Category Archives: 病気・症状

この時期ペットだって痛いんです!冬に多い関節痛。

毎日、寒い日が続きますね。人間と同様に冬になると犬、猫も関節炎が発症、悪化しやすくなります。今回は寒いこの時期に起きやすい関節炎についてまとめてみました。 冬に起こりやすい関節炎 なぜ冬に関節炎が発症、悪化してしまうのでしょう?一番の原因は、血行不良と言われています。冬で気温が下がり、身体が冷えると血管に脂肪が溜まりやすくなります。血液がドロドロになることで血行不良が起きます。 原因は血行不良!? 血行が悪いと関節炎になりやすいのはなぜでしょうか?ご存知の通り、血液の役割は、生体にとっていらない老廃物などを除去したり、身体全体に栄養や酸素を運ぶ役割をしています。血流が悪くなることで乳酸などの疲労物質が除去されずに残り溜まって行きます。その結果、筋肉が炎症を起こしたり硬くなってしまいます。このことによって関節に大きな負担がかかると痛みが強くなり、関節炎の発症、悪化を起こしてしまいます。これをふまえて考えると冬の関節炎を予防するためには、この血行不良をどうにかする必要があります。 関節炎の対策方法 身体を冷やさない 極端に風が当たる場所や、極端に寒い場所に長時間じっとしていることは避けるようにしてあげましょう。身体を温めることにより血行促進になるので、毛布や服、湯たんぽ、ホッカイロ、ヒーターなどを用いて体の外側から温めてあげてください。ただしヒーターなどによる低温やけど、熱傷も起こりえますので逃げられる場所を確保してあげてください。室内犬であれば部屋の温度を暖かく保ってあげるのも一つの手です。 マッサージで血行促進 マッサージは血行促進に効果的です。筋肉をさすってあげたりするだけでも効果はあります。人間にするよううな力でマッサージするのは強すぎるので気をつけてください。また運動する際にも急に激しい運動をしないよう気をつけることが大切です。軽い運動からはじめてあげましょう。散歩前にマッサージやストレッチをしてあげることも効果的です。 高齢犬は特に注意 またグルコサミンなどの関節にいいサプリメントもあるので詳しくはかかりつけの獣医さんと相談してみるのもいいと思います。特に高齢になると人間と同様に関節炎が発症しやすくなりますので注意してみてあげてください。 ペットの関節痛の原因は、血行不良だったのですね。早く見つけて対処してあげたいですね。ワンちゃん、ネコちゃんと快適な冬を過ごしましょう。 関節痛のお薬。冬でも快適に過ごそう!   カロダイル25mg カロダイル75mg 無痛症や慢性炎症に。 進行性関節病に。リマダイルのジェネリック医薬品です。 関節の痛みに。錠剤タイプの抗炎症薬。リマダイルのジェネリック医薬品です。 参考画像www.flickr.com/photos/smerikal/8260510161www.flickr.com/photos/73337589@N03/6709929245/

長生きして欲しいから。注意したい高齢犬特有の病気。

近年、獣医学の進歩やペットフードの質の向上などで、犬の寿命は急激に伸びています。15歳を超える犬もめずらしくなくなってきています。 犬の寿命が延びている一方で、「高齢犬特有の病気」も目立つようになってきました。今回は、高齢犬がかかりやすい病気をまとめてみました。 僧帽弁閉鎖不全 小型の高齢犬の死因のトップを占める心臓病です。心臓にある2枚の僧帽弁が変型して心機能を低下させます。 心筋症 心臓の筋肉が正常に働かなることで起こる病気です。大型犬に多く見られ、高齢になるほど発症率が高くなります。 慢性腎不全 腎臓の機能低下が原因で、食欲も元気もなくなります。尿毒症やけいれんなども併発することもあり、危険な病気です。 乳腺腫瘍 悪性は乳がんになります。年齢が高くなるにつれて危険率が高くなります。腹部や乳房にしこりがないか確認しましょう。 子宮蓄膿症 子宮に炎症が起きてうみがたまる病気です。5歳以上のメスに多く、ときに命にかかわる重大な病気です。 歯周病 歯の周辺に起こる病気です。食事を食べにくそうにしていたり、口臭がひどかったら、早めに歯科検診をしましょう。 「高齢犬特有の病気」は、以前からなかったわけではありません。しかし、症状が出るより先に寿命を迎えていたといわれています。こうした病気の多くは慢性的なものが多くなっています。手術で完治する病気もありますが、ほとんどの病気が薬や食事療法で進行を遅らせる治療になります。持病がある犬でも飼い主のケア次第で、長生きします。これまで以上に愛情を持って愛犬に接してあげることが大切ですね。 長生きしてほしい。高齢犬のケアに! セーフハートチュアブル ヴェドメディン5mg 血管拡張薬と強心薬の、  二つの役割をします。 ヴェトメディンのジェネリック医薬品。 犬の僧帽弁閉鎖不全の治療に。 心臓のポンプの働きを良くします。 慢性心不全、拡張型心筋症の治療薬。   フォルテコール用2.5mg メチメズ10mg 腎不全、高血圧の治療薬。  血圧をコントロールします。 犬、猫の両方にお使いいただけます。 猫用の甲状腺機能亢進症の   経口薬です。 甲状腺ホルモンの量を成長化に調整 します。 画像引用 www.flickr.com/photos/msvg/8847548349/ www.flickr.com/photos/mcoughlin/2474644764/

詳しく知りたい!猫風邪の原因と症状。

猫がくしゃみをしたり、目やにや鼻水などの症状が出ていたら、それは猫風邪(上部気道感染症)の症状かもしれません。今回は「猫の風邪」について詳しくまとめてみました。   猫風邪の原因と症状 猫ウィルス性鼻気管炎(ヘルペスウィルスによる猫風邪) 【原因】ヘルペスウィルス【症状】仔猫から移行抗体がなくなる2~3ヵ月齢後の仔猫が多い。鼻水やくしゃみ。咳や発熱。食欲低下。結膜炎。角膜炎など。 猫カリシウィルス感染症(カリシウィルスによる猫風邪) 【原因】カリシスウィルス【症状】2~3ヶ月齢前後の仔猫に多い。鼻水やくしゃみ、発熱、食欲不振。口腔内や舌に潰瘍ができる。よだれが多くなり、口臭がする。 クラミジアによる猫風邪 【原因】クラミジア【症状】結膜炎。くしゃみや咳、鼻水。 複合感染と再発にも気をつけて。 猫風邪の多くは、これらのウィルスや細菌によることがほとんどです。他の細菌感染を起こすこともよくあり、複合感染した場合はさらに重い症状を引き起こすこともあります。症状が軽い猫風邪では、特に治療をしなくても自然に回復することもありますが、症状が重い場合や仔猫の場合では、衰弱がひどくなり、命に関わることもあります。くしゃみや咳、鼻水などから感染します。またウイルスによるものであれば、一度回復しても猫の免疫力や体力が衰えれば、再発する恐れがあります。 治療と予防は原因にあわせて。 それぞれの原因にあわせた治療が必要です。ウイルスであれば抗ウィルス剤やインターフェロン注射。点眼、点鼻薬などを行います。細菌感染が原因であれば抗生物質が有効です。また同時に輸液や栄養補給などの支持療法を行いましょう。充分な保温と保湿も重要となります。原因となる主なウイルスや細菌感染は、ワクチン接種で予防することが可能です。混合ワクチンを仔猫のときからしっかり接種することが大切です。 猫風邪にかかってしまったら、仔猫の場合には特に注意してあげましょう。また、症状が重症化する前に治療してあげたいですね。 画像引用  www.flickr.com/photos/kelliegoddard/2247499736//www.flickr.com/photos/australianshepherds/5385367326/

犬だって戸惑っているんです。見逃していませんか?老化のサイン。

犬の老化は7歳前後からと言われています。元気だった頃と同じように食事や運動をさせていませんか?高齢犬と暮らすための大事なポイントを確認しておきましょう。 毛づや・毛色の変化 【サイン】毛づやが悪くなる。毛が抜ける、薄くなる。白髪・黄ばみが出てくる。【対処法】ブラッシングで血行促進。老化によって被毛が抜けたりするのは自然体なこと。やさしくブラッシングをして、血行促進を心がけましょう。病気による場合もあるので、おかしいと思ったら獣医師に相談しましょう。 皮膚の変化 【サイン】弾力がなくなる。肉球が硬くなる。たるんでくる。【対処法】しこりがないか確認を。皮膚に弾力がなくなり、締まりなくなってくるのも自然体のことです。気をつけたいのはしこりの有無。「皮膚がんなどの可能性」があるので、しこりを見つけたら早めに受診しましょう。 動きの変化 【サイン】ゆっくり歩く。足をかばうように歩く。段差を嫌がる。寝てばかりいて動こうとしない。【対処法】関節や骨の病気の可能性も。筋肉や骨、関節が衰えて、動くのがおっくうになっているのは、仕方がありません。ただし、「関節や骨の異常で、動くと痛みがある」からじっとしているということもありえます。様子を見て、獣医師に相談しましょう。 視力の変化 【サイン】薄暗いところで動きまわれなくなる。ものにぶつかりながら歩く。段差につまずく。【対処法】白内障の疑いが。老犬に多い「白内障の可能性」がないか確認しましょう。目の水晶体がにごって視力に影響する病気です。黒目が白くにごっていたり、視力低下が疑われるしぐさを見せたら動物病院へ行きましょう。 聴力の変化 【サイン】音がしても反応が遅い。呼んでも応えない。【対処法】大声で呼ぶのは禁物。聴力が発達している犬ですが、「加齢によって聴力は低下」していきます。大声を出すのは叱られていると勘違いするため逆効果。やさしい声かけを心がけましょう。 食事中に気づく変化(1) 【サイン】硬いものが食べられなくなる。歯がグラグラしている。【対処法】歯周病に気をつける。歯が弱ると硬いものがかめなくなります。やわらかいものばかり食べていると歯垢や歯石がつきやすくなります。「歯周病」が原因の場合もあるので口臭の確認が必要です。また、定期的な歯科検診もしましょう。 食事中に気づく変化(2) 【サイン】元気で食欲はあるのに、食事は残す。食べる量が減ってくる。【対処法】味覚の変化に対応する。老化によって食べ物に対する関心自体がなくなったり、臭覚や味覚の衰えで味の好みが変わった可能性があります。「高齢犬用の消化の良いフード」を。急激に体重が落ちたときは病院へ。 行動で気づく変化(1) 【サイン】トイレではないところで、尿や便をしてしまう。トイレシートからはみ出す。【対処法】トイレの場所に工夫を。老化のためにトイレに間に合わなくなることもあるのでしょう。しつけていたのができなくなったのとはわけが違うので、きつく叱ったりせず、「トイレを寝床のそばに置くなどの工夫」をしましょう。 行動で気づく変化(2) 【サイン】命令に従わず、反抗的になる。わがままになる。【対処法】聴力の低下が影響。飼い主からすれば反抗的に見える行動も、加齢による聴力や視力の低下が原因と考えられます。「命令は理解していても、体が言うことを聞かない場合もある」と理解してあげましょう。 小さい頃はかわいかったワンちゃんも、歳を重ねてくると、当たり前だったことができなくなったりします。老犬になっても家族の一員です。大声で叱ったりせずに、いたわってあげたいですね! 老化が原因の症状にはこの治療薬! キャンC カロダイル25mg60錠 白内障治療薬の定番。 アメリカでも特許が承認されています。犬猫両方にお使いいただけます。 犬の進行性関節病の痛みに効果的です。錠剤タイプの抗炎症薬。ブランド薬リマイダルのジェネリック医薬品です。   デンタルフレッシュ犬用510ml リーナルドッグ(犬用慢性腎不全) 飲み水にまぜるだけ。 歯垢、歯石、臭いを防止、改善します。ペットが水を飲むと同時に口腔内を洗浄します。 犬の腎機能をサポートします。腎不全用サプリメント。パウダータイプで食事に混ぜるだけ。。 画像引用/www.flickr.com/photos/smerikal/8330185631/www.flickr.com/photos/kazzpoint0/5531956895/

犬だけではありません。猫だって必要な「感染症」の予防&対策!

猫の場合は犬に比べて、発症すると重大なことになりかねない病気の種類が多いと言われています。しかし、予防のためのワクチンがないものもありますが、手遅れになる前に予防対策したいですね。今回は「猫の感染症」について代表的なものの症状と予防法をまとめてみました。 猫汎白血球減少症 【原因】猫パルボウイルスの感染によって、起こる病気です。感染力が高く、特に子猫の急性致死性の病気です。【症状】下痢、嘔吐、白血球減少などの症状を示します。感染した猫は他の猫から隔離しなければなりませんが、回復した後もしばらくはウイルスを排出するので、回復後も隔離が必要です。【予防】ワクチンにより予防できる病気ですが、妊娠期の猫に接種する事はできません。 猫白血病 【原因】猫白血病ウイルスの感染によって、起こる病気です。感染していても症状を示さない猫もおり、そんな猫は大きな感染源となります。【症状】唾液や尿、血液の中に、ウイルスが現れるため、猫同士の喧嘩やグルーミングで伝播します。一旦、発症してしまうとリンパ腫や白血病を引き起こし、致死率は高くなります。【予防】ワクチンにより、予防できる病気です。多頭飼いの場合、一度、動物病院でこの病気に感染していないかどうか検査してもらい、もし陽性の猫がいたなら、他の猫から隔離するのが良いでしょう。また外の猫との接触を避けるため、出来るだけ猫は室内で飼う事が大切です。 猫ウイルス性鼻気管炎 【原因】猫ヘルペスウイルスⅠ型の感染によって、起こる病気です。【症状】くしゃみや咳、鼻水、発熱といった症状が見られます。軽ければ、数日で良くなりますが、子猫の場合、重篤な症状を示す場合があります。【症状】ワクチンで予防できる病気です。   猫カリシウイルス感染症 【原因】猫カリシウイルスの感染によって、起こる病気です。【症状】症状は猫ウイルス性鼻気管炎と似ています。【予防】ワクチンによって、予防できる病気です。 猫エイズ 【原因】猫免疫不全ウイルスの感染によって起こる病気です。感染した猫との喧嘩等により、伝播するので、猫は出来る限り室内飼いにするのが良いでしょう。【症状】すぐに急性の経過をとるわけではありませんが、最終的にありとあらゆる病気に罹りやすくなり、命を落とします。動物病院では簡易検査キットで診断されますが、感染から1ヶ月以上しないと陽性の結果が出ないので、もし感染した可能性があるなら、複数回検査を受ける事をお勧めします。【予防】猫のエイズウィルスに対するワクチンがないので予防注射による予防法は現在まだありません。この病気は接触感染のみで伝播していくのでエイズウィルスに感染した猫と接触させないこと、いわゆる外に出さないで室内飼いすることが大切です。 猫伝染性腹膜炎 【原因】猫コロナウイルスによって起こる病気です。感染力は弱いのですが、予防法はありません。【症状】発症してしまった場合、対症療法になりますが、根本的な治療法はなく、最終的には命を落とします。症状は、腹水や胸水が溜まる型と、不安定な発熱が続き衰弱していく型があります。【予防】猫が集団で生活している場所には、必ずといってよいほどコロナウイルスは蔓延しています。有効なワクチンもありませんので、予防は非常に難しいです。母親からの免疫が無くなる5~7週齢のときに感染することが多いため、4週齢の離乳の時期に子猫を大人の猫から離し、隔離すればコロナウイルスに感染したことのない子猫になるといわれています。この子猫を完全室内飼いで育てれば、一生コロナウイルスに感染することはありません。  「猫の感染症」には、いろいろな種類がありますが、ワクチンで予防できるものもあります。また、感染症から守るには室内飼いのほうがより安心ですね。大切な家族の一員ですもの、ネコちゃんの健康に気をつけていきたいですね!  画像引用www.flickr.com/photos/magilla03/7172499934/www.flickr.com/photos/babeledunnit/3356611735/

命取りになる前にしておきたい「感染症」の予防&対策。

家族の一員でもあるペットが元気でいることは、飼い主にとって心がやすらぐことです。しかし、ペットの健康が感染症で脅かされていたら。。。犬や猫の感染症は、数え切れないくらいたくさんあります。ウィルスや細菌などの微生物が体に入り込んで発病する感染症は、仔犬や高齢犬がかかると、ときには命取りとなることも。予防医学の進歩で多くはワクチンで発症を防ぐことができます。中には人間にも感染する「人獣共通感染症」というものも存在します。今回は「犬の感染症」で代表的なものをまとめてみました。 狂犬病 【原因】狂犬病ウィルスが唾液の中に含まれていて病犬にかまれることで体内に侵入します。ウイルスは神経から脊髄や脳に到達し、神経症状を起こします。【症状】感染すると中枢神経がおかされて異常にほえたり、よだれを流しながら徘徊するなどの挙動不審を起こし、凶暴になります。やがて筋肉の麻痺によって動けなくなって死にいたります。また感染してすぐに麻痺状態になって数日で死亡してしまう症状もあります。【予防】感染症として、最も恐ろしいのは狂犬病です。これは発症したら防ぐ術はなく、致死率は100%です。哺乳類全般で感染する可能性がありますが、犬は特に感受性が強く、そのため、日本では年に1回、飼っている犬に狂犬病のワクチン接種をする事が義務付けられています。しかも、これは人獣共通感染症です。人間への感染を防ぐためにも、犬のワクチン接種は重要なのです。1958年以降、日本での発生は報告されていませんが、周辺の国々では現在で発生が見られます。油断してはならない病気です。 パルボウイルス感染症 【原因】犬パルボウイルスの感染によって、起こる病気です。【症状】主に子犬で重篤な症状を示し、成犬ではそれほど重症化せず、罹っても無症状の場合が多数です。この病気には2つの種類があります。まず、多いのは腸炎型。発熱、嘔吐、下痢、脱水症状を示します。ひどい場合には、下痢に血液が混じります。これも致死率は高いのですが、もっと怖いのは心筋型。突然、悲鳴をあげ、虚脱し、多くの場合は短時間で死亡します。パルボウイルスと診断されたら、通常は入院となるでしょう。もし、同居している犬がいるのなら、嘔吐物や排泄物に汚染された物は捨ててしまってください。勿論、掃除した手はすぐによく洗いましょう。【予防】予防にはワクチンが有効です。 ジステンパー 【原因】ジステンパーウイルスの感染によって、起こる病気です。【症状】主に3~6ヶ月齢の子犬に発生しますが、2歳くらいまでは発生の危険があります。また、老犬には老犬脳炎という形で発症します。子犬の感染では、消化器、眼、皮膚とあらゆる所に病状が現れる可能性があります。特に特徴的なのが神経症状で、四肢の麻痺や旋回運動などが認められます。ジステンパーウイルスは、伝染力の高いウイルスです。もし同居犬(特に子犬)がいるなら、鼻汁、涙、唾液、尿の付いたものは、よく洗い、塩素系漂白剤を25倍程度に薄めた液で、消毒しましょう。更に注意しなければいけないのは、公園や道路等で排泄させてはいけません。他の犬に伝染する恐れがあるからです。【予防】予防にはワクチンが有効です。 ケンネルコフ 【原因】ケンネルコフは、集団飼育している場所で発生しやすい事から、こう呼ばれています。犬パラインフルエンザウイルスや犬アデノウイルスⅡ型、マイコプラズマ、細菌などの感染により、起こります。【症状】咳や鼻水が主な症状で、一般的に単独での感染では症状は軽いと言われていますが、いくつかのウイルスや細菌等と混合感染すると、重篤化します。【予防】予防にはワクチン接種が有効です。 犬伝染性肝炎 【原因】イヌアデノウイルスⅠ型の感染によって、起こる病気です。【症状】症状は特長に乏しいのですが、発熱や腹痛が認められます。この病気だと診断されたら、感染した犬は、同居の犬から隔離する必要があります。【予防】予防にはワクチンが有効です。 レプトスピラ症 【原因】レプトスピラという細菌の感染による病気です。レプトスピラには、いくつもの種類がありますが、犬の感染症で重要なのは2種類です。この2種類は、ワクチンがあります。【症状】症状としては、腎不全により多くが死亡する急性と、原因不明の発熱やブドウ膜炎が発現する慢性に分けられます。人獣共通感染症でもあるので、その点でも注意が必要です。【予防】この2種類は、ワクチンがあります。ネズミを介して伝染する病気なので、ネズミとの接触を避けるのが予防に繋がります。 大切なワンちゃんのために、ワクチン接種など「犬の感染症」の予防をしっかりしたいですね。 参考画像 www.flickr.com/photos/jayincanada/14191326322/www.flickr.com/photos/jayincanada/14191326322/

マダニが媒介するバベシア症!知っておきたい4つのこと!

ノミダニの駆除は、しないといけないのは知っていても、何故なのか、駆除しないと、どんなことが起きるのかと疑問な飼い主さんも多いようです。寒い地域だから、大丈夫!室内飼いだから大丈夫と思っていると、思わず病気に感染してしまうかもしれません。ダニの媒介する怖い病気について知っておきましょう。   マダニが媒介する血液原虫失疾患で、バベシア症は世界中の熱帯・亜熱帯地域、日本では九州・西日本地域で発生しています。猫バベシア症はB.Felis,B.catiの2種類の乾癬によります。 バベシアに感染しているマダニに吸血された際に、その唾液と一緒にバベシアという原虫が犬猫の体内に侵入し、赤血球内に寄生します(マダニの吸着から約48時間で感染するといわれています)。赤血球内に寄生したバベシアは、次々と分裂・増殖しながら赤血球を破壊します。   犬猫の多くは不顕性感染(病原菌などに感染したにもかかわらず症状が現れないこと)で、 ストレスや複合感染により始めて臨床症状を示す場合があります。 《主な症状》発熱(40℃以上の高熱)食欲がない沈鬱(元気がなくなる)粘膜の蒼白化(歯茎や口内が薄い色になる)黄疸脾腫(脾臓が大きくなった状態)血尿 すぐに息があがるなどの貧血の症状も見られ、貧血がひどくなると腎臓や肝臓の機能障害につながってしまう場合もあります。若い犬での急性型では、ショック状態で病院に運ばれることが多くあります。 猫の場合は、2歳以下の若齢猫に多く、食欲不振、元気喪失、虚弱、粘膜の蒼白が見られます。 感染後の血液検査によりヘマトクリット値(血球が血液のなかで占める容積の割合)が急速に低下し、赤血球内に原虫を確認することで、バベシア症に感染と診断がされます。   バベシアを完全に治療する薬はありませんが、抗菌剤などで菌の増殖を抑え、体力の低下、貧血などを最小限におさえるようにします。目視でマダニが確認できた場合、自分で無理やり取り安心しても、既に感染していたり、マダニの体の一部は残ったままかもしれません。必ず動物病院を受診しましょう。 予防としては、マダニの発生する場所をできるだけ避けたり、駆除薬やブラッシングをかかさずにして、日頃からマダニの駆除を行わなければなりません。特にお住まいの地域や散歩コースが、山中や草むらやが多い場合、通年で駆除薬を使用することをオススメします。     フロントラインプラス フィプロフォートプラス 肩甲骨に垂らすだけの簡単投与!  犬用4サイズ・猫用をご用意しています。  フロントラインプラスのジェネリック商品!  犬用4サイズ・猫用をご用意しています。   photo by  https://www.flickr.com/photos/pictureclara/6210887623/

犬や猫も風邪をひくって本当?症状を見抜くには!

犬猫が風邪をひくということはあるんでしょうか?その答えですが、獣医学には風邪という言葉は存在しません。下記のような症状が確認できた場合、獣医さんが分かりやすく、風邪ということがあるかも知れませんが、診断としては呼吸器感染症だそうです。     ==================================================       ペットくすりでは感染症の薬を多数取り扱っております♪            こちらからご確認ください。 ================================================== 参考 :http://ow.ly/D8wkr  photo by https://www.flickr.com/photos/chefranden/4981273425/

子犬・子猫の寄生虫検査の必要性を知ろう!

子猫・子犬を迎えたら、最初にしてほしい事があります。 それは糞便検査です。 「ワクチン接種の方が重要では?」と思われるかもしれませんが、ワクチン接種よりも先に、糞便検査を行ってください。 実際には、糞便を持って動物病院に行き、検査をしてもらい、特に寄生虫がいなかったら、ワクチン接種を行うという流れになると思います。 何故、ワクチン接種よりも糞便検査が先なのかというと、お腹の中に寄生虫がいると、ワクチンの効力を弱めてしまう可能性があるからです。       ここで紹介したのは、代表的なものですが、他にもマンソン裂頭条虫 ジアルジア症、糞線虫、鞭虫など、様々な寄生虫があり 命を落としてしまう恐れもあります。 子猫や子犬を迎えたら、まずは糞便検査を、その後も定期的に予防や検査をするように心がけましょう!   ============================================ ペットくすりでは、様々な種類の体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。 こちらから、ご確認ください♪  ============================================ 参考 : http://peterrace.jp/management/thema2/cat01/manage_18.html      http://www.amy.hi-ho.ne.jp/s-kuwabara/59.htm photo by https://www.flickr.com/photos/psycho-pics/3312285157/

飼い主さん必読!ジアルジア症に感染しない為には!

ジアルジア症とはなんでしょう? ジアルジアと呼ばれる原虫(鞭毛虫綱に属す)が、ペットの腸管系・小腸に寄生することで起こる寄生虫感染症です。犬や他の動物を多数飼育しているような場所や、野良犬の間で集団で感染することがあります。 ============================================         ペットくすり公式サイトでは、ジアルジア症の治療に有効な         フラジール200mg90錠を取り扱っています。  ============================================ 参考:http://www.petwell.jp/disease/dog/jiarujia.htmlphoto by  https://www.flickr.com/photos/14328577@N08/3631451799/