Category Archives: 病気・症状

ペットの皮膚炎にお悩みの方、ツメダニ皮膚炎の可能性はありませんか?

原因がハッキリしない、ペットの皮膚炎で悩んでいる飼い主さんも多いはず!ストレスやアレルギー、皮膚の疾患は様々な原因がありますが、ツメダニ皮膚炎というものを、ご存知ですか?聞いたことがある方も、知らなかった方もペットが快適に暮らせるよう、是非この機会に知っておいてください。 ツメダニ症とよばれる感染症には、イヌツメダニ、ネコツメダニ、ウサギツメダニなどによって引き起こされます。体の前方についた鋭い鉤爪(フック)を最大の特徴としています。この鉤爪で宿主の皮膚に取りつき、傷をつけて体液やリンパ液を摂取しながら生きていきます。皮膚表面で永久寄生するので、弱齢動物ほど痒みと皮膚病変が激しく、皮膚をかきむしったり、大量にフケが出たりします。耳の付け根、股間、お腹、しっぽの付け根に、症状が見られることが多いです。   同居ペットへの寄生や、ヒトへの影響もあるので、疾患のあるペットの治療は早めに行いましょう。ツメダニは人の皮膚の上では繁殖できません。ですから一過性の症状を引き起こしたのち、自然消滅していきます。 殺ダニ治療硫黄・サリチル酸配合のシャンプー、フィプロニル配合の薬やスプレー、セラメクチンを含んだ薬で治療します。副作用や常備薬との兼ね合いもあるので、必ず獣医師の診察を受け、薬の指示を受けましょう。 予防ツメダニは宿主がいなくても、10日間ほど生存することができます。部屋の中をこまめに掃除したり、殺虫剤を噴霧するなどして、ダニが繁殖しにくい住空間を作ることも重要です。ペットに影響の出ない薬を選んで使用しましょう。 また、ノミダニの駆除薬は、寄生されてからではなく、寄生されない為の予防として投与しておきましょう!ノミやダニのアレルギーの予防にもなります。     ▼ペットくすりでは、様々なノミダニ駆除薬を取り扱っております。▼ フロントラインプラス フィプロフォートプラス  フィプロニル配合のノミマダニ駆除薬。  ペットが舐めても安心。  フロントラインプラスのジェネリック。  ダブルパッケージで液漏れの心配なし。   ネクスガード レボリューション  牛肉風味の食べるタイプのお薬。 植物由来の成分で、副作用が少なく安心。  フィラリア予防、ノミダニ駆除が同時に可能  垂らすだけの、簡単、便利なお薬です。   Photo by  http://www.flickr.com/photos/74743437@N00/14835120557 参考:http://www.koinuno-heya.com/byouki/kankakuki/skin/tsumedani.html

犬猫の皮膚病、軟膏とシャンプーどっちがいい?

皆さんは、もし、犬や猫に皮膚疾患が起きたらどうしますか? まずは、その原因を特定する必要があります。原因によって対処もお薬も変わってきますのでご紹介します。 皮膚疾患の原因は様々あり寄生虫、細菌感染、アレルギーなどです。 見た目で皮膚に異常を感じたり、舐める、掻きむしるなど、の行動があれば、動物病院で獣医師と相談しながら、原因を探っていかなくてはなりません。 ストレスで同じところを舐めしまい、被毛がなくなっているだけで皮膚疾患でない場合などもありますので、自己判断で強いお薬を使うなどすると、余計悪化してしまうことがあるので、必ず原因がわかってから、ケアやお薬を使用しましょう。 皮膚炎の対処法は原因によって異なり、シャンプー・軟膏・内服薬や注射が必要になってくる場合もあります。 シャンプーや軟膏など自宅でケア可能なものでも、原因に適した複数の種類のシャンプーや軟膏があり迷ってしまいますよね。軟膏とシャンプーそれぞれのメリットあるので、愛犬や愛猫には何が向いてるのか確認してみましょう。     軟膏での治療をするかどうかは、動物が舐めてしまわないかどうかによります。「どうせ舐めてしまうから」と、軟膏を一切使わないで治療する獣医師もいますが、エリザベスカラーなどで、それを防げるのなら、軟膏も良いでしょう。舐めとってしまっても、特に害はない場合がほとんどですが、舐めてしまっては効果が期待できない上に、舐める事で患部を広げたり、傷つけたりする可能性があるからです。 軟膏でよく使われるのは、ヒビクス、ゲンタシン、デルモゾール、ニゾラルなどです。ヒビクスは抗生物質とステロイドが主成分で、細菌性皮膚炎や真菌性皮膚炎に効果を発揮します。ゲンタシンは人間でもよく使われる抗生物質の軟膏です。デルモゾールはステロイドの軟膏です。    シャンプーはトリミングサロンなどでやってもらっても良いですが、家でシャンプー出来た方が、経済的にも、動物の心身にも負担が軽いものです。そして、シャンプーしている間だけ大人しくしてくれれば大丈夫なので、舐めてしまう心配などがなく、その点は軟膏と違います。 目にシャンプー剤が入るのを防ぐために、眼軟膏を目に入れてから、シャンプーするのも、ひとつの方法です。この場合の眼軟膏は、なるべく涙液成分のものを選ぶと良いでしょう。ステロイドが入っているものは、この場合にはふさわしくありません。また眼軟膏以外の軟膏で代用する事は出来ないので、気を付けましょう。 薬浴用のシャンプーは、全身に泡立てた後、数分間、置いておくのが基本です。早々に洗い流してしまうと、効果が薄れてしまいます。 薬用シャンプーでは、ノルバサンやマラセブ、ヴェトヘックス、オーツシャンプーなどがあります。ノルバサンは日常的なケアに良いでしょう。リンスインなのも、便利です。 それ以外のシャンプーをした後は、保湿などのために、リンスをする事をお勧めします。マラセブやミコナゾールはマラセチア性皮膚炎に特化したシャンプーです。ヴェトヘックスは炎症を抑える効果と抗菌作用があります。オーツシャンプーやエピスースは乾燥が気になる子に良いでしょう。   ニゾラル2%クリーム ミコナゾールシャンプー  ケトコナゾール配合の 抗真菌軟膏。  犬猫両方に使用できます。    白癬やマセラチア治療シャンプー!  犬猫両方使え、皮膚の弱い子にもオススメ。   ペットくすりでは、上記の他にも様々なシャンプー・皮膚薬を取り扱っております。 こちらからご確認ください。 参考 https://www.petgo.jp/store/others/Self-medication/hifu.jsp Photo by  http://www.flickr.com/photos/46183897@N00/3359214266

ペットの体内寄生駆除薬は「キウォフプラス」が大人気!

子犬子猫、野良だった猫ちゃんを保護したり、散歩中の拾い食い癖などで苦労するのが、寄生虫!体内の寄生虫駆除薬は様々ありますが、人気急上昇、定番となりつつある「キウォフプラス」をご紹介します! キウォフプラス犬用 キウォフプラス猫用 犬用の体内寄生虫駆除薬!  ドロンタールのジェネリック、子犬もOK。    猫用の体内寄生虫駆除薬!  ドロンタールのジェネリック、子猫もOK。   ペットくすりでは、上記の他にも様々な体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。 こちらからご確認ください。

ペットの眼のケアは十分ですか?白内障治療目薬「シーナック」をご紹介!

ペットにも白内障でお困りの方も多いのではないでしょうか。近年増えている、ペットの白内障の改善に有効な目薬「シーナック」人気の理由、そしてお薬について詳しく知っておきましょう。 進行や症状に合わせ、医師の指示に従ってください。目安としては、どの犬種にも下記の量を投与してください。最初の6ヶ月間:両眼 1日朝夕2回 1滴点眼 次の7ヶ月目~:両眼 1日1回 1滴点眼 未開封の場合、気温25℃以下で保管。有効期間は製造後3年間。開封後は冷蔵庫保管が理想ですが、1ヶ月ほどであれば室温保管でも問題はありません。 ★使用上の注意新品の状態は先端に穴が開いておりません。一度キャップを開け、プラスチックのシールを外し、キャンプをきつく閉め直して下さい。キャップ内の突起がボトルを開封します。※ご利用後に、目の異常が現れた場合は直ちにかかりつけの医者の相談してください。   キャンC シーナック アメリカで特許承認もされてる  白内障改善目薬。人気商品です!   キャンCのジェネリック商品。  有効成分・効果は同様で、お買い得!   ペットくすりでは、様々な目のお薬やケア商品を取り扱っておりますので、こちらからご確認ください。

飼い主さんの管理も大事!メス犬に起こりやすい病気のまとめ。

オス犬、メス犬と性別での病気の差は、人間と同じようにワンちゃんでも存在します。解剖的な違いが明らかなのは、特に生殖器関係の病気が多いです。今回は、メス犬に起こりやすい病気についてご紹介します。 子宮内に細菌感染が起こることで膿が内部にたまる病気です。発熱、水を大量に飲む、尿の量が増える、お腹が膨らむといった症状が現れます。症状が進むと、尿毒症や腎不全などを引き起こすこともあります。 授乳時に、子犬の歯や爪がつけた傷口からの細菌感染などが原因で乳腺に炎症が起こって、乳腺が腫脹したり、膿様の乳汁がでたりします。特に産後に多く見られる病気です。 雄にもおこりますが雌に多く見られる腫瘍で、乳腺にしこりが生じます。悪性の場合には、ほかの臓器などに転移する(特に肺)こともあります。適切な時期(初回発情前)に避妊手術を行うことで、発生率を減少させることが出来る病気です。。   尿道結石は雄に多いですが、膀胱炎は雌に発症しやすい病気です、頻繁にトイレに行く、尿が出づらい、犬の泌尿器系疾患のなかではもっとも多い病気といわれています。症状としては血尿、頻尿、尿がでにくくなります。 自分の免疫システムにより、自分の赤血球を破壊して貧血になる病気です。雄に比べ雌に発症しやすく、発症すると元気がなくなる、散歩や運動の途中でしゃがみこむ、すぐに息切れをすするようになり、予防は困難です。しかし、放置しておくと、2~3週間で死亡することもあるので、早期発見・早期治療が重要です。 副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気であり、症状として、食欲の低下や元気の消失、嘔吐、下痢などの症状が現れます。急性、慢性で様々な症状があり、急性なものでは命に関わることもあるので注意しましょう。若齢から中高齢(平均4歳)の発症が多く、特に雌によく見られます。 避妊手術や、飼い主さんが普段から体調や行動を把握して、少しでもおかしな変化があったら、すぐに受診しましょう!早期発見で悪化を防ぐのはもちろん、命に関わることもありますので、是非愛犬の体調管理をお願いします。    ▼ペットくすりでは、様々なお薬やサプリメントを取り扱っております。▼  photo  by  http://www.flickr.com/photos/97712303@N04/10949786413

早期発見が最重要!オス犬に起こりやすい病気のまとめ。 

オス犬、メス犬と性別での病気の差は、人間と同じようにワンちゃんでも存在します。解剖的な違いが明らかなのは、特に生殖器関係の病気が多いです。今回は、オス犬に起こりやすい病気についてご紹介します。 多くが悪性腫瘍である確立が高く、発見された時点で手遅れとなっているケースが多い病気です。老犬に多く見られ、症状としては便秘になる、足をかばう・引きずる、尿が出にくいなどがあります。 原因はまだ明確では加齢とともに男性ホルモンのバランスが崩れることが要因の1つと考えられています。主な症状として前立腺腫瘍のように便秘や排尿困難などの症状がみられ血尿も出現します。 石が尿道に詰まる病気で。雌でも起りますが、構造上から雄に多い病気になります。症状としては尿が出にくい、頻尿、血尿などがあります。 肛門のまわりにある腺組織に腫瘍ができ、主に去勢をしていないオスの老犬に多く発生します。肛門の周辺にできる腫瘍のほとんどがこの肛門周囲腺腫です。症状として便秘、 お尻を床にこすりつける。 肛門のまわりにしこりができるなどです。 肛門のまわり(会陰部)の筋肉の間に隙間ができ、腹腔臓器(腸など)が飛び出てしまう病気です。症状として便秘や排便困難が多いですが、他のヘルニアと違い膀胱が飛び出てくることがあり、尿が出にくくなる症状もあります。 足の付け根の鼠径部から、腹腔臓器が飛び出てしまった状態をさし、先天的に起こる場合と、事故などによる外傷などで後天的に起こる場合があり、先天的なものでは雌より雄の方が多く、雄で鼠径ヘルニアがある場合、潜在精巣の場合が多いです   上記の病気はオス犬がなりやすく、また早期発見することで、悪化や最悪の事態を避けられます。少しでもおかしいな?あれ?と思ったら、すぐに動物病院を受診しましょう!    ▼ペットくすりでは、様々なお薬やサプリメントを取り扱っております。▼  photo  by  http://www.flickr.com/photos/10555998@N08/3919415913

つらい症状!ペットの「ぜんそく」治療法まとめ。

皆様は、わんちゃん、ねこちゃんにも「ぜんそく」があるのはご存知でしょうか。人間でも咳が止まらなくなったりと、「ぜんそく」にいったんかかってしまうと大変です。今日は、ペットの「ぜんそく」の症状、治療法をまとめてみました。 舌や歯肉の色に要注意! 犬や猫にも、ぜんそくはあります。ぜんそくとは気管支が狭まり、呼吸が苦しくなったり、咳をしたりする病気です。呼吸が苦しい状態で、舌や歯肉の色が白くなったり、青紫になったりする事もあります。猫では吐くような仕草を見せながら、実際には吐かない事もあります。飼い主さんは吐気と勘違いする場合が多いですが、実際には気管支の異常です。 喘息はその原因から、アレルギー性のものと、非アレルギー性のものとに分けられます。 アレルギー性喘息の場合  アレルギー性喘息の場合、アレルゲンを特定できれば、そのアレルゲンから遠ざける事が、治療となります。アレルゲンとなり得る物質は、ダニや花粉、煙草の煙、化学物質など様々で、実際にはアレルゲンの特定は難しいものです。小まめな掃除を心掛け、空気清浄器などを利用する事で、軽減できる場合もあります。 犬猫の前で煙草を吸わない事、ブラッシングを小まめに行う事も、乾燥し過ぎないように気を付ける事も大切です。動物病院では、ステロイド剤の使用や[ネブライザー]という方法で治療します。ネブライザーとは、吸入による投薬法です。狭く密閉された空間に、ぜんそくのわんちゃんを入れ、その空間を霧状の薬剤と酸素で満たし、吸入させます。 非アレルギー性喘息の場合 ぜんそく以外にも、咳や呼吸困難を示す病気は、多数あります。例えば、小型犬に多い気管虚脱。これは、気管が平たくなって、空気が充分に通れなくなる病気です。気管は通常、軟骨の輪で固定されていますが、その軟骨が潰れたような形になって、起こります。主な症状は喘息と一緒です。レントゲンにより、確定診断されます。他には、フィラリアの感染。フィラリア症の場合も、喘息によく似た咳が現れます。 また、心臓が悪くても、咳が出ます。犬に多い僧帽弁閉鎖不全症などです。これは、レントゲン撮影や聴診による心雑音の聴取で、喘息と鑑別できます。 ぜんそくの治療方法:その1、対処療法 症状の軽減を目的とした治療です。喘息発作で呼吸困難に陥っているような場合は、緊急の酸素吸入が行われることもあります。それ以外は咳止め薬や気管支拡張薬の投与などです。 ぜんそくの治療方法:その2、アレルゲンの特定 アレルギー反応によるアレルギー性喘息(アトピー型喘息)の場合は、犬の発作を引き起こしているものを特定します。そして、可能な限り接触を避けるようにします。飼い主は、犬がぜんそく発作を起こす直前に接触したものを詳細に記録しておきましょう。その中から共通項を探し出します。こうした作業を繰り返すことで徐々にアレルゲンを絞り込んでいくのが正攻法です。 アレルゲンには目に「見えるもの」と「目に見えないもの」とがあります。「目に見えないもの」の役割が重大です。特に揮発性有機化合物と呼ばれるものは、環境中のあらゆるものから放出されているにも関わらず、目に見えないため軽視される傾向にありますので、気をつけましょう。 ぜんそくの治療方法:その3、発作の引き金の特定 ぜんそく発作を引き起こしているものが特定のアレルゲンとは限りません。アレルゲン以外のものに誘発される「非アレルギー性喘息」(非アトピー型喘息)の場合は、発作が起こった直前の状況を細かく記録しておくと、喘息の引き金になっている真の黒幕が見えてくる可能性があります。 人間のぜんそくの発作の場合は、冷たい空気、煙や粉じんの吸引、感染症、ストレスや不安、運動、薬といったものです。こうした既知の要因が発作の直前になかったかどうかを重点的に確認してチェックしてみましょう。 参考画像www.flickr.com/photos/38943758@N05/5361290917www.flickr.com/photos/70148751@N00/2283067286 ペットくすりでは、様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。

犬のアトピー性皮膚炎には「アイチュミューン」!お得に治療しませんか?

 皮膚の弱いワンちゃん、アトピー性皮膚炎のワンちゃんは近年増えてきているようです。一時的なアレルギーや外的要素の皮膚炎ではなく、アトピー性なのに気づかずに痒み止めの軟膏を塗っていては治りませんし、悪化してしまうかもしれないです。きちんと診断してもらいましょう。アトピー性皮膚炎と診断された時の為に「アイチュミューン」を知っておくとお得です。 アイチュミューン各種 アトピカ各種 アトピカのジェネリック商品!  犬のアトピー性皮膚炎のお薬です。   犬のアトピー性皮膚炎のお薬です。 激しい乾癬(カンセン)にも有効です。   ペットくすりでは、上記の他にも様々な皮膚薬、シャンプーやスプレーを取り扱っております。こちらからご確認ください。

股関節形成不全は治らない?飼い主さんが知っておくべき3つのコト!

大型犬の飼い主さんは、耳にしたことがあるかもしれませんが、股関節形成不全という病気をご存知でしょうか?関節は老犬だけ気をつければいいというイメージが強いかもしれませんが、そうではありません。大型犬以外の飼い主さんも是非知っておきましょう! 股関節形成不全(別名:股関節形成異常)は、おもに遺伝的要因で発症すると考えられており、遺伝的に股関節の凹みが浅い骨格の犬に発症しますが、ほとんどが大型犬の急激な骨の成長に筋肉の成長が追いつかなくなることで発症します。 代表的な犬種としてゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、シェパード、バーニーズ・マウンテン、ニューファンドランド、ロット・ワイラー、セント・バーナード、グレート・ピレニーズなどがあげられます。 成長期に骨の成長と筋肉の成長が伴わない結果、大腿骨頭(大腿骨の先端)が股関節の凹みにしっかりはまらなくなるため、股関節は常に亜脱臼の状態になってしまいます。オーナーさんが気付く股関節形成不全の犬の症状としては歩き方と座り方でしょう。発症すると、腰を振るように歩く、うさぎ跳びのような走り方をする、女の子座り(後肢を伸ばして座る)をするようになります。 また、関節がキチンとはいってないため、関節炎を引き起こし足を痛がるようになり、足を引きずる、元気がなく運動を嫌う(運動不耐性)などの症状を引き起こすこともあります。症状が出現するのは骨格が形成され終わる2歳頃までに現れますが、成犬になってはじめて出する場合もあり、発症が最も多い時期は生後6~8ヶ月くらいの頃で、早ければ生後3ヶ月くらいから股関節の異常が目立ってくることもあります。 大型犬に多い病気ですが、小型犬、猫でも発症する病気ですので注意しましょう。またこの病気は遺伝だけではなく肥満や激しい運動といった環境的要因でも発症します。 前述のような歩き方などから判断する方法や、麻酔をかけておこなう身体検査もありますが、主にX線検査を行うことが確定診断が可能になります。 治療法としては内科的治療と外科的治療があり、犬の年齢や体重、症状などよって変化します。まだ若い仔で症状が軽度な場合であれば、運動制限や食事の管理を行い、鎮痛剤や抗炎症剤などを投与することで、痛みの緩和と関節炎の進行を和らげる治療で緩和することができますが、症状が重度で内科的治療による効果がない場合は、外科手術を行います。 手術は犬の年齢、体の大きさ、症状などに合わせて、いくつかの手術方法(大腿骨頭切除術、股関節全置換術など)があります。 予防としては、股関節形成不全の素因があるようならば幼少期からの食事管理が大事です。子犬の成長に合わせたフードを与え、栄養の与えすぎに注意して肥満を防ぎます。人間でもおなじように個体差がありますので、定期的に獣医さんにかかり適切な量を与えられているかチェックしましょう。 また、激しい運動もなるべく避けましょう。もうひとつ大事なこととして新しく子犬を飼う際は、親犬に股関節形成不全が発症してないかを確認しておくことで、準備は予防、早期発見につながります。  ▼ペットくすりでは、様々な関節炎のお薬を取り扱っております。▼ リマダイル  カロダイル 非ステロイド系の消炎鎮痛剤 慢性、進行性の関節炎に有効です!  リマダイルのジェネリック商品!  非ステロイド系抗炎症薬です。    photo  by  http://www.flickr.com/photos/57021227@N00/4269263846

ペットが受診可能な『最新医療』を紹介します!

ペットは家族同然と言われるようになり、人間と同じような最新医療を受けさせたいという飼い主様が増えています。そんなペットと飼い主様のため、特に最近のペットで問題となるガンについて、最新の獣医療を紹介させていただきたいと思います。 スーパーライザー(温熱光線療法)-ストレスなく、他の治療法と併用可能。 「温熱光線療法」とも呼ばれます。体の深いところまで到達する近赤外線を当てる治療です。人間の病院には随分と浸透してきたので、自分が利用した事のある飼い主様も多いのではないのでしょうか。最近では、動物病院でも置いてあるところが増えています。血流の改善、痛みの緩和、炎症の緩和、そして、ガン細胞の死滅に効果があります。 椎間板ヘルニアの治療にもよく使われます。患部に近赤外線を当て血流を改善する事で、麻痺の改善に効果が得られます。また、猫に多い口内炎。炎症を起こしている口内に向けて、照射します。口を閉じて、外側から当てるだけでしっかりと患部に届きます。炎症と痛みを和らげる事ができます。寝たきりの犬がよく悩まされる床ずれ、骨折などの手術後の痛み緩和、垂れ耳の犬に多い外耳炎などにも効果を示します。 それと、注目したいのがガン(悪性腫瘍)への応用です。ガンにマーカーとなる薬剤(色素)を注入し、スーパーライザーを照射するのです。ガン細胞は42℃以上で死滅し、正常細胞は45℃以上で死滅する事から、その間の温度になるように治療する事で、ガン細胞のみを死滅させるという方法です。色素と同時に抗がん剤を注入し、さらに治療効果を高めるという方法もあります。ただ、スーパーライザーだけで、ガンを完治させるのは難しいのが現状で、多くの場合、手術後の転移・再発の予防や、高齢であったり、ガンのできた場所が悪かったりして手術出来ない状況で、ガンの縮小を目的として利用します。 スーパーライザーの良い点は、副作用がなく、動物に痛みなどのストレスを与えずに治療できる事、そのため、他の治療法との併用が可能なところにあります。 腫瘍マーカー(血液検査)-蛋白に着目、ガン治療の目安に。 ご自身や身近な方がガン治療を経験した事のある飼い主様ならご存知かと思いますが、ガンの進行とともに増加する因子を腫瘍マーカーと言います。ガン細胞には誰でも持っている一般的な蛋白の他に、健康な体にはあまり存在しない蛋白を持っています。腫瘍マーカーとは、この健康な体にはあまり存在しない蛋白の事で、それを血液検査によって調べ、ガン治療の指標とします。 ただし、健康であってもその蛋白を全く持っていないというわけではなく、また小さいガンがあっても検出されない事もあるため、早期発見には利用できません。あくまでも治療の目安です。このヒト用の腫瘍マーカーが、犬猫にも応用可能だという事が、最近の研究で明らかになっています。すでに臨床にも応用され、犬猫の腫瘍マーカーの測定を行える検査機関もあります。   尿アセスミン検査(ガンの早期発見の尿検査)-自宅でのガン発見検査も可能に。 ガンの早期発見を目的とする検査です。 実は、犬猫のガンはとても多いのに、犬猫のガンを早期発見するのは非常に難しいのが現状です。通常の血液検査や尿検査ではガンの発見は不可能ですし、レントゲンでわかるような大きさになった腫瘍は、すでに「早期」とは言えません。例えば、肺ガンの場合、どんなに経験を積んだ獣医師でも、5㎜以上の大きさにならないと、レントゲンでは発見できません。MRIやCTは、動物で実施する場合には全身麻酔が必要となるため、定期健診には向きません。  尿アセスミン検査とは、尿から排出される体の老廃物が、ガン細胞によって少し変化する事を利用した検査です。採血する必要がないため、動物病院ではなく自宅での検査も可能であるので、注目されています。 養子免疫療法(ガンの治療法)-自分のリンバ球を使用で副作用なし。 ガンの治療法のひとつです。 免疫とは、もともと動物の体に備わっている体を守る仕組みです。体内に侵入した異物と戦います。もちろん、ガン細胞にも対抗します。その免疫機能で活躍するリンパ球を自分の体から取り出します。取り出したリンパ球を体外でさらに活性化させ、増殖させて体内に戻すのです。自分のリンパ球を使うため、大きな副作用がありません。 参考http://www.119pet.com/gan.htmhttp://www.ttj-anihos.com/specialty/vr2/ 参考画像/www.flickr.com/photos/64455281@N06/5865793687/www.flickr.com/photos/9197427@N06/4233007870