Category Archives: 病気・症状

症状は人間と同じ?ペットの「アトピー性皮膚炎」について。

犬や猫の皮膚は人間の皮膚の1/3~1/5といわれていて、とても薄くデリケートです。まだまだ寒さと乾燥が気になるこの時期、ペットの皮膚や肉球もトラブルを起こしがち。人間でも皮膚のかゆみはつらいものがありますが、かわいいペットが皮膚病にかかってしまったらとても気になりますよね。今日は、ペットのアトピー性皮膚炎のことについてまとめてみました。      あらためて、アトピー性皮膚炎とは? アトピー性皮膚炎の定義は『特徴的な臨床症状を示し、遺伝的な素因のある炎症性および掻痒性の皮膚疾患』とされています。多くの場合、環境抗原に対するIgE抗体に関連するアレルギー反応による皮膚疾患です。と言われても、わかりにくいですよね。皮膚のバリア機能が低下すると、環境中の様々なアレルゲン(アレルギーの原因物質とされる、気中に漂う花粉やハウスダストやカビの胞子やダニなど)に反応します。そして、痒みが出る皮膚疾患のことをアトピー性皮膚炎といいます。 食物アレルギーとは別物のアトピー。 飼い主さんに多いのは、アトピーを食物アレルギーと混同してしまうこと。食物アレルギーは、特定の食べ物に対してアレルギー反応が出現し皮膚の痒みなどが出現するものであり、アトピーとは別物です。そのためアトピー性皮膚炎は食べているご飯を変更したとしても、症状が軽減することはありません。ただし、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは併発していることもあるため、医師の診断と指導を受けて適切な治療をする必要があります。 症状は人間と同じ。激しいかゆみと発赤。 アトピー性皮膚炎の原因には、花粉などの季節性のものと、ハウスダストマイトなど季節を問わない物質が原因のものとがあります。 アトピーの場合、多くは若齢犬に発症。主な症状は、人間と同じく、激しいかゆみと皮膚の発赤で、耳、脇の下、お腹、足の先端などに出現します。慢性化すると、湿疹が出現し、膿皮症や脂漏性皮膚炎などの二次的な皮膚疾患、また、外耳炎、結膜炎などの合併症を引き起こすこともありますので要注意です。(ちなみに、食物アレルギーは基本的に通年、発症すると言われています。それは、常にアレルギー源である食物を食べているため。) 治療はゆっくりと、再発防止を目指して。 アトピー性皮膚炎の治療は、二次的な皮膚疾患(膿皮症、脂漏性皮膚炎など)がある場合は、まずその治療から始めます。こちらも人間と同じで、炎症やかゆみを抑えるための薬物療法(ステロイド剤、免疫抑制剤など)が基本。また再発防止のために、アレルギー検査(血液検査)を行い、原因となっているアレルゲン物質を特定します。アレルゲンが特定されれば、接触を回避すること(こまめな掃除、散歩経路を変更するなど)も大切です。皮膚のバリア機能を正常化するため、皮膚に付着しているアレルゲン物質を少しでも減らすように、シャンプーをするのも良いでしょう。またアトピー性皮膚炎の皮膚は、乾燥してしまっていることも多いため、しっかりと保湿してあげましょう。シャンプーは、専用の動物用シャンプーをご使用下さい。良かれと思ってやったことが悪化をうながす結果となることもありますので、種類、回数などは実際に獣医の指示に従いましょう。 アトピー性皮膚炎は完治が難しい病気と言われていますが、症状を緩和してくことは可能です。少しでも皮膚に異変を感じたら早めに病院に行き、適切な診断と治療を受けましょう。 ペットの皮膚の悩み改善に体の内側と外側からケアしてあげましょう。  アイチュミューン    スキン+コートサプリメント   アトピカのジェネリック医薬品。 アトピー性皮膚炎の犬用治療薬。 体の内側からもケア。肌と艶やかな毛並みに整えるサプリ。 参考画像www.flickr.com/photos/70925079@N00/2096732835www.flickr.com/photos/40567541@N08/8725910595

【保存版】知っておきたい犬種別かかりやすい病気リスト!(後編)

犬種によってかかりやすい病気があるのはご存知でしょうか。飼っているワンちゃんがかかりやすい病気に留意しながら予防したり、病気の早期発見に役立つ「犬種別のかかりやすい病気」をまとめてみました。 シベリアンハスキー 【犬の特徴】シベリア原産の犬ぞりなどに利用される寒さに強い犬。【かかりやすい病気】◆喉頭麻痺 ◆異所性尿管 ◆白内障 ◆甲状腺機能低下症・喉頭麻痺とは、喉の奥の軟骨と声帯が上手く動かず、呼吸困難を起こす病気です。・異所性尿管は、先天的に尿管の位置が異常で、排尿の感覚がないままに尿を漏らす病気です。 ダックスフント 【犬の特徴】 胴長短足に改良されたドイツ原産の犬種。【かかりやすい病気】◆椎間板ヘルニア・コーギーも同様ですが、ダックスフンドの椎間板ヘルニアの罹患率は、非常に高いものとなっています。 ダルメシアン 【犬の特徴】 白地に黒い斑点が特徴。【かかりやすい病気】◆尿酸塩結石 ◆難聴・尿酸塩結石は、尿石症の一種です。 チワワ 【犬の特徴】最も体の小さな犬種。【かかりやすい病気】◆軟口蓋過長症 ◆気管虚脱 ◆水頭症・気管虚脱とは、気管が潰れてしまい、空気の通りが悪くなる病気です。内科的治療もありますが、外科手術が根本的な治療法になります。 パグ 【犬の特徴】代表的な短頭種。【かかりやすい病気】◆軟口蓋過長症 ◆短頭種気道閉塞症候群 ◆水頭症 ◆乾性角結膜炎・乾性角結膜炎は、涙が減少し、角膜や結膜の表面に炎症を起こす病気です。点眼薬により治療しますが、慢性化して治りにくい場合もしばしば見られます。 ピーグル 【犬の特徴】もとは猟犬。【かかりやすい病気】◆ピルビン酸キナーゼ欠損症 ◆緑内障 ◆甲状腺腫瘍・甲状腺腫瘍は、喉にある甲状腺が腫瘍化する病気です。これが腫瘍化すると、気管を圧迫して、呼吸がしにくくなったり、食道を圧迫して、食後すぐに吐いたりします。治療は外科的手術が選択されます。 プードル 【犬の特徴】身体の小さい順にトイプードル、ミニチュアプードル、ミディアムプードル、スタンダードプードルとあります。【かかりやすい病気】◆免疫介在性溶血性貧血 ◆免疫介在性血小板減少症 ◆流涙症 ◆白内障 ◆水晶体脱臼 ◆レッグペルテス ブルドッグ 【犬の特徴】かつては闘犬でした。現在は品種改良により攻撃性がなくなりました。【かかりやすい病気】◆軟口蓋過長症 ◆異所性尿管 ◆尿酸塩結石 ◆シスチン結石 ◆肥満細胞腫・肥満細胞腫は、腫瘍の一種です。皮膚にできる事が多いですが、体の中にできる事もあります。肥満細胞腫は炎症を引き起こすヒスタミンを大量に放出し、急に腫れたり、出血したりする事があります。 ポメラニアン 【犬の特徴】かつては大型の牧羊犬でしたが、品種改良で小型化された犬種。【かかりやすい病気】◆動脈管開存症 ◆気管虚脱 ◆流涙症 マルチーズ 【犬の特徴】白く長い毛が特徴の小型犬。【かかりやすい病気】◆僧帽弁閉鎖不全症 ◆免疫介在性溶血性貧血 ◆免疫介在性血小板減少症 ◆流涙症 ◆甲状腺腫瘍 ヨークシャーテリア 【犬の特徴】もとは、ネズミを捕るために改良された犬種。【かかりやすい病気】◆軟口蓋過長症 ◆気管虚脱 ◆門脈体循環シャント ◆シュウ酸カルシウム結石 ◆シスチン結石 ◆水頭症 ◆水晶体脱臼・門脈体循環シャントとは、血管の奇形で、肝臓で処理されるアンモニアなどの毒素が肝臓に行かず、全身に廻ってしまう病気です。 ラブラドールレトリバー 【犬の特徴】盲導犬などの介助犬として、活躍する犬種【かかりやすい病気】◆脾臓組織球症 ◆股関節形成不全 ◆腫瘍性疾患・脾臓組織球症とは、脾臓の疾患で、予後は悪く、生存期間は5ヶ月程度です。・股関節形成不全とは、大型犬に多い股関節の発育不全です。 かわいい愛犬にいつまでも健康でいて欲しい。と思うのは当然ですが、犬種特有のかかりやすい病気を知って、毎日の食事や生活に気をつけて健康維持してあげましょう。  老化のスピードが早いペットこそ健康維持にはサプリメントが欠かせません。  「ペットナチュラルズ」    「クラニマルズ」   アメリカ発のスーパーサプリメント。 目的別に選んで栄養補給できます。 カナダ発のオーガニックサプリメント。成犬、幼犬、猫まで使用可能です。 参考画像www.flickr.com/photos/52066925@N00/12759533333www.flickr.com/photos/67961268@N00/6999401588

猫の下痢や便秘を甘くみてると危険!知っておきたい病気4!

 猫も体調を崩すと消化器の病気にかかります。原因は様々であり一過性のから慢性的なもの。急激に悪化するものもあるので注意しなければいけません。元々、猫は吐きやすい動物なので多少の嘔吐はあると思いますが、次のような病気もあるので注意しましょう。 特に長毛種に注意しましょう。グルーミングで飲みこんだ毛を吐き出せない、便として排出できないために胃や腸などの消化器官内に毛ができ、通過障害が起こる病気で、症状としては食欲低下や吐き気、便秘があります。毛玉や毛球症を予防するにはブラッシングが大事です。日頃から抜け毛を取り除いてあげることで、猫が飲みこむ毛の量を少なくすることが予防には大事です。また毛玉の排泄を促進するようなフードも色々発売されているので好みに合わせ与えてみるのも良いでしょう。 症状としては重い便秘になり、便が出づらい(何度も排便の姿勢をとる)、または粘液水様性の下痢状の便が少量だけ出るといった症状が見られます。これは先天的に腹筋力や腸の蠕動運動の低下(老化も原因の一つ)あったり、何かしらの病気脱で脱水していたり、骨盤狭窄(交通事故)といった物理的な障害から慢性的な便秘となり、その結果、結腸内に便が過度にたまって便秘がさらにひどくなる病気です。 下痢のような症状もでるので下痢と勘違いされる飼い主さんもいますが、実は便秘が原因なんです。交通事故も原因にもなるのでなるべく室内飼いにし交通事故にあわせないようにするのも予防の一つになります。また普段から排便の様子や便の状態などをよく観察することも大切です。 食欲旺盛な太った猫が突然数日間、何も食べないような場合や、黄疸(白目が黄色い、皮膚が黄色い)が見られる場合は、肝リピドーシスの可能性があります。その他の症状として元気や食欲の低下、嘔吐、下痢などが認められ、ひどい場合は痙攣(けいれん)、意識障害などが引き起こされることがあります。これは脂質代謝異常により、肝臓に過剰な脂肪が蓄積し肝機能障害を起こす病気です。肥満猫に多く見られる傾向にあり、食べているフードの量や目の色などをよく観察してみてください。 お腹が膨れる、嘔吐を繰り返す、便秘等の症状を起こします。ひどい時は吐物の匂いが便の匂いがすることもあります。これは異物の飲み込みや腫瘍などが原因で腸管が詰まり。放置すると、命に関わることがあります。紐状の遊び道具やスーパーの袋等を誤食することが多いのでそのようなものを出来る限り置いとかないようにしましょう。   この他にもたくさんの原因で消化器症状がおこります。猫は元々吐きやすい動物ですが、普段からよく観察して健康状態を把握しましょう。少しでもおかしいな?や異常がある場合は早めに動物病院を受診、適切な処置を受けましょう。    ▼ペットくすりでは、様々な消化器官のお薬を取り扱っております。▼ スルファサラジンジェネリックSaaz  ラクサペット  大腸炎、結腸炎の治療に! 下痢止めとしても使用されます。  軽度の下剤!毛玉対策にも!  ジェル状でキャラメル風味のお薬。    

【保存版】知っておきたい犬種別かかりやすい病気リスト!(前編)

日本でよく見られる犬種だけでも40種類以上あります。犬はその種類によって、体質も体格も大きく異なります。原産地、遺伝子的系統も違います。これが犬の体質の違いとなり、犬種ごとにかかりやすい病気の傾向があるようです。 今回は、犬種別のかかりやすい病気を紹介していきたいと思います。 アイリッシュセッター 【犬の特徴】◆もとは狩猟犬。大型で引き締まった体格。【かかりやすい病気】◆進行性網膜萎縮 ◆股関節形成不全 ◆胃捻転・進行性網膜萎縮は、初めに暗い場所で物が見えにくくなり、そのうち失明へと繋がります。失明してようやく飼い主様が気付く場合も多くあります。 秋田犬 【犬の特徴】◆秋田犬はもと中型の猟犬。闘犬として強くするために土佐犬などと交配して大型化。【かかりやすい病気】◆股関節形成不全 ◆胃捻転・胃捻転は胃が捻じれ、ショック状態に陥る病気で、緊急を要する疾患です。胃内にガスや液体が過剰に停滞する事が原因で起こる場合と、食後の急激な運動で起こる場合があります。オスに多いという傾向もあります。 アメリカンコッカースパニエル 【犬の特徴】◆もとは狩猟犬。垂れ耳が特長の中型犬。【かかりやすい病気】◆外耳炎 ◆白内障 ◆緑内障 ◆脂漏性皮膚炎・外耳炎になると、痒みや痛みのために頭を振ったり、首を傾けたり、後足で耳を引っ掻いたりします。また、独特の臭いがしてきます。・脂漏性皮膚炎は、皮膚が赤く、ベタベタと脂っぽい感じになり痒みを伴います。また独特の臭いもします。 イングリッシュセッター 【犬の特徴】◆もとは狩猟犬。【かかりやすい病気】◆顔面神経麻痺 ◆難聴・顔面神経麻痺は多くの場合、原因不明で、顔面の右か左に起こります。瞼や唇、耳などが動かせなくなります。自然に回復する場合もあればしない場合もあります。 ウェスティー 【犬の特徴】◆もともとキツネ等の害獣駆除のために改良された犬種。【かかりやすい病気】◆レッグ・ペルテス(大腿骨頭虚血性壊死) ◆アトピー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎は、腹部や顔、手足、脇の下に痒みを伴う皮膚炎が認められます。 キャバリア 【犬の特徴】◆長い毛が特長の中型犬。【かかりやすい病気】◆僧帽弁閉鎖不全症・3~4歳でほぼ半数のキャバリアで、僧帽弁閉鎖不全症を発症すると言われています。・僧帽弁とは、心臓の左側の心室と心房の間にある弁の事です。この弁が閉まりにくくなり、最終的には心不全を引き起こします。 コーギー 【犬の特徴】◆長い胴と短い足が特徴の中型犬。もとは牧羊犬。【かかりやすい病気】◆椎間板ヘルニア ◆股関節形成不全 ◆てんかん・脊椎の椎骨と椎骨の間にある椎間板が飛び出し、脊椎の中を走る脊髄を圧迫し、痛みや麻痺を引き起こす病気です。・重度になると、自力排便、自力排尿が出来なくなり、命に関わる事もあります。 ゴールデンレトリバー 【犬の特徴】◆穏やかな性格の大型犬。大型犬の中では、飼いやすい犬。【かかりやすい病気】◆各種の腫瘍 ◆網膜萎縮 ◆変形性関節症 ◆股関節形成不全 ◆胃捻転 ◆甲状腺機能低下症 ◆アトピー性皮膚炎 ◆外耳炎 ◆中耳炎 ◆耳血腫・各種腫瘍の中でも特に問題となるのが、悪性の腫瘍でガンの事です。・股関節形成不全や胃捻転は、大型犬には特徴的な病気と言えます。 コリー 【犬の特徴】◆代表的な牧羊犬。ボーダーコリー、ラフコリーなど。【かかりやすい病気】◆コリーアイ症候群 ◆水晶体脱臼 ◆難聴・コリーアイ症候群は、遺伝性の眼の疾患です。コリーの罹患率は非常に高く、しかも進行すると失明する事も多い病気です。・水晶体脱臼とは、眼の中にある水晶体の位置がずれている状態で、白内障や外傷により引き起こされる事が多いのですが、コリー種の場合自然発生します。また、コリー種には代表的な寄生虫の薬であるイベルメクチンの副作用が強い事が知られています。 シーズー 【犬の特徴】◆ペギニーズをペット用に改良した犬種。【かかりやすい病気】◆免疫介在性溶血性貧血 ◆免疫介在性血小板減少症 ◆軟口蓋過長症 ◆短頭種気道閉塞症候群  ◆シュウ酸カルシウム結石  ◆流涙症  ◆色素性角膜炎  ◆緑内障・免疫介在性溶血性貧血とは、自分自身の免疫機能が間違えて自分自身の赤血球を攻撃して破壊してしまう病気です。そのため貧血状態となり、黄疸も見られます。免疫を抑制する事で治療します。 シェルティー 【犬の特徴】◆コリーを小型化して改良した犬種。【かかりやすい病気】◆動脈管開依存症 ◆特発性てんかん ◆コリーアイ症候群 ◆甲状腺機能低下症・動脈管開存症は、先天的な心臓の病気です。早期に発見して手術すれば一般的な犬と変わらない平均寿命となりますが、治療が遅れると1年以内に死亡する確率が高い病気です。犬の心臓手術に対応する動物病院は少ないので、大学病院やその他の二次診療施設に行く必要があるかもしれません。 柴犬 【犬の特徴】◆日本原産の犬種。【かかりやすい病気】◆心室中隔欠損症 ◆緑内障 ◆甲状腺機能低下症 ◆アトピー性皮膚炎・心室中隔欠損症は、先天的な心臓の病気です。初期の症状はわかりにくく、重症になるとすぐに疲れたり、運動すると咳き込んだり、倒れたりします。ごく稀に自然に治るケースもありますがほとんどの場合、早期の手術が望まれます。 決して、「この犬種が将来必ずこの病気にかかる」というわけでは、ありませんが、子犬の頃から予防することで、病気の可能性を少しでも減らすことができればいいですね。 サプリメントで健康維持&病気予防しましょう。  「ペットナチュラルズ」    「クラニマルズ」   アメリカ発のスーパーサプリメント。 目的別に選んで栄養補給できます。 カナダ発のオーガニックサプリメント。成犬、幼犬、猫まで使用可能です。 参考画像www.flickr.com/photos/52066925@N00/12759533333www.flickr.com/photos/67961268@N00/6999401588

結膜炎かな?犬の眼のトラブルには「ヴィジョケア」!

ペットの眼や耳のトラブルはよく起きます。アレルギーや乾燥などで痒みを感じ、掻きむしってしまい悪化してしまうことが多いです。普段からよく観察して、掻きむしって悪化してしまう前にケアしてあげ、最小限の症状でおさえてあげたいですよね。ペット(犬)の眼のトラブルに役立つ「ヴィジョケア」についてご紹介します。 結膜炎は、目を強くこすったり、目に毛が入る、シャンプーや薬品がはいるなどの 物理的な刺激・よごれなどが原因と考えられます。 また、片目だけの場合は上記のほかにアレルギー、両目の場合は微生物による感染症も疑われます。 目の中、白目、黒目と目のどこが赤いか、それにより病名も異なりますが、 目が赤くなるのは結膜炎の症状のサインのひとつです。 黄緑色の目やにや充血、涙が多く出て、目の周りがぬれている状態にもなります。 結膜炎、前眼房出血などが疑われますので、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。 逆さまつげなどで眼球を刺激し続けている場合はまつげを抜いたり、 細菌に感染している場合や、アレルギーや乾燥の場合は、抗生物質や軟膏で治療します。 眼のトラブルの原因、状態により使用頻度や使用量は異なります。特に重度の症状の場合には、検査や軟膏以外の治療法が必要となります。投与量は獣医師の判断に従って下さい。 ※25℃以下のところに保管し、開封後1ヶ月を過ぎて使い切れなかったものは廃棄して下さい。  普段からよくペットを観察して、早期発見し治療をしてあげて、できるだけ悪化しないようにしてあげましょう。また普段から眼の弱い子は軟膏を常備薬としておくとケアがご自宅でもできるので、獣医師に合う軟膏を聞き自宅にストックしておくと安心ですね。   ペットくすりで取り扱っている眼のお薬・ケア商品は、こちらからもご確認ください。  ヴィジョケア    テラマイシン3.5mg    犬の結膜炎や細菌による眼の トラブルを治療する軟膏です。 犬猫の結膜炎や眼のトラブルを治療する軟膏です。  

犬だって胃腸炎になるんです。気づいてあげたい犬の胃腸の病気まとめ。

犬も人間と同じよう体調を崩すと胃腸の病気にかかります。犬は人間より食べすぎでおなかをこわしやすい多い動物です。また、胃腸の病気の原因は様々で、子犬、成犬、老犬と、年齢によってもさまざまです。今回は、犬の年齢別、胃腸炎についてその原因と症状をまとめてみました。 ストレスに弱い仔犬。 例えば家にやって来たばかりの子犬なら、環境の変化によるストレスで下痢をすることが多く、子供がいる家庭では異常にかわいがったり、接したりすることで、体調をくずし下痢、嘔吐になることもよくあることです。また子犬の場合、昔と比べたら少なくなりましたが、回虫などの寄生虫や伝染性ウイルスによる消化器症状もあります。。このように子犬の場合はストレスを与え無いような環境であることが大事です。また下痢、嘔吐等の症状が続くようならばすぐに病院にかかるのが得策でしょう。子犬はまだ免疫もしっかりしていないため下痢等が続くとすぐに衰弱してしまいますのでよくみてあげてください。   成犬への餌の与え方は、量も質も注意して。 成犬で普段からフィラリアの予防や各種ワクチンを接種している場合、 胃腸の病気の原因はたいてい食べ物に関係することが多いです。飼い主がむやみに肉やチーズなどの高タンパク質の食べ物を与えすぎていたり、古くなって油の回ったドッグフードを与えていたりと大抵の場合は、食べ過ぎや食あたりによってお腹をこわすケースが多いです。 大型犬に多い胃捻転と胃拡張。 まれに食べ物アレルギーが引き金になることもありますがその場合は継続して症状が出ます。またIBD(炎症性腸疾患)等の免疫が関係しているものもありますが、下痢や嘔吐の症状が続き痩せていきます。その場合は獣医さんに状況を伝え然るべき処置をうけましょう。 また特に大型犬の場合で注意しなければいけないのが胃捻転、胃拡張です。 たくさんの食事を食べさせ、水もたっぷり飲んだ後など胃の中がパンパンにふくれた状態(胃拡張)で運動することで胃がねじれ(捻転)を起こし、ガスが出ず胃拡張がひどくなって全身に悪影響が出てくる病気です。発症すると、お腹が膨れる、吐こうとしているのに吐けない、よだれをたらす、呼吸が苦しそうになる、といった症状が現れます。 治療が遅れるとショック状態となり、命に関わります。そのため一日量を食事は一度に与えず朝・夕2回に分けて与え、食後すぐの運動は避けましょう。また上記の症状があるようならすぐに病院を受診しましょう。   潰瘍や腫瘍など老犬の胃腸病。 老犬の胃腸病では年とともに胃腸が弱くなり、潰瘍や腫瘍が多くなります。ご飯は変えてないのに下痢や便秘が続く等の消化器症状が続くなら一度獣医さんに相談しエコー、レントゲンなどの検査を受けた方がいいかもしれません。下痢や嘔吐が連続ではないが続く等の症状の時、いざ検査してみたら悪性腫瘍というケースも少なくありません。また、胃潰瘍に悩む老犬も多いです。   ストッキングやテニスボールまで。。。異物を飲み込むクセ。   胃腸病の原因で、意外に目立つのが誤食(異物飲み込み)も多いです。靴下やストッキング、アイスクリームの棒やテニスボール、またBBQの時等に多いのが焼き鳥のくしを飲み込んでしまうケースもよくあります。内視鏡で取り出せればいいですが、それらの異物が十二指腸から小腸に入れば、開腹手術をしなければいけなくなるケースもあります。異物を飲み込むクセがあるのなら、飲み込む危険のある衣類や小物、オモチャなどは片付けておきましょう。 異物を誤飲してしまったら。 とがった異物を飲み込むと、食道や胃壁に傷がついて炎症がひどくなるケースもあります。また異物や骨ガム、鶏の骨などが食道に詰まると、一刻も早く取り除かないと、事後、7〜10日ほどで食道狭窄を起こします。もし異物を飲み込んだそぶりがあれば、すぐに動物病院で検査を受け、処置してもらいましょう。胃腸に症状がでるときは上記の病気以外にも色々原因があります。生き物なので一、二回の嘔吐、下痢などであれば様子みてもいいかもしれませんが、その後ぐったりしたり症状が続くようならば病院に行きましょう。通院するとき、獣医師が的確な判断を下せるように、嘔吐物や下痢便をサンプルとしてもっていきましょう。またどのタイミングで何回しているなど説明できるといいでしょう。 ▼ペットくすりでは、様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。 参考画像 www.flickr.com/photos/20659624@N07/2083135478/ www.flickr.com/photos/hey__paul/12889859164/

ペットが感染症・膀胱炎に…!「アシエンロ」を知ってれば安心!

寒い季節や、体の弱い部分など、なんらかの菌に感染してしまうこと、ペットにもよくあることのようです。食欲が落ちたり、元気がないと心配ですよね。様々な感染症・膀胱炎の治療に人気の「アシエンロ」!知っておくと素早い対処ができて、ペットの負担も少なく済むのではないでしょうか。 膀胱内に侵入したブドウ球菌や大腸菌などの細菌、あるいは真菌が増殖して炎症が起こったり、ごくまれですが寄生虫(膀胱毛細線虫)が原因で起こることもあります。また、膀胱内の尿結晶や尿結石によって膀胱粘膜が傷つけられ、膀胱炎になる場合もあります。 膀胱炎になると、トイレに行く回数が多くなる、排尿姿勢をとるけれどなかなかおしっこをしない、1回のおしっこの量が少ない、血尿、腰などを触ると痛がるなどの行動た症状がみられます。治療は原因によって異なりますが、細菌や真菌など感染が原因の場合は、抗生物質や抗真菌剤を投与し菌を死滅させます。膀胱炎の予防としては、トイレや室内を清潔に保ち、水をきちんと飲んでいるかを確認しましょう。特に猫ちゃんは水を嫌がる子が多いですが、水入れの場所を増やしたり、高さを変えたりなど工夫して、多く水を飲める環境作りを心がけましょう。 ●食餌のあとに経口にて与えて下さい。●犬、猫の体重1kgあたり5mgを与えてください。※感染している細菌・真菌の種類や器官に、症状によって用量は異なります。獣医師の判断に従ってください。   その他の感染症のお薬は、こちらからご確認ください。  アシエンロ50mg    アジー100mg    消化器系、皮膚、泌尿器系 あらゆる種類の感染症の抗生剤です。 細菌が原因の病気に用いる抗生剤。 4種類の用量をご用意していす。  

近年増加しているペットの病気TOP5!

人間と同様に、ペットにも現代病と言われるような、近年増加している病気はあるのでしょうか?普段、診断をなさっている獣医さんに、近年のペットの病気事情をお聞きしましたので、確認してくださいね。 犬、猫の環境や生活は近年大きく変化しており、ドッグフード、キャットフードの進化に伴い栄養バランスのとれた食事がとれるようになったこと、住宅事情の変化により室内飼育の増加、獣医学の進歩などによって、犬の寿命は延び、高齢化が進んでいるのが現状です。このことを背景に様々な病気を発症するペット達が増えていってます。遺伝的な要因でなることもありますが、これらの病気の中には、加齢や生活習慣が発症の引き金になっていることがあります。それらの病気のことを生活習慣病といいます。近年多い生活習慣病は以下の通りです。 【糖尿病・腫瘍】生活習慣病と呼ばれる糖尿病、腫瘍は人間同様に、肥満から起こることが多く、運動不足や餌の種類やカロリー過多などが積み重なり起こることが多いでしょう。糖尿病の合併症として犬でもっとも見られるのは、急に進行する白内障や慢性的な細菌感染による再発性皮膚炎、膀胱炎などです。メスでは子宮蓄膿症を起こすこともあります。治療には、インスリン注射を生涯にわたって続ける必要がでてきてしまうので、ペットにも飼い主さんにも大変な負担となってしまいます。 【心臓病】人間と同様に心臓病も生活習慣病の1つで、生まれつや遺伝の場合以外は、肥満によることが多くあります。また歯周病菌が心臓にまわってしまうということもあるようです。運動や食事制限はもちろんですが、投薬が欠かせなくなるのでペットにも飼い主さんにも、大変負担が大きくなってしまいます。 【関節炎】医療や餌などの効果で、ペットが長生きできることは良いことですが、高齢化に伴い関節炎などの症状がでる犬、猫も増えてきました。人間同様、冬に症状が悪化する場合が多いようです。また、老化以外の原因は肥満です。自分の体重により関節に負荷がかけられ、痛みの症状が出たり、悪化を招きます。 【歯周病】食生活の変化にともなって、歯垢がつきやすい食べ物与えることが増えてきました。犬、猫たちは人間と違い自ら進んで歯磨きをしません。そのため歯垢がたまり、歯石となり、やがて歯周病を引き起こします。歯周病は近年増えてきている病気の一つであり、歯周病を発症することによって、心臓病や肝臓病、腎臓病へ進行することがあるという報告もあります。 もちろん食べ物以外の理由でも歯周病になるので(猫免疫不全ウイルス感染症:FIV、猫白血病ウイルス感染症:FeLVなど)一概にとはいえませんが、食べづらそうな様子があり、歯石がついているようならば一度動物病院で相談してみましょう。自宅でのケアだけでは十分でない場合、病院で歯石除去をすることも必要です。  【白内障】  白内障は、加齢が原因で目の水晶体の酸化が進んで、白濁していき、最悪の場合失明するという病気です。その原因は、天然の酸化防止剤・カルノシンの不足から発症します。 もともと細胞内にはカルノシンという複合アミノ酸は体内で作られ、カルノシンが体の各器官の酸化を抑制していますが、加齢によりカルノシン作成機能が減退し、体内のカルノシン濃度が減少するため水晶体の酸化が進み、白内障になります。ペットの高齢化に伴い白内障は急増していうます。 白内障はなかなか気づきづらく、目が白く濁っているなと気づいた時には、症状が進行している場合が多いようです。老犬だから、歩くのが遅くなったんだ、ぶつかって歩いたりしてるのは加齢だから仕方ないと思ってしまいがちですが、体は元気なのに目が見えないことで、歩きや動きがおかしくなってるだけかもしれません。早期発見で進行を遅らせることが十分に可能ですし、ペットの白内障の手術を行う病院もあります。目が見えづらいことで、動いたり歩いたりが億劫になることで、運動不足から肥満や関節炎だとに繋がりますので、ちょっとした異変を見逃さず、定期的に目の状態を確認してあげましょう。   現代病のほどんどは、肥満が大きく関係することがわかったことと思います。肥満になる原因として、飼い主さんがペットをかわいいあまりにおやつを与えすぎたり、手作りの高カロリーすぎるフードを与えていたりすることがあげられます。また近年は小型犬以外でも、室内飼育されていることで、運動不足になりがち、そういったペットの生活環境の変化も肥満の原因となっているということです。医療やお薬のおかでげペットの寿命が延び、高齢化していくペット、少しでも長く元気で一緒に過ごしたいのなら、飼い主さんの行動をペットたちの為にもう一度考えてみましょう。   セーフハートチュアブル(心臓薬) キャンC(白内障治療)  ヴェドメディンのジェネリック商品。  心臓のポンプの動きを良くします。  眼球の水溶液に直接入り込み    白内障を改善する目薬です。   ペットくすりでは、様々なお薬やケア商品を取り扱っております!▼下記のバナーより、公式サイトでご確認ください▼ photo by  https://www.flickr.com/photos/shark_bait09/10093892226/

キャッチしていますか?老化から始まる病気の症状。

人間と同様に、犬も加齢とともに目や耳などの感覚機能低下、胃腸などの消化機能の低下、感染に対する抵抗力の低下、骨の老化などが見られるようになってきます。体力が衰える以上、しかたのないことでもあります。高齢犬が元気でいるためには、飼い主がそこから病気を疑うヒントを見つけなければなりません。今回は、【後編】として、気をつけたい「高齢犬特有の病気」をまとめてみました。 白内障 眼の水晶体が白くにごって視力が低下し、進行すると失明する場合もあります。ものにぶつかったり、動くものへの反応が鈍くなります。 関節炎 関節軟骨がすり減って破壊され、骨同士が触れ合うことで痛みを引き起こします。加齢や肥満が原因のひとつです。 糖尿病 糖尿病にかかる犬の大部分が6歳以上です。大量の水を飲むようになり、食べてもやせてくるようなら危険です。 がん(悪性腫瘍) 医療の発達で犬が長寿になったことで、近年増えています。犬の場合は、腫瘍は体表にできることも多いので、まめにチェックをしましょう。 会陰ヘルニア 加齢で筋力が弱まることで、肛門のまわりの筋肉のすき間から直腸などが飛び出す病気です。オスに多く見られます。 認知症 12歳前後から見られる場合があります。夜鳴きをする、ごはんを食べたのに催促する、部屋の中をウロウロするなどの症状があらわれたら、注意しましょう。 老化がはじまるとさまざまな病気の発症率も高まってきます。ひとつの病気をきっかけにして、別の病気を併発しやすいことも覚えておきましょう。健康診断を受診し、獣医師にアドバイスをもらいながら生活環境を見直していきましょう。 いつまでも元気でいてほしい。高齢犬のケアに! キャンC シーナック 白内障の治療薬。 水晶体のにごりを取り除きます。犬、猫両方にお使いいただけます。 キャンCのジェネリック医薬品。白内障治療の目薬。加齢による白内障の治療薬。   カロダイル25mg カロダイル75mg 無痛症や慢性炎症に。 進行性関節病に。リマダイルのジェネリック医薬品です。 関節の痛みに。錠剤タイプの抗炎症薬。リマダイルのジェネリック医薬品です。 画像引用www.flickr.com/photos/kamgtr/11761380293/ www.flickr.com/photos/ralphandjenny/7161253080/

ペットの目にも起こる「緑内障」知っておきたい3つのコト!

ペットの飼い主さんは、ペットに起こりうる病気をどの程度ご存知だろうか?犬猫は人間より、嗅覚や聴覚が秀でているので、多少目に不調があっても臭いを頼りに、音を頼りに行動、歩けたりしてしまう為、目の病気の早期発見がしづらいのではないだろうかと心配になってしまう。人間でも気づいた時は進行してしまってることが多いという「緑内障」この目の病気はペットにも起こるのだろうか?   人間と同じように緑内障は犬、猫にも発症します。緑内障は眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気で、急性に発症する場合と慢性的に進行する場合があります。 急性緑内障は、様々な理由により急激な眼圧の上昇がおこり、眼(白眼)に強い充血が見られ、瞳孔が開いたままの状態になったり(散瞳)、角膜が浮腫を起こして眼が青灰色に濁ったりします。人と同様に痛みから、眼瞼(まぶた)が痙攣したり、涙の量がふえたり、顔周囲を触られるのを嫌がったり、といった症状が現れます。 急激な眼圧上昇はなくても、通常より眼圧が高い状態のままで経過すると、眼球が以前より大きい状態になったり(牛眼)、角膜に裏からひびが入ったようになります。このような段階では、視神経や網膜が大きなダメージを受けて、すでに視覚が低下あるいは喪失している可能性があります。また、痛みにより食欲・元気の低下などが見られることもあります。早急に治療しなければ視覚を失う恐れがあります。   眼球内には、角膜と水晶体の間に眼房水という液体があります。この液体は常に産生と流出を繰り返し、一定の量を保っています。緑内障は先天的または後天的な要因から、眼房水の流れが障害されることが原因で、眼圧の上昇が起こり、その結果、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。 原因としては他の病気をともなわず、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障とブドウ膜炎、水晶体脱臼といった他の眼の病気から二次的におこる続発性緑内障の二つにわけられ、また犬猫の場合、白内障の末期から緑内障へと移行する例も知られています。 原発性緑内障はシーズー、マルチーズ、アメリカン・コッカー・スパニエル、ビーグル、柴犬、チワワといった犬種に多く見られます。猫の緑内障は、原発性緑内障はまれで、多くは続発性緑内障です。犬と同様にブドウ膜炎、水晶体脱臼などが原因でおこりますが、猫伝染性腹膜炎(FIP),猫白血病ウイルス(FeLV)感染症やトキソプラズマ症が原因で発症します。     緑内障のことで一番理解していただきたいことは、一度発症してしまうと進行していく病気であるということです。そして早期発見早期治療することが大事な病気であるということです。しかし動物の場合は、飼い主が初期の変化に気づくことは少ないので、ある程度経過してから受診されることも多く、既に視力を消失している状態の慢性緑内障であることが多いのが現状です。 動物病院では人の場合と違い治療法は、急性緑内障と、慢性緑内障で治療の目的を分けて対応せざるを得ません。急性の場合(視覚ある場合)は視覚の温存、慢性の場合(視覚が無い場合)は疼痛の緩和を目的に治療します。 治療のポイントとしては現在の状態からの進行をできる限りくい止めるために、眼圧を低い状態にコントロールすることが重要になります。眼圧をコントロールする方法として点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療があります。しかし、視覚が完全に喪失し目に痛みが伴う場合では、眼球摘出手術、もしくは義眼インプラントが適応されることがあります 緑内障は、具体的な予防方法がないが現状です。しかし、早期発見することで病気の進行を抑えられる場合があります。したがって原発性緑内障を起こしやすい犬種は、定期的な眼の検査を受けることをお勧めします。その他の犬種も、他の眼の病気で緑内障が発症することがあるので、眼に異変を感じた場合(眼が充血している、眼の大きさが違うなど)は、できるだけ早めに診察を受け適切な治療をするようにしましょう。   ペットくすりでは、様々な目のお薬やケア商品を取り扱っております!こちらからご確認ください。 ドルゾックス点眼薬(緑内障治療) キャンC(白内障治療)  眼圧下降作用を持ち、進行を遅らせる  緑内障治療用目薬です。  眼球の水溶液に直接入り込み    白内障を改善する目薬です。   photo by  https://www.flickr.com/photos/allie_k/11272520023/