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室内犬&ドッグフード飼育でも寄生虫駆除(虫下し)って必要?

室内犬として飼っていて、ドッグフードで飼育しているので、自分の飼い犬は寄生虫への感染はないはず!と考えている飼い主の皆さんも多いかもしれません。 確かに、室内犬でドッグフード飼育していれば、寄生虫への感染の可能性は低いといえるでしょう。 しかし、感染の可能性が全くないかというとそうではありませんので注意が必要です。   体内寄生虫ってどんなもの? ・回虫症・・・・回虫とは、哺乳類の小腸等に寄生するミミズのような寄生虫です。回虫症は犬回虫という寄生虫に感染することにより発症します。また、可能性は低いですが、人間にも感染の可能性がある病気です。 ・鉱虫・・・・鉱虫症は犬十二指腸虫症ともいいます。かぎのような歯で腸内粘膜にくっつき血を吸います。鉱虫症は貧血、下痢、血便、食欲不振、元気がない、胃腸障害などの症状が見られる病気です。 ・鞭虫・・・・体の半分は太く、半分は細くなっており、ムチのような姿の寄生虫です。感染すると食欲不振、貧血、下痢、血便、脱水症状等の症状がみられます。 ・条虫・・・・体長は50cmをも超える平たいひも状の寄生虫です。少数の場合は、あまり症状が出ることがないが、多数寄生した場合には、下痢、食欲不振、体重減少等の症状が出ることがあります。 ・コクシジウム・・・・・腸内にコクシジウムという原虫が寄生することでコクシジウム症にかかります。特に子犬の感染が多いので注意が必要です。 寄生虫の感染経路は? こういった寄生虫は、虫卵が口から入って感染するものもありますが、回虫や鉱虫は胎盤や乳汁を通じて親犬を通じての感染も起こります。また、鉱虫や鞭虫はお散歩のとき等に感染することがあります。条虫については、他の寄生虫と違い蚤から感染するタイプの寄生虫です。 また、子犬にはコクシジウムという寄生虫が腸管内に寄生していることがよくあります。   どのように寄生虫感染しているかしていないか確認できる? 寄生虫感染の確認方法は、検便が一般的です。ただ、検便では寄生虫を100%検出はできません。ですので、健康状態が良ければ広範囲の寄生虫に効く駆虫薬を処方してもらうのが良いでしょう。かかりつけの獣医さんに相談をしてみましょう! 寄生虫対策は? 既にブリーダーの方々のところで、母犬や生まれた子犬に対しての駆虫をきちんとしているケースもあると思いますが、子犬を購入・入手された際には、検便等を行い寄生虫感染の有無を確認する方が良いでしょう。上記にも書きましたが、基本的に寄生虫対策は、まず検査をし、そして駆虫薬で確実に退治をすることです。 【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓     Photo;http://www.flickr.com/photos/55658968@N00/9333562490, http://www.flickr.com/photos/9092428@N04/3456161182 参照;愛犬のトラブル100 必ず直せるしつけ方 小林豊和他     

飼い猫は健康ですか?猫の健康チェックポイント一覧

今飼っている猫ちゃんの健康状態をある程度飼い主さんがチェックしたり、これから猫を迎える方は新しい猫を選ぶ際にも猫の健康チェックができるととても便利ですよね! ということで、今日は、簡単にできる猫の健康チェックポイントを伝授いたします。   猫の健康チェックポイントはどこ? ●体毛・毛並み  毛が薄い部分やハゲなどはありませんか?ある場合は、アレルギー性皮膚炎やカビによる円形脱毛症の可能性もありますので、獣医師に相談してみましょう。 ●爪・肉球  爪が抜けたり、肉球に傷はついていませんか?もしそのようなことがある場合は、猫は上手く動けずストレスをためているかもしれませんので、気を付けてください。 ●足  歩き方におかしなところはありませんか?足をずっと引きづっている、いずれかの足を地面につけないで歩く、また足にしこり等がある場合は、一度調べてもらった方が良いでしょう。 ●お腹  基本的には、引き締まっているのが良いお腹です!妊娠以外でお腹が膨らんでいるようでしたら、回虫の感染や腫瘍、もしくはひどい便秘の可能性もあります。一度医師に診てもらいましょう。 またぶよぶよとたるんでいるお腹は運動不足です。肥満から他の病気も引き起こしてしまうことも多いですので、ちょっと自分の猫が運動不足かなと感じたら、意識して運動を増やしてあげてください。 ●体重  抱いたときに体格のわりに重たく感じる猫は、筋肉がよく発達しているものと思われ、理想的です。また、妙に軽く感じる場合は、虚弱体質な可能性があります。 ●耳  耳の中はきれいですか?もし、黒い耳垢がたまっていたらミミダニが寄生しているからかもしれません。専用の洗浄液を使ったり、ひどい場合は獣医さんに相談してみてください。このようなケースは悪化するとひどい皮膚炎になることもあるので要注意です! ●目  目はぱっちりと開いて生き生きとしており、興味を持ったものをじっと見つめる動作をするのが通常です。目ヤニや白い膜、涙目等は不健康な状態です。 ●鼻  健康な猫の鼻は湿っているのが正常です。ただ、眠っている間は乾いています。鼻水やくしゃみをする場合は鼻炎が疑われます。 ●口  よだれを出しているよであれば、口の中に傷があったり、口内炎等を起こしている可能性があります。ただ、マタタビに反応してよだれを垂らすのは正常なので、問題ないです。 ●舌・歯・歯肉  下は突起がありざらざらしているのが猫の特徴です。歯がきれいで鋭く、歯肉がピンク色なら健康な状態です。歯肉が腫れて口臭がひどいようであれば歯肉炎の可能性がありますので診断してもらいましょう。 上記に、ざっと猫の健康チェックポイントをあげました。特に部屋猫の場合には、飼い主さんしか日ごろの異変に気付いてあげられる人はいません。日ごろから猫ちゃんの健康状態をチェックするようにしてあげてください。日ごろからチェックしておくことが、万が一病気のさいの早期発見・早期治療につながります!   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   参照;かわいい猫との暮らし方・しつけ方 小島正記 Photo;http://www.flickr.com/photos/105567585@N06/15761683105, http://www.flickr.com/photos/47021802@N00/9360744103

高齢猫と上手に暮らすために。身近にできるケア6つ

猫の飼い主さんはご存知の通り、猫は1歳で人間でいう大人となり、気づけば飼い主さんの年齢を越していたということもあるでしょう。猫の寿命は10年~15年と言われており、早い猫では7歳くらいから老化の症状が現れ始めます。 今回は7歳~10歳くらいの高齢猫と上手に暮らすためのケアをまとめてみました。大切な飼い猫との短い時間を大切に過ごしていきたいものですね。 ①健康診断を受けましょう! 猫の老化は、早い子だと7歳くらいから、また一般的には10歳くらいから現れ始めます。また、そのくらいの年の猫は、感染症をはじめ様々な病気にかかりやすくなります。また、白内障等の病気も出てくる可能性があります。最低でも年に1回、特に13歳以降は年2回の健康診断を行いましょう。病気の早期発見で、悪化を食い止めることが大切です。 ②老猫が好む環境の整備 元々一日のうち多くを寝て過ごす猫ですが、年を取ればとるほどますます寝ている時間は長くなります。そんな長い時間を過ごすベッドをまず整えてあげてください。 寝場所は低いところで、夏涼しく・冬暖かい場所が最適です。また、老猫は若い時よりも家族のぬくもりを欲しがりますが、かといってずっと一緒に遊べる体力はなくなりますので、適度に家族と触れ合える位置を確保してあげてください。 ③ストレスをかけないようにする 余計なストレスをかけないように、高齢猫には今までの慣れ親しんだ環境を変えないようにしましょう。室内の散歩のルートやお昼寝の場所、室内の家具の配置等は、変えないようにして猫ちゃんの習慣を守ってあげられると良いでしょう。また、この時期に新しい子猫等を迎えるのは、老猫にとってとても大きなストレスになるので控えましょう。 ④食事に気を付ける 歯が弱くなり、消化機能も衰えてきてしまう高齢猫には、柔らかく食べやすい食事を与えてあげてください。また、運動量も減るので、カロリーは控えめに。 老猫用のキャットフードが手軽だと思いますが、猫ちゃんが食べにくいようなら細かく刻んで与えたり、ペースト状にして与えるなどして、猫ちゃんに合わせてあげてください。 ⑤毛づくろいのお手伝い 高齢猫になっていくと体の柔軟性が失われてきて、段々と若いときのように体中を毛づくろいすることが難しくなっていきます。猫はきれい好きですから、飼い主さんが毛づくろいのお手伝いをしてあげてください。ブラッシングは軽めに毎日し、シャンプーは体に負担になるので回数を減らします。水の要らないドライシャンプーなんかを使うののもいいでしょう。また、運動量が減るので爪とぎが十分にできないことがあります。飼い主さんがマメに切ってあげてください。 ⑥一緒に遊ぶ 高齢になってくると寝ていることがかなり多くなりますので、運動不足が心配となります。おもちゃ等での適度な遊びは体を動かす意味と、脳への刺激の意味もあります。起きている時間を見計らって、猫ちゃんが疲れない程度に遊んであげてください。 ペットを飼っていればいつかは来てしまう老いですが、少しの気遣いで高齢猫も過ごしやすい環境ができますので、まだ取り入れていないことがあればぜひ実践してあげてください。高齢になっても元気に快適に過ごしてほしいものですね! 【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   参照;可愛い猫との暮らし方・しつけ方 小島正記 写真;http://www.flickr.com/photos/43296408@N08/6669879071, http://www.flickr.com/photos/8414198@N04/14734160834

お散歩の目的と、犬種によって大きく違う必要運動量

[2019/01/25 更新] わんちゃんと一緒のお散歩の時間を毎日楽しみにしている飼い主さんも多いのではないでしょうか!? ところで、お散歩の意義を考えてみたことはありますか!? もちろん適度な運動をさせなければいけないというのもあるのですが、それ以外にもお散歩の大切な目的はあります。 また、自分の飼い犬の一日の必要運動量って把握しているでしょうか? 犬にはかなりチワワ等かなり小さい犬種からラブラドールのように大型の犬もいますので、それぞれの犬種によって一日の必要運動量には当然違いが出てきます。 ということで、今回は今一度お散歩について考えてみたいと思います! お散歩の意味とは!? ①運動のため・・・・もちろん、お散歩はわんちゃんの運動をさせるために必要です。しかし、犬種によって必要運動量は違い、現状のお散歩で運動量が足りているかどうかは確認が必要です。 ②生活のリズムを作るため・・・・適度な運動や排せつを一日の中に組み込み、生活のリズムを作ります。リズムができることで、ワンちゃんの精神的な安定にもつながります。 ③社会化のため・・・・日ごろから一緒にいる家族以外の人や犬ほかの動物等に出会うことで、社会の中で適応していくためのルールを覚えていきます。また、子犬の散歩にとっては「社会化」は特に重要です。ワクチン接種が終わった生後三か月以降くらいからお散歩を初め、すこしづつ環境に慣らしていってあげてください。 ④飼い主とのコミュニケーション・・・・家でももちろんコミュニケーションはできますが、実際にお散歩の中で「待て」や「座れ」等使ってみることや、飼い主さんと一緒に運動等することでわんちゃんとの関係は深くなります。 ⑤適度な刺激を得る・・・・他の犬に会ったり、いつもとは違う音や匂いがしたり、家にいるのとは違う環境に来ることで犬の脳を刺激してくれます。特に、老犬はこの外からの刺激を受けることで、老化防止にもつながります。老犬になれば体力は当然落ちてくるので運動目的というよりは、色々なものを見たり、匂ったり、感じたりすることを大切にし、老化防止に役立ててあげてください。   犬種によって違う必要運動量!! 自分の飼っているわんちゃんの必要運動量を考えたことがある方は意外と少ないかもしれません。ただ、よく考えてみると犬にはかなり小さい犬種から大きな犬種まで様々いますので、それぞれに必要な運動量は違ってくるというのは簡単に想像がつくと思います。また、体格は小さくても、狩猟犬や牧羊犬として活躍していた犬種は、ある程度の運動量が必要となります。まずは、自分の飼っている犬の犬種のことを一度調べてみると良いでしょう。 また、参考にいくつかい一日の必要運動量を載せてみました。 チワワ  ・・・・0.8km トイプードル・・・・1.6km ゴールデンレトリバー・・・・3~5km グレートデン・・・・10km ラブラドールレトリバー・・・・13km 犬種によってかなりの違いがあることが分かると思います。また、ラブラドールともなると一日の必要運動量をお散歩だけで満たすのは実際かなり難しいと思います。運動量の多い犬種は、自転車で並走させたり、ドッグランで走らせる等、お散歩以外の運動の機会を沢山与えてあげるようにしてください。 このように、お散歩の意味をよく考えてみると、犬にとってとても大切なものであることが理解していただけたと思います。自分のわんちゃんに合ったお散歩や運動スタイルを保ってあげられるといいですね!     【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   参考;犬の心理と行動 水越美奈  写真;http://www.flickr.com/photos/17424735@N00/2690783400,              http://www.flickr.com/photos/29601732@N06/3649061896  

犬の睡眠について知ろう。犬のいびきは病気の可能性もある!?

わんちゃんを室内で飼っている方々は、わんちゃんのいびきを聞いたことがある方もあるかもしれませんね! いびきをかいて寝る姿・・・想像しただけでかわいいですが、慢性的ないびきの場合には特に病気のサインだったりすることもありますので、いびきが気になる場合には動物病院に行って調べてもらうことも必要でしょう。 今日はわんちゃんの睡眠についてや、睡眠中のいびきについてお話ししたいと思います。 犬の睡眠時間 犬の睡眠時間は人間よりもかなり長く、子犬であれば一日の半分以上は睡眠時間となります。 大人の犬でも一日の半分近くは眠っています。 犬にも人間と同じように、レム睡眠(深い眠り)とノンレム睡眠(浅い眠り)がありますが、犬の場合は睡眠の八割は浅い眠りだと言われています。 また、犬も夢を見ます! 夢を見るのはレム睡眠、深い睡眠の時で、若い犬の方が夢を見ることも多いと言われています。 寝ている最中に夢を見ていていきなりピクッと動いたり、声を出しだり、しっぽをパタパタさせたりすることもありますが、特に心配する必要はありませんので、そっと寝かせてあげてください。 逆に熟睡中に頻繁に起こしてしまうと、落ち着きがなくなり情緒不安定になりますので、静かに見守ってあげてください。   犬のいびきには病気が潜んでいるかもしれません! 犬もいびきをかきます。 いびきの原因はいくつもありますが、犬種によってはいびきをかきやすい犬種というのがあります。シーズーやパグ等顔が扁平な犬の場合は、生まれつき鼻腔が狭く構造上いびきをかきやすいと言えます。 また、犬の肥満や鼻づまり等でもいびきの原因になります。 ただ、いびきはもっと深刻な病気のサインの可能性もありますので注意が必要です。気管虚脱という気管が狭くなる病気や、鼻腔や咽喉頭部の腫瘍の可能性、また心臓肥大という心臓病の一種もいびきを引き起こす原因と成り得ます。 若いわんちゃんがたまにいびきをかく程度であれば心配はいらないですが、いびきが慢性化していたり、どんどんひどくなったりしている場合は、念のため獣医さんに診てもらうようにすることをお勧めします。また、年配のわんちゃんがいびきをかく場合には、病気の可能性も高いですので、たかがいびきと侮らずに、気になる場合は早目に動物病院で検査を受けましょう!   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓  写真;http://www.flickr.com/photos/88589821@N00/2736835068           http://www.flickr.com/photos/29692536@N00/49147270 参考;http://www.thedogdaily.com/health/illness/dog_snoring_health/#axzz3ppfSAASW    犬の気持ちと行動がわかる本 小暮規夫

人間のガンを約90%の高確率でかぎ分ける犬がいる!?

人間のガンを高確率でかぎ分けられる犬がいるという話は、なかなか信じられないかもしれません。 しかし、実際に犬を使って人間のガンを発見するための研究が実は色々な国で実施されており、まだ実験の段階ですがかなりの高確率でガンを発見できているというのです。 そこで、今回は、その研究の内容をいくつか紹介し、癌を発見できる犬についてお話ししていきたいと思います。 世界中での様々な研究発表 イギリスのMedical Detection DogsとMilton Keynes Hospital NHS trustの研究によると、ガンの発見のために特別に訓練されたわんちゃん達が93%の高い確率で前立腺ガンを、彼らの嗅覚を使って判別できたことが報告されています。また、イギリスはヨーロッパの中で、ガンの早期発見率が低い国の一つのため、この方法が実用化されればガンの早期発見率が上がることを期待されています。 現状の前立腺ガンの検査方法で一番一般的なものは、PSA検査という血液検査で行われるもので、血液中のPSAという物質の量を測定することによりスクリーニングする方法です。しかし、実はこの検査の精度は20%ほどしかないということです。そのため、このPSA検査のほかにもいくつかの検査を組み合わせて詳しい検査をし、癌を確認していく形となります。 この発表はまだ実験の段階ではありますが、特別にトレーニングされた犬によって、前立腺ガンを93%の高い確率でかぎ分けられたということは、この現状のPSA検査よりも高い確率でガンを発見できるということで注目を集めています。 今後も研究を進めていき、現状のガン発見の検査よりも効果的であると認められれば、3年以内にイギリスの2か所の病院で実用化され、無料でワンちゃん達が患者さんたちを見て回るということです。 また、トレーニングされた犬によってガンをかぎ分けることができるという研究はこの他にもされており、いづれも約90%以上の高確率でかぎ分けることができると発表されています。 例えば、イタリアの研究チームが2014年に発表した内容によると、特別にトレーニングをしたワンちゃんによって前立腺癌を98%の高確率でかぎ分けることができるという内容が発表されています。 また、アメリカのアーカンソー大学の研究によると、トレーニングされた犬により、甲状腺ガンを約90%の確立でかぎ分けることができたという発表もあります。 まだ、実用化までは更なる研究が必要になるのでしょうが、ガンを発見できる犬が活躍する未来もそう遠くはないかもしれませんね。   【その他の記事】  ※ペットくすりでは色々なフィラリア薬をはじめ、様々はペットのお薬を取り揃えています↓   参考;http://www.dailymail.co.uk/health/article-3189903/Dogs-sniff-prostate-cancer-detect-tumours-93-accuracy.html    http://www.medicalnewstoday.com/articles/290600.php    http://www.medicalnewstoday.com/articles/277012.php 写真;  http://www.flickr.com/photos/53662163@N06/16525162295            http://www.flickr.com/photos/45642240@N05/5735755472

わんちゃんのシャンプーの頻度はどれくらい?

犬を飼い始めたばかりの方にとっては特に、わんちゃんのシャンプーはどのくらいの頻度で行うべきなのかということはふと疑問に思うところだと思います。 実際には、ワンちゃんのシャンプーの頻度はどのくらいがベストなのでしょうか? ということで、今日はワンちゃんのシャンプーの頻度についてお話ししていきたいと思います! 犬のシャンプーの頻度は?   一般的には、犬のシャンプーの目安は月に2回程度と言われています。 ただ、犬の種類、毛の種類によってや飼い方(外で飼っている方が当然汚れるのも早くなります)によって汚れ方も変わってきますので、絶対に月1~2回ということではありません。 例えば犬の毛の種類は短い毛で真直な毛質のほうが長い毛質のわんちゃんよりもシャンプー頻度は少なくなります。例えばプードルはドーベルマンよりもシャンプーの頻度が多いといわれています。 また、皮膚の乾燥を防ぐ成分が入ったものや、マラセチアの予防に使われるもの等、シャンプーの種類も色々ありますので愛犬にあった物を選んであげたいところです。 愛犬にとってのベストなシャンプーのタイミングについては何かの機会で動物病院に行った際などに、犬の種類や毛の状態、室内飼いか否か等を伝えてシャンプーの頻度やどんなシャンプーがお勧めかを聞いてみるのが一番です。 人間の感覚からすると、シャンプーが多い方が清潔になり良いような気がしますが、犬の場合はシャンプーをしすぎると、皮膚の大切な脂分を奪ってしまい、皮膚が乾燥してしまいますので洗いすぎも注意が必要です。簡単な汚れであれば、シャンプーを付けなくてもお湯だけで洗うのも一つの方法です。犬が特に汚れていない場合は定期的なグルーミングでも十分です。 グルーミングの基礎知識   シャンプーも必要ですが、日々のお手入れとしてはグルーミングが大切です。 グルーミングについてもまとめてみました。 わんちゃんのグルーミングの道具は主に下記の4つです。 ・スリッカーブラシ(ソフト・ハード)・・・たいていの犬に使用できるブラシです。特に短い毛や、アンダーコート(下毛のこと。ふわふわと柔らかい毛)のある犬に適しています。 ・コーム・・・毛質の柔らかい長い毛の犬種のブラッシングの仕上げに適しています。 ・ピンブラシ・・・ふかふかとした長い毛の犬種のブラッシングに適しています。 ・獣毛ブラシ・・・豚毛等を使ったブラシで、毛の短い犬種のブラッシングや2か月くらいまでの子犬に適しています。   グルーミング(短毛種) ブラシの種類;獣毛ブラシ・スリッカーブラシ(ハード) 方法;獣毛ブラシを使って毛の流れに沿ってブラッシングする。毛が生え変わる時期にはスリッカーブラシを使い抜け毛を取る。 頻度;毎日   グルーミング(長毛種) ブラシの種類;獣毛ブラシ又はピンブラシ、スリッカーブラシ(ソフト)、コーム 方法;獣毛ブラシまたはピンブラシを使い、毛並みを分けて下側の毛から順番に毛の流れに沿ってブラッシングをしていく。    やわらかい毛は絡まりやすいので、手でほぐしながら丁寧にブラシをかけましょう。    毛が抜け変わる時期は、ブラッシングの前に一度スリッカーブラシをかけてからすると良い。    ブラッシングの後は毛の流れに沿ってコームで仕上げる。足の裏や耳などの伸びすぎた毛があればカットする。 頻度;ブラッシングとコーミングは毎日   シャンプーにも色々と種類がありますし、ブラッシングの道具もいくつか使い分けが必要です。 皆さまの愛犬の種類や生活にあった皮膚や毛のお手入れの方法を見つけてあげたいですね! 【その他の記事】

お薬の併用についての注意点

わんちゃん、ねこちゃんの具合が悪くなって病院に行って飲み薬をもらうことってあると思います。 しかも、先週は怪我をして病院に行って、傷が治ってきたなーと安心していたら今度はお腹をこわした!!なんてことも結構あります。 また今みたいな雨が多く降る季節には、今日はお天気も悪いし、別の病院に行こう、 あるいは、病院に急いで行かなきゃいけないというほどでもないし、前にもらったこのお薬をあげて様子を見ようかな、なんてこともあるのではないでしょうか? こういった場合、もともと飲み薬を処方されていたけど、両方あげるべきか、新しいお薬だけ飲ませるべきか悩んでしまう、ということもあると思います。 ということで、今回は薬の併用についてお話ししていきたいと思います。     お薬が効く仕組み まずは、一般的にお薬が効いていく仕組みを説明いたします。 飲み込んだお薬は腸で吸収されて、その成分は肝臓に運ばれ、血液に溶け込んで全身を巡り、組織や細胞に体の不調を治すための反応を起こさせます。 つまり、多くのお薬はその成分自体が病気を治すのではなく、体の中でおこる反応を利用して、不調の原因を取り除くように作られています。 また、体の中でおこる反応が何段階にも及ぶ場合、その過程で別の成分(前駆物質なんて言ったりします)が作られることもあります。   お薬の併用に迷った時はどうすればいい? 結論から言って、こういった場合には、ちょっと面倒でも動物病院に直接確認をしてください。 お薬にはたくさんの種類があり、その性質も多種多様です。 最近では非常に優れた動物用のお薬がたくさん開発されていますが、どんなに良いお薬でも、真逆の効果を狙っているお薬を一緒に飲ませてしまっては、当然十分な効果は得られません。 それだけでなく、飲み合わせが悪いと全く別のところに作用するお薬でも体に害を及ぼすことがあります。 お薬を複数飲んでいる場合、飲み合わせが悪いとこの反応自体や前駆物質の機能を他のお薬に邪魔されて効かなくなったり、前駆物質同士が結合して体にとって好ましくない成分ができてしまうこともあります。その他にも、複数のお薬が体内で同じ反応を起こすことで効果が劇的に現れて、逆に具合が悪くなってしまったりすることがあります。 通常、複数のお薬を飲まなくてはならない時には、獣医師がそのお薬との飲み合わせを確認して問題のない組み合わせでお薬を処方しているはずです。 また、カルテにはきちんと今まで処方したお薬や処方期間、その効果についての記録がきちんと残っているはずですので、時期が重複して新しいお薬をもらう時には注意事項やお薬の上げ方の指示があるでしょう。 しかし、別の病院でもお薬をもらっていたり、飼い主さんの判断でお薬をあげた場合には、飼い主さんからの申告がない限り、獣医師はどんなお薬を飲んでいるのか、どのようなお薬を処方してはいけないか、ということが把握できません。 そのため、複数のお薬を飲ませる場合には必ず獣医師に今飲んでいるお薬について説明し、併用OKな組み合わせなのかどうか確認しましょう。 また、お家にあるお薬をあげる場合や人間用のお薬をあげる場合には、飲み合わせに限らず、その薬自体をあげて良いものなのか獣医師に確認をとりましょう。 動物の体は私たち人間の体と非常に似ていますが、全く同じ構造ではないし、体の大きさも違います。動物種によって体で処理できない成分があったり、処理できる許容量が異なるので、ご自身の判断で薬を飲ませることは安全とは言えません。また同じ症状でも、その薬を処方された時の体調や体重が現在と全く同じとは限りませんし、お薬にも賞味期限があります。できれば少し大変でもそのお薬を持って動物病院へ足を運び、あげて良いものかどうか判断を仰ぎましょう。   お薬とサプリメントや食べ物との組み合わせの注意点 また、同様にサプリメントや食べ物のお薬との組み合わせにも注意した方がいいです。 病気によっては、症状を引き起こしたり、悪化させる原因になる栄養素が吸収されにくくして抑えることで不調を改善するものもあります。 また、消化不良を改善するお薬を飲んでいるのに、消化しづらいジャーキーなどのオヤツを沢山あげたら、頑張って薬を飲んでいる意味がなくなってしまいますね。 この前世界陸上でボルト選手が3冠達成しましたが、どんなに素晴らしい選手だってデコボコの舗装されてない道をハイヒールで走ればタイムは伸びないし、足を痛めてしまう可能性もあります。お薬やサプリメントも同じで、どんなに素晴らしいものでも、量や飲むタイミングを守って適切に飲まなければ効果を発揮できないばかりか、かえって体に毒となってしまう場合もあります。 お薬を併用するときは、まず獣医師に相談すること、そして可能であれば健康管理手帳を作って、投薬歴や体調の変化を記録しておくのが良いでしょう。 ワンちゃんネコちゃんが頑張って飲んだお薬がしっかり効いて、早く効果を実感できるようにお薬と付き合っていきましょうね。     ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓ 写真;http://www.flickr.com/photos/63498968@N00/121153772            http://www.flickr.com/photos/36746595@N06/3513122906

犬は感情によってしっぽを振る方向が違う!?

犬がしっぽを振る=すべて好意だと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、犬がしっぽを右に振るのと左に振るのとではその意味が違い、大きく右に振るのは嬉しいとき、左に振るのは不安や恐怖を感じているときであると、アメリカの科学誌「カレント・バイオロジー」で発表されました。特にわんちゃんの飼い主の皆さんにとっては、興味深い内容なのではないかと思います。 ということで、本日はこの犬のしっぽの振り方についてお話ししていきたいと思います。       研究の内容 実験は、イタリア、トリエステ大学のジョルジョ・バッロールティガラ氏率いる研究チームが発表したもので、雄犬15匹と雌犬15匹の雑種で1歳~6歳までのわんちゃんでいずれも飼い犬での調査をしています。わんちゃん達は一匹一匹囲いの中に入り正面以外は視界の邪魔になるものがない状態で実験をし、その状態で正面に飼い主さんや見知らぬ人が現れた場合どのように反応するかを調査しています。正面に飼い主さんを確認すると、犬はしっぽを右側(犬にとっての右側)に大きく振ったということです。全く知らない人を見た場合でも右側寄りにしっぽをふるものの、その大きさは飼い主さんを見た場合と比べると少なかったそうです。また、猫を見た場合はしっぽの振りはかなり小さく、しかしどちらかというと右側に振る結果となりました。しかし反対に、何も正面に見えていない状態と、見知らぬ犬が見えた場合は、しっぽを大きく左に振ったということです。 また、今回の実験で、左右どちらに振るかだけでなく、見えるものによって振り方の強さまで変わったという結果もとても面白いと思います。   このしっぽの振り方の違いは右脳と左脳によるもの!? 人間の脳では右脳、左脳による役割の違いがあることはよく知られていることと思います。ちなみに、人間の脳では右脳は危険を察知し回避の行動に関係があり、左脳はポジティブな感情で接近する行動に関係することがわかっています。また、対になっている器官、例えば耳は、左耳で聞いた情報は右脳に作用しやすく、右耳で聞いた情報は左脳に作用しやすいということも確認されています。このような仕組みが犬のしっぽでも同じように働き、飼い主を発見するなど嬉しいときは尻尾を右に(これは左脳の働きによる)、不安や危険だと感じる場合はしっぽを左に(これは右脳の働きによる)振っていると考えられています。     このように、犬のしっぽの振り方に左右での違いがあり、しかもいくつかバリエーションもあり、感情を表現しているというのは興味深い話ですね特にわんちゃんを飼っている方は、さっそく自分のわんちゃんがどっちにしっぽを振るか確認したくなったのではないでしょうか?         ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓  参照;http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982207009499   http://geekologie.com/2013/11/direction-of-tail-wag-means-different-th.php 写真;http://mrg.bz/ODLAVU   http://www.flickr.com/photos/28481088@N00/527440976

犬や猫には第六感があるって本当?

 昔から、犬や猫等の動物が人間には何も見えないところに向かって鳴いたりするので霊が見えるのではないかと言われたり、地震の前に異常な行動をしたため地震や災害等を感知できる能力があるのではないかというようなことが言われることは皆さんどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?まだまだ犬や猫の行動について解明されていないことも多いですが、犬や猫の第六感について新たな研究もされています。 そこで今日は、その犬や猫の不思議な能力についてお話したいと思います!     犬や猫は電磁波を感じ取る? 犬や猫をはじめとし、色々な動物が大きな地震等の前に異常行動が見られたという話は聞いたことがあると思います。実際に、地震前の動物の異常行動を記録したデータもあり、犬では激しく鳴いたり、地面を掘ったりする行動が見られたそうです。猫では地震の前に姿を消すという記録が残っています。地震前の動物たちの異常行動については、色々な方が研究されており、色々な説があります。有名なものは、地震の前に発生する電磁波を感知しているという説と、水蒸気やちり等が地上にでた電磁波によって発生する帯電エアロゾルを感知しているという説があり、いずれにしても人間には感じ取れないものを、犬や猫は感じ取ることができるということなのでしょう。   犬や猫は紫外線が見える!? あるイギリスの大学の研究により、今まで紫外線が見えるのは虫や鳥や魚等では知られていましたが、今回犬や猫を含め多くの哺乳類の水晶体は紫外線を通すということが発見されました。人間の水晶体は紫外線を通しませんので、紫外線は見えません。それは、網膜が紫外線によってダメージを受けるため、目を守るためにレンズが紫外線を通さない作りになっていると考えられています。しかし、人間と同じように網膜がさほど強くない哺乳類でも紫外線を通す水晶体を持っていて、紫外線が見えているのではないかということです。紫外線が見える目的についてはまだそれぞれの研究は進んでいませんが、虫や鳥等は仲間を見分けたり敵を見つけたりと、紫外線が色々な役割をしていますので、それぞれ犬や猫にも紫外線が見えるべき意味があるのでしょう。人間には見えない紫外線が見えていたとすると、何もないところに向かって吠える等の行動はひょっとすると紫外線を見ているのかもしれませんね。     本当に犬や猫が霊が見えているのか・・・、地震を感知できるのか・・・・、について断言するにはまだまだ材料が足りないとは思いますが、少なくとも人間は感じることができないものを犬や猫は察知すること、または見ることができるようです。このようなことが段々科学的に証明されていくのはとても面白いことですね!       ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓   参照;http://openaccess.city.ac.uk/3180/1/Douglas%20%26%20Jeffery%20%282014%29.pdf   http://m.livescience.com/43461-cats-and-dogs-see-in-ultraviolet.html   http://ci.nii.ac.jp/els/110006391515.pdf?id=ART0008390555&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1441179233&cp= 写真;http://www.flickr.com/photos/10101046@N06/2817714065   http://www.flickr.com/photos/78987209@N04/14622149896