Category Archives: 病気・症状

人間のガンを約90%の高確率でかぎ分ける犬がいる!?

人間のガンを高確率でかぎ分けられる犬がいるという話は、なかなか信じられないかもしれません。 しかし、実際に犬を使って人間のガンを発見するための研究が実は色々な国で実施されており、まだ実験の段階ですがかなりの高確率でガンを発見できているというのです。 そこで、今回は、その研究の内容をいくつか紹介し、癌を発見できる犬についてお話ししていきたいと思います。 世界中での様々な研究発表 イギリスのMedical Detection DogsとMilton Keynes Hospital NHS trustの研究によると、ガンの発見のために特別に訓練されたわんちゃん達が93%の高い確率で前立腺ガンを、彼らの嗅覚を使って判別できたことが報告されています。また、イギリスはヨーロッパの中で、ガンの早期発見率が低い国の一つのため、この方法が実用化されればガンの早期発見率が上がることを期待されています。 現状の前立腺ガンの検査方法で一番一般的なものは、PSA検査という血液検査で行われるもので、血液中のPSAという物質の量を測定することによりスクリーニングする方法です。しかし、実はこの検査の精度は20%ほどしかないということです。そのため、このPSA検査のほかにもいくつかの検査を組み合わせて詳しい検査をし、癌を確認していく形となります。 この発表はまだ実験の段階ではありますが、特別にトレーニングされた犬によって、前立腺ガンを93%の高い確率でかぎ分けられたということは、この現状のPSA検査よりも高い確率でガンを発見できるということで注目を集めています。 今後も研究を進めていき、現状のガン発見の検査よりも効果的であると認められれば、3年以内にイギリスの2か所の病院で実用化され、無料でワンちゃん達が患者さんたちを見て回るということです。 また、トレーニングされた犬によってガンをかぎ分けることができるという研究はこの他にもされており、いづれも約90%以上の高確率でかぎ分けることができると発表されています。 例えば、イタリアの研究チームが2014年に発表した内容によると、特別にトレーニングをしたワンちゃんによって前立腺癌を98%の高確率でかぎ分けることができるという内容が発表されています。 また、アメリカのアーカンソー大学の研究によると、トレーニングされた犬により、甲状腺ガンを約90%の確立でかぎ分けることができたという発表もあります。 まだ、実用化までは更なる研究が必要になるのでしょうが、ガンを発見できる犬が活躍する未来もそう遠くはないかもしれませんね。   【その他の記事】  ※ペットくすりでは色々なフィラリア薬をはじめ、様々はペットのお薬を取り揃えています↓   参考;http://www.dailymail.co.uk/health/article-3189903/Dogs-sniff-prostate-cancer-detect-tumours-93-accuracy.html    http://www.medicalnewstoday.com/articles/290600.php    http://www.medicalnewstoday.com/articles/277012.php 写真;  http://www.flickr.com/photos/53662163@N06/16525162295            http://www.flickr.com/photos/45642240@N05/5735755472

飼い主が知っておきたい秋冬の猫の病気。気をつけるべき4つのこと。

爽やかな秋晴れが心地よい季節がやってきましたね。秋から冬にかけて、ニャンコが気をつけた方が良いことをまとめてみました。 猫の病気は、症状が表に出にくいです。そのため、飼い主が見逃したり、人間同様に扱って自己流の治療をしてしまったりして悪化させてしまうことがあります。中には命にかかわる病気もあります。 秋冬に多いニャンコの病気とは?   猫に多い病気は、尿石症(尿結晶、尿結石)等があげられます。 尿石症とは、尿結石が原因で排尿障害を起こす病気で、結石が膀胱や尿道にできると、おしっこが出にくくなったり、血尿になってしまいます。また、悪化すると尿毒症から死にいたることもあります。 この病気は、特に秋冬に、注意が必要になります。 秋冬に多い理由は?   尿結晶ができる原因も、尿結晶の種類もいろいろあります。 一般的には、肥満・運動不足・水分摂取の減少・栄養バランスの悪さや感染症などがあげられます。 猫は、もともと水分摂取が少ないので、尿結石ができやすいのです。特に、秋から冬にかけては、尿結晶が出来る原因と考えられる 運動不足や水分摂取の減少、肥満などの問題が起こりやすくなります。そのために、秋から冬にかけて、特に増えやすい病気といえます。 肥満との関係は?   飼い主さんができる尿石症対策の中で、もっとも重要なことは、「食事」です。 バランスの良いフードを与えることはもちろんですが、人間の食べ物や猫の体に悪いおやつを与えて、栄養バランスを崩しては意味がありません。おやつもよく考えて、与えてあげましょう。 肥満にも十分注意が必要です。 厳しい冬を前に、多くの動物の体は、秋のうちにできるだけ多くの栄養を体に蓄えようとします。本能のままに、要求されるだけ食べ物を与えていると、尿石症だけでなく、万病の元となる肥満の原因になります。 しっかり、体重管理をしてあげましょう。 結石の蓄積を防ごう!   トイレを使いやすくすることで、小さな結石がおしっこと流れて体に蓄積されないようになります。 また、寒くなると水分摂取量や水分摂取回数が減ってしまうので、水を自由に飲むことができる環境をつくることが大切です。 尿石症は、遺伝などの体質にも大きく左右されがちです。 結晶ができやすい体質かな?と思ったら、結晶・結石が流れていきやすいように、ニャンコの飲みものの工夫をしましょう。例えば、お肉や骨でとった「出汁」をお水の変わりに用意してあげましょう。「出汁」なら飲んでくれる場合も多いようです。 飼い主さんが病気予防の工夫を色々取り入れてあげることによって、秋から冬もニャンコが元気に過ごせますね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/14635236@N04/7620319206 www.flickr.com/photos/67635079@N00/8206556852    

フィラリアの基礎知識と冬のフィラリア予防について

フィラリアの予防シーズンといえば、地域で差がありますが、一般的には毎年春〜秋が多いですね! もう10月に入りましたが、まだ全国的にフィラリア予防は必要ですので、飼い主の皆さんも予防を続けていらっしゃることと思います。 今日は、フィラリアの基礎知識と、これから来る冬にむけて、一般的にはフィラリア予防のシーズンと言われていない「冬」のフィラリア予防についてもお話ししたいと思います。 フィラリアの基礎知識 ワンちゃん・猫ちゃんの飼い主の皆さんは、ある程度フィラリアのことをご存知かもしれませんが、まずはフィラリアの基礎知識をおさらいしてみましょう。 フィラリアの成虫は犬の体内で幼虫を産み、幼虫は血液中に寄生します。この血を蚊が吸うと、蚊の体内で幼虫が成長し、感染力を獲得します。 この感染能力を持った幼虫を保有している蚊に刺されると、感染幼虫が犬の体内(皮下や筋肉の中)でさらに3ヶ月かけて成長し、その後、血液の流れに乗って心臓に向かいます。約半年で幼虫が成虫になって、心臓や肺動脈に住みつきます。 感染しても、症状が現れるのはしばらく時間がたってからです。 多くは数年が経過してから症状が現れ、初期にはほとんど症状を示しません。   フィラリアへの感染リスク フィラリアへの感染リスクは予防を行わないとどれくらいなのか、ご存知でしょうか? 実は蚊のいるシーズンをフィラリア予防なしで3回過ごした犬では100%フィラリアに感染していると言います。これは、結構な確率だと思いませんか? お薬を飲ませたつもりで実はこっそり吐き出していたり、きちんと予防のシーズンを理解せずに中途半端な投薬で終わってしまう、これが何回も繰り返されればフィラリア症を発症する可能性も高まってしまいます。   フィラリアの予防 フィラリアは100%お薬で予防できる病気ですが、このお薬を飲む場合にも注意が必要です。フィラリアの予防薬は獣医師の処方箋が必要な薬なのですが、これはすでにフィラリアに感染しているわんちゃんに予防薬を飲ませることで、死んだ幼虫が心臓に詰まってしまったり、死んだ虫のアレルギー物質に反応して、わんちゃんが死亡してしまう可能性があるからです。 そのため予防薬の処方前には血液を少しとって、血液の中に幼虫が潜んでいないか?感染時に見られる免疫反応が起こっていないか?などを確認し、検査の結果が陰性であればフィラリアの予防ができます。そのため、去年投与し忘れたものが残っているから、とご自身の判断で投薬を行うのは、絶対に避けるべきだといえます。 また、蚊取り線香や蚊よけのグッズ(扇風機タイプのものなど)では蚊の飛来を抑制できても、蚊に刺されるのを完全に防ぐことは不可能です。   冬のフィラリア予防 では蚊がいなくなる秋〜冬はフィラリアの予防を行わなくても大丈夫なのか? これは、なんとも言えないですが、100%フィラリアにかからないと言うことは言えません。 蚊は14度以上の気温が保たれていれば吸血活動をします。そのため、お家の中や駅、お店など、冬でも過ごしやすい気温で過ごせる環境が非常に多いので、最近では冬でも蚊が活動しています. ご存知ない方も多いのですが、フィラリアの予防薬とは「フィラリアに感染させないためのお薬」というわけではなく「フィラリアの幼虫を体内で成長させないお薬」つまり駆虫薬なのです。蚊の活動が盛んになるシーズンとフィラリアの予防シーズンは1ヶ月ほどずれて設定されており、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで飲ませることになっています。 これは上でお話しした蚊の成長サイクルを定期的な検査と駆虫で食い止め、体内で成長・増殖して症状が現れないようにするには、蚊がいなくなるまで予防薬を飲まなければ、蚊の成長サイクルが密かに進行してしまう可能性が高いからなんです。 こういった「予防」の仕組みを考えると、ご自宅の周辺などで、冬場にも蚊が飛んでいるのを見たことがある場合や温かい気候の地域に旅行に行く予定がある場合にはフィラリアの予防を冬も継続した方が良いでしょう。 最近ではノミやダニなどのが体表に寄生する寄生虫なども一緒に駆虫できるタイプのフィラリア予防薬も開発されています。また、おやつ感覚であげることができるチュアブルタイプのものなども出ています。フィラリアだけでなく、お腹に寄生する虫や体表に寄生する虫などを一緒に駆虫するタイプのもので寄生虫による病気を予防することはわんちゃん本人だけでなく、一緒に遊ぶ飼い主様や他のわんちゃんや猫ちゃんにとっての安全にもつながりますよね。 フィラリア予防の投薬期間はどうしたらいい? フィラリア症を発症させないためには、第一に薬をきちんと蚊がいなくなった後の1ヶ月間も投与し、投薬ペースはしっかり守ることです。またお住いの環境をチェックするのも重要でしょう。多くの時間を過ごすのはお家の中、あるいは外です。室内犬でもお散歩時には外出しますが、こういった外の環境でどれくらいの時間を過ごしているのか、周りには蚊の発生しやすい環境(水たまりや湿地など)はどれくらいあるかなどを考えて、使用する予防薬の効き目の広さや期間を調整しなければ完璧な予防とは言えません。 しかし、わんちゃんや猫ちゃんの体調や年齢によってもお薬の利用は調整すべきなので、冬場の予防薬投与についてはかかりつけの獣医さんに相談するのが一番でしょう。 せっかく病院でお薬をもらっても、投与期間が短かくてフィラリア症を発症してしまったらとっても悲しいし悔しいですよね。 大切なわんちゃん・猫ちゃんがフィラリアのせいで命の危険にさらされることがないように、投薬期間などを獣医さんと相談しつつ、しっかり対策していきましょう!     【その他の記事】   画像参照;http://www.flickr.com/photos/45963333@N00/6851716953                     http://www.flickr.com/photos/24926669@N07/3051403531

気を付けたい!犬によくある歯のトラブル5つ!

体の病気にかからないこともそうですが、元気に長生きするためには人間でも犬でも歯の健康は欠かせません。しかし、85%のわんちゃんが何らかの歯のトラブルを抱えているというデータもあり、意外と歯のトラブルを抱えているわんちゃんは多いことが分かります。 そこで、今日は犬によくある歯のトラブル5つを上げ、犬の歯の健康について考えてみたいと思います!       1乳歯遺残 乳歯遺残とは、乳歯から永久歯への生え変わりの時期をすぎても、乳歯が生え変わらず口の中に残り、永久歯が変な場所に生えてしまったりすることを言います。通常は、わんちゃんが4~6か月辺りで乳歯が生え変わりはじめ、7~8か月辺りには永久歯になります。もし、この時期に同じ場所に2つの歯がはえる等、異常を発見した場合は、獣医師に診てもらうようにしてください。また、永久歯が生えそろう時期には、一度動物病院で歯並びをチェックしてもらうのもお勧めです。   2歯周病 わんちゃんに一番多い歯のトラブルが歯周病といわれています。わんちゃんの口の中はアルカリ性のため、歯石が口の中で石灰化しやすく、歯石がたまりやすいために歯周病になりやすいのです。歯周病を放置しておくと、歯肉は化膿し激しい痛みを伴うようになり、さらに悪化すると、周囲の歯を溶かしたり、歯周病菌が体の中を移動し内臓の病気をもたらす可能性もあります。一旦、歯石ができてしまうと、歯磨きなどでは取れず、病院で全身麻酔をして歯石を取ってもらうことが必要となります。 また、当ブログでも、歯周病について書いた記事がありますので、そちらもどうぞ↓ 〇ペットの歯周病の恐ろしさ 〇ペットの歯磨き   3歯並びの悪さ 犬にもやはり、歯並びが悪く、かみ合わせの悪い犬がみられます。飼い主さんからは、噛むときに不自然な、ぎこちない動きをしていないかどうかでの判断となるでしょう。もし、不自然な噛み方等をしていると感じたときは、歯の矯正や問題のある歯を抜いたり等、症状によって治療もできますので一度動物病院にかかられることをお勧めします。   4破折、咬耗 歯が折れてしまうことを「破折」、また歯がすり減ることを「咬耗」と呼びます。何か固いものを噛んだり、おもちゃを長時間噛みすぎたり、時には喧嘩などでも破折・咬耗が起こりえます。損傷したことで痛みがでたり、細菌に感染してほかの病気に発展する可能性もありますので、破折・咬耗を発見したらきちんと治療しましょう。   5歯根膿瘍 歯根膿瘍とは、歯のヒビや歯の破損などにより、そこから菌が入り込み歯根部で炎症を引き起こし、膿がたまってしまう状態のことです。また、虫歯や歯周病も歯槽膿瘍の原因と成り得ます。飼い主さんは、食べ物を落としたり、食べるのを拒否しだしたりする等食べるときの変化で異変に気付くことがあります。また、進行するとだんだん顔が腫れてくるため、それで異変に気付く方もいます。これが悪化すると、歯槽膿漏・歯槽骨隨炎等も引き起こします。治療としては、症状の程度にもよりますが、たまっている膿を取り除くか、歯根部へのダメージが大きい場合には歯を抜くことになります。また、抗生物質や痛みどめ等の投薬も必要となるでしょう。 人間でも、歯は健康のバロメーターと言われますが、犬でもそれは同じです!特にわんちゃんに多い歯周病は、日ごろからのお手入れが肝心です。中々歯磨きや口の周りを触らせてくれないわんちゃんも多いこととは思いますが、少しづつ歯磨き等にも慣れさせていきたいものです。どうしても歯磨きができない場合は、飲み水に入れるだけでお手入れができたり、歯磨き効果のあるおもちゃ等も細菌では見かけますので、色々合うものを試してみてください!       ペットくすりでは歯磨きやマウスウォッシュ等、デンタルケア用品も扱っています↓   参照;http://www.animalplanet.com/pets/healthy-pets/5-common-dog-tooth-problems/ 画像;http://www.flickr.com/photos/51867225@N08/5221532381            http://www.flickr.com/photos/70253321@N00/2348881507

犬も猫も対策が必要!犬と猫のフィラリアの違い

フィラリア対策と言えば、猫よりも犬の飼い主さんの意識のほうが高く、犬の対策のほうが進んでいるように思います! しかし、猫もフィラリアにかかりますし、対策が必要な病気です。わんちゃんの飼い主も猫ちゃんの飼い主も、どちらも気をつけてあげて欲しい病気です。   ということで、今日は犬と猫のフィラリア症についての違いについてお話ししたいと思います。       フィラリアとは⁉︎ 既に知っている方も多いと思いますが、まずはフィラリア症についてお話ししたいと思います。 フィラリア症は犬糸状虫症とも言います。この名前から犬の病院だと勘違いしやすいですが、犬だけでなく猫にも感染する病気です。 どの様にして感染するかというと、蚊が媒介して病気が移ります。 フィラリア症に感染した犬や猫の血を蚊が吸うことで蚊にミクロフィラリアというフィラリアの幼虫が入りこみ、幼虫(ミクロフィラリア)が蚊の体内で成長します。 温暖な季節であれば10日~2週間程度で感染能力を持った感染幼虫となり、その後まだ感染していない犬や猫を感染幼虫を持った蚊が刺すことで、蚊の体内にいたミクロフィラリアが犬や猫の体内に入り感染が広がっていきます。     犬のフィラリア症の症状 症状はフィラリアが心臓に寄生するまで、症状が現れないケースが多いです。そのため、犬の体調の変化に気づいたときには病気が進んでしまっているというのが怖いところです。 フィラリアの幼虫が体内に入ると、約半年で成虫となりミクロフィラリアを大量に産みだします。 感染の初めはあまり目立ちませんが、進行してくると、咳が出る、嘔吐、食欲・元気がない、苦しそうな呼吸をする、お腹が膨らむ等の症状が現れ、場合によっては死につながります。     猫のフィラリア症の症状  猫の場合も初めは症状がないことが多いですが、症状は咳、嘔吐、元気がなくなる等様々で、中には症状が出ないまま突然死となることもあります。 また、猫の場合は犬と違い体内でミクロフィラリアがどんどん増えるということがなく幼虫の成長も遅いです。 しかし、寄生が少数なため超音波検査での心臓や肺血管のフィラリアを発見することが困難です。ただ、寄生の数が少ないこと=猫のフィラリアの方が犬より軽いわけではないことが、この病気の厄介なところです。 ほんの少数のフィラリアの寄生により、重症化し死に至るケースもあるということを知っておかなければいけません。       この様に、犬と猫のフィラリア症にはフィラリアに感染してからの虫の増え方や出る症状・進行具合にも違いがみられます。 しかし、どちらにしろ死に至る可能性のある怖い病気であることは間違いありません。 ただ、予防注射や月一回のお薬投与でフィラリア症は予防ができる病気でもあります。予防できるはずの病気で愛犬、愛猫を失うのはとても悲しい事だと思います。 だからこそ、飼い主の皆さんにはペットのフィラリア症の予防をしっかりとしていただきたいと思います。      ▼ペットくすりでは、様々なフィラリア予防薬を取り扱っております。▼ ハートガードプラス ストロングハートチュアブル    ハートガードプラスは日本名、   カルドメックチュアブルです ハートガードプラスのジェネリック。  ミート味でオヤツタイプのお薬。   キウォフハート レボリューション  ハートガードプラスのジェネリック。 投与しやすいタブレットタイプ。  フィラリア予防、ノミダニ駆除が  一度に出来る便利なお薬です。   そのほかノミダニ等のお薬も置いています↓     参照; http://www.petplace.com/article/dogs/diseases-conditions-of-dogs/heart-blood-vessels/heartworm-disease-in-dogs http://www.japanupdate.com/2014/02/protect-your-pet-dog-from-filaria/ https://www.heartwormsociety.org/veterinary-resources/american-heartworm-society-guidelines   画像; http://www.flickr.com/photos/34139543@N05/3258327608 http://www.flickr.com/photos/45559227@N08/7293855390

コレなら長続きして効果的!ダイエット目的の運動方法!

健康な犬はほとんどが散歩が大好きです。散歩は適度に運動することで肥満を防ぐ、自由に走り回ってストレスを発散する。他の犬や人に慣れさせる。などお散歩には、さまざまな目的があります。 さて、日頃からの運動で、太りすぎないようにするのが理想ですが、太ってしまったワンちゃんのお散歩方法や運動方法はどのようにしたら良いのでしょうか?今回は、犬にもあるダイエット目的の運動方法をまとめてみました。 犬のペースに合わせてゆっくりと。 犬は太っただけで体に相当な負担がかかっています。だからといって、あせって運動量を増やすのはかえって危険です。背骨や関節、内臓への負担を考えると、運動量はこれまで通りか、少し減らすくらいがちょうど良いでしょう。 太ってから歩くのをいやがって動かない犬や、関節や心臓が悪くなった犬の場合、数十分の散歩だけでも有効です。少しずつ、ゆっくりと、犬のペースに合わせて気長に取り組みながら、徐々に歩く距離を伸ばしていきます。暑すぎる日、寒すぎる日、雨の日などは負担も大きいので、無理は禁物です。 第一段階:短距離からスタート。 犬が慣れている家の周りを周回コースに選び、500m前後の距離をゆっくり歩きましょう。犬が急ごうとするかもしれませんが、身体への負担がかかるので、20分くらいかけてゆっくり歩くようにします。 第二段階:第一段階と同じ距離を短時間で。 第一段階と同じ距離を、少しペースアップして歩きます。20分くらいかけて歩いた距離を15分くらいで歩いてみましょう。このときペースが上がらなくてもあせらないこと。気長に取り組みましょう。 第三段階:折り返し地点を設定。 休憩できる公園や広場を折り返し地点に設定し、往復2kmくらいのコースを歩いてみます。最初は20分くらい歩いたところで休憩し、折り返してもかまいません。少しづつ距離を伸ばしていきましょう。 第四段階:目標時間で歩ききる。 目標時間内に歩けるようにします。2km歩くのに1時間くらいが目安です。コースを選ぶ際は、なだらかな上り坂があるとベター。下り坂は犬への負担が大きいので、極力避けましょう。 ダイエット目的の運動の注意点。 早く結果を出したいがために、犬に対して過剰な運動をさせてしまうことがないようしましょう。結果をあせらず、ゆっくり行い、無理強いしないようにしましょう。   もし、走りたがらない、急に座り込んで歩かなくなる、運動のあと息切れがなかなかおさまらないなどの状況になったら、心臓や関節の病気のせいかもしれません。普段と違うと感じることがあれば、見過ごさないで、なるべく早めに獣医師に相談しましょう。   ワンちゃんも人間同様、ダイエットのために運動が必要な場合は、無理せず長く続けたいものですね。 画像引用www.flickr.com/photos/87084289@N05/8005937066www.flickr.com/photos/29487672@N07/14524777348 参考資料http://www.koinuno-heya.com/syokuji/diet-calory-expenditure.html ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。(メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。)

肥満は犬猫の平均余命を約2.5歳も短くする!?ペットの肥満が招く病気

  飼い主の皆さんはペットの体重管理はできていますか?   ねだられると可愛くてついついおやつをあげてしまう、なんてことあるのではないでしょうか? しかし、食べ物の与えすぎ等によるペットの肥満は色々な病気のリスクを高めてしまいます。 今日はペットの肥満が原因で招いてしまう病気についてお話したいと思います       私のペットは太りすぎ? 一般的には、体脂肪率が35%以上が肥満で、体脂肪が25%~34%は太り気味となります。 しかし、ペットの肥満に関しては飼い主さん自身が体脂肪を自宅で計ることは難しいと思います。 そこで、ボディコンディショニングスコア(BCS)という、犬や猫を触って大まかな肥満度を測れる指標があります。   これについては、以前の記事でも書いているので、ぜひチェックしてみてください➡こちら   ただ、犬猫の種類によっては触ってもなかなか判断が難しい場合もありますので、動物病院に行った際には一度獣医さんに確認してもらうのがお勧めです。       肥満が招く病気  ペットが肥満だと、以下の病気のリスクが高くなってしまいます。 ●関節への負担 体重が重くなるとどうしても足腰への負担は大きくなります。そうして長期にわたって負担がかかることにより、関節、靭帯、椎間板等を痛めることにつながります。 ●糖尿病 人間でも肥満が糖尿病のリスクを高めることは知られていますが、同じことが犬や猫でもおこります。 ●高血圧 こちらも人間でも肥満が高血圧を招くことはよく知られていると思います。同じように犬や猫も肥満は高血圧のリスクを高めます。 ●心臓病 体重が重くなると、体を動かすためにより多くの血液を心臓が送り出さなければならず、心臓への負担が大きくなります。   その他、呼吸器疾患、腎臓疾患、癌等のリスクも高まると言われています。  また、以上のような病気にかかりやすくなるため、結果的に寿命が2.5歳程度短くなるという調査も出ています!     肥満を防ぐ・改善するには、やはり食事管理と適切な運動が基本となります。 飼い主としては、しっかりと愛犬・愛猫の健康管理をしっかりと行い、健康で長く一緒にいられるようにしたいですね!          参考; http://www.petobesityprevention.org/http://www.hills.co.jp/ https://www.dosomething.org/facts/11-facts-about-pet-obesity  画像;http://www.flickr.com/photos/65983213, http://www.flickr.com/photos/74822033  

猫ちゃんの大敵、下部尿路疾患ってどんなもの?

 猫ちゃんの飼い主さんなら、一度は下部尿路サポートなどと書いてある、フードやオヤツを目にしたことがあるんではないでしょうか。猫ちゃんは泌尿器系のトラブルがおきやすいものです。飼い主さんが積極的に、予防策、改善策をとることをおすすめしたいです。  猫は少ない水で体を維持するために、濃縮された濃い尿を少量排出して水分の有効利用をしています。肥満、食事、細菌感染、ストレス、季節などが原因となり、濃縮された尿で膀胱結石ができやすくなります。 特にオス猫に発症が多い理由として、尿道が尿が勢いよく出るよう、先端の5ミリくらいが極端に細くなっています。ここに結石などが詰まると尿が出なくなります。メス猫にも発症しますが、尿道が太いため詰まることはほとんどありません。   初期段階ではトイレに何回も行ったり、トイレ以外の場所で尿をしたり、陰部のグルーミングが激しくなります。この時点で獣医師の診察をうけることとをおすすめします。 進行すると血尿になったり、結石で尿道が塞がってしまい尿が出なくなります。丸1日尿が出ないと、腎臓がダメージを受けて命に関わってしまうこともあるので、早急に受診しましょう。   猫の正常な尿は弱酸性ですが、酸性に傾くと療法食では溶けないシュウ酸カルシウム、アルカリ性に傾くと療法食で溶けないストルバイトの結石ができやすくなります。尿検査では、結石の成分や腎臓・膀胱炎などの程度を調べることができます。   食餌療法が一番重要です。市販フードにも、尿石予防や、下部尿路疾患サポート書いてあるものもありますが、発症した場合。獣医師取り扱いの療法食でないと効果がみられない場合もあります。獣医師さんの指示に従って定期的に尿検査をして、食餌や給水の管理をすることで改善、再発防止になります。完治前に飼い主だけの判断で治ったと思い食餌療法をやめると、何度も繰り返し発症してしまうことが多いので、必ず獣医師の指示に従いましょう。     ▼ペットくすりでは、様々なサプリメントを取り扱っております。▼   ユリナリートラックサポート45   ユリナリートラックサポート60 クランベリー配合、猫用の   泌尿器系のサプリメントです。  乳酸菌配合、猫の免疫力を高めます。  泌尿器系サポートのサプリメントです。   Photo by   http://www.flickr.com/photos/43929493@N00/495083536 参考:http://www.petkusuri.com/pages/%E4%B8%8B%E9%83%A8%E5%B0%BF%E8%B7%AF%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E7%97%85%E6%B0%97.html

ペットの関節は大丈夫?誰でも出来ちゃう簡単ケア!

愛犬、愛猫の関節の悩みはありませんか?生まれつきや、運動不足からの肥満など、症状や原因は様々ですが、少しでも軽減、または予防できるように、関節のケアについて必要なことを知っておきたいですね。 関節のケアをまとめてみました。皆さんは普段ケア出来ているか、足りないケアは何かなどチェックしてみてください。 ●肥満は関節に負担がかかります。標準体重を保ちましょう。●フードは目分量ではなく、はかりでキッチリ計量しましょう。●手作りご飯はカロリー過多になりがち、しっかりカロリー計算をしましょう。 ●体は小さくても、毎日365日散歩に。筋肉を鍛えることも関節を守るのに大きな役割を果たします。 ●週末だけたっぷり運動!はNG。散歩に貯金はありません。毎日の地道な運動が筋肉をつくります。 室内でペットを飼育する家庭が多く、床はほとんどフローリングということもあるでしょう。衛生的ですが、滑るので関節にはやはり良くありません。滑らない、ずれないようなラグやシートを敷くのが良いでしょう。 ペットは体調の悪さを口に出して伝えることができません。また、本能的に動物は体調を悪いことを隠すものです。でないと天敵に狙われてしまうからです。 そこで、飼い主さんが気づいて対処してあげることが大事です。常にペットを観察し、スキンシップを取ることで、早期発見につながります。 関節炎の場合は、歩き方がおかしかったり、そもそも歩いたり散歩を嫌がります。階段や段差でつまづくこともあります。散歩時の歩き方や走り方、室内でも日常の動きを普段から観察したり、関節を触ったときに痛がらないかなど、コマメに確認してあげましょう。少しでも違和感や、不自然なことがあれば受診することをおすすめします。   リマダイル カロダイル 非ステロイドで安心!  副作用の少ない消炎鎮痛剤です。    リマダイルのジェネリック!  関節炎を緩和してくれます。   ペットくすりでは、上記の他にも様々お薬を取り扱っております。こちらからご確認ください。 Photo by   http://www.flickr.com/photos/104558942@N02/16102033052

熱中症に気を付けて!!犬や猫も対策が必要です。

最近は気温も高くなり熱中症が心配な時期に入ってきました。 人間と同じように犬や猫も熱中症になりますので、皆様のペットも十分な対策が必要です。 そこで、今日は犬や猫の熱中症についてお話したいと思います。       犬や猫も熱中症にかかる!? 犬や猫も人間と同じように熱中症にかかります。 人間の熱中症対策はニュース等でも取り上げられ認知が広まってきたように思いますが、意外とペットの熱中症対策は忘れがちですので飼い主の皆さんは十分注意をしてあげてください。 犬や猫は人間と違い、全身で汗をかいて体温調節をすることができないため、熱中症には特に注意が必要です。 屋外や部屋の中でも熱中症は起こりますが、夏場の車内での熱中症が一番多い事例です。ペットを後部座席や荷台に乗せると、クーラーをつけていても意外と熱がこもっていたり、短時間だけと飼い主さんがペットを車に残してしまうとあっという間に気温が高くなることがありますので注意が必要です。     熱中症にかかりやすい犬・猫の特徴 熱中症はすべての犬・猫に起こり得る症状ですが、その中でも熱中症にかかりやすい犬・猫には特徴があります。 下記に当てはまるペットを飼っている皆様は特に注意してあげてください。 ・毛の長い犬種・猫種 ・短い口、つぶれた鼻が特徴の犬・猫 ・体の大きい種類・肥満の犬・猫 ・高齢の犬猫 ・犬猫の赤ちゃん 等     ペットの熱中症の予防策  ・日蔭で風通しのいい場所を確保する ・1日中新鮮な水が途切れないようにする ・散歩は朝や夕方の涼しい時間にし、散歩の際もお水を携帯する ・車に乗せる際には温度に気をつけ、短い時間でも車の中に置き去りにしない ・犬猫用のクールマット等を利用する ・犬は特に暑い日に運動をさせすぎないようにする ・猫は高いところが好きだが、高いところは熱がたまりやすい場所でもあるので特に夏場は行けないように工夫する      皆様の大切なわんちゃん、猫ちゃんのために、十分な熱中症対策をして暑い夏を乗り切りましょう!!また、熱中症が疑われた際は、症状により対応も様々ですのでまず動物病院にご相談ください。         参考記事 http://www.petsadviser.com/pet-health/danger-heat-stroke-pets/ http://www.peteducation.com/article.cfm?c=2+1677&aid=1683 http://www.peteducation.com/article.cfm?c=1+1411&aid=1568 http://www.vets-now.com/pet-owners/dog-care-advice/heatstroke-dogs/     参考画像 http://www.flickr.com/photos/78317199@N00/3011829502 http://www.flickr.com/photos/40180407@N02/5171900371     ペットくすりでは、様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。