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『食糞』なんてショック!原因別の対策、まとめ。

「食糞」とは、動物が自分がした糞を食べるという習性です。初めて見た人は、非常に衝撃を受けると思います。かわいい愛犬が自分のうんちを食べてしまうなんて。。。飼い主さんにとっては、とってもショックですよね。衛生的にも口臭も気になります。今回は、ワンちゃんの食糞について、原因と対策をまとめてみました。 ウサギの食糞は、正常。犬は? あまり知られていませんが、ウサギやハムスター等の食糞は正常な行動です。これがなければ、ウサギは生きていけません。普通、ウサギの便と言われると、硬くてコロコロしたものを想像すると思いますが、それ以外に深夜から明け方頃に、軟便をします。 主に盲腸の内容物です。人間の盲腸はオマケ程度の大きさですが、ウサギの盲腸は大きくて、立派です。その中には腸内細菌が作り出したビタミン群やアミノ酸が含まれており、これを食べる事により、栄養バランスを保っているのです。ただ、肛門から直接舐めとるため、ウサギを飼っていても、気が付いていない事があります。 犬や猫の食糞は、問題行動です。ただ、猫では稀な行動なので、犬に焦点をおいて、お話したいと思います。 問題行動じゃないの? 犬の食糞行動でも、問題行動とは言えない例外もあります。母犬が子犬の糞を食べる場合です。これは自然の現象なので、放っておいても良いでしょう。子犬が成長すれば、自然とやめます。 そうではなく、犬が自分の糞や他犬の糞を食べるのは、やめさせた方が良いですし、やめさせる方法はあります。 犬が食糞する4つの原因とその対策。 【原因・その1】空腹【対策】お腹がすけば、犬は自分の便でも食べてしまいます。食餌量を見直す事が大切です。 【原因・その2】ストレス【対策】ストレス要因を取り除かなければなりません。 【原因・その3】遊びで食べてしまう【対策】便を苦くするサプリメントを与えてみましょう。便が苦くなれば、食糞も治まるという考え方です。遊びで食べてしまうような場合には、有効です。便をしたら、素早く片付けて、食糞の習慣をなくすようにする事も大切です。あまり叱ると、便をした事を隠そうとして、飼い主様に見つかる前に食べてしまうようになるので、逆効果と言えるでしょう。 【原因・その4】消化器系の異常【対策】消化器系の異常の場合は、消化不良でまだ栄養素の残っている便を食べている事が考えられます。消化しやすいフードに変えるなどの対策が必要です。 愛犬の食糞について。まとめ たとえ愛犬が自分の糞を食べていても、トイレ以外の場所で排泄をしても、怒ってはいけません。怒られると犬は「排泄する」という行動自体を叱られたと思い、排泄を「してはいけないこと」だと認識してしまいます。 また、食糞の形跡を発見した場合は、あまり騒いだり叱ったりしないで、冷静に素早く片付けるようにしましょう。そうしないと犬は「食糞すれば飼主さんが反応してくれる!遊んでくれるぞ!」と学習してしまい、食糞行動を続けてしまうことがあります。 問題行動のひとつ「食糞」ですが、治療方法というものは未だ確立されていないようです。過剰に叱らず、サプリメントや「排泄物は食べてはいけない物だ」と覚えさせえることで改善していきたいですね。 画像引用www.flickr.com/photos/97712303@N04/14164364735www.flickr.com/photos/97712303@N04/12107389746

もしもペットが妊娠したら?飼い主さんがするべきコト教えます!

もし飼ってるペットが妊娠したら、どうしますか?ブリーダーさんでもない限り、妊娠中のケアや、出産時の対応が分かる方は少ないと思います。何か心配がある場合はもちろん受診した方がいいのですが、いざとなってから学ぶのでは遅いので、いまのうちにペットの妊娠、出産について少し知っておいておくと安心ですね! ペットの種類によって妊娠期間が異なるので犬、猫を中心に説明していきたいと思います。犬、猫の出産までかかる日数は約2ヶ月(63日)であり、人間と同様に妊娠してから出産までの期間によって注意すべきことが変わります。   交配から着床までだいたい2週間くらいは不安定な時期なので流産の可能性があるので注意しましょう。散歩は今まで通りでいいですが(もしくは少なめ)、階段などの昇り降りや激しい運動(フリスビー、ドックランなど)は控えるべきです。 妊娠1ヶ月目くらいまでは、ほとんど外見からは判断できません。この時期くらい(交配後1ヶ月くらい)になると超音波検査で、妊娠の有無を確認する事ができます。1ヶ月目で胎児は5cmくらいの大きさです。   1ヶ月を過ぎると外見の変化があらわれ、お腹が少しづつふっくらしてきて乳首が少し大きくピンクに目立ってくるとうになります。胎児が5cmくらいになると胎児に取られる栄養がとても多くなるため、この頃から食事にも気をつけていきましょう。 増やす必要があるものとして、体を作るのに必要なたんぱく質、カルシウム、ビタミン類などですがバランスよく増加させる為に授乳期用のフード、もしくは子犬用のフードを使うのも一つの手です(詳しくは獣医さんに確認してください。)この時期、通常の1.5倍から2倍のカロリーを必要とするのですが、胎児が少ない場合や太りぎみの子の場合、太らせないように注意しましょう。 お腹が膨らんでくるので判断しにくいですが、目安としては背中の骨がうっすら触れるくらいで、あばらが浮いて見えない程度を目指してください。よくわからない場合は獣医さんに相談してみましょう。 妊娠45日~55日くらいになると、骨格も形成してくるのでレントゲン検査で胎児を確認できるようになります。一度、何頭いるのかを確認しておき、出産中に何頭お腹に残っているのをわかるようにしておきましょう。お産を休んでしまった場合、お産が終わったか、休んでいるのかの判断材料になります。 この時期にはいるとお腹は膨らんでくるので、階段などでお腹に衝撃が加わらないように注意してあげてください。またお腹の中で胎児が動くのも時々分かるようになってきます。 妊娠55日~出産にあたってですが、再度可能なら出産直前にレントゲン検査を受け、胎児の大きさを調べておきましょう。これは胎児の大きさによって帝王切開が必要になる可能性もあるためです。乳は出産2、3日前から少し出るようになりますが、出産直後くらいからようやく出始めるケースもあり様々です。産箱も用意し、母親がリラックスできているかを確認し、産箱の場所も元々よくいた場所など落ち着くところにおいてください。 いざ出産になったら心配でしょうが、頻繁に様子を見にいくのはお勧めしません。見られることがストレスになることもあるからです。また、陣痛がはじまり、下記のような兆候が見られた場合は難産になっている可能性あります。状況によっては、帝王切開を考えなければいけません。獣医さんにまず相談してみましょう。 ○しっぽや体の一部がひっかかってる○羊膜がでているのに2時間以上分娩しない○陣痛で20〜30分苦しがっているのに分娩しない○第一子の出産後、2〜3時間たっても第二仔が出産しない○分娩前から緑色のおりものがでてる ※上記の兆候はあくまで目安であるのでなにかおかしい様子あるならば獣医さんに連絡とり指示をあおいでください。      ▼ペットくすりでは、様々なお薬やサプリメントを取り扱っております。▼  photo  by   http://www.flickr.com/photos/58064156@N00/105849835                  http://www.flickr.com/photos/51886699@N00/2273742760

春になったら気をつけるべき「7つのこと」。

もう3月ですね!暖かくなってお散歩に長く出かけたり、ペットと過ごすのが楽しくなる時期が来ました。この時期は、暖かくなったり寒くなったりと寒暖の差が20度近くの日も。春は、ペットの病気やケガにもっとも気をつけたい季節です。その注意点をまとめてみました。 1、ノミ・ダニ対策 春になると暖かくなりそれに伴い犬や猫は行動が活発になる時期です。ただ活発になるのは犬、猫だけではありません。ノミやダニなどの虫たちも行動を開始しはじめる季節となります。ノミやダニに感染すると痒みだけではなく、様々な病気の原因にもなるので、駆虫薬を始める準備をしましょう。日本は沖縄から北海道まで様々な気候をもった国であるので住んでる地域の獣医産に相談していつからよぼうしたらいいか確認しましょう。 2、フィラリア予防対策 蚊が出始めて約1カ月後から、フィラリア対策の薬を与える必要があります。地域により蚊が発生する時期は異なりますが、場所によっては春にも蚊が見られ対策が必要なところもあります。かかりつけの獣医師に相談して適切な時期に対策薬の投与を開始しましょう 3、猫の繁殖シーズン 1年で春と秋は猫の繁殖期にあたり、メスを求めてオス同士のケンカが多くなる時期です。ケンカにより命を落とすケースもあるので、去勢手術や避妊手術をしていないネコちゃんを外に出さないようにしましょう。 4、換毛期に伴う皮膚病 春になると、犬の種類によっては寒さをしのぐため冬に生えていたアンダーコードが抜けはじめてくる時期です。アンダーコートが抜けてない状況でそのままシャンプーをすると、完全に乾ききらず細菌が繁殖し、皮膚病を起こしてしまう場合がよくあります。アンダーコートはとかすことで除去できるので、ブラシやコームでしっかりとかし手からシャンプーをし、しっかり乾かしましょう。 5、農薬による中毒 犬は本能で草を食べ胃のむかつきをとりますが、春になると農薬がまかれる場所もあり、それを知らずに食べてしまうと中毒症状を起こすことがあります。そのためこの時期は農薬がまかれていそうな場所で草を食べさせないように注意し、また植物の新芽に毒性を持つものもあるので注意しましょう。 6、花粉症(アレルギー) 「花粉症」も一種のアレルギーであるので犬や猫にもあります、人間のようにくしゃみ、鼻水が極端にでるわけではないですが、花粉の飛ぶ春は、目ヤニやくしゃみが多くなり、皮膚の痒みも出現します。症状が悪化すると結膜炎や皮膚炎も起こしかねませんので症状があるようなら獣医さんに相談しましょう。 7、散歩時の危険 春になると今まで見えていた地面が草で隠れていたガラスの破片などの鋭利なもので肉球を傷つけたり、また、隠れていたゴミや食べ物のカスを食べるなどして、胃腸をこわしてしまうもしくは最悪の場合腸閉塞をおこすケースもみられます。草むらなどに入る際は十分に注意しそのような物を口にすることがないように観察しておきましょう。 春は、フィラリア・ノミダニなど、飼い主さんが気をつけてあげなくてはいけないことが多い時期ですが、しっかり注意してあげたいですね。 参考画像www.flickr.com/photos/45168871@N02/7121805365www.flickr.com/photos/65773768@N04/6165440129 春先のケア。フィラリアもノミ・ダニもトータルでケアしましょう! パノラミス ストロングハートチュアブル 1つの錠剤でフィラリア予防、ノミダニ駆除犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫に効果のあるお薬です!   ハートガードプラスのジェネリック商品!成分・効果は同様。ミート味のおやつタイプです。   ペットくすりでは、上記の他にも様々なフィラリア予防薬、ノミダニ駆除薬、体内寄生虫駆除薬を取り扱っております。

かわいいプニプニ!犬の「肉球」について学ぼう!

人間にとっての靴と同じで、犬の足元を密かにサポートしてくれているのが肉球です。その肉球が怪我をしたり病気になったりすると、歩くことに支障を来すようになります。大切な愛犬といつまでも一緒にお散歩できるよう、肉球の役割やケアの仕方について、理解してみましょう。犬が歩くために、実はとても大切な部位である肉球のお手入れ方法をご紹介します。 犬の肉球は汗もかく!? そもそも、肉球ってなに?と思う方も多いのではないでしょうか? 犬の肉球は、表面は皮膚の角質層が厚くなったもの、プニプニしている中身は、弾性繊維や脂肪などで構成されています。 プニプニしているのは、衝撃を吸収するためです。そのため、歩いていても大きな足音を立てずに済んでいるのです。これは肉食動物である犬にとっては、とても重要な役割です。 身体全体に比べるととても少ない割合の肉球ですが、実は痛覚、触覚、圧覚、温度と、犬にとってはいろいろな情報を得ることのできる大切な器官なのです。また、数少ない汗をかくことのできる器官でもあります。基本的に感覚としては鈍めの犬が多いようですが、肉球は再生能力が低く、そのため火傷したりケガをするとなかなか治らないデリケートな部位です。ですからパートナーである飼い主が、しっかりと注意して見てあげることが大切です。 肉球を守るには? 犬の肉球は、高齢であったり、乾燥した季節だったりすると、硬く、がさついてきて、場合によってはあかぎれも、出てきたりします。そういう場合は、保湿剤をぬる必要があります。犬の肉球用のクリームは、市販されています。人間用のクリームではなく、必ず犬用のものを使うようにしましょう。  クリームをぬるのは、足をキレイにした時が良いでしょう。お散歩のあとで足をキレイにするのなら、その後で良いかもしれません。ただ、ぬれた布で犬の足の裏を拭くのは、あまり良くありません。乾いた布で拭いてあげた方が良いでしょう。もし、どうしても汚れていて、ぬれた布で拭いたり、洗ったりする場合は、ドライヤーを使って、肉球の間を完全に乾かしてください。そうでないと、肉球の間にカビが生えやすくなってしまうのです。  また、肉球の間に毛が生えている犬種は、その毛のカットもしなければなりません。何故かというと、その毛が原因で、歩く時に滑るからです。滑ると、膝や股関節等を傷める場合があります。これは動物病院というより、トリミングの範囲になりますので、犬の美容室で相談すると良いでしょう。 舐めさせてはいけない?!  肉球や肉球の間に異常が出ると、犬はまず舐めて治そうとします。足の裏をしきりに舐めるようなら、注意が必要です。ストレス、アトピー、指間炎などの可能性があります。このうち指間炎は、雑菌の繁殖によって起こります。肉球というより、肉球の間に起こる病気ですが、足の裏は地面に接しているので、雑菌が繁殖しやすく、それによって、痒みを引き起こします。しかも、舐めているうちに口の中の雑菌も入り混じり、悪化していきます。 舐めさせてはいけないのです。最初は痒みだけだった症状も、次第に痛みへと移行していき、触ると嫌がるようになります。こうなったら、もう動物病院を受診するしかありません。抗生物質等で治療する事になるでしょう。また、舐めるのを防ぐために、エリザベスカラーも必要になるかもしれません。長期の治療になる可能性があります。こうならないためには、常に肉球の間を清潔に、乾燥した状態にしておく事が重要です。ですが、肉球の間は乾燥させておきたいのですが、肉球は乾燥させすぎると良くありません。そのために、肉球クリームなどを効果的に利用して、足の裏を健康に保ちましょう。  参考https://www.iris-pet.com/wan/special/20121001/02.asp 寒い冬も、暑い夏もワンちゃんの肉球をダメージから守りたい。 スキン+コートサプリメント  スキン+コートサプリメント       犬の肌や被毛も保護します。     犬の肌の健康をサポートします。 体の内側からもケア。肌と艶やかな毛並みに整えるサプリ。 参考画像www.flickr.com/photos/49937295@N06/5267354640www.flickr.com/photos/98274023@N00/4139526046

股関節形成不全は治らない?飼い主さんが知っておくべき3つのコト!

大型犬の飼い主さんは、耳にしたことがあるかもしれませんが、股関節形成不全という病気をご存知でしょうか?関節は老犬だけ気をつければいいというイメージが強いかもしれませんが、そうではありません。大型犬以外の飼い主さんも是非知っておきましょう! 股関節形成不全(別名:股関節形成異常)は、おもに遺伝的要因で発症すると考えられており、遺伝的に股関節の凹みが浅い骨格の犬に発症しますが、ほとんどが大型犬の急激な骨の成長に筋肉の成長が追いつかなくなることで発症します。 代表的な犬種としてゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、シェパード、バーニーズ・マウンテン、ニューファンドランド、ロット・ワイラー、セント・バーナード、グレート・ピレニーズなどがあげられます。 成長期に骨の成長と筋肉の成長が伴わない結果、大腿骨頭(大腿骨の先端)が股関節の凹みにしっかりはまらなくなるため、股関節は常に亜脱臼の状態になってしまいます。オーナーさんが気付く股関節形成不全の犬の症状としては歩き方と座り方でしょう。発症すると、腰を振るように歩く、うさぎ跳びのような走り方をする、女の子座り(後肢を伸ばして座る)をするようになります。 また、関節がキチンとはいってないため、関節炎を引き起こし足を痛がるようになり、足を引きずる、元気がなく運動を嫌う(運動不耐性)などの症状を引き起こすこともあります。症状が出現するのは骨格が形成され終わる2歳頃までに現れますが、成犬になってはじめて出する場合もあり、発症が最も多い時期は生後6~8ヶ月くらいの頃で、早ければ生後3ヶ月くらいから股関節の異常が目立ってくることもあります。 大型犬に多い病気ですが、小型犬、猫でも発症する病気ですので注意しましょう。またこの病気は遺伝だけではなく肥満や激しい運動といった環境的要因でも発症します。 前述のような歩き方などから判断する方法や、麻酔をかけておこなう身体検査もありますが、主にX線検査を行うことが確定診断が可能になります。 治療法としては内科的治療と外科的治療があり、犬の年齢や体重、症状などよって変化します。まだ若い仔で症状が軽度な場合であれば、運動制限や食事の管理を行い、鎮痛剤や抗炎症剤などを投与することで、痛みの緩和と関節炎の進行を和らげる治療で緩和することができますが、症状が重度で内科的治療による効果がない場合は、外科手術を行います。 手術は犬の年齢、体の大きさ、症状などに合わせて、いくつかの手術方法(大腿骨頭切除術、股関節全置換術など)があります。 予防としては、股関節形成不全の素因があるようならば幼少期からの食事管理が大事です。子犬の成長に合わせたフードを与え、栄養の与えすぎに注意して肥満を防ぎます。人間でもおなじように個体差がありますので、定期的に獣医さんにかかり適切な量を与えられているかチェックしましょう。 また、激しい運動もなるべく避けましょう。もうひとつ大事なこととして新しく子犬を飼う際は、親犬に股関節形成不全が発症してないかを確認しておくことで、準備は予防、早期発見につながります。  ▼ペットくすりでは、様々な関節炎のお薬を取り扱っております。▼ リマダイル  カロダイル 非ステロイド系の消炎鎮痛剤 慢性、進行性の関節炎に有効です!  リマダイルのジェネリック商品!  非ステロイド系抗炎症薬です。    photo  by  http://www.flickr.com/photos/57021227@N00/4269263846

ストレスは大敵!ペットと快適にお出かけする方法とは。

ドライブや旅行、動物病院への通院など。。。ペットと一緒に車や公共交通機関で移動することは意外と多いですね。今回は、その際の注意点をご紹介します。 ペットも訓練が必要? 車に乗る訓練は、犬も猫も、子供のうちからしておくと良いでしょう。最初は、ドライブではなく、数分間、停まっている車に乗せる事から始めます。次にエンジンをかける。その次に短いドライブ。と、段階を踏んで、慣らしていきましょう。車の中では、ケージに入れて、なるべくそこから出さないようにする方が良いでしょう。 猫は乗り物が苦手? 乗り物での移動は、猫の方が犬より慣れにくいものです。 猫は縄張り意識が強く、知らない場所に連れて行かれるのを嫌がるからです。ですが、猫でも訓練次第では、乗り物に乗れるようになります。 ペットも乗り物酔いするの? 犬も猫も体質により、乗り物酔いします。猫の場合は、犬よりも少ないのですが、ないわけではありません。車に乗る直前の食事は避けましょう。最低でも6時間くらい前に済ませるようにしましょう。それでも乗り物酔いする場合は、酔い止めの薬を飲ませましょう。動物病院で酔い止めの薬を扱っています。一度、獣医師に相談するのが良いでしょう。また、長距離ドライブの時には、だいたい2時間ごとに休憩をとり、外の空気を吸わせてあげましょう。 ペットを連れて公共交通機関は利用できる? 新幹線や在来線では、盲導犬や介助犬などの場合は別ですが、基本的に大型犬は乗せられません。JRの場合、ケースと合わせた重量が10㎏以内で、ケースの長さが70cm以内、縦横高さの合計が90cm程度との規定があります。ですから、小型犬や猫なら、ケージに入れて乗せられますが、大型犬は難しくなります。電車の場合、ケージに入れられた動物は手荷物扱いになり、手回り品料金が取られます。JRの場合、270円かかります。 飛行機に乗せられる? 飛行機の場合も、大型犬はお断りされる場合もあります。中型以下の犬や猫、その他の小動物はケージに入れ、国内線の場合は貨物室に入れられます。この場合、狂犬病や混合ワクチンの接種が義務付けられている航空会社もあります。ただ、短頭種の犬は、暑さで途中で体調を崩す可能性が高いので、あまりお勧めできません。航空会社によっては、夏場の短頭種の預かりをお断りしているところもあります。国際線では、機内に一緒に乗れる航空会社も多数あります。やはり、貨物室に別に乗せられるより、一緒に乗れる方が安心ですよね。国外に連れて行く時は、予防接種やマイクロチップの埋め込みなど、規定がある国もありますので、事前に良く調べておきましょう。 参考画像 www.flickr.com/photos/em2me/3418647/ www.flickr.com/photos/trevgrant/14481528188/   ペットくすりでは、様々なお薬やケア商品を取り扱っております! ▼下記のバナーより、公式サイトでご確認ください▼    ▼ペットくすりでは、常備薬として便利なお薬を取り扱っております。▼ セレニア160mg セレニア16mg 乗り物酔いによる嘔吐の予防のお薬です。 米国食品医薬品局の承認を受けています。 乗り物酔いによる嘔吐の予防のお薬  米国食品医薬品局の承認を受けています。 参照画像:http://www.photo-ac.com/main/detail/791707?title=にゃんこ_A21、http://www.photo-ac.com/main/detail/268968?title=にゃんこ_A03

近年増加しているペットの病気TOP5!

人間と同様に、ペットにも現代病と言われるような、近年増加している病気はあるのでしょうか?普段、診断をなさっている獣医さんに、近年のペットの病気事情をお聞きしましたので、確認してくださいね。 犬、猫の環境や生活は近年大きく変化しており、ドッグフード、キャットフードの進化に伴い栄養バランスのとれた食事がとれるようになったこと、住宅事情の変化により室内飼育の増加、獣医学の進歩などによって、犬の寿命は延び、高齢化が進んでいるのが現状です。このことを背景に様々な病気を発症するペット達が増えていってます。遺伝的な要因でなることもありますが、これらの病気の中には、加齢や生活習慣が発症の引き金になっていることがあります。それらの病気のことを生活習慣病といいます。近年多い生活習慣病は以下の通りです。 【糖尿病・腫瘍】生活習慣病と呼ばれる糖尿病、腫瘍は人間同様に、肥満から起こることが多く、運動不足や餌の種類やカロリー過多などが積み重なり起こることが多いでしょう。糖尿病の合併症として犬でもっとも見られるのは、急に進行する白内障や慢性的な細菌感染による再発性皮膚炎、膀胱炎などです。メスでは子宮蓄膿症を起こすこともあります。治療には、インスリン注射を生涯にわたって続ける必要がでてきてしまうので、ペットにも飼い主さんにも大変な負担となってしまいます。 【心臓病】人間と同様に心臓病も生活習慣病の1つで、生まれつや遺伝の場合以外は、肥満によることが多くあります。また歯周病菌が心臓にまわってしまうということもあるようです。運動や食事制限はもちろんですが、投薬が欠かせなくなるのでペットにも飼い主さんにも、大変負担が大きくなってしまいます。 【関節炎】医療や餌などの効果で、ペットが長生きできることは良いことですが、高齢化に伴い関節炎などの症状がでる犬、猫も増えてきました。人間同様、冬に症状が悪化する場合が多いようです。また、老化以外の原因は肥満です。自分の体重により関節に負荷がかけられ、痛みの症状が出たり、悪化を招きます。 【歯周病】食生活の変化にともなって、歯垢がつきやすい食べ物与えることが増えてきました。犬、猫たちは人間と違い自ら進んで歯磨きをしません。そのため歯垢がたまり、歯石となり、やがて歯周病を引き起こします。歯周病は近年増えてきている病気の一つであり、歯周病を発症することによって、心臓病や肝臓病、腎臓病へ進行することがあるという報告もあります。 もちろん食べ物以外の理由でも歯周病になるので(猫免疫不全ウイルス感染症:FIV、猫白血病ウイルス感染症:FeLVなど)一概にとはいえませんが、食べづらそうな様子があり、歯石がついているようならば一度動物病院で相談してみましょう。自宅でのケアだけでは十分でない場合、病院で歯石除去をすることも必要です。  【白内障】  白内障は、加齢が原因で目の水晶体の酸化が進んで、白濁していき、最悪の場合失明するという病気です。その原因は、天然の酸化防止剤・カルノシンの不足から発症します。 もともと細胞内にはカルノシンという複合アミノ酸は体内で作られ、カルノシンが体の各器官の酸化を抑制していますが、加齢によりカルノシン作成機能が減退し、体内のカルノシン濃度が減少するため水晶体の酸化が進み、白内障になります。ペットの高齢化に伴い白内障は急増していうます。 白内障はなかなか気づきづらく、目が白く濁っているなと気づいた時には、症状が進行している場合が多いようです。老犬だから、歩くのが遅くなったんだ、ぶつかって歩いたりしてるのは加齢だから仕方ないと思ってしまいがちですが、体は元気なのに目が見えないことで、歩きや動きがおかしくなってるだけかもしれません。早期発見で進行を遅らせることが十分に可能ですし、ペットの白内障の手術を行う病院もあります。目が見えづらいことで、動いたり歩いたりが億劫になることで、運動不足から肥満や関節炎だとに繋がりますので、ちょっとした異変を見逃さず、定期的に目の状態を確認してあげましょう。   現代病のほどんどは、肥満が大きく関係することがわかったことと思います。肥満になる原因として、飼い主さんがペットをかわいいあまりにおやつを与えすぎたり、手作りの高カロリーすぎるフードを与えていたりすることがあげられます。また近年は小型犬以外でも、室内飼育されていることで、運動不足になりがち、そういったペットの生活環境の変化も肥満の原因となっているということです。医療やお薬のおかでげペットの寿命が延び、高齢化していくペット、少しでも長く元気で一緒に過ごしたいのなら、飼い主さんの行動をペットたちの為にもう一度考えてみましょう。   セーフハートチュアブル(心臓薬) キャンC(白内障治療)  ヴェドメディンのジェネリック商品。  心臓のポンプの動きを良くします。  眼球の水溶液に直接入り込み    白内障を改善する目薬です。   ペットくすりでは、様々なお薬やケア商品を取り扱っております!▼下記のバナーより、公式サイトでご確認ください▼ photo by  https://www.flickr.com/photos/shark_bait09/10093892226/

ペットのために知っておきたいお薬の基礎知識。

ペットのおくすりにはどのようなものがあるのでしょうか。安心してペットに使用するために、飼い主として基本的なことを覚えておきましょう。今回はおくすりの種類についてまとめてみました。 薬効別・主な薬の種類 ◆アレルギー用薬◆アレルギー性皮膚炎などの治療に使用する薬のことです。抗ヒスタミン剤、副腎皮質ステロイド剤などがあります。◆代謝性医薬品◆肝臓疾患用剤、解毒剤、糖尿病用剤など、主に肝臓の機能を改善する薬のことをいいます。◆生物学的製剤◆ワクチン、血清、血液製剤などのように、免疫のシステムを利用した治療のために使われる薬のことです。 ◆駆虫・殺虫剤◆ノミやダニなどの外寄生虫、回虫やフィラリアなどを駆除したり予防したりする薬。内服や外用、注射薬などがあります。 ◆外用薬◆ 虫さされやすり傷の治療、殺菌消毒などのため皮膚に塗ったり貼ったりする薬です。軟膏、液剤、スプレーなどの種類があります。◆循環器用薬◆心臓や血管に関する薬のことです。心臓の機能を改善する強心薬のほか、血圧下降剤、利尿剤、血管拡張剤などがあります。◆血液体液用薬◆止血剤、血液凝固阻止剤、血管強化剤など主に血液に作用する薬です。輸液用も含まれます。◆神経用薬◆麻酔剤、睡眠鎮静剤、解熱鎮痛消炎剤などの神経に作用する薬のことです。目や耳などの感覚器官用の薬も含まれます。◆抗生物質◆細菌やカビによる感染症の治療に使用されます。制菌性タイプと抗菌性タイプがあり、細菌の種類や感染部位によって選択されます。◆消化器用薬◆としゃ薬(下痢止め)、下剤、浣腸剤、整腸剤、胃腸薬など、主に胃腸の治療に使用する薬をいいます。◆ホルモン剤◆ホルモン分泌の以上によって起こる病気に対して使用されるお薬です。農家衰退前葉ホルモン製剤、甲状腺ホルモン剤など。◆ビタミン、滋養強壮剤◆ビタミンA剤、C剤、混合ビタミン剤のほか、アミノ酸製剤など、いわゆるサプリメントのことをいいます。 犬や猫には動物用の医薬品がありますが、治療に人間用の医薬品が使われることも少なくありません。しかし、家にある人間用の薬を素人判断でペットに与えるのは危険です。 必ず、病院で診察を受けたうえで、薬を処方してもらいましょう。また、量、回数、間隔なども、必ず獣医師の指示に従いましょう。 画像引用www.flickr.com/photos/zerpheus/355986437/www.flickr.com/photos/pips/343713305/

大切なペットのために知っておきたいお薬の与え方。

ペットのおくすりにはどのようなものがあるのでしょうか。安心してペットに使用するために、飼い主として基本的なことを覚えておきましょう。今回はおくすりのタイプ別に与え方をまとめてみました。 タイプ別・薬の種類のあたえ方 ◆軟膏・クリーム◆細菌感染をともなう耳の湿疹や皮膚炎、感染による目の炎症などに用いられる抗生物質、皮膚真菌症に使われる抗真菌剤などがあります。【塗り方】手を洗い、患部の毛をかき分けて外側から内側に向けて塗ります。綿棒につけて塗っても良いでしょう。◆錠剤・カプセル◆飲み薬は錠剤が多く使用され、カプセルもあります。薬の種類は各種抗生物質、炎症や痛みを抑える消炎鎮痛剤などがあります。【飲ませ方】上あごを片方でつかんで口を開け、口の中のなるべく奥のほうに錠剤を置きます。その後、口を閉じさせて鼻先をを上に向け、数秒手を離さないで様子を見ます。喉をさすってあげてもよいでしょう。 ◆点眼薬◆抗炎症剤、抗菌剤、緑内障治療剤など、目の薬の多くが点眼タイプです。症状に応じては眼軟膏が使われる場合もあります。【さし方】点眼剤を持った手で上まぶたを広げ、点眼器の先が目に触れないように気をつけて点眼します。◆液剤◆錠剤や粉剤を上手に飲むことができなかったり、飲むのをいやがる場合には、液剤やシロップなども処方されることがあります。【飲ませ方】鼻先を少し上に向けて固定し、犬歯の後ろにスポイトを差し込んで液剤を流し込みます。鼻先を持ち上げたまま固定し、薬を飲み込むまでのどをさすってあげましょう。◆粉剤◆ 錠剤やカプセルより種類は少ないものの、粉や顆粒タイプの薬もあります。飲ませにくいため、工夫を必要とする場合があります。【飲ませ方】口を閉じさせてほっぺたを引っ張り、歯とほっぺたの間に粉剤を入れます。ほっぺたを閉じ、外側からもんで粉剤を唾液と混ぜ合わせて飲み込ませましょう。 飲ませ方の工夫 ◆水に溶かして◆ 水に溶かした薬を液剤を飲ませる要領でスポイトを使って飲ませます。◆フードに混ぜる◆ フードやヨーグルトに混ぜてあたえます。ペットによっては薬に気がついて食べないこともあります。     薬を使用してから具合が悪くなったなど、副作用と考えられる場合や、獣医師から使用をやめてもいいと許可された場合を除いては、指示された期間は薬を使うようにしましょう。 画像引用www.flickr.com/photos/kamgtr/11761380293/ www.flickr.com/photos/calliope/352041216/

ペットの目にも起こる「緑内障」知っておきたい3つのコト!

ペットの飼い主さんは、ペットに起こりうる病気をどの程度ご存知だろうか?犬猫は人間より、嗅覚や聴覚が秀でているので、多少目に不調があっても臭いを頼りに、音を頼りに行動、歩けたりしてしまう為、目の病気の早期発見がしづらいのではないだろうかと心配になってしまう。人間でも気づいた時は進行してしまってることが多いという「緑内障」この目の病気はペットにも起こるのだろうか?   人間と同じように緑内障は犬、猫にも発症します。緑内障は眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気で、急性に発症する場合と慢性的に進行する場合があります。 急性緑内障は、様々な理由により急激な眼圧の上昇がおこり、眼(白眼)に強い充血が見られ、瞳孔が開いたままの状態になったり(散瞳)、角膜が浮腫を起こして眼が青灰色に濁ったりします。人と同様に痛みから、眼瞼(まぶた)が痙攣したり、涙の量がふえたり、顔周囲を触られるのを嫌がったり、といった症状が現れます。 急激な眼圧上昇はなくても、通常より眼圧が高い状態のままで経過すると、眼球が以前より大きい状態になったり(牛眼)、角膜に裏からひびが入ったようになります。このような段階では、視神経や網膜が大きなダメージを受けて、すでに視覚が低下あるいは喪失している可能性があります。また、痛みにより食欲・元気の低下などが見られることもあります。早急に治療しなければ視覚を失う恐れがあります。   眼球内には、角膜と水晶体の間に眼房水という液体があります。この液体は常に産生と流出を繰り返し、一定の量を保っています。緑内障は先天的または後天的な要因から、眼房水の流れが障害されることが原因で、眼圧の上昇が起こり、その結果、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。 原因としては他の病気をともなわず、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障とブドウ膜炎、水晶体脱臼といった他の眼の病気から二次的におこる続発性緑内障の二つにわけられ、また犬猫の場合、白内障の末期から緑内障へと移行する例も知られています。 原発性緑内障はシーズー、マルチーズ、アメリカン・コッカー・スパニエル、ビーグル、柴犬、チワワといった犬種に多く見られます。猫の緑内障は、原発性緑内障はまれで、多くは続発性緑内障です。犬と同様にブドウ膜炎、水晶体脱臼などが原因でおこりますが、猫伝染性腹膜炎(FIP),猫白血病ウイルス(FeLV)感染症やトキソプラズマ症が原因で発症します。     緑内障のことで一番理解していただきたいことは、一度発症してしまうと進行していく病気であるということです。そして早期発見早期治療することが大事な病気であるということです。しかし動物の場合は、飼い主が初期の変化に気づくことは少ないので、ある程度経過してから受診されることも多く、既に視力を消失している状態の慢性緑内障であることが多いのが現状です。 動物病院では人の場合と違い治療法は、急性緑内障と、慢性緑内障で治療の目的を分けて対応せざるを得ません。急性の場合(視覚ある場合)は視覚の温存、慢性の場合(視覚が無い場合)は疼痛の緩和を目的に治療します。 治療のポイントとしては現在の状態からの進行をできる限りくい止めるために、眼圧を低い状態にコントロールすることが重要になります。眼圧をコントロールする方法として点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療があります。しかし、視覚が完全に喪失し目に痛みが伴う場合では、眼球摘出手術、もしくは義眼インプラントが適応されることがあります 緑内障は、具体的な予防方法がないが現状です。しかし、早期発見することで病気の進行を抑えられる場合があります。したがって原発性緑内障を起こしやすい犬種は、定期的な眼の検査を受けることをお勧めします。その他の犬種も、他の眼の病気で緑内障が発症することがあるので、眼に異変を感じた場合(眼が充血している、眼の大きさが違うなど)は、できるだけ早めに診察を受け適切な治療をするようにしましょう。   ペットくすりでは、様々な目のお薬やケア商品を取り扱っております!こちらからご確認ください。 ドルゾックス点眼薬(緑内障治療) キャンC(白内障治療)  眼圧下降作用を持ち、進行を遅らせる  緑内障治療用目薬です。  眼球の水溶液に直接入り込み    白内障を改善する目薬です。   photo by  https://www.flickr.com/photos/allie_k/11272520023/