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ごはんがあまりにもおいしいから?!ペットが食事中に涙を流す原因とは。

 「うちのワンちゃん(またはネコちゃん)が食事中に涙を流すけれど、どうしてだろう?」と、疑問を感じている飼い主の皆さんも多いことと思います。「ごはんがあまりにもおいしくて、感動して涙を流している!」・・・残念ながら、そういうわけではありません。犬や猫には、喜怒哀楽の感情はもちろんあります。しかし、その結果として涙を流すという現象は起きません。ペットが食事中に涙を流す現象の原因をいくつかまとめてみました。   ごはんの塵が目に入る ごはんの細かい塵が目に入っている可能性があります。食器(食べ物)に顔が近いため、それで、細かくなったごはんの塵が目に入りやすいと言えます。 歯が悪い 歯が悪い可能性があります。上顎の歯の根元が悪くなると、それは眼に繋がります。食事中、疾患を起こしている眼に近い位置の歯の根元が刺激され、その結果、涙を流すという事です。この場合、悪化すれば、食事中以外でも涙を流すようになるでしょう。獣医師による治療が必要です。 鼻涙管閉鎖 一番可能性が高い原因は、「鼻涙管閉塞」です。涙はいつも分泌され、眼球を潤していますが、余った涙は鼻涙管という管を通って、鼻に送られます。いつもこの管が詰まっている場合もあって、そのような場合は、常に涙を流しています。ただ、いつもは大丈夫でも、食事中だけこの管の通りが悪くなる場合があります。そういう場合は、食事中にだけ涙を流すのです。このケースであれば、それほど心配ありませんが、もし食事中以外にも涙を流すようになったら、鼻涙管閉塞が悪化している恐れがあります。その場合は、獣医師に相談しましょう。 ワニの涙症候群 「ワニの涙症候群」という、唾液腺と涙腺の混線で、唾液と間違えて、涙を出してしまうという病気もあります。この症状は、大変まれに起こる症状です。 ワニの涙とは、ワニが捕食をするときに涙を流すということから言われています。ワニの涙症候群は、頭蓋底骨折、先天性外直筋麻痺をもつ顔面神経麻痺を引き起こしている場合などにみられます。唾液腺へいく神経と涙腺にいく神経が、方向を誤って混線するため起こるという症状です。 「食事中に涙を流す」現象には、いろいろな原因があることがわかりました。目の周りはもちろん、口の中なども注意してあげたいですね。また、原因に合わせてケアをしてあげましょう。 涙を流す原因はさまざま。目の周りや口の中を清潔に保ちましょう!  犬用涙やけリムーバー ノーステインフォーミー 涙やけしまった目の周りを清潔に。 低刺激で優しくケア。 犬種、年齢関係なくお使いいただけます。 獣医師より開発された、 涙やけ改善サプリ。 犬と猫両方お使いいただけます。  デンタルフレッシュ犬用503ml デンタルフラッシュ犬猫用 飲み水にまぜるだけ。 歯垢、歯石、臭いを防止。 ペットが水を飲むと同時に口腔内を洗浄します。 口臭が気になるペットに。 歯ブラシと併用してお口スッキリ。 1日1回投与するだけ簡単デンタルケアグッズ。 画像引用 www.flickr.com/photos/msvg/8847548349/ www.flickr.com/photos/hmr/2811686723/

知っておきたい4つのコト「ペットの耳の病気・アレルギー」

ご存知の方も多いと思いますが、ペット耳のケアはとても重要です。痒がる理由は色々ありますし、アレルギーなんてこともあるようです。ペットの健康の為にも病気・アレルギー・ケアの方法をしっかり把握しておきましょう。   犬猫は耳の疾患の多い動物です。特に犬の場合、垂れ耳だと病気は多くなります。その中でアレルギーが関与しているケースは、大変多いのです。 アレルギーの関与した外耳炎を発症している犬は、皮膚にも何らかの異常を示す事がほとんどです。耳の中も「皮膚」である事に変わりはないからです。また、両耳同時に症状が見られる場合も、アレルギーを疑いましょう。アレルギーの原因は様々あり、餌が体にあわないことや、耳の中の衛生状態が悪く細菌などによるものなどです。 外耳炎にかかると、痒みから耳を掻いたり、こすり付けたりします。また、頭を振ったり傾けたりする場合もあります。耳垢がたまり、耳は悪臭を放ちます。耳の中が赤く腫れてくると、痛みを伴い更に厄介です。外耳炎かと思ったら、動物病院を受診しましょう。 外耳炎になりやすい犬種は、耳の中をマメにチェックし、臭いはないか、耳垢がたまっていないか、飼い主さんがよく見てあげてください。外耳炎が進むと、中耳炎、内耳炎になる事もあります。そうなる前に、しっかり治療する事が大事です。 外耳炎は垂れ耳の犬に多いのですが、アメリカンコッカースパニエルは、特に重症化しやすいので注意しましょう。また、シーズーのような耳の中に毛が生えている犬種でもなりやすい病気です。耳の中に生えている毛は、抜いてあげた方が良いのですが、飼い主さんが抜くのが難しい場合は、トリミングの時にやってもらいましょう。 外耳炎などの理由で耳が痒いと、犬猫は耳を引っ掻きますが、その刺激で耳血腫を起こす事があります。耳血腫とは、耳の血管が切れて耳の皮膚と軟骨の間に血が溜まる病気です。 外耳炎以外にも、外傷性などの原因で起こる事があります。耳を切開したり、注射針を指したりして、中の液体を抜く治療が行われますが、再発もしやすい病気です。また、大抵の場合耳が変形してしまいます。余談ですが、銅像で有名な忠犬ハチ公も耳血腫であったと言われており、その証拠に銅像の片耳が変形して垂れています。 猫で黒い耳垢が溜まっている場合は、耳ダニが疑われます。特に子猫に多く、ひどい痒みを伴います。耳垢の一部をとって、顕微鏡で見るとダニがいる事がわかります。この場合、耳の中に殺ダニ剤を入れて治療します。 外耳炎の治療は、耳道洗浄の他に抗生剤の外耳への投与、内服などがあります。ひどい場合には、ステロイドを使って腫れを抑える事もあります。 特にアレルギー関与している場合、ステロイドなしでの治療は難しいでしょう。但し、ステロイドは最近の増殖を助長する可能性もあるので、その使用の判断は獣医師でも難しいところです。抗生剤も無闇に使用すると、耐性菌発生の心配もあるので、可能なら薬剤感受性テストを受け、どの抗生剤が合うのか調べるのが良いでしょう。 自宅での耳掃除は、やりすぎないように注意して下さい。ケアは大切ですが、綿棒などを使って耳の奥まで掃除するのはやめ、耳の入口を週に1~2回、濡れたガーゼやイアーローションをつけたティッシュで拭く程度にしましょう。 それより奥に汚れや異常があるときは、自宅でのケアは控え、動物病院にお願いしましょう。また、シャンプーの際は洗浄液やすすぎ水が耳の中に入らないように注意しましょう。     トロイイヤードロップス 外耳炎治療薬イヤードロップス  耳ダニ治療、痒みの緩和をしてくれます。   抗真菌・抗寄生虫・抗菌効果あり!  外耳炎の治療に使用される 副腎皮質ステロイド配合の洗浄薬です。     photo by  https://www.flickr.com/photos/daveynin/2581491811/

犬だって戸惑っているんです。見逃していませんか?老化のサイン。

犬の老化は7歳前後からと言われています。元気だった頃と同じように食事や運動をさせていませんか?高齢犬と暮らすための大事なポイントを確認しておきましょう。 毛づや・毛色の変化 【サイン】毛づやが悪くなる。毛が抜ける、薄くなる。白髪・黄ばみが出てくる。【対処法】ブラッシングで血行促進。老化によって被毛が抜けたりするのは自然体なこと。やさしくブラッシングをして、血行促進を心がけましょう。病気による場合もあるので、おかしいと思ったら獣医師に相談しましょう。 皮膚の変化 【サイン】弾力がなくなる。肉球が硬くなる。たるんでくる。【対処法】しこりがないか確認を。皮膚に弾力がなくなり、締まりなくなってくるのも自然体のことです。気をつけたいのはしこりの有無。「皮膚がんなどの可能性」があるので、しこりを見つけたら早めに受診しましょう。 動きの変化 【サイン】ゆっくり歩く。足をかばうように歩く。段差を嫌がる。寝てばかりいて動こうとしない。【対処法】関節や骨の病気の可能性も。筋肉や骨、関節が衰えて、動くのがおっくうになっているのは、仕方がありません。ただし、「関節や骨の異常で、動くと痛みがある」からじっとしているということもありえます。様子を見て、獣医師に相談しましょう。 視力の変化 【サイン】薄暗いところで動きまわれなくなる。ものにぶつかりながら歩く。段差につまずく。【対処法】白内障の疑いが。老犬に多い「白内障の可能性」がないか確認しましょう。目の水晶体がにごって視力に影響する病気です。黒目が白くにごっていたり、視力低下が疑われるしぐさを見せたら動物病院へ行きましょう。 聴力の変化 【サイン】音がしても反応が遅い。呼んでも応えない。【対処法】大声で呼ぶのは禁物。聴力が発達している犬ですが、「加齢によって聴力は低下」していきます。大声を出すのは叱られていると勘違いするため逆効果。やさしい声かけを心がけましょう。 食事中に気づく変化(1) 【サイン】硬いものが食べられなくなる。歯がグラグラしている。【対処法】歯周病に気をつける。歯が弱ると硬いものがかめなくなります。やわらかいものばかり食べていると歯垢や歯石がつきやすくなります。「歯周病」が原因の場合もあるので口臭の確認が必要です。また、定期的な歯科検診もしましょう。 食事中に気づく変化(2) 【サイン】元気で食欲はあるのに、食事は残す。食べる量が減ってくる。【対処法】味覚の変化に対応する。老化によって食べ物に対する関心自体がなくなったり、臭覚や味覚の衰えで味の好みが変わった可能性があります。「高齢犬用の消化の良いフード」を。急激に体重が落ちたときは病院へ。 行動で気づく変化(1) 【サイン】トイレではないところで、尿や便をしてしまう。トイレシートからはみ出す。【対処法】トイレの場所に工夫を。老化のためにトイレに間に合わなくなることもあるのでしょう。しつけていたのができなくなったのとはわけが違うので、きつく叱ったりせず、「トイレを寝床のそばに置くなどの工夫」をしましょう。 行動で気づく変化(2) 【サイン】命令に従わず、反抗的になる。わがままになる。【対処法】聴力の低下が影響。飼い主からすれば反抗的に見える行動も、加齢による聴力や視力の低下が原因と考えられます。「命令は理解していても、体が言うことを聞かない場合もある」と理解してあげましょう。 小さい頃はかわいかったワンちゃんも、歳を重ねてくると、当たり前だったことができなくなったりします。老犬になっても家族の一員です。大声で叱ったりせずに、いたわってあげたいですね! 老化が原因の症状にはこの治療薬! キャンC カロダイル25mg60錠 白内障治療薬の定番。 アメリカでも特許が承認されています。犬猫両方にお使いいただけます。 犬の進行性関節病の痛みに効果的です。錠剤タイプの抗炎症薬。ブランド薬リマイダルのジェネリック医薬品です。   デンタルフレッシュ犬用510ml リーナルドッグ(犬用慢性腎不全) 飲み水にまぜるだけ。 歯垢、歯石、臭いを防止、改善します。ペットが水を飲むと同時に口腔内を洗浄します。 犬の腎機能をサポートします。腎不全用サプリメント。パウダータイプで食事に混ぜるだけ。。 画像引用/www.flickr.com/photos/smerikal/8330185631/www.flickr.com/photos/kazzpoint0/5531956895/

甘く見てはいけない!ペットの口内炎3種類!

犬や猫も口内炎はできます。犬よりも、猫のほうが、口内炎を発症することが多いようです。人間も口内炎が出来ますが、そんなに大事と捉えていないことが多いのではないでしょうか?ペットの口内炎は、少し事情が違うようです。   犬猫の口内炎の原因は、「系統性」「壊死性」「潰瘍性」の3つに分かれます。 系統性口内炎→レプトスピラ病や糖尿病、腎臓病、ビタミン欠乏症などの全身の病気によって発症 壊死性口内炎→歯周病による歯肉炎からくる口内炎 潰瘍性口内炎→身体の免疫が弱くなった時に、細菌感染を起こすことで発症  猫の場合、口の中に傷ができることや、アレルギー、歯石などですが、猫白血病・猫エイズなどの、ウイルス感染や糖尿病が原因で起こる口内炎が多くみられます。   食事をする時、口の中が痛いのですが、空腹のため口に入れてしまい、痛みによって首を振ったり、悲鳴を上げたりという行動を繰り返します。飼い主が不思議に思って病院に連れて行き、口の中をみて、初めて口内炎があることを知るというケースが多くみられます。 <犬の場合>口の中を前足で引っかいたり、よだれをたらしたり、食欲不振や口臭が出たりします。 <猫の場合>前足で口を引っかいたり、よだれが多い、食欲不振、口臭が出る。口や顔全体が腫れてしまうなどの症状があります。 猫の口内炎は、慢性化することが多く、動物病院に通院する理由として多くあげられるのが口内炎です。猫白血病や猫エイズは、一度かかると治りませんので、口内炎の薬を一生続けなければならないこともあります。   口内炎の治療は、病気が原因であれば、病気の治療を行うことで自然と治癒することもあります。ですが、出来ている最中は、食事などで痛みを感じるので、ウェットフードを与えたり、ドライフードは水でふやかし、やわらかくして与えるなど、口の中を刺激しないよう工夫してあげましょう。 また、工夫をしても食べられない場合は、動物病院で栄養剤入りの点滴をしてくれます。口内炎自体の治療には、抗生物質や痛み止め、ビタミン剤などを使いますので、動物病院の受診をオススメします。痛みで食事を充分に摂ることができないので、体力の弱い犬猫や、老犬猫が口内炎にかかると、命にかかわることもありますので、甘くみずに迅速な対処を行ってあげましょう。   予防方法は、普段からお口の中のケアをしてあげることが大切です。歯石や歯垢のケアは忘れずにしましょう。また、ビタミンが不足しないように、栄養のバランスにも気をつけましょう。病気が原因の場合もありますので、お口の中のケアだけではなく、栄養バランスや運動など、全ての体調管理を心掛けてあげましょう。   歯フィンガー歯ブラシ オーガニック歯磨き粉 指にはめて使うタイプの歯ブラシです。 歯垢や汚れを落とし、健康な口腔内を保ちます。 食べてしまっても安心な、100%オーガニック。歯石、歯垢を除去し、口臭を防ぐことができます。 デンタルフレッシュ犬用 デンタルフレッシュ猫用 飲み水に入れるだけで、息が爽やかに。  歯垢、歯石、臭いの原因を、取り除きます!  飲み水に入れるだけで、息が爽やかに。  歯垢、歯石、臭いの原因を、取り除きます!。 Photo by https://www.flickr.com/photos/calliope/517010133/

犬の幸せはアナタ次第!知っておきたいチェックポイントとは?

動物と一緒に暮らす事。それは素晴らしい毎日です。海外には「子供が生まれたら、犬を飼いなさい」という有名な詩があるほどです。動物との暮らしは、いろいろなものを人間に与えてくれます。ただし、そればかりではありません。犬を家族にむかい入れることは、その犬の運命をが預かるということです。今回は、「実際に犬や猫を飼うという覚悟を決めた人達へ」気をつけたいチェックポイントをまとめてみました。   犬の運命を預かるということ。 まず犬や猫の寿命はご存知でしょうか?平均すれば、大型犬でも10歳以上、小型犬や中型犬なら15歳前後です。猫なら20年近く生きる例も少なくありません。一旦、飼い始めたら、約20年間、その子の生涯に責任を持たなければならないのです。それを思えば、衝動買いは出来ませんね。 実際に「動物のお医者さん」が流行した後のシベリアンハスキー、「101匹ワンちゃん」が流行した後のダルメシアン、「アイフル犬」が流行した後のチワワは、数多く不幸な運命を辿ったのです。もちろん、幸せに暮らした子もたくさんいるのですが・・・。 初めて飼うときに気をつけたい「しつけ」。 犬は犬種ごとに体格も性質も全く違います。猫にも違いはありますが、犬ほどではありません。「無駄吠えしない」「他の犬を怖がらない」「他の人を怖がらない」「咬みつかない」などなど。犬は覚えなければいけない事がいっぱいです。特に「α症候群」になってしまった犬は、後からしつけし直すのは大変な事です。 α症候群とは、人間でなく、犬自身がその家の‘ボス’だと思い込み、周りの人間を自分に従わせようとする事です。初めて飼う人で、特に大型犬を飼おうと思うなら、しつけはプロのドッグトレーナーに相談した方が良いでしょう。もしくは、既にしつけが出来ている成犬から飼い始める事をお勧めします。 飼い主の義務「犬の予防接種」について。 ワクチン接種は、法律で接種が義務付けられている「狂犬病ワクチン」と、「任意の混合ワクチン」があります。犬の飼い主さんには3つの義務があります。「居住している市区町村に届け出をする事」「年に1回狂犬病の予防接種を受けさせる事」「鑑札と注射済票を犬に装着させる事」です。混合ワクチンも猫と同様、接種する事をお勧めしますが、狂犬病ワクチンは必ず摂取しましょう。 動物病院で接種すれば、大抵、お住まいの市区町村に動物病院から届け出をしてもらえるでしょう。もし、飼い主さん自身で届け出るなら、ワクチン証明書等、必要な書類を動物病院で受け取りましょう。届け出が済むと、鑑札と済票がもらえるので、それを犬の首輪等に付けておきましょう。 次に任意の混合ワクチンですが、子犬のうちに3回接種し次からは年に1回となります。副作用も起こり得ますので、接種後はしっかりと観察し、様子がおかしかったらすぐに動物病院に連絡しましょう。狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種する順番ですが、これは動物病院によって違いがあると思います。一般的には、子犬なら混合ワクチンが3回終わってから、狂犬病ワクチンを接種する事になると思います。   大切な「フィラリア予防」。心臓の病気を防ぐために。 さらに必要なのは、フィラリア予防です。これは蚊が媒介する犬の寄生虫病です。居住地域によって、必要な予防時期は変わってきますので、お住まいの動物病院に相談してみてください。 飼い主も愛犬も幸せになる結論を!「犬の去勢、避妊手術」。 早めにおこなえばストレスのない子になることから、避妊去勢手術をお勧めします。特にメスは、初めての発情を迎える前に避妊手術してしまった方が良いと言われています。何故かというと、犬に多い乳腺腫瘍(悪性の場合、乳がん)が、防げるからです。また、子宮蓄膿症という病気も、避妊手術で防げます。オスの場合も、性格的に穏やかになって飼いやすくなる事から、去勢手術をお勧めします。また、前立腺肥大などの病気も、去勢手術で防げます。  犬と幸せに末永く過ごすには、飼い主の意識と心構えが大切ですね。また、飼いはじめたら、正しくケアしてあげて病気予防に努めたいですね。 ワンちゃんに合わせて選びたい フィラリア予防薬 ハートガードプラス(カルメドック) キウォフハート 日本名カルドメックと同一商品。おいしい角切りビーフ味。 主成分イベルメクチン。チュアブルタイプ。 ハートガードプラスのジェネリック。 2014年発売の新薬です。 主成分イベルメクチン。タブレットタイプ。   ストロングハートチュアブル パラノミス ハートガードプラスのジェネリック。 ミート味のチュアブルタイプ。ペットくすりで一番人気商品です。 フィラリアも、ノミマダニはもちろん、体内寄生虫も駆除可能です。経口投与で皮膚が弱いワンちゃんにも。 画像引用www.flickr.com/photos/thomashawk/8127443014/www.flickr.com/photos/estoril/2288608868/

疑問解決!猫はお風呂に入れたほうがいい?

水が嫌いな猫が多いようです。ブラシや体に触れることさえ嫌いな子もいるのです。 ですがそのままだと、皮膚からフケがでたり、被毛が油っぽくなったりしてしたしまいます。はたして、猫はお風呂に入れる必要があるのでしょうか? 猫は自分でグルーミングして体を清潔にすると同時に、体表にある分泌腺から出るフェロモンを、全身になすり付けてテリトリーを他の猫に知らせています。 皮脂腺から分泌される脂肪は、被毛に浸透して水をはじくので、雨の日でもびしょ濡れにならずに体温の低下を防ぐことができます。 また、シャンプーすることで、フェロモンや脂肪が洗い流されてしまいます。 シャンプー後にはグルーミングが激しくなりストレスがかかりますから、汚れているかなと思ったら、頻繁にブラッシングをすれば充分です。   おしりにや周辺に、うんちがくっついたままになっていたり、イタヅラ等で油などで被毛が汚れたりした場合、または皮膚病のときには、 用途に合ったペット用シャンプーを使いましょう。 長毛種やオイリーな体質、スタッドテイル、顎下にできものができた場合は、猫は自分でグルーミングしたり、飼い主のブラッシングだけでは清潔に保つことが難しいので、 本人(猫)と飼い主が不快にならない程度にシャンプーで洗ってあげると良いでしょう。   体調不良や病気や怪我がなければ、シャンプーに慣れさせるために、子猫の社会化の時期(生後3~9週齢)から練習しましょう。 特に長毛種は、いきなり洗うと毛がフェルトのようにかたまってほぐれにくくしてしまうので、ブラッシングやコーミングをしてから始めましょう。 毛が密生しているあごの下、脇の下、腹、内股などの箇所を丹念に洗いましょう。 お湯の温度は25℃くらいで、熱すぎるとハアハアと呼吸をしますので、猫の状態を見ながら洗ってあげましょう。 猫は大きな音、ドライヤーの音や風を嫌がることが多いです。タオルドライで8割くらい乾燥させ、体温の低下を防ぐためになるべく早く乾燥させましょう。 シャンプーは動物にとって体力を消耗します。体調の悪い時やシニアになってからは、体力の消耗を防ぐために、無理をせず部分的に洗いにしましょう。 目安は、10分以内程度です。   猫の皮膚は人間に比べると薄くデリケートにできています。人間の皮膚は弱酸性ですが、猫は中性のため細菌やウイルスに感染しやすくなっています。 人間のシャンプーを使うと、刺激が強すぎたり、外敵(細菌やウィルス)からバリアーする役目のある皮膚のセラミド成分(細菌や乾燥から皮膚を守る働きのある脂質。角質層に多く含まれる)が取れてしまい、感染症になったり、アレルギー反応が出ることがあります。 必ず猫専用のシャンプー剤を使いましょう。   ペットくすりでは、各種シャンプーを多数取り扱っております。 Photo by  https://www.flickr.com/photos/spilt-milk/5951295226/

ペットも冬はニガテなんです。これだけは気をつけたい3つの対策!

だんだんと冬に近づいてきました。寒いのが苦手なのは、人間だけではありません。 猫はもともと中近東などの暑い地方出身であり、そのため寒さが苦手な動物です。 また、最近では寒さが苦手な犬も増えてきました。今回は、飼い主が寒い時期に気をつけてあげたいことをまとめてみました。     「くしゃみ、鼻水」が出ていたら早めに治そう。 寒くなると空気が乾燥し、人間と同じようにくしゃみや鼻水など呼吸器の症状が出やすくなります。特に猫は猫ウィルス性鼻器官炎(FVR)と総称される人の風邪に良く似た症状の病気に注意が必要です。ワクチン接種で、ある程度防ぐことができる病気ではありますが、猫から猫へ簡単に感染してしまいます。 一度体内に入ってしまったウィルスは、環境によってですが、何年も体にい続けることもあるため、注意が必要です。仔猫や老齢猫は、症状が悪化しやすいため、特に注意が必要です。猫は鼻水により鼻が詰まるとニオイが分からず、食欲不振になり、体力が急激に落ちてしまうので、早めの処理が必要です。クシャミをしていたり、目ヤニや鼻水が出ているようなら、早めの治療を心がけましょう。   気をつけたい暖房器具の使い方と低温やけど。 寒がりのペットでは暖房器具の前に陣取り、体をぎりぎりまで近づける仔もいます。その結果、体毛やひげを燃やしてしまったり、ひどい時には皮膚にやけどを負ってしまうことも少なくありません。ストーブの周りにチャイルドガードなどを設置するなどして、ストーブの本体自体に近づけないようにしましょう。 夜寒いからといって寝床に使い捨てカイロやペットヒーターを設置する方がいますが、それらに長時間、体を密着させることで低温やけどになってしまう場合があります。直接ペットが触れないようにタオルでくるんだり逃げ場をつくってあげて逃げれるように充分気をつけましょう。     水分不足?「おしっこ」の量をチェック! 寒くなるにつれて水を飲む回数や量が減ると、おしっこの量も減り、おしっこは濃くなってきます。また、寒い場所へ行きたがらないのでトイレを我慢してしまうことになり、濃いおしっこが膀胱の中に溜まっている状態になります。このような濃いおしっこは膀胱炎や尿道結石の原因になります。特に、オス猫で去勢している場合は、結石が尿道に詰まって、おしっこが出なくなって下部尿路疾患にかかってしまうことも。 犬猫のおしっこの量が少なくなっていないかチェックしましょう。もし少なくなっている場合は、飲み水をぬるま湯にして、飲みやすくするなど水分を補うことが必要です。トイレの場所も暖かくしてあげるなどしておしっこを我慢することがないようにしてあげましょう。   犬猫が健康に冬を過ごせるように、飼い主も工夫したり、気を配ってあげたいですね。 また、風邪や膀胱炎の症状が重症化する前に治療してあげましょう。   猫風邪の治療薬 アクティバ(ゾビラックスジェネリック)400mg(50錠) アクティバ(ゾビラックスジェネリック)800mg(50錠) 猫風邪と呼ばれる猫ヘルペスウイルス感染症、 猫ウイルス性鼻気管炎の治療薬 アシクロビルという成分はウィルスの少ない初期の発症時に服用するとより効果的です。 猫風邪と呼ばれる猫ヘルペスウイルス感染症、 猫ウイルス性鼻気管炎の治療薬 アシクロビルという成分はウィルスの少ない初期の発症時に服用するとより効果的です。 犬猫の膀胱炎の治療薬   アシエンロ50mg100錠 パセドシンジェネリックノバモックス 膀胱、消火器、気道、生殖器、外耳道の感染症、 などに使える治療薬感染症 に有効に働き、炎症をおさえます。犬猫用の抗菌薬でバクテリアに効果的です。 傷、皮膚の感染、歯の化膿、膀胱の感染、など幅広く使える治療薬日本では、サワシリンやバセトシンと言われる、ペニシリン系の抗生物質です。 画像引用www.flickr.com/photos/eiriknewth/1488155293/ www.flickr.com/photos/grumpychris/304968069/

意外に忘れがち?犬猫の大事な耳のケア方法! 

犬猫の耳の病気予防で一番大切なのは、耳掃除と言うより、耳の観察です。 可能であれば、毎日チェックしてあげてください。遊びながら、耳を触ってチェックするようにすれば、毎日でも出来ると思います。耳を触るのを嫌がる子も、徐々に慣らすことが大切です。 もし異常があるようなら、無理に自宅でケアしようとせず動物病院を受診してください。間違ったケアで悪化させてしまう場合もあります。   日ごろからよく観察し、耳に異常がなかった場合でも、自宅でのケアは大切です。観察、ケアを怠らないことで、感染症や耳の病気のリスクを減らすことに、つながります。 【猫の場合】 基本的にはケアは必要ありません。ただ、体質的に耳垢の溜まりやすいコや、耳が垂れているスコティッシュホールドでは、10~14日に1回くらいのペースで、耳掃除してあげると良いでしょう。普段からよく観察し、頻繁に耳を掻いている場合は、見た目に異常が感じられなくても前兆かもしれません、ケアしてあげることで最小限で済むこともあります。  【犬の場合】 犬は猫よりも耳掃除を必要とします。耳のキレイなコは14日に1回くらいのペースで、垂れ耳だったり、耳垢が出やすい体質だったりするコは、10日に1回くらいのペースでやってあげるのが調度良いでしょう。 ただし、これ以上の頻度では行わないでください。やり過ぎるのも良くないのです。耳垢には、細菌の繁殖を防ぐ抗菌作用もあるからです。  動物病院で耳のケアをしてもらうと、綿棒を使っている場合が多いのですが、使い方は意外に難しく、下手をすると耳垢を奥の方に押し込んでしまうからです。もし使うなら目に見える範囲だけにして、それ以上、奥には綿棒を入れないようにしてください。 (ケアの方法) (シャンプーのついでにケア) ローションやお湯を耳の中に入れてしまっても良いのか?心配に思うかもしれません。 これは、何ら問題ありません。犬猫の耳道は人間と違い、途中で垂直に曲がっているのです。水が中に入っても鼓膜までは届きません。だからこそ、お湯やローションで洗えるのです。 ●犬猫の耳の中には、毛が生えています。猫の場合は必要ないのですが、犬の場合、過度に生えていて、そこに耳垢が溜まっているなら、抜いてあげる必要があります。素手でも抜けますが、「鉗子」という道具を使うと、スムーズに抜けます。   犬猫の耳のケアは、それほど難しくはありません。普段からよく耳や行動を観察し、適度にケアしてあげましょう。    ================================================    ペットくすりでは、様々種類の耳ケア商品を取り扱っております。   こちらからご確認ください♪ ==========================================   参考 : http://www.konekono-heya.com/bodycare/ear-care.htmlphoto by  https://www.flickr.com/photos/35068880@N08/3501049108/ 

顔に穴が開く!?犬猫の歯周病の恐ろしさ!

歯周病の原因とは? 歯周病は大人のワンちゃんネコちゃんに、多く見られる病気です。 食物のカスが歯に付いて、それが歯垢となり、歯垢が石灰沈着して歯石となります。 歯石は歯磨きではとれません。動物病院で全身麻酔をかけてとる事になります。 歯肉の炎症(歯肉炎)と、それがさらに進行し、歯の周りの組織が破壊された状態(歯周炎)の事を合わせて「歯周病」と呼びます。     歯周病の進行と症状 口の中から顔の表面に向かって穴が開きます。「顔を怪我したようです」と言って、動物病院に連れて来られるペットの多くが、実際には顔の怪我ではなく、進行した歯周病なのです。 ※穴が開くのは、顔の表面だけではありません。上顎に穴が開き、口の中と鼻の穴の中が繋がってしまう事もあります。この場合でも、飼い主さんは歯周病だと気付かず、「クシャミがひどくて、鼻水や鼻血が出ます」と言って、鼻の病気だと思って動物病院に連れて来られる事が多くあります。   上記のような症状で病院を訪れた場合、獣医師は必ず口の中をチェックするでしょう。 そこで初めて、歯周病の進行したものであると気付く事が多いのです。 歯周病で穴が開いてしまえば、自然に塞がる事はありません。 当然、手術が必要になります!! ところが、歯周病になると、口の中の細菌が血流に乗って移動し、歯周病は心臓や肝臓、腎臓などの臓器に影響を与える事が多いのです。これらの臓器に異常があると、全身麻酔は命がけのものとなってしまいます。   ====最後に==== 歯周病は多くのワンちゃんネコちゃんがかかる病気ですが、甘く見ると大きな病気や手術に繋がってしまいます。 日常的なデンタルケアで十分に防ぐ事ができますので、飼い主さんがしっかり行いましょう!   ペットくすりでは、犬猫の歯磨きにの仕方について詳しく解説しています。こちらの記事もオススメです↓↓歯が命!愛犬と愛猫の正しい歯磨き    デンタルフレッシュ 犬用503ml デンタルフラッシュ 犬猫用 飲み水にまぜるだけ。 歯垢、歯石、臭いを防止。 ペットが水を飲むと同時に 口腔内を洗浄します。 口臭が気になるペットに。 歯ブラシと併用して お口スッキリ。 1日1回投与するだけ! その他のデンタルケア商品をチェック⇒こちらをクリック 参考 :「獣医歯科学と口腔外科」 LLL.Seminer(2002) http://www.eepet.com/dogs/sisyuubyou.html http://allabout.co.jp/gm/gc/44002/2/ photo by https://www.flickr.com/photos/ktylerconk/1965237151/

実は人間より大事?ペットの歯磨きを怠ると…

 ペットの歯磨き 単刀直入に言うと、ワンちゃんやネコちゃんにとって、歯磨きは必要です! 何故なら、ワンちゃんやネコちゃんは、人間よりも圧倒的に歯石が沈着しやすい動物だからです。人間は、歯垢が歯石になるまでに1ヶ月間と言われていますが、ワンちゃんネコちゃんの場合は、3日間です。一度、歯石になってしまうと、動物病院で全身麻酔をして、処置してもらわないと、とれません。歯石をそのままにしておくと、様々な歯周病の原因となります。まだ歯垢のうちに、歯磨きでキレイにしてあげるのが1番です。口の中は、普段からよく観察しておくと良いでしょう。「舌や歯茎は健康的なピンク色をしているか」「できものはないか」など。特にワンちゃんネコちゃんは毛があるので、「顔色を見る」という事ができません。そのかわりに「口の中の色を見る」のだと考えると良いでしょう。 【歯磨きの仕方】慣れていないワンちゃんネコちゃんは、歯磨きを嫌がります。初めから喜んでやらせるコは、まずいないのが普通だと思ってください。  ①マズルを触っても、嫌がらないように慣れさせます。それが出来ないコは、体を触ったり、押さえたりする事に慣れさせる事から始めます。「体中どこを触っても嫌がらない」という状態にしておく事は、歯磨きの事を除いても、大切です。それが出来ないと、何らかの病気になった時、早期発見が出来ません。※マズルは、動物の鼻口部を指します。 ②マズルを触れるようになったら、次は口の中を触ってみます。「舌や歯茎は健康的なピンク色をしているか」「できものはないか」など確認してみましょう。 ③口の中を触っても、嫌がらないようになったら、ガーゼを巻いた指で優しく磨きます。 ④最終的には犬用猫用の歯ブラシで、磨けるようにします。   【歯ブラシ・歯磨き粉歯】ブラシはいろいろと市販されているので、やりやすい物を選んでください。ゴム製の物、指にはめる物、人間の歯ブラシと同じような形の物などあります。 歯磨きをする際、歯磨き粉を使うのは、効果的です。どうしても、歯磨きが出来ない場合は、それを口に入れるだけでも、ある程度の効果は期待できます。こちらもいろいろと市販されているので、試してみて下さい。 また、歯磨きがどうしても難しい場合には、●水に混ぜて飲ませるだけで、歯をキレイに保つことが出来る製品●フードにふりかけのようにかけて食べさせるだけで、効果を示す製品●歯垢の沈着を防ぐフードやガム このようなものを試して、工夫しながら歯磨きをしてみて下さい。ただし、何らかの疾患で薬を服用している場合や療法食を食べている場合は、獣医師に相談してから使用した方が良いでしょう。  歯磨きの習慣は、出来るなら子犬子猫のうちにつけてあげるのが最良です。その時期を逸してしまった場合でも、根気よくやれば歯磨きできるようになります! ただし、既に歯周病が進行してしまっている場合、歯磨きは出来ません。歯茎に触ると痛いからです。その場合は、獣医師に相談してください。全身麻酔での歯石除去の処置で、ワンちゃんネコちゃんに、嫌な想いをさせない為にも歯磨きは普段から行い、口の中をよく観察しましょう。   photo by   https://www.flickr.com/photos/uberculture/6852653668/