寒くなってもペットのノミ・マダニ対策は必要なのか?

寒くなって外出する機会も減ったり、又は室内飼いだからと、冬のノミ・マダニ駆除はしなくてもいいんじゃないかと考えている方もいるのではないでしょうか? 確かに、寒くなるとノミ・マダニの活動性は低下するのですが、意外と冬のノミ・マダニ寄生は多いので、実は冬も対策が必要です! 今回は、冬のノミ・マダニ対策についてお話ししていきます! 予防が大切 ノミやマダニは予防が基本です。 というのも、ノミやマダニはとても強い繁殖力を持っているので、一気に繁殖して増えていくため駆除をするのはとても大変です。 一個ノミの成虫を見つけたら、まだ卵や幼虫の段階のノミが少なくとも20匹はいると言われているほどです。 また、ノミやダニに刺されることで、病気をもらう可能性もありますので、病気を防ぐ意味でも予防が大切と言えます。   冬でもノミ・マダニ対策が必要です ノミやマダニが最も繁殖しやすい季節は春から夏にかけてとなります。それは、ノミやマダニが高温多湿を好むためです。 冬になり気温が低くなれば確かにノミやマダニの活動は抑えられますが、13度を超えると活動できてしまいます。 地域によっては冬でも13度を超える地域もあると思いますし、お部屋の中は冬でも暖かいため、ノミやダニは活動を続けることができてしまうのです。   ノミ・マダニ駆除薬について ノミ・マダニ駆除薬といっても、色々な種類のものが出ています。 ホームセンター等で売っているものから医薬品として発売されているものまで様々ですが、やはり医薬品のものが効果はあります。ただ、医薬品として出ているものも皮膚につけるもの、食べるタイプのお薬、フィラリア等他のものの予防や駆除の効果がついたもの等、商品によって様々ですのでご自身のペットにあったものを選ぶ必要があります。 また、ノミ・ダニには色々な種類がおり、例えば商品によって、マダニに効く・効かない等の仕様の違いもありますので、獣医さんに相談をしながら必要なものを選ぶことが必要でしょう。   過去にもオクスリラボではノミ・マダニ駆除についての記事を沢山アップしています。是非、他の記事も読んでみてくださいね! 【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓     写真;http://www.flickr.com/photos/17094533@N00/14885398, http://www.flickr.com/photos/94159406@N00/13725748544 参照;http://www.wikihow.com/Keep-a-Dog-in-Good-Health, http://www.wikihow.com/Kill-Fleas-on-Dogs, http://www.allpetnews.com/does-your-pet-really-need-fleatick-medicine-all-year-long, http://blog.crosspeakproducts.com/give-dog-flea-and-tick-medicine-year-round/

栄養障害!?ぽっちゃり猫ちゃんの肥満対策とダイエット方法

ぽっちゃり猫ちゃんには、愛嬌がある?しかし、実態は栄養障害ともいえます。 肥満は 内臓や間接に負担をかけてしまい、病気の原因にもなります。そのようなことを防ぐためには、ダイエットとエクササイズが不可欠です。今回は、この時期、気をつけてあげたい「猫の肥満」についてまとめました。 ニャンコの肥満の見分け方とは?   上から見て、肩から腰まで均等に肉がついており、腰にくびれがあるのが理想的な成ネコの体形。もし、お腹の部分が膨らんでいたら、肥満気味のサインです。 室内飼いのネコは食べる量のわりに運動量を認識しにくく、動物病院などで見かけるネコも多くが太めなので、肥満に気づかない場合が多いようです。 カロリーのとりすぎが一番の問題。成ネコなら健康を維持できる量で。   ネコに必要な食事の量は、ライフステージによって大きく違います。どんどん成長する仔猫のときや、妊娠・授乳中のネコはたくさん食べなければなりません。でも成ネコになって成長が止まったら、その後は理想の体形を維持し、健康でいられる寮を食べれば大丈夫。 成ネコになっても子猫のときとおなじだけ食べていたら、たちまち太ってしまいます。 低カロリー食と与え方。   栄養はあるが、カロリーの少ない食事を、普段と同量与えるのがベスト。 人間がダイエットする場合、極端な人は絶食や、はげしい食事制限をします。しかし、ネコは絶食すると肝リピドーシスという肝臓の病気をおこし、死亡する可能性があります。おねだりに負けず、適量をあたえる意思を持ちましょう。 ネコのダイエットは、食事をしながら行うのが大原則です。 また、ダイエット食への変更には二週間程度必要です。太っていて一番つらいのはニャンコです。減量するのは愛猫のため。 とはいっても、普段食べているフードを量だけ減らすやり方は、ネコの空腹感がつのりストレスになるうえ、栄養素まで不足するので、おすすめできません。 量はいつも通り食べさせ、しかも摂取カロリーを減らすもっとも簡単な方法は、市販のダイエット用フードを利用すること。タンパク質など必要な栄養分がバランスよく配合されているので安心です。 キホンの運動、上下運動と遊びでエクササイズ。   散歩は必要なし。柱を使った木登り、家具へのジャンプで脂肪燃焼。 ネコは、イヌのように走り回る必要はありません。ジャンプや のぼり、くだりをする上下運動がキホンです。高さの違う家具を並べるなど工夫して、充分な上下運動をさせましょう。 ふせる、狙う、飛び掛る、噛み付くといった運動神経が発達している猫の運動は、基本的にこれらができれば充分です。 ねこじゃらしで遊ぶだけでもかなりの運動量になります。柱にぼろ布を巻きつけて上れるようにしたり、猫用アスレチックなどを置いたりしてあげれば、猫は自分で遊びながら運動します。 家具の配置の工夫もおすすめ。大きな家具と小さな家具をでこぼこに置いたり、家具と家具の間に棚を渡したりします。 ちょっとした工夫がネコの運動量アップにつながります。 仔猫はねこじゃらしで遊びながら運動させましょう。   ◆LINEに登録して お得な情報をゲットしましょう。 参考画像 www.flickr.com/photos/68845396@N00/2141716944 www.flickr.com/photos/20497980@N00/4628609508

お散歩の目的と、犬種によって大きく違う必要運動量

[2019/01/25 更新] わんちゃんと一緒のお散歩の時間を毎日楽しみにしている飼い主さんも多いのではないでしょうか!? ところで、お散歩の意義を考えてみたことはありますか!? もちろん適度な運動をさせなければいけないというのもあるのですが、それ以外にもお散歩の大切な目的はあります。 また、自分の飼い犬の一日の必要運動量って把握しているでしょうか? 犬にはかなりチワワ等かなり小さい犬種からラブラドールのように大型の犬もいますので、それぞれの犬種によって一日の必要運動量には当然違いが出てきます。 ということで、今回は今一度お散歩について考えてみたいと思います! お散歩の意味とは!? ①運動のため・・・・もちろん、お散歩はわんちゃんの運動をさせるために必要です。しかし、犬種によって必要運動量は違い、現状のお散歩で運動量が足りているかどうかは確認が必要です。 ②生活のリズムを作るため・・・・適度な運動や排せつを一日の中に組み込み、生活のリズムを作ります。リズムができることで、ワンちゃんの精神的な安定にもつながります。 ③社会化のため・・・・日ごろから一緒にいる家族以外の人や犬ほかの動物等に出会うことで、社会の中で適応していくためのルールを覚えていきます。また、子犬の散歩にとっては「社会化」は特に重要です。ワクチン接種が終わった生後三か月以降くらいからお散歩を初め、すこしづつ環境に慣らしていってあげてください。 ④飼い主とのコミュニケーション・・・・家でももちろんコミュニケーションはできますが、実際にお散歩の中で「待て」や「座れ」等使ってみることや、飼い主さんと一緒に運動等することでわんちゃんとの関係は深くなります。 ⑤適度な刺激を得る・・・・他の犬に会ったり、いつもとは違う音や匂いがしたり、家にいるのとは違う環境に来ることで犬の脳を刺激してくれます。特に、老犬はこの外からの刺激を受けることで、老化防止にもつながります。老犬になれば体力は当然落ちてくるので運動目的というよりは、色々なものを見たり、匂ったり、感じたりすることを大切にし、老化防止に役立ててあげてください。   犬種によって違う必要運動量!! 自分の飼っているわんちゃんの必要運動量を考えたことがある方は意外と少ないかもしれません。ただ、よく考えてみると犬にはかなり小さい犬種から大きな犬種まで様々いますので、それぞれに必要な運動量は違ってくるというのは簡単に想像がつくと思います。また、体格は小さくても、狩猟犬や牧羊犬として活躍していた犬種は、ある程度の運動量が必要となります。まずは、自分の飼っている犬の犬種のことを一度調べてみると良いでしょう。 また、参考にいくつかい一日の必要運動量を載せてみました。 チワワ  ・・・・0.8km トイプードル・・・・1.6km ゴールデンレトリバー・・・・3~5km グレートデン・・・・10km ラブラドールレトリバー・・・・13km 犬種によってかなりの違いがあることが分かると思います。また、ラブラドールともなると一日の必要運動量をお散歩だけで満たすのは実際かなり難しいと思います。運動量の多い犬種は、自転車で並走させたり、ドッグランで走らせる等、お散歩以外の運動の機会を沢山与えてあげるようにしてください。 このように、お散歩の意味をよく考えてみると、犬にとってとても大切なものであることが理解していただけたと思います。自分のわんちゃんに合ったお散歩や運動スタイルを保ってあげられるといいですね!     【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   参考;犬の心理と行動 水越美奈  写真;http://www.flickr.com/photos/17424735@N00/2690783400,              http://www.flickr.com/photos/29601732@N06/3649061896  

犬の睡眠について知ろう。犬のいびきは病気の可能性もある!?

わんちゃんを室内で飼っている方々は、わんちゃんのいびきを聞いたことがある方もあるかもしれませんね! いびきをかいて寝る姿・・・想像しただけでかわいいですが、慢性的ないびきの場合には特に病気のサインだったりすることもありますので、いびきが気になる場合には動物病院に行って調べてもらうことも必要でしょう。 今日はわんちゃんの睡眠についてや、睡眠中のいびきについてお話ししたいと思います。 犬の睡眠時間 犬の睡眠時間は人間よりもかなり長く、子犬であれば一日の半分以上は睡眠時間となります。 大人の犬でも一日の半分近くは眠っています。 犬にも人間と同じように、レム睡眠(深い眠り)とノンレム睡眠(浅い眠り)がありますが、犬の場合は睡眠の八割は浅い眠りだと言われています。 また、犬も夢を見ます! 夢を見るのはレム睡眠、深い睡眠の時で、若い犬の方が夢を見ることも多いと言われています。 寝ている最中に夢を見ていていきなりピクッと動いたり、声を出しだり、しっぽをパタパタさせたりすることもありますが、特に心配する必要はありませんので、そっと寝かせてあげてください。 逆に熟睡中に頻繁に起こしてしまうと、落ち着きがなくなり情緒不安定になりますので、静かに見守ってあげてください。   犬のいびきには病気が潜んでいるかもしれません! 犬もいびきをかきます。 いびきの原因はいくつもありますが、犬種によってはいびきをかきやすい犬種というのがあります。シーズーやパグ等顔が扁平な犬の場合は、生まれつき鼻腔が狭く構造上いびきをかきやすいと言えます。 また、犬の肥満や鼻づまり等でもいびきの原因になります。 ただ、いびきはもっと深刻な病気のサインの可能性もありますので注意が必要です。気管虚脱という気管が狭くなる病気や、鼻腔や咽喉頭部の腫瘍の可能性、また心臓肥大という心臓病の一種もいびきを引き起こす原因と成り得ます。 若いわんちゃんがたまにいびきをかく程度であれば心配はいらないですが、いびきが慢性化していたり、どんどんひどくなったりしている場合は、念のため獣医さんに診てもらうようにすることをお勧めします。また、年配のわんちゃんがいびきをかく場合には、病気の可能性も高いですので、たかがいびきと侮らずに、気になる場合は早目に動物病院で検査を受けましょう!   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓  写真;http://www.flickr.com/photos/88589821@N00/2736835068           http://www.flickr.com/photos/29692536@N00/49147270 参考;http://www.thedogdaily.com/health/illness/dog_snoring_health/#axzz3ppfSAASW    犬の気持ちと行動がわかる本 小暮規夫

急増中「犬のノミアレルギー性皮膚炎」の対策をしよう!

季節に関係なくノミによるアレルギー性皮膚炎に苦しんでいる犬が多いそうです。 今回は、犬のノミアレルギー性皮膚炎の症状や治療法についてまとめてみました。 「ノミアレルギー性皮膚炎」とは?   犬の皮膚トラブルの中で季節に関係なくもっとも多いのは、「ノミアレルギー性皮膚炎」です。ノミは、血を吸うときに、犬の皮膚の中に唾液を注入するのですが、その唾液に犬がアレルギー反応を起こしてしまい、ひどい皮膚炎になってしまうのです。 「ノミアレルギー性皮膚炎」悪化するとどうなるの?   ノミアレルギー性皮膚炎になってしまうと背中から背中部分から尻尾にかけて毛が抜け落ちてしまいます。 そのため、ワンちゃんは、噛んだり、舐めたりします。 アレルギー反応を起こしている皮膚には赤い湿疹が出て、痒みが伴います。そのため、犬は掻きむしってしまいます。細菌による二次感染を引き起こしてしまうこともあるようです。 細菌による二次感染が起きると、膿皮症(のうひしょう)という化膿性の皮膚炎がみられることもあります。 さらに症状が慢性化すると、脱毛や色素沈着。また、皮膚の肥厚などがみられます。 「ノミアレルギー性皮膚炎」の治療方法   ノミアレルギー性皮膚炎の治療法としては、痒みや炎症を抑えるための飲み薬や塗り薬を使用します。 治療と同時にアレルギーの原因であるノミの駆除も必須です。ノミアレルギー性皮膚炎は、一度発症すると治るまでとても時間がかかる病気です。アレルギーによる痒みが収まり、犬の毛が生え揃うまでに数か月かかることもあります。ノミアレルギー性皮膚炎になったら早めに病院に連れて行きましょう。 飼い主さんがしっかりノミ対策をしよう!   犬がノミアレルギー性皮膚炎にならないためには、何よりも犬にノミを寄生させないことです。 普段から愛犬のノミ対策を行う必要があります。犬の体にノミが付いていないかチェックすることはもちろんのこと、ノミを退治できる薬剤でノミを寄せ付けないようにしましょう。 さらにノミを駆除するには自宅や生活環境の清潔さを見直したり、ノミは家の中、カーペット、ソファー、ベッドなど広範囲に繁殖するので、こまめに掃除や除菌をし、徹底的にノミの駆除を行いましょう。 また、お散歩のコースなどで、ノミがつくことにも、気を配ることが必要ですね。 犬のノミアレルギー性皮膚炎は、かわいいワンちゃんへのノミの予防や駆除をしっかりと行うことで 防げます。ノミの駆除剤を上手に使い、対策したいものですね。   ◆ペットくすりでは様々なノミダニの駆除薬を扱っております。 ネクスガード フィプロフォートプラス  ノミは8時間、マダニは48時間で駆除。   チュアブルタイプで安心。  フロントラインプラスのジェネリック。   ダブルパッケージで液漏れの心配なし。   参考画像 www.flickr.com/photos/46151146@N04/8039481959 www.flickr.com/photos/9531760@N02/14565489979

この時期におさらいしたい!秋~冬の犬の過ごし方!

秋は、朝晩涼しくなり、ペットも人も過ごしやすい季節ですね。食べ物もおいしくなり、蚊などのイヤな虫も少なくなってきました。こんな時期だからこそ気をつけなければいけないことがあります。 今回は秋~冬の犬の過ごし方についてまとめてみました。 その1、秋冬は必要ない?フィラリアの予防について   涼しくなって蚊を見かけないからといって、フィラリアのことを忘れてしまっては、いけません。 フィラリア症の予防薬は「蚊が出なくなってから、さらに1ヶ月後まで続ける」ことが大切です。投薬期間を守らずに投薬を辞めてしまい、犬フィラリア症を持っている蚊に刺されてしまったら大変です。ペットを犬フィラリア症から守るために、投薬期間の最後の月までしっかりと投薬し続けるようにしましょう。 その2、どうしたらいい?ノミ・マダニ予防   季節が秋や冬になっても、ノミもマダニも1年中存在します。特にノミは気温が13度あれば繁殖を繰り返すことが可能です。冬とはいえ、暖房の入った暖かい空間はノミやマダニにとっては、快適な空間です。 秋、冬でもしっかりとノミ・マダニ対策を行いましょう。ペットの身の回り、ベッドやタオルなどの洗濯や天日干しなども、面倒がらずに行うことが大切です。 その3、気をつけたい温度差のある日の過ごし方   この時期、昼間と夜の温度の差が大きい日もあります。日中、暑いくらいでも夜中に冬のように気温が下がったりする日もあります。 このような温度差は、洋服を着ないペットにとっては、非常にストレスになります。 特に幼犬や老犬は、自分自身で体温調整をすることが苦手なので、なるべく温度差が一定のところで過ごさせるようにしましょう。 寝る場所には、地面や床からの寒さを和らげるために毛布など1枚用意してあげましょう。 その4、食欲のチェックをしよう!   季節の変化のせいで体力が落ちているワンちゃんも多くなります。体力が落ちると抵抗力も落ちて、感染症にかかりやすくなったり皮膚病になりやすかったりします。またペットの皮膚や耳の中を観察して、脱毛や炎症などの症状がないかチェックしましょう。 秋冬になっても食欲が落ちたたままのワンちゃんは、動物病院を受診しましょう。 その5、秋冬にかかりやすい病気とは?   寒くなって空気が乾燥するこの時期は、ワンちゃんも人同様に呼吸器系の病気にかかりやすくなります。 寒さに強いイメージの犬ですが、室内犬で特に小型犬の場合は、寒さが苦手です。症状は人と同じように、くしゃみ、鼻汁、咳、発熱、食欲不振などを引き起こします。 その6、ワンちゃんが快適に過ごすために家庭でできる工夫。   家庭でできる事は、室内飼いの場合は、寒さ対策として、エアコンやヒーター等、または毛布などを使って温度管理をしてあげる事。外飼いの場合は、犬舎に直接風や雪が入らないように囲いを作ってあげたり、毛布を入れてあげたり、夜間は、玄関等に保護してあげましょう。 寒くもなく暑くもない日は、犬も活発に動き回りたくなります。外でお散歩や運動させましょう。なるべくたくさんお散歩をしたり、いろいろな運動を取り入れて運動不足を解消してあげましょう。お散歩は日光浴にもなりますし、ワンちゃんの健康に欠かせません。 その7、発情期のワンちゃんのケア。   秋はペットにとって 発情期でもあります。今年の春に産まれた子は、はじめての発情期を迎えるわけです。子供を産ませる予定のない飼い主さんは不妊手術について動物病院に相談しましょう。 秋冬もワンちゃんと快適に過ごしたいですね! ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。)   参考画像 www.flickr.com/photos/43522553@N00/2581125182 www.flickr.com/photos/18799672@N00/3574899686    

沢山のわんちゃんも救っています!ノーベル賞受賞の大村智氏が開発した「イベルメクチン」

2015年のノーベル生理学・医学賞を、北里大学特別栄誉教授である大村智さんら3人が受賞したことは、皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか? 受賞の理由は「寄生虫によって引き起こされる感染症の治療の開発」で、特にイベルメクチンという薬を開発したことが評価されています。 「イベルメクチン」と聞いて、もしかするとわんちゃんの飼い主の皆さんの中にはピンとくる方もいるかもしれません! そう!犬のフィラリア薬の成分でイベルメクチンが使われているものがありますね!! というわけで、今回はペットのお薬としても使われているイベルメクチンと今回ノーベル賞を受賞された大村智さんに焦点を当ててお話ししたいと思います。 そもそも「イベルメクチン」とはどんなお薬なのか? イベルメクチンは、アフリカや東南アジアなどで患者が多い、寄生虫によって引き起こされる感染症の治療に使われる薬です。その感染症とは、具体的にはオンコセルカ症とリンパ系フィラリア症です。 オンコセルカ症とは、回虫の回旋糸状虫による感染症です。回旋糸状虫に感染したブユに刺されることで発症します。 症状としては、かゆみ、発疹、視覚障害、最悪の場合は失明につながります。ほとんどの患者がアフリカで発生している病気です。 また、リンパ系フィラリア症とは、蚊に刺されることで蠕虫であるフィラリアの寄生を受けると、リンパ浮腫が生じる病気です。 足が大きく腫れる象皮病等を引き起こします。2013年の発表によれば、2500万人以上の男性に生殖器疾患を起こし、1500万人以上の人にリンパ浮腫を起こしているということです。 多くの患者は東南アジアで発生しています。 1970年代半ばに静岡県伊東市川奈の土から採取した微生物から発見された成分を元に作られたのがイベルメクチンという薬です。 最初は家畜等の寄生虫駆除薬として発売され、その後人間の病気にも効果があることが発見され、人間用の薬としても広く普及しました。 また、このお薬は副作用が少なく安全性が高いということで、途上国での治療にも積極的に使われ、年間約2億人の人々がこの薬の恩恵を受けていると言われています。   ノーベル賞受賞の大村智氏とはどんな方? 大村智さんは、1935年生まれの化学者で、微生物の研究を45年以上も続けてきた方です。当初は高校の理科講師をしており、その後研究者に転身したという経歴を持っています。 微生物が作り出す有機化合物についての研究を続け、新しい化合物を450種以上も発見しました。その研究の中で発見された成分を元に開発された薬の一つが、今回注目されている「イベルメクチン」です。 今回のノーベル賞以前にも、大村智さんは、1992年に科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して送られる「紫綬褒章」や、2011年には「瑞宝重光章」、2012年には「文化功労者」にも選ばれています。 犬のフィラリア薬にも使用されている「イベルメクチン」 わんちゃんの飼い主の皆様は、この「イベルメクチン」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが、現在、日本において犬のフィラリアの薬で最も使用されているのが、このイベルメクチンを成分とした薬ということです。錠剤タイプや犬が好むような味付けをしたチュアブルタイプの薬等が発売されています。 イベルメクチンは、既に世界中の多くの人、家畜やペット等を救ってきましたが、これからも末永く役立っていく薬だと思います。 そのような薬の開発に日本人が関わったということ、同じ日本人として誇りに感じますね! 改めて、ノベール賞受賞、本当におめでとうございます!     【その他の記事】  ※ペットくすりでは「イベルメクチン」が成分に含まれるフィラリア薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓   写真;http://www.flickr.com/photos/48094458@N00/6379125909             http://www.flickr.com/photos/60256070@N05/6289337752 参照;http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/100600123/?bpnet    http://www.huffingtonpost.jp/science-portal/nobel-medicine-prize-_b_8250566.html    http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2013/03191445.html

フィラリア・ノミダニの薬で皮膚につけるタイプの上手な使い方

お薬ラボでは今までもフィラリアやノミダニのお薬のお話を色々してきましたが、フィラリアやノミダニのお薬の種類には注射・チュアブルタイプ・錠剤・スポットオンタイプ(皮膚につけるもの)等色々あります。今回はスポットオンタイプのお薬に焦点を当ててお話ししたいと思います。 お薬は苦手で、チュアブルタイプもアレルギーがあるのであげられない…かといって注射はかわいそう!!そんなわんちゃん・猫ちゃんの場合にはスポットオンタイプのお薬を試してみるのも有効です。スポットオンタイプのお薬は、皮脂腺に薬が染み込んで、そこから皮脂と一緒に分泌されたお薬が予防効果を発揮するというものです。 皮膚につけるスポットオンタイプのお薬のメリットとデメリットを知った上で自分のペットにあったお薬投与の方法を選びたいですね!   皮膚につけるスポットオンタイプのメリット・デメリット まず、お薬を飲ませるのではなく、毛をかき分けて背中などに垂らすだけなので、とても手軽な点は魅力ですね。 また、お薬が苦手でなかなか飲んでくれないペットや、お薬を飲んだと思っていてもよく見たら吐き出していたりという心配もありません。その他、アレルギーがあり食べるタイプのお薬を上げられないペットにとってはスポットオンタイプはとても便利です。 反対にデメリットとなるのは、お薬をなめてしまうリスクやシャンプー時期の調整が必要な点、皮膚が弱い子では薬負けしてしまう可能性がある点でしょう。 特にペットを複数飼っている場合や小さいお子さんがいるご家庭で起こり得るのは、お薬を舐めてしまうケースです。 スポットオンのお薬は基本的にわんちゃんやねこちゃんなどお薬を使う本人が舐められない位置に垂らすかたちとなります。ただ、もし万が一本人が舐めてしまえる場合には次回の滴下部位を別の位置にずらすなどの工夫が必要です。 わんちゃんやネコちゃん、あるいは小さなお子さんが誤ってを舐めてしまった場合、気持ち悪そうにしたり、吐いてしまうなどの副作用が起こる場合があります。 基本的にはお薬を誤って舐めてしまうことにより、重大な副作用が起こることはないとされていますが、具合が悪そうにしている様子を見るのは辛いですし、できることなら未然に防ぎたいですよね。   皮膚につけるスポットオンタイプの薬を上手に使うには!? 基本的にスポットのお薬はすぐ乾く性質で、動物たちの好まない匂いになっています。 ですが、どうしても心配な場合や過去に舐めてしまった経験がある場合には、お薬が乾くまで別々のお部屋に離して舐めさせないようにしたほうが良いでしょう。 これは小さいお子さんがいるご家庭でも同じことが言えます。 隔離しておくことが難しい場合にはお薬が皮膚に浸透してから毛の表面だけ拭き取る、滴下部分がお洋服やバンダナで隠れるようにする、なんていうのも手です。この時注意したいのはお薬を垂らす位置がお洋服の生地やバンダナなどの小物で擦れてしまわないようにするということです。 安全性がきちんと確認されているお薬であっても、お薬を垂らしたところが擦れた刺激で赤くなってしまったり、皮膚に炎症を起こしやすくなります。 病院でお薬をつけてもらい、お散歩をしながら帰る、という子の場合には首輪やハーネスがちょうど擦れる位置になりやすいので「今日はお散歩しながら帰るから、首輪が当たらない位置にお薬つけて欲しいです」など一言獣医さんや看護士さんに伝えておけば、より注意してお薬をつけてくれると思います。 またシャンプーについてはお薬を滴下する前ではなく、滴下してから1週間ほどしてから実施するのが効果的です。 このタイプのお薬は皮脂腺からの分泌を利用して全身に広がります。そのためシャンプーをして皮脂が大幅に減った後では、お薬が広がりにくく、効果を発揮しづらくなってしまいます。 また、シャンプーをした直後だと、万が一具合が悪くなってしまった時、シャンプーによる体調不良なのか、お薬による体調不良なのかの判断がつきにくくなってしまうというのも問題です。 さらに、お薬を滴下したすぐ後にシャンプーをするのも、せっかくつけたお薬が洗い流されてしまう恐れがあるので避けるべきです。 基本的には数日間を開ければシャンプーしても効果は落ちないと説明されていますが、お薬の使用とシャンプーの実施間隔をあけられない事情がない限り、1週間以上間を空けたほうがいいんじゃないかなと思います。   動物にとってはお薬をつけられることやシャンプーしてもらうこと自体が、実はすごく緊張したりストレスになることなので、トリミング後に必ずお腹を壊しちゃうなんてケースも少なくないんです。 お薬を使った後くらいから、具合が悪そうにしている!というような場合には、どんなお薬を、いつ、どんな風に使ったのかで、最初に始める治療の手段も変わってきます。 これはフィラリア予防だけに限ったことではありませんが、いつもと違うことを立て続けに行うと、体調を崩した時に、何が原因だったのか予測したり、調べるのが難しくなってしまうので、トリミングや予防治療の予定を立てる際には過密スケジュールで体に負担をかけてしまうことのないよう、しっかりと考えてプラン立てすることが重要です。 お薬のメリット・デメリットをきちんと理解して、適切なお薬選び&対応をしてあげたいですね!  ▼おすすめスポットオンのお薬 レボリューション フィプロフォート プラス フィラリア予防と ノミダニ駆除が 同時にできる優れもの! 特に猫飼いさんに大人気! フロントラインプラスの ジェネリック。 ペットくすりノミダニ駆除薬 人気NO.1のお薬。  ※ペットくすりでは色々なフィラリア薬をはじめ、様々はペットのお薬を取り揃えています↓ 【その他の記事】 画像 ;http://www.flickr.com/photos/65304769@N05/15636129503               http://www.flickr.com/photos/51035611977@N01/9079179  

メリットはあるの?注射タイプのフィラリア予防薬。

日ごとに朝晩の気温が低くなってきましたね。寒くなってきたとはいえ、地域によってはまだまだフィラリアの対策は必要ですね。 フィラリア蚊に刺される可能性のある時期には、定期的な幼虫退治を行って、フィラリアを成虫にさせないことが予防の原理ですので、 フィラリアのお薬は定期的に欠かさず投与することがポイントです。 フィラリアの予防薬には色々な種類がありますが、今回は「注射タイプのフィラリア予防薬について」まとめてみました。   注射タイプのフィラリア薬のメリットは? 注射タイプのお薬は1回注射するだけで、1年間フィラリア予防効果が持続します。このタイプの予防薬のメリットは何と言っても飲み忘れや飲み損ないが発生しないことです。 多くの飼い主さんはわんちゃんやねこちゃんにお薬を飲ませるのに苦戦しており、製薬会社の調査でも多くの方が投薬に失敗したり、時間がかかってしまっているというデータが発表されています。 しかし、注射タイプの予防薬であれば注射を1本打ってしまえばその後投薬による予防措置は必要なく、きちんと1年間効果を発揮してくれるので、お薬をスムーズに飲めない子でも確実な予防ができます。 また投薬自体はすんなり行えるけれど、定期的に動物病院へ足を運ぶ時間がない!という方にも非常に便利な手段であると言えます。 フィラリア予防薬のデメリットについて 一番のデメリットはやはり、注射自体の痛みはそれほど強くないはずですが、動物たちからすれば「小さな部屋ででたくさんの知らない人たちに体を押さえつけられてチクっとされる」という感じなので、大きなストレスになっていると考えられます。 そのほかに副作用と体質の関係が心配されます。注射用フィラリア予防薬は非常に副作用の少ない安全なお薬であることが確認されています。しかし、100%安全で、どの子に対しても無害というわけではありません。 この注射は皮膚の下に投与します。お薬には有効成分を含んだ小さなカプセルがたくさん含まれていて、皮膚の下で少しずつ、時間をかけてはじけることで持続的な作用を示します。 どんなに安全なお薬であっても、体力が著しく落ちた老犬や、肝臓や腎臓などお薬の代謝に関与する内臓に疾患があるわんちゃん、ねこちゃんの場合にはお薬が体に好ましくない影響を与える可能性があります。 しかも、このお薬は一度皮下に投与してしまったら、そっくり皮下から回収することができないので、1年間副作用が現れた状態で過ごさなければならなくなってしまいます。 また最近ではお腹の虫や皮膚や被毛に寄生する虫にも効果を示すお薬が開発され、広く利用されていますが、注射用フィラリア予防薬の場合にはフィラリア1種類に効果を示すので、予防対象が狭いということもデメリットと考えられるかもしれません。 飲み薬、もしくはチュアブルタイプの予防薬がアレルギーなどで飲めない場合には、これらのメリットとデメリットを理解した上で注射による予防に切り替えるべきか検討するべきでしょう。 シニア犬への注射タイプのフィラリア予防薬の投薬方法 動物たちも年齢を重ねれば食が細くなり、お薬も余計飲みたがらなくなります。お薬を無理矢理飲ませようとすることで誤嚥(食べたものが気管に入ってしまうこと)などの事故の可能性も出てきますし、何より、体力のあるうちに注射型予防薬が体質に合っていることを確認できれば、老犬・老猫になってから心配しながら投薬する必要がありません。 かかりつけの獣医さんと相談しつつ、その子にあったフィラリア予防の方法を探してあげたいですね。 ↓人気のフィラリア予防薬をチェックする↓ 参考画像 www.flickr.com/photos/35558439@N08/3414579317 www.flickr.com/photos/27482959@N08/16137483414      

人間のガンを約90%の高確率でかぎ分ける犬がいる!?

人間のガンを高確率でかぎ分けられる犬がいるという話は、なかなか信じられないかもしれません。 しかし、実際に犬を使って人間のガンを発見するための研究が実は色々な国で実施されており、まだ実験の段階ですがかなりの高確率でガンを発見できているというのです。 そこで、今回は、その研究の内容をいくつか紹介し、癌を発見できる犬についてお話ししていきたいと思います。 世界中での様々な研究発表 イギリスのMedical Detection DogsとMilton Keynes Hospital NHS trustの研究によると、ガンの発見のために特別に訓練されたわんちゃん達が93%の高い確率で前立腺ガンを、彼らの嗅覚を使って判別できたことが報告されています。また、イギリスはヨーロッパの中で、ガンの早期発見率が低い国の一つのため、この方法が実用化されればガンの早期発見率が上がることを期待されています。 現状の前立腺ガンの検査方法で一番一般的なものは、PSA検査という血液検査で行われるもので、血液中のPSAという物質の量を測定することによりスクリーニングする方法です。しかし、実はこの検査の精度は20%ほどしかないということです。そのため、このPSA検査のほかにもいくつかの検査を組み合わせて詳しい検査をし、癌を確認していく形となります。 この発表はまだ実験の段階ではありますが、特別にトレーニングされた犬によって、前立腺ガンを93%の高い確率でかぎ分けられたということは、この現状のPSA検査よりも高い確率でガンを発見できるということで注目を集めています。 今後も研究を進めていき、現状のガン発見の検査よりも効果的であると認められれば、3年以内にイギリスの2か所の病院で実用化され、無料でワンちゃん達が患者さんたちを見て回るということです。 また、トレーニングされた犬によってガンをかぎ分けることができるという研究はこの他にもされており、いづれも約90%以上の高確率でかぎ分けることができると発表されています。 例えば、イタリアの研究チームが2014年に発表した内容によると、特別にトレーニングをしたワンちゃんによって前立腺癌を98%の高確率でかぎ分けることができるという内容が発表されています。 また、アメリカのアーカンソー大学の研究によると、トレーニングされた犬により、甲状腺ガンを約90%の確立でかぎ分けることができたという発表もあります。 まだ、実用化までは更なる研究が必要になるのでしょうが、ガンを発見できる犬が活躍する未来もそう遠くはないかもしれませんね。   【その他の記事】  ※ペットくすりでは色々なフィラリア薬をはじめ、様々はペットのお薬を取り揃えています↓   参考;http://www.dailymail.co.uk/health/article-3189903/Dogs-sniff-prostate-cancer-detect-tumours-93-accuracy.html    http://www.medicalnewstoday.com/articles/290600.php    http://www.medicalnewstoday.com/articles/277012.php 写真;  http://www.flickr.com/photos/53662163@N06/16525162295            http://www.flickr.com/photos/45642240@N05/5735755472