
猫の肉球の特長。
猫の脚の裏には「肉球」があり、それは、クッションの役割をします。
犬の肉球と違い、猫の肉球は基本的には特別な手入れはいりません。ただ、人間の足の裏と一緒で、ツボが集中していると言われているので、嫌がらないようなら、軽くマッサージしてあげると良いでしょう。
ピンク色だけじゃない、黒い肉球!?
猫の肉球は、ピンク色の場合と黒い場合があります。黒い肉球ではわかりにくいのですが、いつもピンク色の肉球が白っぽく見えたら、それは貧血状態を示します。動物病院への受診が必要な状態です。
特に恐ろしいのは、普段はピンク色の後足の肉球が白っぽく見えて、後足が麻痺したり痛がったりしているような素振りを見せている時です。後足に続く動脈に血栓が詰まっている可能性があります。早急に治療しなければ、命に関わる病気です。これは肉球そのものの病気ではありませんが、飼い主様が肉球の色の違いにいち早く気づく事が、救命の可能性に繋がるので、覚えておくと良いでしょう。
肉球も病気になるの?
肉球そのものの病気として、第一に挙げられるのは、形質細胞性足皮膚炎です。一部の肉球が、もしくは全ての肉球が浮腫みます。通常、痛みはなく、自然治癒する事も多いのですが、重症化する場合もあります。重症化すると、肉球は潰瘍化し、細菌などに感染します。そうなると、痛みが激しく、歩くのも嫌がるようになります。
この病気は、免疫機能の異常が関与していると考えられており、猫エイズウイルスや猫白血病ウイルスに感染している猫では、起こりやすいと考えられています。治療法としては、細菌の二次感染に対応するための抗生剤と、免疫異常を抑えるステロイドの投与が一般的です。ただ、どちらも根本的な治療法ではなく、対症療法です。潰瘍がひどい場合には、その部分を切除する外科手術が必要になる場合もあります。
どうやったらいいの?肉球ケア。
季節によっては、人の皮膚と同じように、肉球も乾燥してパリパリになってしまうことがあります。肉球専用のクリームなどがありますので、ひどくなりそうなときは是非お手入れをしましょう。また、普段からサプリメントなどで、ネコちゃんの皮膚を健やかに保つのも良いですね。いつもしっとり、プニプニの肉球でいられるようにしてあげてくださいね。
参考画像
www.flickr.com/photos/93587218@N00/178768115
www.flickr.com/photos/42975747@N00/4872459557
参考
「イラストでみる猫の病気」講談社(1998)
http://www.petwell.jp/disease/cat/nikukyuuhifuen.html
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