安心できない犬猫の『爪の病気と怪我』

By | 2015年4月27日
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今回は、爪のお手入れについてまとめました。最近の犬猫は、室内飼いが増えています。爪が伸びすぎると、体を掻いたときに自分の皮膚を傷つけてしまったり、歩いているときに何かに引っかかって転ぶことも考えられます。飼い主はどのようにペットの爪のお手入れをすれば良いのでしょうか?
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室内飼いのペットは、特に必要。定期的な爪切り。

犬は本来、外を歩いたり走ったりしているので、自然と爪は削れて短くなっていきますが、現在は、室内飼いの犬が増加して放っておくと爪が伸びすぎてしまいます。定期的に爪切りしなければなりません。また、狼爪(親指の爪)は、地面につかないため、いくら歩いても、削れません。他の爪は大丈夫でも狼爪が伸びすぎの状態で、病院に連れて来られるコもいます。気を付けましょう。

健康チェックの目安にしたい、爪切り。

犬の爪は、透明な場合と黒い場合があります。肉球がピンクの場合は透明で、黒い場合は黒い事が多いです。透明な場合は、中が透けて見えるため、切り過ぎてしまうという失敗があまりありません。黒い場合、どこまで切れば良いかの判断は難しく、飼い主さんが自分で爪切りするのは、大変かもしれません。トリミングをやっているところなら、たいてい爪切りもしてもらえます。また、動物病院で爪切りを行っているところも、多くあります。定期的な健康チェックのついでに、爪を切りに病院に行くのも、良いでしょう。

爪切りを家庭でする場合の留意点。

家で切る場合は、爪切りと止血剤を用意する必要があります。万が一、爪を切り過ぎてしまった場合、意外に血が止まりにくい事があるのです。その際に止血剤を爪に押し付けて、血を止めます。爪切りにもいくつか種類があり、ギロチン式というものが、一般的です。ただ、既に伸びすぎて、巻き爪になってしまっている場合、これは使用できません。ペンチ式で切って、ギロチン式の爪切りやヤスリで、形を整える事になります。
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注意したい老猫の爪切りについて。

猫の爪切りは、犬よりも楽だと思います。その分、家で切っている飼い主さんも多くいます。犬用のギロチン式爪切りでも切れますが、やはり猫用の方が使い勝手が良いでしょう。猫も定期的に爪を切った方が、壁や家具などで爪切りする事が減り、飼いやすくなります。また、体質によってですが、巻き爪になりやすい猫もいて、その場合は定期的に切ってあげないと、爪が肉球に刺さります。そうなると、当然、痛みますし、さらに化膿すると厄介です。自分の家の猫の爪がどうなっているのか、きちんと観察する事が必要です。これは老猫に多いので、若い頃は大丈夫でも、猫が年を取ってきたら、さらに注意して見てあげる必要があります。

悪化すると指や脚の切断も。爪の病気。

犬猫ともに、爪の病気で恐ろしいのは、根元に腫瘍が出来ることです。爪の根元が腫れてくるなどの症状で、よく病院に連れて来られます。扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)や悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)といったものが多く、指や足の切断を余儀なくされる事もあります。ただ、早期発見する事により、リンパ節等への転移を防げれば、逆に言えば、指や脚の切断で済む場合もあると言えます。

気をつけたい「猫引っ搔き病」。

猫の爪や歯には、パスツレラ菌という菌がいて、人間が引っかかれたり、咬まれたりすると、その菌によって、激しい炎症を起こす事があります。これが「猫引っ掻き病」です。猫の咬み傷ひっかき傷は、甘く見ないで病院に行きましょう。

 

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参考
http://www.patho-labo.com/topics/topics.cgi?mode=find&word=%91%E6%82T%82P%89%F1%81%40%83%81%83%89%83m%81%5B%83%7D%82%CC%94%AD%90%B6%95%94%88%CA%82%C6%8B%93%93%AE%82%C6%82%CC%8A%D6%98A%90%AB&cond=1
参考画像
www.flickr.com/photos/53326337@N00/3262126393
www.flickr.com/photos/87506973@N00/3584106130

Category: ケアについて

About わんだほー先生

ペットくすりの公式キャラクターがお送りする、犬や猫のお薬や病気・健康維持についてのブログです。 ブログの内容は、獣医さんの監修ですが、同じ病気でも症状や個体差等により対応が異なることもあります。大切なペットのことですので、お薬の投与や症状に関しては、必ず実際に診察を行い獣医師の判断に従うようにしましょう。

2 thoughts on “安心できない犬猫の『爪の病気と怪我』

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