飼い主が知っておきたい秋冬の猫の病気。気をつけるべき4つのこと。

爽やかな秋晴れが心地よい季節がやってきましたね。秋から冬にかけて、ニャンコが気をつけた方が良いことをまとめてみました。 猫の病気は、症状が表に出にくいです。そのため、飼い主が見逃したり、人間同様に扱って自己流の治療をしてしまったりして悪化させてしまうことがあります。中には命にかかわる病気もあります。 秋冬に多いニャンコの病気とは?   猫に多い病気は、尿石症(尿結晶、尿結石)等があげられます。 尿石症とは、尿結石が原因で排尿障害を起こす病気で、結石が膀胱や尿道にできると、おしっこが出にくくなったり、血尿になってしまいます。また、悪化すると尿毒症から死にいたることもあります。 この病気は、特に秋冬に、注意が必要になります。 秋冬に多い理由は?   尿結晶ができる原因も、尿結晶の種類もいろいろあります。 一般的には、肥満・運動不足・水分摂取の減少・栄養バランスの悪さや感染症などがあげられます。 猫は、もともと水分摂取が少ないので、尿結石ができやすいのです。特に、秋から冬にかけては、尿結晶が出来る原因と考えられる 運動不足や水分摂取の減少、肥満などの問題が起こりやすくなります。そのために、秋から冬にかけて、特に増えやすい病気といえます。 肥満との関係は?   飼い主さんができる尿石症対策の中で、もっとも重要なことは、「食事」です。 バランスの良いフードを与えることはもちろんですが、人間の食べ物や猫の体に悪いおやつを与えて、栄養バランスを崩しては意味がありません。おやつもよく考えて、与えてあげましょう。 肥満にも十分注意が必要です。 厳しい冬を前に、多くの動物の体は、秋のうちにできるだけ多くの栄養を体に蓄えようとします。本能のままに、要求されるだけ食べ物を与えていると、尿石症だけでなく、万病の元となる肥満の原因になります。 しっかり、体重管理をしてあげましょう。 結石の蓄積を防ごう!   トイレを使いやすくすることで、小さな結石がおしっこと流れて体に蓄積されないようになります。 また、寒くなると水分摂取量や水分摂取回数が減ってしまうので、水を自由に飲むことができる環境をつくることが大切です。 尿石症は、遺伝などの体質にも大きく左右されがちです。 結晶ができやすい体質かな?と思ったら、結晶・結石が流れていきやすいように、ニャンコの飲みものの工夫をしましょう。例えば、お肉や骨でとった「出汁」をお水の変わりに用意してあげましょう。「出汁」なら飲んでくれる場合も多いようです。 飼い主さんが病気予防の工夫を色々取り入れてあげることによって、秋から冬もニャンコが元気に過ごせますね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/14635236@N04/7620319206 www.flickr.com/photos/67635079@N00/8206556852    

フィラリアの基礎知識と冬のフィラリア予防について

フィラリアの予防シーズンといえば、地域で差がありますが、一般的には毎年春〜秋が多いですね! もう10月に入りましたが、まだ全国的にフィラリア予防は必要ですので、飼い主の皆さんも予防を続けていらっしゃることと思います。 今日は、フィラリアの基礎知識と、これから来る冬にむけて、一般的にはフィラリア予防のシーズンと言われていない「冬」のフィラリア予防についてもお話ししたいと思います。 フィラリアの基礎知識 ワンちゃん・猫ちゃんの飼い主の皆さんは、ある程度フィラリアのことをご存知かもしれませんが、まずはフィラリアの基礎知識をおさらいしてみましょう。 フィラリアの成虫は犬の体内で幼虫を産み、幼虫は血液中に寄生します。この血を蚊が吸うと、蚊の体内で幼虫が成長し、感染力を獲得します。 この感染能力を持った幼虫を保有している蚊に刺されると、感染幼虫が犬の体内(皮下や筋肉の中)でさらに3ヶ月かけて成長し、その後、血液の流れに乗って心臓に向かいます。約半年で幼虫が成虫になって、心臓や肺動脈に住みつきます。 感染しても、症状が現れるのはしばらく時間がたってからです。 多くは数年が経過してから症状が現れ、初期にはほとんど症状を示しません。   フィラリアへの感染リスク フィラリアへの感染リスクは予防を行わないとどれくらいなのか、ご存知でしょうか? 実は蚊のいるシーズンをフィラリア予防なしで3回過ごした犬では100%フィラリアに感染していると言います。これは、結構な確率だと思いませんか? お薬を飲ませたつもりで実はこっそり吐き出していたり、きちんと予防のシーズンを理解せずに中途半端な投薬で終わってしまう、これが何回も繰り返されればフィラリア症を発症する可能性も高まってしまいます。   フィラリアの予防 フィラリアは100%お薬で予防できる病気ですが、このお薬を飲む場合にも注意が必要です。フィラリアの予防薬は獣医師の処方箋が必要な薬なのですが、これはすでにフィラリアに感染しているわんちゃんに予防薬を飲ませることで、死んだ幼虫が心臓に詰まってしまったり、死んだ虫のアレルギー物質に反応して、わんちゃんが死亡してしまう可能性があるからです。 そのため予防薬の処方前には血液を少しとって、血液の中に幼虫が潜んでいないか?感染時に見られる免疫反応が起こっていないか?などを確認し、検査の結果が陰性であればフィラリアの予防ができます。そのため、去年投与し忘れたものが残っているから、とご自身の判断で投薬を行うのは、絶対に避けるべきだといえます。 また、蚊取り線香や蚊よけのグッズ(扇風機タイプのものなど)では蚊の飛来を抑制できても、蚊に刺されるのを完全に防ぐことは不可能です。   冬のフィラリア予防 では蚊がいなくなる秋〜冬はフィラリアの予防を行わなくても大丈夫なのか? これは、なんとも言えないですが、100%フィラリアにかからないと言うことは言えません。 蚊は14度以上の気温が保たれていれば吸血活動をします。そのため、お家の中や駅、お店など、冬でも過ごしやすい気温で過ごせる環境が非常に多いので、最近では冬でも蚊が活動しています. ご存知ない方も多いのですが、フィラリアの予防薬とは「フィラリアに感染させないためのお薬」というわけではなく「フィラリアの幼虫を体内で成長させないお薬」つまり駆虫薬なのです。蚊の活動が盛んになるシーズンとフィラリアの予防シーズンは1ヶ月ほどずれて設定されており、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで飲ませることになっています。 これは上でお話しした蚊の成長サイクルを定期的な検査と駆虫で食い止め、体内で成長・増殖して症状が現れないようにするには、蚊がいなくなるまで予防薬を飲まなければ、蚊の成長サイクルが密かに進行してしまう可能性が高いからなんです。 こういった「予防」の仕組みを考えると、ご自宅の周辺などで、冬場にも蚊が飛んでいるのを見たことがある場合や温かい気候の地域に旅行に行く予定がある場合にはフィラリアの予防を冬も継続した方が良いでしょう。 最近ではノミやダニなどのが体表に寄生する寄生虫なども一緒に駆虫できるタイプのフィラリア予防薬も開発されています。また、おやつ感覚であげることができるチュアブルタイプのものなども出ています。フィラリアだけでなく、お腹に寄生する虫や体表に寄生する虫などを一緒に駆虫するタイプのもので寄生虫による病気を予防することはわんちゃん本人だけでなく、一緒に遊ぶ飼い主様や他のわんちゃんや猫ちゃんにとっての安全にもつながりますよね。 フィラリア予防の投薬期間はどうしたらいい? フィラリア症を発症させないためには、第一に薬をきちんと蚊がいなくなった後の1ヶ月間も投与し、投薬ペースはしっかり守ることです。またお住いの環境をチェックするのも重要でしょう。多くの時間を過ごすのはお家の中、あるいは外です。室内犬でもお散歩時には外出しますが、こういった外の環境でどれくらいの時間を過ごしているのか、周りには蚊の発生しやすい環境(水たまりや湿地など)はどれくらいあるかなどを考えて、使用する予防薬の効き目の広さや期間を調整しなければ完璧な予防とは言えません。 しかし、わんちゃんや猫ちゃんの体調や年齢によってもお薬の利用は調整すべきなので、冬場の予防薬投与についてはかかりつけの獣医さんに相談するのが一番でしょう。 せっかく病院でお薬をもらっても、投与期間が短かくてフィラリア症を発症してしまったらとっても悲しいし悔しいですよね。 大切なわんちゃん・猫ちゃんがフィラリアのせいで命の危険にさらされることがないように、投薬期間などを獣医さんと相談しつつ、しっかり対策していきましょう!     【その他の記事】   画像参照;http://www.flickr.com/photos/45963333@N00/6851716953                     http://www.flickr.com/photos/24926669@N07/3051403531

アレルギーがあるペットへの投薬方法を学ぼう!

「アレルギー」という言葉は日頃から結構よく耳にしますね。 例えば小麦アレルギーとか金属アレルギーや紫外線アレルギーなど・・・いろいろありますね。今回はアレルギーのあるワンちゃんネコちゃんへの投薬についての留意点についてまとめたいと思います。 アレルギー反応、アレルギー症状とは?   アレルギーとは体の免疫が、自分の体の中に本来無い物質を過剰に攻撃し、自身の体にまで害を及ぼしてしまっている状態のことを言います。この現象を「アレルギー反応」、攻撃対象は「アレルゲン」と言います。 この状態に陥って現れる腫れやかゆみ、赤みなどの皮膚疾患や下痢などが、いわゆる「アレルギー症状」です。 お薬でも起こるアレルギー反応 と留意点。   アレルギー反応は、もちろんお薬でも起こることがあります。 今まで予防接種の時に「お薬を打って具合悪くなっちゃったことはないですか?」 と聞かれたことがあるのではないでしょうか? これはアレルギー反応が出なかったかどうかの確認です。 健康な子がワクチン接種でアレルギー反応を起こす確率は、宝くじで1等が当たるのと同じくらいの確率と言われているので、それほど心配する必要はないでしょう。 しかし、ワクチンというのは病気の原因毒素を弱めて作ったものなので、もともと体調がすぐれない状態でワクチンを打ってしまうとアレルギー反応などで具合が悪くなる可能性が高まります。 アレルギー反応と投薬のタイミング。   体調が悪くて薬を飲ませなければならない時、過去にアレルギーを起こしたことがある子はどうしたらいいのでしょうか? 注意点としては、まずは、何かに対するアレルギーの有無に関わらず、新しいお薬を飲ませた時には、できるだけ注意して様子を見てあげることです。 アレルギーの反応には即時型と遅発型の2種類があります。即時型の場合は、命に関わるような重篤なアレルギー反応はお薬を投与してから比較的すぐに現れます。症状の例としては顔が腫れてしまったり、吐き気や嘔吐、貧血などです。急激なアナフィラキシー反応で投与直後に貧血でグッタリしてしまうケースがあります。 遅発型の場合は、すぐには症状が出ず、少し経ってから熱が出たり、気持ち悪そうにしたりすることなどです。 予防接種や新しいお薬をあげたときは、いつどんな症状が出るのかが予測できません。 そのため、午前中の時間帯に飲ませるのがベストでしょう。お留守番させる直前に新しいお薬を飲ませることは避けて、何かあったらすぐに病院に連れて行けるようにしましょう。 環境の変化にデリケートなペット。   ペットは、人間より環境の変化に敏感で、自分が暮らしている環境が変わってしまうことに対してとってもデリケートです。 ペットホテルや知り合いの方に預ける直前、もしくは預けている期間中に新しいお薬を使い始めるのは避けましょう。 環境が変わると性格が豹変したり、ストレスで体調を崩したりする子が結構います。そのため、普段からその子がどんなふうに過ごしているかをよく知っている飼い主さんがそばにいて、普段よりも体調の変化に気を配ってあげるということが重要です。 そして、お薬を投与した後「普段とは違う様子で、なんだか具合が悪そう・・・」という場合には、まず動物病院に電話をし、獣医師の判断を仰ぎましょう。   ペットの健康管理手帳を作って記録しよう。   お薬や食べ物でアレルギーを起こしたことがあるのであれば、「何を摂取して具合が悪くなったか」を記録しておくことが非常に大切です。 ペットが使ったお薬やシャンプー、食べたもの、注射などで具合が悪くなったことがあるものを記録しておくこと、そしてその情報を動物病院と共有することは非常に重要です。シンプルなことですが、どちらも飼い主の方じゃないとできない大切なことです。 ペットのアレルギーとは上手につきあっていきたいものですね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける 【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/51491346@N00/502415977 www.flickr.com/photos/80048737@N00/16427519024

わんちゃんのシャンプーの頻度はどれくらい?

犬を飼い始めたばかりの方にとっては特に、わんちゃんのシャンプーはどのくらいの頻度で行うべきなのかということはふと疑問に思うところだと思います。 実際には、ワンちゃんのシャンプーの頻度はどのくらいがベストなのでしょうか? ということで、今日はワンちゃんのシャンプーの頻度についてお話ししていきたいと思います! 犬のシャンプーの頻度は?   一般的には、犬のシャンプーの目安は月に2回程度と言われています。 ただ、犬の種類、毛の種類によってや飼い方(外で飼っている方が当然汚れるのも早くなります)によって汚れ方も変わってきますので、絶対に月1~2回ということではありません。 例えば犬の毛の種類は短い毛で真直な毛質のほうが長い毛質のわんちゃんよりもシャンプー頻度は少なくなります。例えばプードルはドーベルマンよりもシャンプーの頻度が多いといわれています。 また、皮膚の乾燥を防ぐ成分が入ったものや、マラセチアの予防に使われるもの等、シャンプーの種類も色々ありますので愛犬にあった物を選んであげたいところです。 愛犬にとってのベストなシャンプーのタイミングについては何かの機会で動物病院に行った際などに、犬の種類や毛の状態、室内飼いか否か等を伝えてシャンプーの頻度やどんなシャンプーがお勧めかを聞いてみるのが一番です。 人間の感覚からすると、シャンプーが多い方が清潔になり良いような気がしますが、犬の場合はシャンプーをしすぎると、皮膚の大切な脂分を奪ってしまい、皮膚が乾燥してしまいますので洗いすぎも注意が必要です。簡単な汚れであれば、シャンプーを付けなくてもお湯だけで洗うのも一つの方法です。犬が特に汚れていない場合は定期的なグルーミングでも十分です。 グルーミングの基礎知識   シャンプーも必要ですが、日々のお手入れとしてはグルーミングが大切です。 グルーミングについてもまとめてみました。 わんちゃんのグルーミングの道具は主に下記の4つです。 ・スリッカーブラシ(ソフト・ハード)・・・たいていの犬に使用できるブラシです。特に短い毛や、アンダーコート(下毛のこと。ふわふわと柔らかい毛)のある犬に適しています。 ・コーム・・・毛質の柔らかい長い毛の犬種のブラッシングの仕上げに適しています。 ・ピンブラシ・・・ふかふかとした長い毛の犬種のブラッシングに適しています。 ・獣毛ブラシ・・・豚毛等を使ったブラシで、毛の短い犬種のブラッシングや2か月くらいまでの子犬に適しています。   グルーミング(短毛種) ブラシの種類;獣毛ブラシ・スリッカーブラシ(ハード) 方法;獣毛ブラシを使って毛の流れに沿ってブラッシングする。毛が生え変わる時期にはスリッカーブラシを使い抜け毛を取る。 頻度;毎日   グルーミング(長毛種) ブラシの種類;獣毛ブラシ又はピンブラシ、スリッカーブラシ(ソフト)、コーム 方法;獣毛ブラシまたはピンブラシを使い、毛並みを分けて下側の毛から順番に毛の流れに沿ってブラッシングをしていく。    やわらかい毛は絡まりやすいので、手でほぐしながら丁寧にブラシをかけましょう。    毛が抜け変わる時期は、ブラッシングの前に一度スリッカーブラシをかけてからすると良い。    ブラッシングの後は毛の流れに沿ってコームで仕上げる。足の裏や耳などの伸びすぎた毛があればカットする。 頻度;ブラッシングとコーミングは毎日   シャンプーにも色々と種類がありますし、ブラッシングの道具もいくつか使い分けが必要です。 皆さまの愛犬の種類や生活にあった皮膚や毛のお手入れの方法を見つけてあげたいですね! 【その他の記事】

お薬の併用についての注意点

わんちゃん、ねこちゃんの具合が悪くなって病院に行って飲み薬をもらうことってあると思います。 しかも、先週は怪我をして病院に行って、傷が治ってきたなーと安心していたら今度はお腹をこわした!!なんてことも結構あります。 また今みたいな雨が多く降る季節には、今日はお天気も悪いし、別の病院に行こう、 あるいは、病院に急いで行かなきゃいけないというほどでもないし、前にもらったこのお薬をあげて様子を見ようかな、なんてこともあるのではないでしょうか? こういった場合、もともと飲み薬を処方されていたけど、両方あげるべきか、新しいお薬だけ飲ませるべきか悩んでしまう、ということもあると思います。 ということで、今回は薬の併用についてお話ししていきたいと思います。     お薬が効く仕組み まずは、一般的にお薬が効いていく仕組みを説明いたします。 飲み込んだお薬は腸で吸収されて、その成分は肝臓に運ばれ、血液に溶け込んで全身を巡り、組織や細胞に体の不調を治すための反応を起こさせます。 つまり、多くのお薬はその成分自体が病気を治すのではなく、体の中でおこる反応を利用して、不調の原因を取り除くように作られています。 また、体の中でおこる反応が何段階にも及ぶ場合、その過程で別の成分(前駆物質なんて言ったりします)が作られることもあります。   お薬の併用に迷った時はどうすればいい? 結論から言って、こういった場合には、ちょっと面倒でも動物病院に直接確認をしてください。 お薬にはたくさんの種類があり、その性質も多種多様です。 最近では非常に優れた動物用のお薬がたくさん開発されていますが、どんなに良いお薬でも、真逆の効果を狙っているお薬を一緒に飲ませてしまっては、当然十分な効果は得られません。 それだけでなく、飲み合わせが悪いと全く別のところに作用するお薬でも体に害を及ぼすことがあります。 お薬を複数飲んでいる場合、飲み合わせが悪いとこの反応自体や前駆物質の機能を他のお薬に邪魔されて効かなくなったり、前駆物質同士が結合して体にとって好ましくない成分ができてしまうこともあります。その他にも、複数のお薬が体内で同じ反応を起こすことで効果が劇的に現れて、逆に具合が悪くなってしまったりすることがあります。 通常、複数のお薬を飲まなくてはならない時には、獣医師がそのお薬との飲み合わせを確認して問題のない組み合わせでお薬を処方しているはずです。 また、カルテにはきちんと今まで処方したお薬や処方期間、その効果についての記録がきちんと残っているはずですので、時期が重複して新しいお薬をもらう時には注意事項やお薬の上げ方の指示があるでしょう。 しかし、別の病院でもお薬をもらっていたり、飼い主さんの判断でお薬をあげた場合には、飼い主さんからの申告がない限り、獣医師はどんなお薬を飲んでいるのか、どのようなお薬を処方してはいけないか、ということが把握できません。 そのため、複数のお薬を飲ませる場合には必ず獣医師に今飲んでいるお薬について説明し、併用OKな組み合わせなのかどうか確認しましょう。 また、お家にあるお薬をあげる場合や人間用のお薬をあげる場合には、飲み合わせに限らず、その薬自体をあげて良いものなのか獣医師に確認をとりましょう。 動物の体は私たち人間の体と非常に似ていますが、全く同じ構造ではないし、体の大きさも違います。動物種によって体で処理できない成分があったり、処理できる許容量が異なるので、ご自身の判断で薬を飲ませることは安全とは言えません。また同じ症状でも、その薬を処方された時の体調や体重が現在と全く同じとは限りませんし、お薬にも賞味期限があります。できれば少し大変でもそのお薬を持って動物病院へ足を運び、あげて良いものかどうか判断を仰ぎましょう。   お薬とサプリメントや食べ物との組み合わせの注意点 また、同様にサプリメントや食べ物のお薬との組み合わせにも注意した方がいいです。 病気によっては、症状を引き起こしたり、悪化させる原因になる栄養素が吸収されにくくして抑えることで不調を改善するものもあります。 また、消化不良を改善するお薬を飲んでいるのに、消化しづらいジャーキーなどのオヤツを沢山あげたら、頑張って薬を飲んでいる意味がなくなってしまいますね。 この前世界陸上でボルト選手が3冠達成しましたが、どんなに素晴らしい選手だってデコボコの舗装されてない道をハイヒールで走ればタイムは伸びないし、足を痛めてしまう可能性もあります。お薬やサプリメントも同じで、どんなに素晴らしいものでも、量や飲むタイミングを守って適切に飲まなければ効果を発揮できないばかりか、かえって体に毒となってしまう場合もあります。 お薬を併用するときは、まず獣医師に相談すること、そして可能であれば健康管理手帳を作って、投薬歴や体調の変化を記録しておくのが良いでしょう。 ワンちゃんネコちゃんが頑張って飲んだお薬がしっかり効いて、早く効果を実感できるようにお薬と付き合っていきましょうね。     ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓ 写真;http://www.flickr.com/photos/63498968@N00/121153772            http://www.flickr.com/photos/36746595@N06/3513122906

中高齢犬のための上手な栄養管理とサプリメント摂取

そろそろ敬老の日ですね。近年、人間だけではなく、ペットも高齢化していて、高齢のペットを飼っているという飼い主さんも多くなっているのではないでしょうか。 さて、この時期は人間もワンちゃんも気候が過ごしやすくなってきているので、食欲増加が気になりますね。夏バテで失った体力回復のためにある程度の栄養は必要ですが、太りすぎないようにワンちゃんの体重管理をしたいものです。 今回は、「中高齢犬の栄養管理とサプリメントのこと」についてまとめてみました。 食生活を見直すのは6歳~7歳から   中高齢犬になると筋肉量が低下し、基礎代謝が悪くなります。また運動量も減ります。したがって1日必要とするエネルギー量も若いときより20%ほど少なくなります。 食欲旺盛だからと若いときと同じような食生活を続けるとイヌも肥満になります。年齢ごとの適したエネルギーの摂取が必要です。 犬種の違いはありますが、犬の6~7歳は人間の45歳くらいです。 栄養バランスよく、低カロリーのシニア用ドッグフード(総合栄養食)に替えていくといいでしょう。 ラブラドール・レトリバー、シェットランド・シープスドッグ、ビーグル、ダックスフンドなどは、太りやすい犬種なので、とくに注意が必要です。 たんぱく質は重要な栄養素   たんぱく質は身体の筋肉等を構成する成分です。必要量は若いときに比べると歳をとるごとに少なくなりますが、人間の体重あたりで比べると3倍は必要な栄養素です。 たんぱく質は消化されるとアミノ酸に分解されたり、別のたんぱく質を作って再利用されますが、必要となる12種類の必須アミノ酸は体内で作り出すことができません。すべて食事から摂取する必要があります。 また、ビタミンやミネラルも身体のさまざまな生理機能には 欠かせません。必要量は少なくても重要な栄養素で11種類が必要に。 これらをふまえると栄養素が計算されたドッグフードはバランスのとれた食餌のようです。 サプリメントは薬?それとも食品?   最近では、ペットショップやホームセンターなどで簡単に手に入るサプリメント。 サプリメントとは、日本語で「栄養補助食品」または、「機能性食品」。食生活に不足しがちな栄養素を補い、健康維持や病気予防に 役立つとされています。薬ではなく、食品または食品の一部になります。 ビタミン、ミネラルなどの栄養を1種類以上含む栄養補給のための製品とアメリカでは認定されているようです。 過剰摂取に注意しましょう   人間用とは異なり、犬用のサプリメントは食品衛生法などの法的規制がありません。どの製品が信頼できるかを見極めるのは、飼い主次第です。 最近では、手軽に手に入りますが、心配なときは動物病院の獣医師に相談するといいでしょう。 市販されているシニア向けのドッグフードには、高齢犬に必要とされる炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル・水の6大栄養素がバランスよく含まれています。 そのためドッグフードのほかにサプリメントを過剰摂取すると、肝臓に蓄積されて体外に排出されなかったり、高カルシウム血症等を招くこともあります。 かえって身体に負担をかけることもあるので、注意しましょう。 なお、病気治療のために薬を投与しているときにサプリメントを与えると、拮抗作用で二つの要因が互いにその効果を打ち消し合うように働いてしまう場合があります。必ず獣医師に相談しましょう。 中高齢犬の栄養管理には、上手にサプリメントを取り入れていきたいものですね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/15333036@N07/3581373439 www.flickr.com/photos/64379474@N00/3636952162

犬は感情によってしっぽを振る方向が違う!?

犬がしっぽを振る=すべて好意だと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、犬がしっぽを右に振るのと左に振るのとではその意味が違い、大きく右に振るのは嬉しいとき、左に振るのは不安や恐怖を感じているときであると、アメリカの科学誌「カレント・バイオロジー」で発表されました。特にわんちゃんの飼い主の皆さんにとっては、興味深い内容なのではないかと思います。 ということで、本日はこの犬のしっぽの振り方についてお話ししていきたいと思います。       研究の内容 実験は、イタリア、トリエステ大学のジョルジョ・バッロールティガラ氏率いる研究チームが発表したもので、雄犬15匹と雌犬15匹の雑種で1歳~6歳までのわんちゃんでいずれも飼い犬での調査をしています。わんちゃん達は一匹一匹囲いの中に入り正面以外は視界の邪魔になるものがない状態で実験をし、その状態で正面に飼い主さんや見知らぬ人が現れた場合どのように反応するかを調査しています。正面に飼い主さんを確認すると、犬はしっぽを右側(犬にとっての右側)に大きく振ったということです。全く知らない人を見た場合でも右側寄りにしっぽをふるものの、その大きさは飼い主さんを見た場合と比べると少なかったそうです。また、猫を見た場合はしっぽの振りはかなり小さく、しかしどちらかというと右側に振る結果となりました。しかし反対に、何も正面に見えていない状態と、見知らぬ犬が見えた場合は、しっぽを大きく左に振ったということです。 また、今回の実験で、左右どちらに振るかだけでなく、見えるものによって振り方の強さまで変わったという結果もとても面白いと思います。   このしっぽの振り方の違いは右脳と左脳によるもの!? 人間の脳では右脳、左脳による役割の違いがあることはよく知られていることと思います。ちなみに、人間の脳では右脳は危険を察知し回避の行動に関係があり、左脳はポジティブな感情で接近する行動に関係することがわかっています。また、対になっている器官、例えば耳は、左耳で聞いた情報は右脳に作用しやすく、右耳で聞いた情報は左脳に作用しやすいということも確認されています。このような仕組みが犬のしっぽでも同じように働き、飼い主を発見するなど嬉しいときは尻尾を右に(これは左脳の働きによる)、不安や危険だと感じる場合はしっぽを左に(これは右脳の働きによる)振っていると考えられています。     このように、犬のしっぽの振り方に左右での違いがあり、しかもいくつかバリエーションもあり、感情を表現しているというのは興味深い話ですね特にわんちゃんを飼っている方は、さっそく自分のわんちゃんがどっちにしっぽを振るか確認したくなったのではないでしょうか?         ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓  参照;http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982207009499   http://geekologie.com/2013/11/direction-of-tail-wag-means-different-th.php 写真;http://mrg.bz/ODLAVU   http://www.flickr.com/photos/28481088@N00/527440976

中年犬・高齢犬のためのペット保険利用法とは?

大切なワンちゃんが病気になったとき、気になるのが高額な医療費ですね。病気や事故など、イザというときに、「ペット保険」は頼りになるのでしょうか。今回は、ペットの保険、それも中年犬や高齢犬のための保険の利用方法についてまとめてみました。 ペット保険とは? 高額になりがちなペットの病気、ケガによる治療費の一部をカバーします。 ペットが病気やケガで動物病院で治療を受けたり、入院したとき、治療費の一部が飼い主に払われるものです。 ペット保険に加入するかどうかについては、飼い主さんの考え方次第です。毎月の保険料をいざと言う時のための安心量ととらえるか、掛け捨てであれば、払った保険料がムダになっても、病気やケガにならなくて良かった。と解釈するか、飼い主さんによっては、ペット保険や共済に加入するかわりに、ペット用に毎月積み立てている人もいるようです。それもひとつの方法でしょう。 犬の年齢、体質、飼い主自身のライフスタイルなどとも照らし合わせて、よく検討しましょう。 中年犬・高齢犬がケガや病気をしたときの費用は? 若い犬より、中年犬・高齢犬のほうが高額になりがち。入院費は、1泊につき数万円程度が目安になります。 手術前の検査ひとつをとっても、手術に耐えられるかどうかを調べるために、若い犬よりも精密な検査が必要になります。 また、薬についても感染症のなどのリスクが高くなるため、中型犬・高齢犬は若い犬より多く飲まなければなりません。 保険でどのくらいカバーされるの? 定年、定期、実額など、商品によって異なります。一般に治療費の50~70%が目安です。 ほとんどの保険会社やペット共済では、定年保険型(かかった治療費に対して50%、65%などの定率の保険をするもの)、 定額保険型(治療費に関係なく一定の金額を給付するもの)、実学保険型(定められた限度額の範囲でかかった費用の金額を給付するもの)など複数の保険商品を用意しています。全般的にかかった費用のすべてが給付されることはありません。 50%から70%がカバーされるものが多いようです。 ペットの保険には、多くの商品があります。まずは資料請求をして、複数の商品を調べてから加入した方が良いですね。また、病気になる前に、健康診断の受信やお薬で予防をし、健康管理に気を配りたいものですね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。(メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像www.flickr.com/photos/15333036@N07/3581373439www.flickr.com/photos/64379474@N00/3636952162

犬や猫には第六感があるって本当?

 昔から、犬や猫等の動物が人間には何も見えないところに向かって鳴いたりするので霊が見えるのではないかと言われたり、地震の前に異常な行動をしたため地震や災害等を感知できる能力があるのではないかというようなことが言われることは皆さんどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?まだまだ犬や猫の行動について解明されていないことも多いですが、犬や猫の第六感について新たな研究もされています。 そこで今日は、その犬や猫の不思議な能力についてお話したいと思います!     犬や猫は電磁波を感じ取る? 犬や猫をはじめとし、色々な動物が大きな地震等の前に異常行動が見られたという話は聞いたことがあると思います。実際に、地震前の動物の異常行動を記録したデータもあり、犬では激しく鳴いたり、地面を掘ったりする行動が見られたそうです。猫では地震の前に姿を消すという記録が残っています。地震前の動物たちの異常行動については、色々な方が研究されており、色々な説があります。有名なものは、地震の前に発生する電磁波を感知しているという説と、水蒸気やちり等が地上にでた電磁波によって発生する帯電エアロゾルを感知しているという説があり、いずれにしても人間には感じ取れないものを、犬や猫は感じ取ることができるということなのでしょう。   犬や猫は紫外線が見える!? あるイギリスの大学の研究により、今まで紫外線が見えるのは虫や鳥や魚等では知られていましたが、今回犬や猫を含め多くの哺乳類の水晶体は紫外線を通すということが発見されました。人間の水晶体は紫外線を通しませんので、紫外線は見えません。それは、網膜が紫外線によってダメージを受けるため、目を守るためにレンズが紫外線を通さない作りになっていると考えられています。しかし、人間と同じように網膜がさほど強くない哺乳類でも紫外線を通す水晶体を持っていて、紫外線が見えているのではないかということです。紫外線が見える目的についてはまだそれぞれの研究は進んでいませんが、虫や鳥等は仲間を見分けたり敵を見つけたりと、紫外線が色々な役割をしていますので、それぞれ犬や猫にも紫外線が見えるべき意味があるのでしょう。人間には見えない紫外線が見えていたとすると、何もないところに向かって吠える等の行動はひょっとすると紫外線を見ているのかもしれませんね。     本当に犬や猫が霊が見えているのか・・・、地震を感知できるのか・・・・、について断言するにはまだまだ材料が足りないとは思いますが、少なくとも人間は感じることができないものを犬や猫は察知すること、または見ることができるようです。このようなことが段々科学的に証明されていくのはとても面白いことですね!       ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓   参照;http://openaccess.city.ac.uk/3180/1/Douglas%20%26%20Jeffery%20%282014%29.pdf   http://m.livescience.com/43461-cats-and-dogs-see-in-ultraviolet.html   http://ci.nii.ac.jp/els/110006391515.pdf?id=ART0008390555&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1441179233&cp= 写真;http://www.flickr.com/photos/10101046@N06/2817714065   http://www.flickr.com/photos/78987209@N04/14622149896

気を付けたい!犬によくある歯のトラブル5つ!

体の病気にかからないこともそうですが、元気に長生きするためには人間でも犬でも歯の健康は欠かせません。しかし、85%のわんちゃんが何らかの歯のトラブルを抱えているというデータもあり、意外と歯のトラブルを抱えているわんちゃんは多いことが分かります。 そこで、今日は犬によくある歯のトラブル5つを上げ、犬の歯の健康について考えてみたいと思います!       1乳歯遺残 乳歯遺残とは、乳歯から永久歯への生え変わりの時期をすぎても、乳歯が生え変わらず口の中に残り、永久歯が変な場所に生えてしまったりすることを言います。通常は、わんちゃんが4~6か月辺りで乳歯が生え変わりはじめ、7~8か月辺りには永久歯になります。もし、この時期に同じ場所に2つの歯がはえる等、異常を発見した場合は、獣医師に診てもらうようにしてください。また、永久歯が生えそろう時期には、一度動物病院で歯並びをチェックしてもらうのもお勧めです。   2歯周病 わんちゃんに一番多い歯のトラブルが歯周病といわれています。わんちゃんの口の中はアルカリ性のため、歯石が口の中で石灰化しやすく、歯石がたまりやすいために歯周病になりやすいのです。歯周病を放置しておくと、歯肉は化膿し激しい痛みを伴うようになり、さらに悪化すると、周囲の歯を溶かしたり、歯周病菌が体の中を移動し内臓の病気をもたらす可能性もあります。一旦、歯石ができてしまうと、歯磨きなどでは取れず、病院で全身麻酔をして歯石を取ってもらうことが必要となります。 また、当ブログでも、歯周病について書いた記事がありますので、そちらもどうぞ↓ 〇ペットの歯周病の恐ろしさ 〇ペットの歯磨き   3歯並びの悪さ 犬にもやはり、歯並びが悪く、かみ合わせの悪い犬がみられます。飼い主さんからは、噛むときに不自然な、ぎこちない動きをしていないかどうかでの判断となるでしょう。もし、不自然な噛み方等をしていると感じたときは、歯の矯正や問題のある歯を抜いたり等、症状によって治療もできますので一度動物病院にかかられることをお勧めします。   4破折、咬耗 歯が折れてしまうことを「破折」、また歯がすり減ることを「咬耗」と呼びます。何か固いものを噛んだり、おもちゃを長時間噛みすぎたり、時には喧嘩などでも破折・咬耗が起こりえます。損傷したことで痛みがでたり、細菌に感染してほかの病気に発展する可能性もありますので、破折・咬耗を発見したらきちんと治療しましょう。   5歯根膿瘍 歯根膿瘍とは、歯のヒビや歯の破損などにより、そこから菌が入り込み歯根部で炎症を引き起こし、膿がたまってしまう状態のことです。また、虫歯や歯周病も歯槽膿瘍の原因と成り得ます。飼い主さんは、食べ物を落としたり、食べるのを拒否しだしたりする等食べるときの変化で異変に気付くことがあります。また、進行するとだんだん顔が腫れてくるため、それで異変に気付く方もいます。これが悪化すると、歯槽膿漏・歯槽骨隨炎等も引き起こします。治療としては、症状の程度にもよりますが、たまっている膿を取り除くか、歯根部へのダメージが大きい場合には歯を抜くことになります。また、抗生物質や痛みどめ等の投薬も必要となるでしょう。 人間でも、歯は健康のバロメーターと言われますが、犬でもそれは同じです!特にわんちゃんに多い歯周病は、日ごろからのお手入れが肝心です。中々歯磨きや口の周りを触らせてくれないわんちゃんも多いこととは思いますが、少しづつ歯磨き等にも慣れさせていきたいものです。どうしても歯磨きができない場合は、飲み水に入れるだけでお手入れができたり、歯磨き効果のあるおもちゃ等も細菌では見かけますので、色々合うものを試してみてください!       ペットくすりでは歯磨きやマウスウォッシュ等、デンタルケア用品も扱っています↓   参照;http://www.animalplanet.com/pets/healthy-pets/5-common-dog-tooth-problems/ 画像;http://www.flickr.com/photos/51867225@N08/5221532381            http://www.flickr.com/photos/70253321@N00/2348881507