程度のグレード(プレミアムフードなど)で尿路結石予防とされているものを選ぶこと、この4点でかなりの予防ができます。しかし、プレミアムフードでも結石ができることがあります。また、多頭飼いをしているとストレスが多いので、単独でいられる場所を作るなどの工夫をしてあげましょう。トイレの回数や尿量チェックは毎日、全ての子にしてあげなければなりません。少しでも頻尿と思ったら、すぐに病院へ連れて行き、重症になる前に治療をスタートさせましょう。

 

 肥満の概要 

 多くの猫ちゃんが肥満になる傾向があると言われており、ブリティッシュショートヘアも注意が必要です。肥満により二次的に別の病気になりやすくなることは、人間と同様です。例えば、関節炎は体重による負担から悪化する可能性があります。糖尿病になるリスクは普通の体型の猫ちゃんよりもずっと高くなります。心臓への負担や呼吸器への負担も考えられます。かわいい太った猫ちゃんといっても、背後には病気のリスクが隠れていることをしっかり認識して減量をしなければなりません。

【治療方法】

 殆どの場合、肥満の猫ちゃんの飼い主さんはフードの量をあまり気にしてないという事実があります。猫ちゃんのフードの袋の後ろ(缶詰のラベルやパウチの後ろ)には適切な量が体重あたりで書いてありますから、まず、それを参考にして、果たしてあげすぎていないかを検討する必要があります。また、すでに太ってしまっている体重のための量を与えてしまうと、そのままの体重を維持することになり、減量にはなりません。理想体重を知ることが一番大切です。猫ちゃんは、体型の指標となるBody Condition Score (BCS)1から5で、理想的な3に当てはまるように理想体重を検討してください。以下にBCSについて説明します。

BCS1 非常に痩せており、筋肉も薄く、肋骨が明らかに出ている。

BCS2 痩せ気味、筋肉は多少ついているが、肋骨が出ている。

BCS3 理想体型、肋骨は触るとはっきり分かり、腰のくびれもある。

BCS4 やや太り気味、肋骨はあまり分からず、腰のくびれはわずかにある。

BCS5 肥満体型、肋骨は全く分からず、腰のくびれがない。

 ここで示してある BCS4 は理想体重から約20%太り過ぎ、BCS5は理想体重から約40%太り過ぎとされます。この数字を使うことでおよその理想体重が計算でます。(例:現在が5キロでBCS4であれば、5÷1.20=約4.2キロ)

 理想体重がわかったら、その体重に合わせたフード量の調節を少しずつ行い、ゆっくりと減量をしなければいけません。1週間で体重の約1%〜2%を減らすぐらいのペースが適切です。

 

【予防方法】

 肥満を予防するには、人間と同じ、適度な運動と食餌量の管理です。適当にお皿が空いたら盛る、といったやり方では必ず太ると思って下さい。また、なるべく月に一度程度は体重測定をして現実を知ることも大切です。そして、キャットタワーで遊ばせたり、オモチャを使っての軽い運動を毎日行うことも予防につながります。

 

 糖尿病の概要 

 人間の病気で常に話題になるのがこの糖尿病ですが、猫ちゃんにも存在します。中でもブリティッシュショートヘアーは、この病気になりやすいと言われています。血糖値が非常に高くなり、腎臓でも糖が多すぎることで十分に再吸収できず、尿にも糖が出てしまう病気です。膵臓(ランゲル半島のβ細胞)から分泌される、インスリンという血糖値を下げるホルモンが出ないか、或いはこのホルモンの効果が十分でないことが原因です。前者をインスリン依存性糖尿病と言い、後者をインスリン非依存性と言い、猫ちゃんは後者のタイプの方が多いです。

【症状】

 多飲多尿、痩せてくる、よく食べる、脱水、嘔吐、などで、最初に飼い主さんが気づくポイントだと思います。放置していると、神経系の症状が出てくることもあり、早期に治療をすることが必要です。

 

【治療方法】

 糖尿病は、血液検査と尿検査で診断が下ると、インスリンの皮下注射と食餌制限、軽い運動を行うことがメインになります。大抵、検査入院でインスリンの量を決めてもらいます。自宅では決められた量を決められた時間にご飯を食べさせてから打つ、という指示が出ます。ご飯を食べないのにインスリンを打つと低血糖で緊急事態になりますから、絶対にご飯を食べていることを確認することが必要です。

 処方食を食べることになりますが、このフードは低炭水化物、高タンパクになっています。決められた食餌を決められた時間に与え、決められたタイミングでインスリンを注射する、といった形式が取られることが多いです。また、血糖値を安定させることができると、インスリン注射などは必要なくなることもあります。

 

【予防方法】

 原因には、肥満や遺伝、ストレス、などが関連しているという報告もありますが、いずれにしても肥満と運動不足はどの病気にも繋がるリスクを抱えていることになります。日頃からの軽い運動と食餌の量の管理、体重の定期的なチェック、の3点は健康維持に非常に大切なことです。

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エジプトが原点のネコちゃんアビシニアンの性格やかかりやすい病気とは?

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 小さなマウンテンライオンのようなアビシニアンは、その原点がエジプトにあり、まるでエジプトの彫刻などにある美しい猫の姿に似ているとされる説と、エチオピア(旧名 アビシニア)やインドが起源であるとされる説など、意見は幾つかあるようです。しかし、何れにしても彼らは非常に筋肉が発達して、短くて特徴のある色の被毛が見事です。性格は非常に遊びが好きで、頭が良く、人間が訓練をして何かを覚えさえることも可能かもしれません。そんな長い歴史を持つこの種類には、どんなかかりやすい病気があるのかを紹介したいと思います。

 

 進行性網膜萎縮の概要

 目の病気の一つですが、アビシニアンは遺伝的にこの病気になる可能性があります。目は、外側から強膜、ブドウ膜、網膜、の3つの膜から構成されており、一番内側にある網膜は光を感じ、それを映像として視神経から脳にデータを送ります。この働きには網膜にある視細胞(2種類の細胞、捍体細胞、錐体細胞)が関わっており、捍体細胞は暗い光や白、黒に対して、錐体細胞は色に対しての情報処理を行います。しかし、進行性網膜萎縮では、網膜が薄くなって、その機能が働かなくなる為、視力の低下(失明を含む)が見られます。

・症状

 まず、捍体細胞に異常が見られることで、夜によく見えなくなる(夜盲症)という症状が出てきます。進行するにつれて、物にぶつかる、動きが鈍くなる、瞳孔が開いている、おもちゃなどに反応しない、などが明らかになります。2歳頃に発症することが多く、徐々に進行して失明に至ります。

・治療

 残念ながら治療法は確立されていません。症状が出始めたら、環境の変化をあまりしないようにする工夫が必要です。部屋の模様替え、食餌をする場所、トイレの移動などは厳禁です。常に同じ場所にあることを心がけ、目が見えなくても位置を覚えさせておけば安心です。また、目の不自由な方に接する場合と同じで、突然触るなどしてびっくりさせないように、必ず声をかけてから抱っこなどをするようにしましょう。

・予防法

 遺伝病と考えられるので予防法はありませんが、普段から猫ちゃんの行動をよく観察して、目が見えづらくなっていないか、行動が鈍くなっていないか、などを日頃からのチェックしておきましょう。異常に早く気がついて早期診断に繋がることで、その後の生活環境作りを早めにスタートしてあげることができます。

 

 

 腎アミロイドーシス(アミロイド腎症)の概要

 アミロイドとは繊維状のタンパク質で、体のあちこちの臓器に沈着をして、その機能や構造にダメージを与え、最終的には機能不全を起こしてしまいます。特に腎アミロイドーシスは、肝臓から生産される血清アミロイドA(SAA)が腎臓の髄質と呼ばれる内側の部分に沈着する病気ですが、アビシニアンの場合、遺伝的にこの病気を発症する可能性があります。発症は1歳から5歳の間が多く、平均的には3歳ぐらいと言われていますが、オスよりも若干メスの方が多いです。

 

・症状

 腎臓の機能が低下して多飲多尿、脱水、痩せる、嘔吐、尿毒症、などの腎不全と同様の症状が見られます。また、血液が固まりやすくなることで血栓を形成することがあります。

 

・治療法

 残念ながら、進行性の腎アミロイドーシスそのものの治療はありませんが、腎不全から来る尿毒症の症状などを緩和することができます。基本的には、腎臓に負担をかけないようにタンパクを制限した食餌療法と、脱水や尿毒症を緩和する為に病院や自宅で点滴を行います。また、腎臓機能の状態に応じて、内服薬が必要になりこともあります。

 

・予防法

 遺伝病の為、予防をすることはできませんが、早期診断と早期治療を実現することで、腎臓の負担を軽くすることができます。ですから、若い時から常に健康診断を習慣づけ、獣医師に定期的にチェックをしてもらうことが必要です。

 

 

 膝蓋骨脱臼の概要 

 小型犬に多い病気ですが、猫ちゃんには珍しく、その多くは遺伝的素因によるもので、アビシニアンやデボン・レックスは発症しやすいと言われています。これは、膝蓋骨(膝のお皿)が外れる状態で、膝蓋骨が収まる溝が浅かったり、大腿骨(太ももの骨)や脛骨(膝下の二本ある骨の内、太い方)に異常があったりすることで発症します。実際に外れる(脱臼する)方向は体の内側(内方脱臼)であることが多く、大抵、3歳以下の時点で発症しています。

 

・症状

 全く気づくことがなく無症状で過ごしていることもあり、痛みが出る場合には高い所にジャンプしたがらない、歩行がぎこちない、うずくまった状態であまり動かない、などの症状が見られます。また、特に内方脱臼のある場合は、股関節形成不全も同時に発症している可能性も考えられます。

 

・治療法

 どんな場合も、肢に問題がある猫ちゃんの第一の治療は体重管理です。理想体重を超えた肥満傾向の場合には必ず減量を必要とし、肢に負担をかけないようにします。また、無症状で、偶然、ワクチン時の健康診断などで発見された場合には、経過観察となります。非常に痛みが強く、歩きづらいなどの問題が出ている場合には、まず、絶対安静と消炎鎮痛をメインとした治療を行います。内科的な治療で落ち着かない場合には、外科的に手術を必要とする場合もあります。

 

・予防法

 遺伝が関係している為、予防はできませんが、早期に膝蓋骨の状態を知っておく必要があります。ワクチンの際に行われる健康診断は早期発見の重要なタイミングですから、十分に活用して下さい。また、健康維持と肢の負担軽減の為、太らせないことは言うまでもありません。

 

 毛ピルビン酸キナーゼ欠損症の概要 

 ピルビン酸キナーゼとは、赤血球の中でのエネルギー代謝において必要な酵素です。生まれつきこの酵素が欠損していることで、赤血球が若いうちに壊れてしまい、赤血球の数が減ることで貧血が起こり、続いて、それに付随した症状が出て来ます。アビシニアンやソマリなどは、遺伝的にこの病気になる可能性が考えられます。

 

・症状

 貧血以外の症状は、疲れやすい、あまり運動をしたがらない、頻脈、食欲不振、黄疸、などがあります。外側から見て明らかに貧血などの症状が出てくるのは、3歳前後と言われていますが、症状の重さには個体差があります。

 

・治療法

 この病気は完治することはない病気ですから、対症療法と言って、症状に合わせた治療がメインとなります。貧血が重度である場合には、輸血を行ったり、赤血球不足により酸素運搬が適切でなくなる為、酸素室を必要とする場合もあります。また、脾臓が結果的に大きくなることがあり、外科的に脾臓摘出を行うこともあります。症状が軽度である場合は普通に寿命を全うできる子もいますが、症状が重篤な場合には、早期に亡くなってしまう子もいます。

 

・予防法

 遺伝病の為、予防はできませんが、他の遺伝病と同様に健康診断を毎年行うことで、早期に病気の発見をして、それ以降は常に経過をしっかりと観察し、少しでも体調が悪いと感じたら、早めに受診することをおすすめします。

 

心因性脱毛症の概要 

 心因性脱毛とは、ストレスなどによって猫ちゃん特有のグルーミングをやりすぎて、結果的に毛が抜けて”ハゲ”を作ってしまうことで発症します。どの猫ちゃんもなる可能性はありますが、アビシニアンは特にその傾向が強いです。大抵、お腹のあたりをよく舐めている姿を発見し、後ろ肢などに発展していくことが多いようですが、猫ちゃんにより様々です。原因は心因性ではありますが、この病気の重要なポイントは、本当に心因性なのか、実は皮膚病や膀胱炎(お腹を舐める為)などが隠れていないかをしっかりと確認するところにあります。飼い主さんは、初め、ただ舐めているだけとあまり気にしていないことが多いですが、非常に重症になると脱毛した場所が赤く炎症を起こして来ることもあり、その時点で”もしかしたら異常かもしれない”と認識されることになります。

 

・治療法

 猫ちゃんやワンちゃん達は、違和感を感じた部分を舐めることが多いです。例えば、ノミが寄生して皮膚が痒かったり、その部分が痛かったり、膀胱炎による腹部の不快感、といったことで舐めていることも考えられます。その為、診断にはそれらの検査を必要とします。検査の結果、特に異常が見られないとすれば心因性と診断が下ります。ここで非常に重要なことは、普段の生活の中で、その子にとって何がストレスなのかを見極めることです。どういった生活環境にあるのかを獣医師に詳しく説明して、獣医師と一緒に解決策を考えて行かなければなりません。殆どの場合は、飼い主さんが今まで以上に遊びの時間を増やしてスキンシップを取ったり、様々なキャットタワーやおもちゃを試してもらい、グルーミング以外に”やる事、楽しむ事”を与えて気晴らしをさせ、問題は解決することができます。物理的に舐めさせないように、飼い主さんが留守の時には、エリザベスカラーをしておくことも有効ですが、中には全く受け付けてくれない子もいて、かえってストレスを増やすことにもなり兼ねないので、猫ちゃんの反応を見なければいけません。また、猫ちゃんの性格によっては、一時期はひどくなったり、一時期は治まったり、を繰り返すことがありますから、常に行動観察が必要です。

 

・予防法

 アビシニアンは高い所に飛び乗ったり、何にでも興味を持って向かって行く、休むことを知らない、もしかしたら眠ることさえ知らない、と言われるぐらいの遊びが大好きな猫ちゃんです。飼い主さんが何かをしていると、それに興味を持ってついてくる、というタイプですから、当然、暇を持て余す状態は好ましくありません。ですから、常に沢山のオモチャやキャットタワーを用意して、その本能を十分に満足させてあげなければなりません。忙しいから相手をしてあげられない、ではなく、相手をしてあげられない時には”オモチャ”を渡して、気を紛らわせてあげることが不可欠です。

 

人間と違って、ペットは自分の体調不良を言葉で伝えられないからこそ、少しでも異変を感じたらすぐかかりつけの獣医師に受診するようにしましょう!

 

 

 

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参照画像:

https://matome.naver.jp/odai/2134701991476561001?page=1&grid=false

獣医さんが教える!!高齢犬が注意すべき病気

 

    高齢犬で注意したい『がん』『僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)』『慢性人疾患(腎臓病)』について解説します。

 犬も高齢になると、人間と同じように様々な病気の問題を抱えるようになります。飼い主の方が、ちょっと気になる症状で気軽に受診したら、実は重い病気だった、ということもよくあります。また、高齢犬に多い病気は残念ながら完治が難しい病気がほとんどです。ですので、なるべく早期に発見し、早期に治療を始めることで、元気な時間を長く保つことができます。

 そこで今回は、高齢犬によく見られる代表的な病気『がん(腫瘍)』『僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)』『慢性腎疾患』について解説しますので、ぜひ高齢犬を抱えている方や、これから高齢を迎える犬と暮らしている方は必見です!

 

PK_BLOG-2017-07-31

 

► がん(腫瘍)

 『がん』とは、体の中の細胞が、体のバランス機能を無視して、勝手にどんどんと細胞分裂を繰り返し、大きな塊になったり、血液中にがん細胞がばらまかれてしまう病気です。

実は犬に限らず動物の体では、毎日のようにがん細胞が作られています。しかし通常は自分自身でがん細胞を除去する機能を持っているため、問題になることはありません。ところが何らかの原因でがん細胞を除去できなくなってしまうと、がん細胞が増えてしまい、がんを発症するようになります。ですので、がんは細胞分裂を行うどんな場所にでも発生します。犬では、皮膚の腫瘍や乳腺腫瘍(乳がん)が多く見られます。他にも脳腫瘍や肺がん、肝臓がんや前立腺癌など、様々な部位でがんが見られます。

 

  • 皮膚の腫瘍(皮膚がん)

皮膚のがんは、厳密には皮膚組織から発生したがんのことを指しますが、皮膚組織の下に存在する皮下組織に発生したがんも、実際には皮膚が膨らんだように見えることがから、皮膚組織、皮下組織のどちらのがんも『皮膚がん』として扱うことが多いです。

皮膚がんにも、肥満細胞腫や悪性黒色腫と言った悪性のがんや、脂肪腫、皮脂腺腫のような良性のがんなど、様々な種類のがんが存在しています。そして、それぞれのがんによって治療方法が異なるため、まずは動物病院できちんと診断を受けることが重要です。

【治療方法】

 基本的に『外科手術』で完全に取り除くことが優先されます。中にはリンパ腫のように化学療法(抗がん剤療法)が非常に高い効果を示すがんもありますし、場所によっては切除が難しいがん、あるいは犬が麻酔に耐えられないようなケースでは、放射線療法を行うこともあります。また、これらの治療方法を組み合わせることで、より治療効果が高まることもあります。ほとんどの皮膚がんは、その種類や発生場所、あるいは犬の持病や薬物に対する感受性など様々な要素を考慮して治療方法を決める必要があります。そのため、一頭一頭の状態を的確に把握して、かかりつけの先生と十分話し合った上で、その犬にとってより良い治療方法を選択してあげるようにしてください。

また、いずれの皮膚がんも、小さいうちに見つけてあげる、つまり早期発見が治療を行う上で重要になります。そのため日頃から犬とのスキンシップをしっかりと取るようにし、皮膚にしこりがないかこまめにチェックしてあげるようにしてください。

 

  • 乳腺腫瘍(乳がん)

 犬の乳腺腫瘍は、避妊手術をしていない雌犬に多く見られます。しかし避妊手術を受けた雌犬にも発生しますし、稀に雄犬にも見られることがあります。一般的には、その犬が生まれてはじめて発情する前(およそ生後7ヶ月齢まで)に避妊手術を実施することで、乳腺腫瘍の発生率を下げることができると言われています。また犬の乳腺腫瘍は50%が悪性で、残り50%が良性と言われていますが、最近の学術報告では日本国内のデータで約70%が良性だったという報告もあります。また、乳腺腫瘍は一つだけのこともあれば、複数発生することもあり、中には悪性と良性の乳腺腫瘍が混在していることもあります。

 犬の乳腺は、胸から下腹部にかけて広がっており、乳首は8個~10個存在しています。そのいずれの部位にも乳腺腫瘍が発生する可能性がありますので、日頃から乳腺付近にしこりがないかチェックしてあげることが重要です。

 

【治療方法】

 犬の乳腺腫瘍は外科手術による切除が治療の基本です。ただし、切除方法は様々で、腫瘍部位だけを切除する方法、片側の乳腺を切除する方法、すべての乳腺を切除する方法などがあります。どの手術方法を選択するかは、乳腺腫瘍の発生状況やその犬の状態によって決まります。また、乳腺腫瘍が過度に大きくなった場合は切除が難しくなったり、あるいは炎症性乳がんと呼ばれる外科手術不適応の乳腺腫瘍もあります。何れにしても早期発見が何よりも大切ですので、普段からのチェックをしっかりしてあげるようにしましょう。

 

  • 内臓の腫瘍

体の各臓器にもがんは発生します。しかし、どの臓器の腫瘍も初期はなんの症状も示さないことが多く、気付いた時には手遅れ、というケースが多々あります。がんは早期発見、早期治療で、完治できることもありますし、また元気に過ごせる時間を長く保つことができます。ですので、飼い主の方が気づきづらい内臓の腫瘍については、定期的に動物病院で健康診断を受け、早期発見に勤めることが重要です。

 

► 僧帽弁閉鎖不全症

 僧帽弁閉鎖不全症は、小型犬に多く発生する心臓病です。心臓は全身の血液を循環させるポンプの役割をしていますが、一定方向に血液が流れるように、心臓の中にはいわゆる逆流防止弁が作られています。その中の一つの『僧帽弁』が機能低下を起こし、血液の一部が逆流することによって様々な症状を引き起こすようになる、それが僧帽弁閉鎖不全症です。

 

【初期症状】

 こちらの病気はほとんど症状がわかりません。多くは、診察の中でたまたま心音の異常で気づくことがほとんどです。しかし、ある程度進行すると、乾いた咳をしたり、疲れやすい、呼吸が早いといった症状が見られるようになります。さらに進行すると、湿った咳、苦しくて伏せができなくなる、失神と言った非常に危険な状態に陥るようになります。

 

【治療方法】

 ほとんどがお薬による治療になります。ただしお薬による治療は、根本的に治すための治療ではなく、あくまで心臓の負担を減らし、長持ちさせるための治療です。ですので、基本的には一生、お薬を飲み続けることが必要ですし、それでもじわじわと病気は進行しますので、定期的に心臓の検査を受け、進行具合に応じてお薬の調整をすることが大切です。特に心臓の超音波検査は、僧帽弁閉鎖不全症の病態を把握するために非常に重要な検査ですので、治療を受ける際には必ず実施してもらうようにしてください。

また、最近では外科手術による根治療法も行われるようになってきました。ただしこの外科療法を実施できる施設は日本ではごく限られた動物病院になりますので、もし外科治療を考慮する場合は、かかりつけの獣医師に相談するようにしてください。

犬の僧帽弁閉鎖不全症は、進行すると非常に危険な状態になる病気です。そのため、なるべく早期発見、早期治療を行うことで、犬が楽に過ごせる時間を作ってあげることが大切です。

 

► 慢性腎疾患

 犬の慢性腎疾患は、以前は「慢性腎不全」と呼ばれていた病気で、高齢の犬に多く見られる病気です。腎臓の機能が低下してしまう病気で、「体の老廃物を尿へと排泄させる」という機能が失われるため、老廃物が体に蓄積し、様々な症状を引き起こしてしまう病気です。

【症状】

多飲多尿(たくさんお水を飲むようになり、薄い尿をたくさんするようになる症状)、体重減少といった症状のほかにも、元気食欲の低下、貧血といった症状が見られることもあります。さらには、尿毒症という状態に陥ると、独特の口臭や嘔吐下痢、口内炎、けいれん発作などの症状が見られるようになり、手遅れになると命を落とす危険もあるため注意が必要です。

また、慢性腎疾患の診断は血液検査や尿検査によって行われます。一般的には血液検査で腎臓の数値をチェックすることが多いのですが、実はBUN(血中尿素窒素)やCre(クレアチニン)と呼ばれる数値は、腎機能が70%以上失われないと異常値を示さないため、より早期に腎機能の低下を見つけられる尿検査や新たな血液マーカーが利用されています。また、それらの数値によって慢性腎疾患の進行度を評価することもできるため、できるだけ定期的にチェックするようにしましょう。

 

【治療方法】

 その病態によって異なりますが、大きく分けて、食事療法、薬物療法、輸液療法が中心になります。今のところいずれの治療も慢性腎疾患を完治させることはできず、あくまでも犬の負担を取り除く意味合いの治療になります。一部、研究レベルの治療で腎臓移植や再生医療を実施している施設もありますが、まだまだ一般的な治療方法ではありません。また、尿毒症が見られるような重度の腎疾患では、入院管理による輸液療法が重要になります。重度の容態を乗り越えた場合、あるいはそこまで重症ではない場合は、食事療法や薬物療法が中心になります。しかし、徐々には病気は進行していきますので、食事療法や薬物療法での維持が難しくなった場合は、通院での輸液療法を行うようになります。

 

▻ まとめ

高齢犬で多く見られる病気は、どれも『早期発見』が重要になります。そのためには日常生活の中で、犬の症状や体の異常に早く気付くことも大切ですし、また動物病院での定期健診を受けることも非常に有効です。

犬は多少の症状であれば、飼い主の方に気づかれないよう本能的に症状を隠してしまいます。ですので、見た目に元気=健康とは言えませんので、「うちの子は全然元気だから大丈夫」と考えるのではなく、いずれやってくる体の異常に対して、早く対処し、病気になっても元気な状態を少しでも長く保てるように注意してあげることが重要です。

 

 

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獣医さんが教える!!高齢猫が注意すべき病気

 

 

 猫も人間と同じように年をとると様々な病気にかかります。しかし実際に動物病院に来院される飼い主の方の中には、「猫がこんな病気になるなんて知らなかった」「飼うとき、誰も教えてくれなかった」という方もいらっしゃいます。

ここでは、高齢の猫で見られる病気の中でも『がん』『甲状腺機能亢進症(心臓に異常が見られる病気)』『慢性腎疾患』について解説します。

いずれの病気も早期発見することで、よりよい治療が可能となります。ぜひそれぞれの病気の特徴を知り、あなたの猫の異常を早く発見できるよう、本記事を役立てましょう!

 

PK_BLOG-2017-07-31

 

► がん(乳がん)

 高齢になると、腫瘍性疾患、すなわち『がん』を発生する割合が高くなっています。一般的には、猫は人間や犬よりもがんは少ないと言われていますが、それでも乳がんやリンパ腫といったがんを診察することは多くありますし、もちろん口の中や鼻の中のがん、胸やお腹の内臓のがんなど、人間や犬と同様に、猫でもあらゆる場所にがんは発生します。

今回は、猫のがんの中でも比較的多く見られる乳腺腫瘍について解説します。

 

  • 乳腺腫瘍(乳がん)

 猫では、がんの中でも乳腺腫瘍は比較的多く見られます。おそらく内臓や血液など、外見からではわからないがんよりも見つけやすいためだと思いますが、それでも同じように見つけやすいはずの皮膚がんよりも、発生が多い印象です。しかし、猫の乳がんは、80~90%とほとんどのものが悪性だと言われており、比較的よく見かけるがんですが、決して簡単に治療できるものではありません。猫の乳がんの多くは高齢になってから見られるものです。
犬では、小さい頃の初回発情前の避妊手術によって、乳がんの発生率を下げることができると言われていますが、猫では実際に確認されてはいません。しかし、乳がんは卵巣ホルモンの影響が大きいと言われていますので、猫でもある程度の予防効果がある可能性があります。

 

猫の乳腺は左右に胸から下腹部にかけて存在しており、左右4つずつの乳頭があります。乳がんはその乳腺付近に発生するがんで、「しこり」として触知されます。そのしこりは発見した状況にもよりますが、大きさは様々ですし、中には一つだけでなく、複数のしこりが見つかることもあります。

 

乳腺付近にしこりが見つかった場合、基本的には外科手術が選択されます。一般的にがんの診断は、手術の前にしこりに注射針を刺し、その針の中から採れた細胞を顕微鏡でチェックします。そうすることで、どのようながん細胞が原因となっているのか、ある程度推測することができるのですが、乳がんの場合は、細胞の形だけでははっきりしないことも多く、また、確率的に猫の乳がんの多くは悪性のため、針を刺す検査を省略して、そのまま外科手術を行うこともあります。

外科手術を行う場合、しこりだけを切除する手術や、一部の乳腺を一緒に切除する手術、あるいは全ての乳腺を完全に切除してしまう手術など、様々な方法があります。どの手術方法を選択するかは、一頭一頭の状況によって異なりますので、実際には手術を行う獣医師としっかりと相談して決めていただくことになります。

 

また、猫の乳がんの多くが悪性ということから、私自身の経験として、ほとんどの猫の乳がんでは手術を行っています。しかし、病院に連れてくるのが遅くなってしまった猫では、乳がん自体に痛みを持っていたり、あるいは大きくなりすぎて破れてしまい、化膿を起こしているようなケースもあり、猫自身は大変辛そうにしていました。

さらに、すでに肺など他の臓器に転移してしまっている場合も、多くの場合は手術は行いません。

 

また、猫の乳腺腫瘍では、切除後の再発予防、あるいは全身麻酔のリスクが高く、手術が困難な猫に対して、抗がん剤療法を実施したり、放射線療法を行うこともあります。

 

前述のとおり、乳がんの予防として、初回発情前の避妊手術は有効である可能性があります。それ以外には、今のところ明確な予防方法はありません。また、しこりが小さい方が手術の負担も少なくなりますから、普段から乳腺付近にしこりがないか、こまめにチェックして早期発見に努めることも重要です。

 

► 甲状腺機能亢進症

 犬と比べて、猫は高齢になっても心臓の病気がものすごく多い、というわけではありません。しかし、心臓に負担をかける病気の中に、甲状腺機能亢進症という病気があり、これは高齢の猫でしばしば見かける病気です。

甲状腺とは甲状腺ホルモンを分泌する内分泌器官ですが、その甲状腺が過剰に甲状腺ホルモンを分泌してしまう病気です。甲状腺ホルモンは、体の代謝を司るホルモンで、それが過剰に分泌されると代謝が亢進し、様々な症状を発症するようになります。

 

初期症状
⇒ 食欲増進、体重減少、ギラッとした目つきなどが見られますが、これらは一見、病気とは気づきづらい症状です。そのため、このような段階では、ワクチン接種など他の病気で来院された時に初めて気付く、あるいは健康診断で気づくということが多く見られます。ちなみに健康診断では、血液検査では肝臓関係の数値が上昇したり、レントゲン検査で心臓の肥大を認めたりします。

さらに症状が進むと、お水をたくさん飲んで、薄い尿をたくさんするようになる、毛艶が落ちてしまう、元気食欲が落ちてくるという症状が見られるようになります。しかし、この段階でも飼い主の方の中には「高齢だから仕方ないね」ということで、病気に気づかない方もいらっしゃいますので注意が必要です。

猫の甲状腺機能亢進症は、血液検査で調べることができますので、高齢の猫で気になる場合は、健康診断などで一緒に調べておくことをお勧めします。

 

原因
⇒ 甲状腺の腺腫または腺癌、つまり良性または悪性の腫瘍です。悪性の甲状腺癌の場合は、進行も早いため積極的な治療が必要ですが、良性の甲状腺腫の場合、その進行は緩やかなため、必ずしもがんとしての治療(外科手術や化学療法、放射線療法)を行うわけではありません。

その場合、多くはお薬で甲状腺ホルモンを抑えたり、食事で甲状腺ホルモンを作りづらくすることによって管理しています。
特に近年は、猫の甲状腺機能亢進症に対応した療法食が作られ、比較的安全に病気の管理ができるため、導入している動物病院も多いと思います。

猫の甲状腺機能亢進症ははっきりとした原因(なぜ腫瘍になるのか)はわかっていません。そのため早期発見、早期治療が非常に重要ですので、日頃から、怪しい症状が見られた場合には、積極的に血液検査で甲状腺ホルモンを調べるようにしましょう。

 

► 慢性腎疾患

 慢性腎疾患はかつて慢性腎不全と呼ばれていた病気です。高齢の猫では最も多く見られる病気で、また完治させることが難しいため、積極的な治療を行い、なるべく元気な状態を長く維持できるようにしてあげることが重要です。

 

猫はその祖先が砂漠で暮らしていたことから、水が貴重な環境でも生きていけるよう、水分を効率よく利用できる仕組みを持っていると言われています。腎臓は、体の老廃物を尿に排泄させる役割をもつ臓器ですが、体から過剰な水分が尿に出ていかないよう、腎臓で濾過された水分を再吸収させる仕組みが備わっています。猫は、その水分を再吸収させる能力が高く、水分が少ない環境でも生きてけると言われているのですが、その分、腎臓にかかる負担が大きいため、高齢になると機能が落ちやすいと考えられています。

 

初期症状
⇒ 非常に分かりづらく、外見上はほとんど健康な猫と変わりません。そのため、なるべく早い段階で猫の慢性腎疾患に気づくためには、定期的な尿検査が有効です。目に見えないレベルの異常を見つけることで、早い段階での腎機能の低下を確認することができます。ちなみに、一般的には腎機能のチェックは血液ですることが多いですが、実は血液上の数値は、猫の腎機能の70%が障害を受けないと異常を示さないと言われています。ですので、血液検査で異常が見られた場合には、すでに初期症状ではなくかなり進行している状態と言えます。そのレベルでは、お水をたくさん飲み、たくさんの尿をする、痩せる、食欲がなくなるなどの症状が見られるようになります。さらに病気が進行してしまうと、『尿毒症』と呼ばれる症状(口臭、口内炎、嘔吐、けいれん発作など)が見られるようになります。

 

猫の慢性腎疾患は残念ながら完治させることができません。研究レベルでは腎臓移植により治療を行なっている施設もありますが、ごく限られた大学病院などになります。ですので、多くは完治させるのではなく、症状を緩和し、できるだけ腎臓を長持ちさせるための治療が中心になります。中でも輸液療法は、通院や入院が必要ですが、慢性腎疾患の症状を緩和させるのに非常に有効な治療です。そのほかにも、ACE阻害薬と呼ばれる血圧を下げるお薬、療法食による食事療法、食事中のリンを吸着させるサプリメントなども有効だと考えられています。また近年では、新しい猫の慢性腎疾患治療薬も発売されており、よりしっかりとした治療が可能になっています。

 

猫の慢性腎疾患は、完治させることが難しい病気で、なるべく早く治療を開始することで、元気な状態を比較的長く維持させることができます。そのため、定期的な尿検査で早期発見に努め、慢性腎疾患を患ってしまったら、できるだけ積極的な治療を行い、猫の負担を減らしてあげることが重要です。

 

▻ まとめ

 今回ご紹介した高齢の猫で多く見られる病気は、どれも初期症状には気づきづらいものばかりです。
しかし、病気に気づかず進行させてしまうと、猫にかなり辛い思いをさせてしまいます。そうならないためにも、早期発見できるよう普段からの定期的な検査などを心がけていただければと思います。

 

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犬から人へのSFTS感染確認!犬猫のマダニ対策を考えよう!

厚生労働省が、先日2017年10月10日に、マダニ感染症として知られるSFTSの「犬からヒト」への感染が確認されたとの発表をして、ニュースで話題となっています。

今年の7月にも、野良猫を保護しようとして猫に噛まれた女性がSFTSに感染し死亡したとしてニュースになったばかりでした。
【世界初】SFTSの哺乳類からの感染か!?殺人ダニ(マダニ)が媒介する病気に要注意!

その後も感染のSFTS患者の拡大は進んでいました
マダニ媒介の感染症「SFTS」被害増加中

今回は、改めてニュースを振り返ると共に、特にペット(犬・猫)を飼われている方に向けてお話したいと思います!

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2017年10月10日のニュースのまとめ

2017年10月10日、厚生労働省は初めて犬からヒトへの「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」感染が明らかになったと発表をしています。

感染したのは徳島県の40代男性で、飼い犬のお世話の最中に感染したものと見られています。
2017年6月頃に、飼い犬が体調を崩し、動物病院を受診しその後SFTSと診断され、男性も同じように下痢などが続く症状が出て、病院を受診したところ、男性もSFTSと診断されたとの事です。現在は飼い犬も飼い主の男性も回復しています。

今回、男性はマダニにも飼い犬にも噛まれていないという事で、犬の看病をする中で唾液などが男性の目や口などの粘膜から感染したとみられています。
噛まれていないにも関わらず感染したという事は、とても怖い事です。

SFTSはどのような病気?症状は?

発熱や嘔吐、血尿・血の混じった慢性的な下痢を繰り返すようになる病気で、重症化し死亡するケースもあります。日本国内のSFTS患者では致死率は20%にのぼります。

世界では、SFTS(severe fever with thrombocytopenia syndrome)ウイルスは2009年頃から中国で大発生し、韓国でも発症の確認がされています。

今回のケースでは犬からの感染となったSFTSですが、一般的にはマダニが媒介する病気として知られています。ご自身が山などの草むらに入りマダニに噛まれてしまうケースやペットについたマダニが人間に移り噛まれるケースなどです。
多くの場合、猫や犬自身はSFTSを発症するケースは稀とされておりますが、今回のようにペットに発症が疑われているケースや、ペットについたマダニに噛まれないためにも飼い主さんや犬猫に触れるときは注意が必要です。

新たな感染ルート!「犬猫▶︎ヒト」

今まではSFTSのウイルスを持つマダニに噛まれることのみで感染するとされていたSFTSですが、今年の2件のニュースから犬や猫から人にも感染するという事がわかりました。
飼い主さんは、ご自身がマダニに噛まれないように気をつけると共に、ペットからの感染の可能性も考え対策していく事が大切です!また、今回のニュースではマダニにも犬にも噛まれていないという事で、ペットと触れ合った後の手洗いなどを徹底するという事も必要でしょう。

ペットのマダニ対策を考える

一般的にマダニが活発になる時期は、春から秋にかけてと言われており、今の10月という季節はマダニ要注意時期であると共に、キャンプや行楽にも行く機会も増える事を考えると飼い主さん並びにペットのマダニ対策は必須です!

冬でも、暖かい地域は1年中マダニが活動する地域もありますし、マダニの種類によっては冬でも活動するものもいます。そのため、マダニ対策は1年中をおすすめしています。

ペットのマダニ駆除薬は何が良い?

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参考:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22077920Q7A011C1CR8000/
https://www.dcc-ncgm.info/topic/topic-sfts/
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrd/3142-pr3963.html
http://www.asahi.com/articles/ASKBB5GHVKBBULBJ00J.html
https://www.photo-ac.com/

大型猫ノルウェージャンフォレストキャットがかかる主な病気の症状と予防法

 

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ノルウェージャン・フォレストキャットはどのようなネコちゃんですか?

 ノルウェージャン・フォレストキャットは大型サイズの猫ちゃんで、非常に筋肉が発達しており、その美しい長毛で颯爽とした姿は見ていて飽きません。しかし、長毛だけに毎日のブラッシングは非常に大変ですで、寒いスカンジナビアの厳しい冬を乗り切る為に備えたダブルコートの毛皮は、残念ながら暑さが苦手なため、日本の気候は厳しいものがあります。そして、遺伝的になりやすい病気も当然存在しますから、以下に紹介する病気を参考にしてみて下さい。

 

 

☆ 肥大型心筋症の概要 ☆

 肥大型心筋症は猫ちゃんの心臓病の中で一番多い病気です。何種類かの純血種の猫ちゃんでは遺伝が関係あるとされており、ノルウェージャン・フォレストキャットに関しても遺伝的な原因が考えられています。この病気は、心臓の左側にある左心室(心臓の先端側)の内側の筋肉が、特別な原因もなく徐々に分厚く肥厚してしまいます。その結果、心臓に出入りする血液が不十分になり、全身に血液を送るポンプの働きが著しく低下して行きます。この際、血液の循環が悪くなる為、血液の中に血栓ができて血管の中で詰まってしまう二次的な問題も出てきます。飼い主さんが気づく頃には病気はかなり進行していることが多いです。

・症状

 運動をしたがらない、苦しそうに呼吸をする、舌が紫になる、元気がない、食欲が落ちる、などです。血栓が詰まってしまうと後ろ肢のふらつきなどが見られることがあります。少しでもおかしいと思ったら、すぐに病院に連れて行かないと、場合によっては亡くなってしまうこともあります。

・治療法

 初期の段階はレントゲンやエコーで診断をしてから治療が始まりますが、症状が少しでも出ている場合は、心臓の機能を助ける内服薬を使うことになります。また健康診断などで、元気で無症状であるけれどエコーで偶然見つかったなどの場合は、定期的に検診をしながら経過観察をして行きます。重症例の場合には、静脈から点滴を入れて緊急の治療を行います。残念ながら、猫ちゃんの状態によっては、死に至ることもあるので治療開始は一刻を争います。予後に関しては、猫ちゃんによっては長生きできる子もいますが、あまりよいとは言えません。

・予防法

 遺伝の可能性が高い為、予防法としては小さい時から健康診断を定期的に受け、特にエコー検査は欠かさずに行うことが重要です。どの病気もそうですが、早期発見をして早期に治療を開始すれば寿命の長さに繋がります。

 

☆ 股関節形成不全の概要 ☆

 大型犬に多く認められる先天性の病気ですが、猫ちゃんでも見られます。先天的に股関節が十分に発育しておらず、太ももの骨(大腿骨)がはまっている骨盤の関節のはまりが浅く、歩く際にびっこを引いたり、歩くことで二次的に関節炎が起こり、痛みがひどくなると歩けなくなることもあります。また、場合によっては関節が完全に外れて脱臼を起こすことがあります。

・症状

 多くは1歳程度で症状が出てきますが、それ以降の場合も考えられます。普段からあまり動きたがらない、ジャンプをしない、腰を振るように歩く、などの症状が見られた場合は注意が必要です。

・治療法

 レントゲン検査によって診断がつきますが、治療は症状により変わって来ます。基本的には痛みや炎症を取り除く内服薬を用います。それに並行して必ず安静にしてもらいます。猫ちゃんは痛みが取れるとすぐに動き出しますが、炎症が完全に治ったわけではありませんし、原因である形成不全はそのまま残っているので、無理をすると症状の悪化に繋がります。重症な場合には手術を行うこともあります。

・予防法

 遺伝的な原因が考えられているため、小さい頃からジャンプなどの動きに注意することと、バランスのとれた栄養を取らせ、軽い運動と体重管理はしっかりと行いましょう。体重が重くなることで、隠れていた症状がすぐに酷くなる可能性もあります。いずれにせよ、普段の行動でおかしいと感じたら、早期の受診をおすすめします。

 

☆ グリコゲン貯蔵病タイプIV(糖原病)の概要 ☆

  この病気は非常に珍しい遺伝病です。グリコーゲン(糖原)は食物から入ってくるブドウ糖などの炭水化物を元に肝臓や筋肉で生成されて貯蔵されます。そして必要な時にグリコーゲンはグルコース(血糖)に再度分解されて使われることになります。しかし、これらの一連の過程で必要な酵素に先天的な異常があるため、結果的にグリコーゲンが肝臓や筋肉に貯蔵されたままになってしまいます。この病気は異常がある酵素によりタイプが分かれていますが、ノルウェージャン・フォーレストキャットはタイプIVとされています。診断に関しては、血液検査やエコーなどの他に遺伝子検査などがあります。

・症状

 生後半年ぐらいで現れると言われ、低血糖、発熱や筋肉の低下、神経症状などが見られます。また、15ヶ月程度で亡くなってしまう場合が多いです。

・治療法

 低血糖になる危険が常にあるため、炭水化物が多い食餌の管理が第一になりますが、それ以外に見られる症状には対症療法が行われます。

・予防法

 遺伝病であるため予防法はありませんが、最初のワクチンの時から常に健康診断をしっかり行い、心配であれば遺伝子検査も行うとよいでしょう。

 

☆ 毛球症の概要 ☆

 北国出身のダブルコートであるため、グルーミングで飲み込んでしまう毛の量は短毛の猫ちゃんに比べるとかなり多いです。毛球症は、飲み込んでしまった毛が胃にとどまって、腸にも移動できず、口から吐き出すこともできない状態です。ブラッシング不足、ストレスによる過剰なほどのグルーミング(場合によっては毛が薄くなることもあります)、食餌の繊維不足、などが理由として考えられます。

症状としては、食欲不振、便秘、吐こうとしても何も出ない、触ると怒る(便秘のためにお腹が不快)、などですが、重症例では腸閉塞を起こすことがあります。原因は、

・治療法

 軽症の場合には、毛球除去剤を舐めさせます。除去剤で便を出しやすくして、毛球を一緒に排出させます。それでも効果がない場合には、手術により摘出が必要になります。回復後は、軽症の場合も重症の場合も、必ずブラッシングと毛球コントロールされている植物繊維が多めのフードを使う、予防的に毛球除去剤を常に舐めさせる、などの徹底的なケアが必要になります。

・予防法

 長毛であることはブラッシングが必要であり、ブラッシングをすることで無駄毛を除去し、さらに毛が絡まった場合の毛玉も予防できます。また、フードは毛球コントロールがされている物(植物繊維が多い)を与えることも必要です。ストレスに関しては、遊び相手になったり、もし多頭飼いをしているのであれば、プライベートになれる空間を作ってあげるなどの工夫をしてあげましょう。

 

☆ 熱中症の概要 ☆

 暑さは冬が得意な猫ちゃんにはとても危険な条件です。ダブルコートにくるまったノルウェージャン・フォレストキャットは、特に日本の夏の暑さには注意しなければいけません。

・症状

 環境が暑すぎてしまうことで体温が異常に上昇して、口を開けたまま舌を出し、よだれが出て来たり、目が充血して来たりもします。嘔吐や下痢、ぐったりすることもあります。症状が進むと痙攣などを起こして亡くなってしまうこともあるのです。特に夏の外出時には、部屋の温度が上昇しないように工夫をしなければいけません。

・治療法

 熱中症の場合には体温が40℃以上になっていますから、まずは冷たい水をかけたり、氷を当てたりして体温を下げることから始まります。それと同時に点滴をして脱水を防ぎます。長時間暑い場所にいた場合は、体の中は臓器が茹であがるような状態になっていますから、場合によっては多臓器不全でなくなることもあります。

・予防法

 絶対に暑い部屋や車に閉じ込めることをしてはいけません。最近は夏場の気温が異常に高く、昔と違って学校の教室もエアコンがない状態では辛いと思いますが、猫ちゃんも辛いのは同じです。夏の外出時には、部屋の温度が人間の適温ぐらいの28℃を維持し、お水はたっぷり用意しておきましょう。また、人間同様に太っていると脂肪により熱を発散しにくいので体重管理も重要です。

 

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参照画像:

http://c.wlkr.jp/categories/detail/36

【しつけ方法】犬の噛み癖・吠え癖

こんにちは、オクスリラボです。

今回は、「犬の噛み癖・吠え癖」の効果的なトレーニング方法について。

愛犬に噛み癖や吠え癖がついてしまい、困っている飼い主さんは要チェックです!

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はじめに

犬の噛み癖と鳴き声のお悩みは、飼い主さんのお悩みランキングの上位に入る、よくある困りごとの一つです。

また、愛犬の癖がいつまでたっても、どんなに叱っても治らない…うちの愛犬はしつけが利かない!なんて嘆いている飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかし、これらの犬の癖の原因はその他の犬の問題行動と同様に、飼い主さんの「しつけ」ができていない、もしくはその手法を誤っていることがほとんどです。

子犬のうちにしつけることができればより良いですが、どんなに成犬になってもしつけができないということはありません。根気強く教えることで、成犬でもしつけを成功させることはできます。

また、噛み癖や吠え癖は本能による行動の面が強いため、犬種によっても噛みつきやすい犬種、吠えやすい犬種というのが存在します。

今回はそんな「犬の噛み癖・吠え癖のトレーニング方法」、「噛みつきやすい・吠えやすい犬種」をご紹介します。

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人間にとっての問題行動?

実際、噛み癖も吠え癖も、犬が野生で暮らす場合は何ら問題ではありません。むしろ本能による行為であることがほとんどです。犬が人間社会で暮らすからこそ、それが「問題行動」になってしまいます。飼い主さんはそれを理解したうえで、しつけを行う必要があります。やみくもに叱っても解決しないのです。

こういった人間社会において行う必要があるしつけのことを「人間社会における犬の社会化」とも呼びますが、我々と共に人間社会で暮らす上ではこの犬の社会化というのがとても大事になってきます。それが本能行為だとしても、犬にやめるように覚えてもらわなくてはいけないのです。

 

噛み癖とは

犬が噛みつくことで困ることといえば、「飼い主や他の人が怪我をしてしまう」、「噛みつかれて、ブラッシングや歯ブラシ、爪切りができない」といった内容でしょうか。

実際、噛み癖がある場合、飼い主や他の人が怪我をしてしまうばかりではなく、犬のお世話にも支障をきたしてしまいます。場合によってはひどい怪我を負ったり負わせたりして、病院へいかなくてはいけないこともあるかもしれません。また、ブラッシングや歯ブラシなどができないことは犬自身の健康を害すことにもなってしまいます。

そんな人間にとっては厄介な噛み癖。やめさせるのが難しいしつけの代表だといわれていますが、そもそも犬に噛み癖がついてしまう理由として、以下のようなものが考えられます。

・子犬時代の甘噛みを可愛いからと許してしまっていた
・怖いことや嫌なことをされて自分を守るために噛みついている
・犬の歯がむずがゆくて噛んでしまう

一つ目は飼い主に許されてきたことで、噛むことが悪いことだと認識できていないケースです。噛む力が弱い子犬の頃に許してしまった行動を成犬になってから突然やめるようにしつけをすることになりますので、容易ではないことが分かると思います。

二つ目は恐怖から自分を守ろうとして噛みついているケースです。これは犬の気性にもよりますが、何かしらのトラウマを抱えていることで発生することが多いため、一つ目と同様に解消させるのは飼い主さんの努力が必要になってきます。

三つ目については子犬によく見られることで、歯の生え変わり時期などに歯がむずがゆくて見境なく噛みついてしまうケースです。こちらについては獣医師さんにも聞きながら、歯の状態を見て対策を考えることになります。

 

噛みつきやすい犬種

噛み癖についてご紹介しましたが、実は犬種によっても「噛みつきやすい犬種」というのが存在します。

愛玩小型犬:
マルチーズ、シーズー、パピヨン、ヨークシャーテリアなど

これらの犬種は警戒心が強く興奮癖があるため、お気に入りのものを守る際などに噛みついてしまう傾向にあります。

狩猟犬、牧畜犬:
ラブラドールレトリーバー、ダックスフンド、ボーダーコリー、コーギー、テリア系など

これらの犬種は獲物を追いかけたり、捕まえるために人間に改良されてきました。そのため噛むこと自体はいわば本能として行われます。

日本犬:
柴犬、甲斐犬、秋田犬など

日本犬はもともと警戒心が非常に強い犬種ですので、本能で近づく者に噛みつく傾向にあります。

 

噛み癖へのトレーニング

このトレーニングでは、「褒めるしつけ」と「驚かせるしつけ」(叱りつける、叩きつけるしつけではありません)の両方を実践します。

(1)噛み癖が発生する状況を用意します。(どういった際に噛み癖が出るのかを飼い主さんはよく観察しておきましょう)

(2)噛み癖が発生したタイミングで「驚き」を与えます。
・痛い!などの大きな声を出す
・噛んではいけないものに苦味成分を塗っておく
・遊びの最中の場合、遊びを中断する

(3)犬が驚いて噛むという行動を一瞬やめたタイミングで「ご褒美」(おもちゃ・おやつ・遊びなど)と「褒め言葉」を与えます。
 
これを繰り返すことで、犬は「噛むのをやめる」とご褒美がもらえると認識をするようになります。できれば噛むという行動をやめたタイミングで愛犬がアイコンタクトを取ってくるまで待つことで、何か発生した際には飼い主の指示を仰ぐことを意識できるようになり、その他のしつけもしやすくなります。

「噛むと怒られる」といった恐怖による支配ですと、恐怖で噛みついている犬は更に警戒心を強め、おどおどした性格になってしまう場合があります。

なお、覚えてきたタイミングでご褒美は少しずつ減らしましょう。ご褒美に飽きてしまう可能性があるのと、しつけを繰り返すうちに飼い主さんの褒め言葉自体がご褒美になるためです。

 

吠え癖とは

犬が吠える時はどのような時でしょうか。見知らぬ犬や人間に向かって吠える、サイレンに反応して吠えるといった場面がほとんどだと思いますが、そのどれもが「警戒している」「恐怖を感じている」「何かを知らせている」といったように何かの理由があります。

よく「犬の無駄吠え」なんて言ったりしますが、犬が吠える時には何かしら理由があり、「無駄吠え」なんてものは存在しないのです。しかし、やはり噛み癖と同様に人間社会で暮らす上ではどうしても犬にやめてもらいたいことの一つですよね。

 

吠えやすい犬種

吠えやすい犬種といえば、「吠えることが仕事」だった犬種や、「本能が強く残っている犬種」があげられます。

狩猟犬、牧畜犬:
ビーグル、シベリアンハスキー、ダックスフンド、ジャーマンシェパード、テリア系

吠えて獲物の場所を知らせるような仕事をしてきた犬種は、家庭犬として飼育する場合も吠えやすいといえます。

他に愛玩犬の中でも怖がりの性格であったり、神経質な性格の場合は吠えることが癖になっているケースもあります。

 

吠え癖へのトレーニング

吠え癖のトレーニングでも「褒めるしつけ」と「驚かせるしつけ」の両方を実践します。

(1)犬が吠え始めたら「驚き」を与えて別の何かに犬の注意を向けます。
・鍋の蓋を床に落とす
・壁をコンコンと叩く、など

(2)犬が吠えるのをやめて落ち着いたタイミングで「ご褒美」を与えます。

気を付けたいのが、以下の点です。
・飼い主が大きな声で怒らないようにする
・吠えるのをやめてすぐに褒めないようにする

飼い主が大きな声を出すことで、一緒に吠えていると勘違いさせたり、更に恐怖心や興奮を加速させてしまいます。また、すぐに褒めてしまうことで吠えたことを褒められていると勘違いさせてしまいます。

 

まとめ

人間にとっては「問題行動」となる犬の噛み癖と吠え癖ですが、犬にとっては必ず何かの意味を持つ本能による行動です。そんな本能を人間社会で暮らすために押さえるのがしつけなのです。

また、本能における行為だからといって、しつけをしない場合、犬を人間社会で暮らしづらくさせてしまいます。しつけをしない結果として、犬が不本意に叱られ続けたり、場合によっては人に危害をくわえて事件化してしまったり、犬にとっても不幸を呼ぶことになってしまいます。そのため人間の都合だとしても、しつけは必ず必要なのです。

また、しつけの際は決して大きな声で叱りつける、体罰を加えるなどの支配するしつけはしないようにしてくださいね。「恐怖による支配」は犬の本来の生態から考えてもおすすめできるものではありません。ご自身でしつけが難しい場合はしつけ教室などのプロにお願いすることも検討してみてください。飼い主さんが怒ってばかりですと、飼い主さんも犬も不幸ですよね。

愛犬と信頼関係を作りながら根気強く向き合ってみてくださいね☆

 

PK_BLOG-2017-09-05

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写真参照:https://www.photo-ac.com/main/detail/202557?title=頭痛に悩む日本女性5,https://www.photo-ac.com/main/detail/514896?title=黒いシェパード9