Category Archives: ケアについて

犬の睡眠について知ろう。犬のいびきは病気の可能性もある!?

わんちゃんを室内で飼っている方々は、わんちゃんのいびきを聞いたことがある方もあるかもしれませんね! いびきをかいて寝る姿・・・想像しただけでかわいいですが、慢性的ないびきの場合には特に病気のサインだったりすることもありますので、いびきが気になる場合には動物病院に行って調べてもらうことも必要でしょう。 今日はわんちゃんの睡眠についてや、睡眠中のいびきについてお話ししたいと思います。 犬の睡眠時間 犬の睡眠時間は人間よりもかなり長く、子犬であれば一日の半分以上は睡眠時間となります。 大人の犬でも一日の半分近くは眠っています。 犬にも人間と同じように、レム睡眠(深い眠り)とノンレム睡眠(浅い眠り)がありますが、犬の場合は睡眠の八割は浅い眠りだと言われています。 また、犬も夢を見ます! 夢を見るのはレム睡眠、深い睡眠の時で、若い犬の方が夢を見ることも多いと言われています。 寝ている最中に夢を見ていていきなりピクッと動いたり、声を出しだり、しっぽをパタパタさせたりすることもありますが、特に心配する必要はありませんので、そっと寝かせてあげてください。 逆に熟睡中に頻繁に起こしてしまうと、落ち着きがなくなり情緒不安定になりますので、静かに見守ってあげてください。   犬のいびきには病気が潜んでいるかもしれません! 犬もいびきをかきます。 いびきの原因はいくつもありますが、犬種によってはいびきをかきやすい犬種というのがあります。シーズーやパグ等顔が扁平な犬の場合は、生まれつき鼻腔が狭く構造上いびきをかきやすいと言えます。 また、犬の肥満や鼻づまり等でもいびきの原因になります。 ただ、いびきはもっと深刻な病気のサインの可能性もありますので注意が必要です。気管虚脱という気管が狭くなる病気や、鼻腔や咽喉頭部の腫瘍の可能性、また心臓肥大という心臓病の一種もいびきを引き起こす原因と成り得ます。 若いわんちゃんがたまにいびきをかく程度であれば心配はいらないですが、いびきが慢性化していたり、どんどんひどくなったりしている場合は、念のため獣医さんに診てもらうようにすることをお勧めします。また、年配のわんちゃんがいびきをかく場合には、病気の可能性も高いですので、たかがいびきと侮らずに、気になる場合は早目に動物病院で検査を受けましょう!   【その他の記事】  ※ペットくすりではフィラリア薬やノミダニ駆除薬等、色々なペットのお薬を取り揃えています↓  写真;http://www.flickr.com/photos/88589821@N00/2736835068           http://www.flickr.com/photos/29692536@N00/49147270 参考;http://www.thedogdaily.com/health/illness/dog_snoring_health/#axzz3ppfSAASW    犬の気持ちと行動がわかる本 小暮規夫

急増中「犬のノミアレルギー性皮膚炎」の対策をしよう!

季節に関係なくノミによるアレルギー性皮膚炎に苦しんでいる犬が多いそうです。 今回は、犬のノミアレルギー性皮膚炎の症状や治療法についてまとめてみました。 「ノミアレルギー性皮膚炎」とは?   犬の皮膚トラブルの中で季節に関係なくもっとも多いのは、「ノミアレルギー性皮膚炎」です。ノミは、血を吸うときに、犬の皮膚の中に唾液を注入するのですが、その唾液に犬がアレルギー反応を起こしてしまい、ひどい皮膚炎になってしまうのです。 「ノミアレルギー性皮膚炎」悪化するとどうなるの?   ノミアレルギー性皮膚炎になってしまうと背中から背中部分から尻尾にかけて毛が抜け落ちてしまいます。 そのため、ワンちゃんは、噛んだり、舐めたりします。 アレルギー反応を起こしている皮膚には赤い湿疹が出て、痒みが伴います。そのため、犬は掻きむしってしまいます。細菌による二次感染を引き起こしてしまうこともあるようです。 細菌による二次感染が起きると、膿皮症(のうひしょう)という化膿性の皮膚炎がみられることもあります。 さらに症状が慢性化すると、脱毛や色素沈着。また、皮膚の肥厚などがみられます。 「ノミアレルギー性皮膚炎」の治療方法   ノミアレルギー性皮膚炎の治療法としては、痒みや炎症を抑えるための飲み薬や塗り薬を使用します。 治療と同時にアレルギーの原因であるノミの駆除も必須です。ノミアレルギー性皮膚炎は、一度発症すると治るまでとても時間がかかる病気です。アレルギーによる痒みが収まり、犬の毛が生え揃うまでに数か月かかることもあります。ノミアレルギー性皮膚炎になったら早めに病院に連れて行きましょう。 飼い主さんがしっかりノミ対策をしよう!   犬がノミアレルギー性皮膚炎にならないためには、何よりも犬にノミを寄生させないことです。 普段から愛犬のノミ対策を行う必要があります。犬の体にノミが付いていないかチェックすることはもちろんのこと、ノミを退治できる薬剤でノミを寄せ付けないようにしましょう。 さらにノミを駆除するには自宅や生活環境の清潔さを見直したり、ノミは家の中、カーペット、ソファー、ベッドなど広範囲に繁殖するので、こまめに掃除や除菌をし、徹底的にノミの駆除を行いましょう。 また、お散歩のコースなどで、ノミがつくことにも、気を配ることが必要ですね。 犬のノミアレルギー性皮膚炎は、かわいいワンちゃんへのノミの予防や駆除をしっかりと行うことで 防げます。ノミの駆除剤を上手に使い、対策したいものですね。   ◆ペットくすりでは様々なノミダニの駆除薬を扱っております。 ネクスガード フィプロフォートプラス  ノミは8時間、マダニは48時間で駆除。   チュアブルタイプで安心。  フロントラインプラスのジェネリック。   ダブルパッケージで液漏れの心配なし。   参考画像 www.flickr.com/photos/46151146@N04/8039481959 www.flickr.com/photos/9531760@N02/14565489979

この時期におさらいしたい!秋~冬の犬の過ごし方!

秋は、朝晩涼しくなり、ペットも人も過ごしやすい季節ですね。食べ物もおいしくなり、蚊などのイヤな虫も少なくなってきました。こんな時期だからこそ気をつけなければいけないことがあります。 今回は秋~冬の犬の過ごし方についてまとめてみました。 その1、秋冬は必要ない?フィラリアの予防について   涼しくなって蚊を見かけないからといって、フィラリアのことを忘れてしまっては、いけません。 フィラリア症の予防薬は「蚊が出なくなってから、さらに1ヶ月後まで続ける」ことが大切です。投薬期間を守らずに投薬を辞めてしまい、犬フィラリア症を持っている蚊に刺されてしまったら大変です。ペットを犬フィラリア症から守るために、投薬期間の最後の月までしっかりと投薬し続けるようにしましょう。 その2、どうしたらいい?ノミ・マダニ予防   季節が秋や冬になっても、ノミもマダニも1年中存在します。特にノミは気温が13度あれば繁殖を繰り返すことが可能です。冬とはいえ、暖房の入った暖かい空間はノミやマダニにとっては、快適な空間です。 秋、冬でもしっかりとノミ・マダニ対策を行いましょう。ペットの身の回り、ベッドやタオルなどの洗濯や天日干しなども、面倒がらずに行うことが大切です。 その3、気をつけたい温度差のある日の過ごし方   この時期、昼間と夜の温度の差が大きい日もあります。日中、暑いくらいでも夜中に冬のように気温が下がったりする日もあります。 このような温度差は、洋服を着ないペットにとっては、非常にストレスになります。 特に幼犬や老犬は、自分自身で体温調整をすることが苦手なので、なるべく温度差が一定のところで過ごさせるようにしましょう。 寝る場所には、地面や床からの寒さを和らげるために毛布など1枚用意してあげましょう。 その4、食欲のチェックをしよう!   季節の変化のせいで体力が落ちているワンちゃんも多くなります。体力が落ちると抵抗力も落ちて、感染症にかかりやすくなったり皮膚病になりやすかったりします。またペットの皮膚や耳の中を観察して、脱毛や炎症などの症状がないかチェックしましょう。 秋冬になっても食欲が落ちたたままのワンちゃんは、動物病院を受診しましょう。 その5、秋冬にかかりやすい病気とは?   寒くなって空気が乾燥するこの時期は、ワンちゃんも人同様に呼吸器系の病気にかかりやすくなります。 寒さに強いイメージの犬ですが、室内犬で特に小型犬の場合は、寒さが苦手です。症状は人と同じように、くしゃみ、鼻汁、咳、発熱、食欲不振などを引き起こします。 その6、ワンちゃんが快適に過ごすために家庭でできる工夫。   家庭でできる事は、室内飼いの場合は、寒さ対策として、エアコンやヒーター等、または毛布などを使って温度管理をしてあげる事。外飼いの場合は、犬舎に直接風や雪が入らないように囲いを作ってあげたり、毛布を入れてあげたり、夜間は、玄関等に保護してあげましょう。 寒くもなく暑くもない日は、犬も活発に動き回りたくなります。外でお散歩や運動させましょう。なるべくたくさんお散歩をしたり、いろいろな運動を取り入れて運動不足を解消してあげましょう。お散歩は日光浴にもなりますし、ワンちゃんの健康に欠かせません。 その7、発情期のワンちゃんのケア。   秋はペットにとって 発情期でもあります。今年の春に産まれた子は、はじめての発情期を迎えるわけです。子供を産ませる予定のない飼い主さんは不妊手術について動物病院に相談しましょう。 秋冬もワンちゃんと快適に過ごしたいですね! ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。)   参考画像 www.flickr.com/photos/43522553@N00/2581125182 www.flickr.com/photos/18799672@N00/3574899686    

メリットはあるの?注射タイプのフィラリア予防薬。

日ごとに朝晩の気温が低くなってきましたね。寒くなってきたとはいえ、地域によってはまだまだフィラリアの対策は必要ですね。 フィラリア蚊に刺される可能性のある時期には、定期的な幼虫退治を行って、フィラリアを成虫にさせないことが予防の原理ですので、 フィラリアのお薬は定期的に欠かさず投与することがポイントです。 フィラリアの予防薬には色々な種類がありますが、今回は「注射タイプのフィラリア予防薬について」まとめてみました。   注射タイプのフィラリア薬のメリットは? 注射タイプのお薬は1回注射するだけで、1年間フィラリア予防効果が持続します。このタイプの予防薬のメリットは何と言っても飲み忘れや飲み損ないが発生しないことです。 多くの飼い主さんはわんちゃんやねこちゃんにお薬を飲ませるのに苦戦しており、製薬会社の調査でも多くの方が投薬に失敗したり、時間がかかってしまっているというデータが発表されています。 しかし、注射タイプの予防薬であれば注射を1本打ってしまえばその後投薬による予防措置は必要なく、きちんと1年間効果を発揮してくれるので、お薬をスムーズに飲めない子でも確実な予防ができます。 また投薬自体はすんなり行えるけれど、定期的に動物病院へ足を運ぶ時間がない!という方にも非常に便利な手段であると言えます。 フィラリア予防薬のデメリットについて 一番のデメリットはやはり、注射自体の痛みはそれほど強くないはずですが、動物たちからすれば「小さな部屋ででたくさんの知らない人たちに体を押さえつけられてチクっとされる」という感じなので、大きなストレスになっていると考えられます。 そのほかに副作用と体質の関係が心配されます。注射用フィラリア予防薬は非常に副作用の少ない安全なお薬であることが確認されています。しかし、100%安全で、どの子に対しても無害というわけではありません。 この注射は皮膚の下に投与します。お薬には有効成分を含んだ小さなカプセルがたくさん含まれていて、皮膚の下で少しずつ、時間をかけてはじけることで持続的な作用を示します。 どんなに安全なお薬であっても、体力が著しく落ちた老犬や、肝臓や腎臓などお薬の代謝に関与する内臓に疾患があるわんちゃん、ねこちゃんの場合にはお薬が体に好ましくない影響を与える可能性があります。 しかも、このお薬は一度皮下に投与してしまったら、そっくり皮下から回収することができないので、1年間副作用が現れた状態で過ごさなければならなくなってしまいます。 また最近ではお腹の虫や皮膚や被毛に寄生する虫にも効果を示すお薬が開発され、広く利用されていますが、注射用フィラリア予防薬の場合にはフィラリア1種類に効果を示すので、予防対象が狭いということもデメリットと考えられるかもしれません。 飲み薬、もしくはチュアブルタイプの予防薬がアレルギーなどで飲めない場合には、これらのメリットとデメリットを理解した上で注射による予防に切り替えるべきか検討するべきでしょう。 シニア犬への注射タイプのフィラリア予防薬の投薬方法 動物たちも年齢を重ねれば食が細くなり、お薬も余計飲みたがらなくなります。お薬を無理矢理飲ませようとすることで誤嚥(食べたものが気管に入ってしまうこと)などの事故の可能性も出てきますし、何より、体力のあるうちに注射型予防薬が体質に合っていることを確認できれば、老犬・老猫になってから心配しながら投薬する必要がありません。 かかりつけの獣医さんと相談しつつ、その子にあったフィラリア予防の方法を探してあげたいですね。 ↓人気のフィラリア予防薬をチェックする↓ 参考画像 www.flickr.com/photos/35558439@N08/3414579317 www.flickr.com/photos/27482959@N08/16137483414      

飼い主が知っておきたい秋冬の猫の病気。気をつけるべき4つのこと。

爽やかな秋晴れが心地よい季節がやってきましたね。秋から冬にかけて、ニャンコが気をつけた方が良いことをまとめてみました。 猫の病気は、症状が表に出にくいです。そのため、飼い主が見逃したり、人間同様に扱って自己流の治療をしてしまったりして悪化させてしまうことがあります。中には命にかかわる病気もあります。 秋冬に多いニャンコの病気とは?   猫に多い病気は、尿石症(尿結晶、尿結石)等があげられます。 尿石症とは、尿結石が原因で排尿障害を起こす病気で、結石が膀胱や尿道にできると、おしっこが出にくくなったり、血尿になってしまいます。また、悪化すると尿毒症から死にいたることもあります。 この病気は、特に秋冬に、注意が必要になります。 秋冬に多い理由は?   尿結晶ができる原因も、尿結晶の種類もいろいろあります。 一般的には、肥満・運動不足・水分摂取の減少・栄養バランスの悪さや感染症などがあげられます。 猫は、もともと水分摂取が少ないので、尿結石ができやすいのです。特に、秋から冬にかけては、尿結晶が出来る原因と考えられる 運動不足や水分摂取の減少、肥満などの問題が起こりやすくなります。そのために、秋から冬にかけて、特に増えやすい病気といえます。 肥満との関係は?   飼い主さんができる尿石症対策の中で、もっとも重要なことは、「食事」です。 バランスの良いフードを与えることはもちろんですが、人間の食べ物や猫の体に悪いおやつを与えて、栄養バランスを崩しては意味がありません。おやつもよく考えて、与えてあげましょう。 肥満にも十分注意が必要です。 厳しい冬を前に、多くの動物の体は、秋のうちにできるだけ多くの栄養を体に蓄えようとします。本能のままに、要求されるだけ食べ物を与えていると、尿石症だけでなく、万病の元となる肥満の原因になります。 しっかり、体重管理をしてあげましょう。 結石の蓄積を防ごう!   トイレを使いやすくすることで、小さな結石がおしっこと流れて体に蓄積されないようになります。 また、寒くなると水分摂取量や水分摂取回数が減ってしまうので、水を自由に飲むことができる環境をつくることが大切です。 尿石症は、遺伝などの体質にも大きく左右されがちです。 結晶ができやすい体質かな?と思ったら、結晶・結石が流れていきやすいように、ニャンコの飲みものの工夫をしましょう。例えば、お肉や骨でとった「出汁」をお水の変わりに用意してあげましょう。「出汁」なら飲んでくれる場合も多いようです。 飼い主さんが病気予防の工夫を色々取り入れてあげることによって、秋から冬もニャンコが元気に過ごせますね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/14635236@N04/7620319206 www.flickr.com/photos/67635079@N00/8206556852    

フィラリアの基礎知識と冬のフィラリア予防について

フィラリアの予防シーズンといえば、地域で差がありますが、一般的には毎年春〜秋が多いですね! もう10月に入りましたが、まだ全国的にフィラリア予防は必要ですので、飼い主の皆さんも予防を続けていらっしゃることと思います。 今日は、フィラリアの基礎知識と、これから来る冬にむけて、一般的にはフィラリア予防のシーズンと言われていない「冬」のフィラリア予防についてもお話ししたいと思います。 フィラリアの基礎知識 ワンちゃん・猫ちゃんの飼い主の皆さんは、ある程度フィラリアのことをご存知かもしれませんが、まずはフィラリアの基礎知識をおさらいしてみましょう。 フィラリアの成虫は犬の体内で幼虫を産み、幼虫は血液中に寄生します。この血を蚊が吸うと、蚊の体内で幼虫が成長し、感染力を獲得します。 この感染能力を持った幼虫を保有している蚊に刺されると、感染幼虫が犬の体内(皮下や筋肉の中)でさらに3ヶ月かけて成長し、その後、血液の流れに乗って心臓に向かいます。約半年で幼虫が成虫になって、心臓や肺動脈に住みつきます。 感染しても、症状が現れるのはしばらく時間がたってからです。 多くは数年が経過してから症状が現れ、初期にはほとんど症状を示しません。   フィラリアへの感染リスク フィラリアへの感染リスクは予防を行わないとどれくらいなのか、ご存知でしょうか? 実は蚊のいるシーズンをフィラリア予防なしで3回過ごした犬では100%フィラリアに感染していると言います。これは、結構な確率だと思いませんか? お薬を飲ませたつもりで実はこっそり吐き出していたり、きちんと予防のシーズンを理解せずに中途半端な投薬で終わってしまう、これが何回も繰り返されればフィラリア症を発症する可能性も高まってしまいます。   フィラリアの予防 フィラリアは100%お薬で予防できる病気ですが、このお薬を飲む場合にも注意が必要です。フィラリアの予防薬は獣医師の処方箋が必要な薬なのですが、これはすでにフィラリアに感染しているわんちゃんに予防薬を飲ませることで、死んだ幼虫が心臓に詰まってしまったり、死んだ虫のアレルギー物質に反応して、わんちゃんが死亡してしまう可能性があるからです。 そのため予防薬の処方前には血液を少しとって、血液の中に幼虫が潜んでいないか?感染時に見られる免疫反応が起こっていないか?などを確認し、検査の結果が陰性であればフィラリアの予防ができます。そのため、去年投与し忘れたものが残っているから、とご自身の判断で投薬を行うのは、絶対に避けるべきだといえます。 また、蚊取り線香や蚊よけのグッズ(扇風機タイプのものなど)では蚊の飛来を抑制できても、蚊に刺されるのを完全に防ぐことは不可能です。   冬のフィラリア予防 では蚊がいなくなる秋〜冬はフィラリアの予防を行わなくても大丈夫なのか? これは、なんとも言えないですが、100%フィラリアにかからないと言うことは言えません。 蚊は14度以上の気温が保たれていれば吸血活動をします。そのため、お家の中や駅、お店など、冬でも過ごしやすい気温で過ごせる環境が非常に多いので、最近では冬でも蚊が活動しています. ご存知ない方も多いのですが、フィラリアの予防薬とは「フィラリアに感染させないためのお薬」というわけではなく「フィラリアの幼虫を体内で成長させないお薬」つまり駆虫薬なのです。蚊の活動が盛んになるシーズンとフィラリアの予防シーズンは1ヶ月ほどずれて設定されており、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで飲ませることになっています。 これは上でお話しした蚊の成長サイクルを定期的な検査と駆虫で食い止め、体内で成長・増殖して症状が現れないようにするには、蚊がいなくなるまで予防薬を飲まなければ、蚊の成長サイクルが密かに進行してしまう可能性が高いからなんです。 こういった「予防」の仕組みを考えると、ご自宅の周辺などで、冬場にも蚊が飛んでいるのを見たことがある場合や温かい気候の地域に旅行に行く予定がある場合にはフィラリアの予防を冬も継続した方が良いでしょう。 最近ではノミやダニなどのが体表に寄生する寄生虫なども一緒に駆虫できるタイプのフィラリア予防薬も開発されています。また、おやつ感覚であげることができるチュアブルタイプのものなども出ています。フィラリアだけでなく、お腹に寄生する虫や体表に寄生する虫などを一緒に駆虫するタイプのもので寄生虫による病気を予防することはわんちゃん本人だけでなく、一緒に遊ぶ飼い主様や他のわんちゃんや猫ちゃんにとっての安全にもつながりますよね。 フィラリア予防の投薬期間はどうしたらいい? フィラリア症を発症させないためには、第一に薬をきちんと蚊がいなくなった後の1ヶ月間も投与し、投薬ペースはしっかり守ることです。またお住いの環境をチェックするのも重要でしょう。多くの時間を過ごすのはお家の中、あるいは外です。室内犬でもお散歩時には外出しますが、こういった外の環境でどれくらいの時間を過ごしているのか、周りには蚊の発生しやすい環境(水たまりや湿地など)はどれくらいあるかなどを考えて、使用する予防薬の効き目の広さや期間を調整しなければ完璧な予防とは言えません。 しかし、わんちゃんや猫ちゃんの体調や年齢によってもお薬の利用は調整すべきなので、冬場の予防薬投与についてはかかりつけの獣医さんに相談するのが一番でしょう。 せっかく病院でお薬をもらっても、投与期間が短かくてフィラリア症を発症してしまったらとっても悲しいし悔しいですよね。 大切なわんちゃん・猫ちゃんがフィラリアのせいで命の危険にさらされることがないように、投薬期間などを獣医さんと相談しつつ、しっかり対策していきましょう!     【その他の記事】   画像参照;http://www.flickr.com/photos/45963333@N00/6851716953                     http://www.flickr.com/photos/24926669@N07/3051403531

アレルギーがあるペットへの投薬方法を学ぼう!

「アレルギー」という言葉は日頃から結構よく耳にしますね。 例えば小麦アレルギーとか金属アレルギーや紫外線アレルギーなど・・・いろいろありますね。今回はアレルギーのあるワンちゃんネコちゃんへの投薬についての留意点についてまとめたいと思います。 アレルギー反応、アレルギー症状とは?   アレルギーとは体の免疫が、自分の体の中に本来無い物質を過剰に攻撃し、自身の体にまで害を及ぼしてしまっている状態のことを言います。この現象を「アレルギー反応」、攻撃対象は「アレルゲン」と言います。 この状態に陥って現れる腫れやかゆみ、赤みなどの皮膚疾患や下痢などが、いわゆる「アレルギー症状」です。 お薬でも起こるアレルギー反応 と留意点。   アレルギー反応は、もちろんお薬でも起こることがあります。 今まで予防接種の時に「お薬を打って具合悪くなっちゃったことはないですか?」 と聞かれたことがあるのではないでしょうか? これはアレルギー反応が出なかったかどうかの確認です。 健康な子がワクチン接種でアレルギー反応を起こす確率は、宝くじで1等が当たるのと同じくらいの確率と言われているので、それほど心配する必要はないでしょう。 しかし、ワクチンというのは病気の原因毒素を弱めて作ったものなので、もともと体調がすぐれない状態でワクチンを打ってしまうとアレルギー反応などで具合が悪くなる可能性が高まります。 アレルギー反応と投薬のタイミング。   体調が悪くて薬を飲ませなければならない時、過去にアレルギーを起こしたことがある子はどうしたらいいのでしょうか? 注意点としては、まずは、何かに対するアレルギーの有無に関わらず、新しいお薬を飲ませた時には、できるだけ注意して様子を見てあげることです。 アレルギーの反応には即時型と遅発型の2種類があります。即時型の場合は、命に関わるような重篤なアレルギー反応はお薬を投与してから比較的すぐに現れます。症状の例としては顔が腫れてしまったり、吐き気や嘔吐、貧血などです。急激なアナフィラキシー反応で投与直後に貧血でグッタリしてしまうケースがあります。 遅発型の場合は、すぐには症状が出ず、少し経ってから熱が出たり、気持ち悪そうにしたりすることなどです。 予防接種や新しいお薬をあげたときは、いつどんな症状が出るのかが予測できません。 そのため、午前中の時間帯に飲ませるのがベストでしょう。お留守番させる直前に新しいお薬を飲ませることは避けて、何かあったらすぐに病院に連れて行けるようにしましょう。 環境の変化にデリケートなペット。   ペットは、人間より環境の変化に敏感で、自分が暮らしている環境が変わってしまうことに対してとってもデリケートです。 ペットホテルや知り合いの方に預ける直前、もしくは預けている期間中に新しいお薬を使い始めるのは避けましょう。 環境が変わると性格が豹変したり、ストレスで体調を崩したりする子が結構います。そのため、普段からその子がどんなふうに過ごしているかをよく知っている飼い主さんがそばにいて、普段よりも体調の変化に気を配ってあげるということが重要です。 そして、お薬を投与した後「普段とは違う様子で、なんだか具合が悪そう・・・」という場合には、まず動物病院に電話をし、獣医師の判断を仰ぎましょう。   ペットの健康管理手帳を作って記録しよう。   お薬や食べ物でアレルギーを起こしたことがあるのであれば、「何を摂取して具合が悪くなったか」を記録しておくことが非常に大切です。 ペットが使ったお薬やシャンプー、食べたもの、注射などで具合が悪くなったことがあるものを記録しておくこと、そしてその情報を動物病院と共有することは非常に重要です。シンプルなことですが、どちらも飼い主の方じゃないとできない大切なことです。 ペットのアレルギーとは上手につきあっていきたいものですね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける 【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/51491346@N00/502415977 www.flickr.com/photos/80048737@N00/16427519024

わんちゃんのシャンプーの頻度はどれくらい?

犬を飼い始めたばかりの方にとっては特に、わんちゃんのシャンプーはどのくらいの頻度で行うべきなのかということはふと疑問に思うところだと思います。 実際には、ワンちゃんのシャンプーの頻度はどのくらいがベストなのでしょうか? ということで、今日はワンちゃんのシャンプーの頻度についてお話ししていきたいと思います! 犬のシャンプーの頻度は?   一般的には、犬のシャンプーの目安は月に2回程度と言われています。 ただ、犬の種類、毛の種類によってや飼い方(外で飼っている方が当然汚れるのも早くなります)によって汚れ方も変わってきますので、絶対に月1~2回ということではありません。 例えば犬の毛の種類は短い毛で真直な毛質のほうが長い毛質のわんちゃんよりもシャンプー頻度は少なくなります。例えばプードルはドーベルマンよりもシャンプーの頻度が多いといわれています。 また、皮膚の乾燥を防ぐ成分が入ったものや、マラセチアの予防に使われるもの等、シャンプーの種類も色々ありますので愛犬にあった物を選んであげたいところです。 愛犬にとってのベストなシャンプーのタイミングについては何かの機会で動物病院に行った際などに、犬の種類や毛の状態、室内飼いか否か等を伝えてシャンプーの頻度やどんなシャンプーがお勧めかを聞いてみるのが一番です。 人間の感覚からすると、シャンプーが多い方が清潔になり良いような気がしますが、犬の場合はシャンプーをしすぎると、皮膚の大切な脂分を奪ってしまい、皮膚が乾燥してしまいますので洗いすぎも注意が必要です。簡単な汚れであれば、シャンプーを付けなくてもお湯だけで洗うのも一つの方法です。犬が特に汚れていない場合は定期的なグルーミングでも十分です。 グルーミングの基礎知識   シャンプーも必要ですが、日々のお手入れとしてはグルーミングが大切です。 グルーミングについてもまとめてみました。 わんちゃんのグルーミングの道具は主に下記の4つです。 ・スリッカーブラシ(ソフト・ハード)・・・たいていの犬に使用できるブラシです。特に短い毛や、アンダーコート(下毛のこと。ふわふわと柔らかい毛)のある犬に適しています。 ・コーム・・・毛質の柔らかい長い毛の犬種のブラッシングの仕上げに適しています。 ・ピンブラシ・・・ふかふかとした長い毛の犬種のブラッシングに適しています。 ・獣毛ブラシ・・・豚毛等を使ったブラシで、毛の短い犬種のブラッシングや2か月くらいまでの子犬に適しています。   グルーミング(短毛種) ブラシの種類;獣毛ブラシ・スリッカーブラシ(ハード) 方法;獣毛ブラシを使って毛の流れに沿ってブラッシングする。毛が生え変わる時期にはスリッカーブラシを使い抜け毛を取る。 頻度;毎日   グルーミング(長毛種) ブラシの種類;獣毛ブラシ又はピンブラシ、スリッカーブラシ(ソフト)、コーム 方法;獣毛ブラシまたはピンブラシを使い、毛並みを分けて下側の毛から順番に毛の流れに沿ってブラッシングをしていく。    やわらかい毛は絡まりやすいので、手でほぐしながら丁寧にブラシをかけましょう。    毛が抜け変わる時期は、ブラッシングの前に一度スリッカーブラシをかけてからすると良い。    ブラッシングの後は毛の流れに沿ってコームで仕上げる。足の裏や耳などの伸びすぎた毛があればカットする。 頻度;ブラッシングとコーミングは毎日   シャンプーにも色々と種類がありますし、ブラッシングの道具もいくつか使い分けが必要です。 皆さまの愛犬の種類や生活にあった皮膚や毛のお手入れの方法を見つけてあげたいですね! 【その他の記事】

お薬の併用についての注意点

わんちゃん、ねこちゃんの具合が悪くなって病院に行って飲み薬をもらうことってあると思います。 しかも、先週は怪我をして病院に行って、傷が治ってきたなーと安心していたら今度はお腹をこわした!!なんてことも結構あります。 また今みたいな雨が多く降る季節には、今日はお天気も悪いし、別の病院に行こう、 あるいは、病院に急いで行かなきゃいけないというほどでもないし、前にもらったこのお薬をあげて様子を見ようかな、なんてこともあるのではないでしょうか? こういった場合、もともと飲み薬を処方されていたけど、両方あげるべきか、新しいお薬だけ飲ませるべきか悩んでしまう、ということもあると思います。 ということで、今回は薬の併用についてお話ししていきたいと思います。     お薬が効く仕組み まずは、一般的にお薬が効いていく仕組みを説明いたします。 飲み込んだお薬は腸で吸収されて、その成分は肝臓に運ばれ、血液に溶け込んで全身を巡り、組織や細胞に体の不調を治すための反応を起こさせます。 つまり、多くのお薬はその成分自体が病気を治すのではなく、体の中でおこる反応を利用して、不調の原因を取り除くように作られています。 また、体の中でおこる反応が何段階にも及ぶ場合、その過程で別の成分(前駆物質なんて言ったりします)が作られることもあります。   お薬の併用に迷った時はどうすればいい? 結論から言って、こういった場合には、ちょっと面倒でも動物病院に直接確認をしてください。 お薬にはたくさんの種類があり、その性質も多種多様です。 最近では非常に優れた動物用のお薬がたくさん開発されていますが、どんなに良いお薬でも、真逆の効果を狙っているお薬を一緒に飲ませてしまっては、当然十分な効果は得られません。 それだけでなく、飲み合わせが悪いと全く別のところに作用するお薬でも体に害を及ぼすことがあります。 お薬を複数飲んでいる場合、飲み合わせが悪いとこの反応自体や前駆物質の機能を他のお薬に邪魔されて効かなくなったり、前駆物質同士が結合して体にとって好ましくない成分ができてしまうこともあります。その他にも、複数のお薬が体内で同じ反応を起こすことで効果が劇的に現れて、逆に具合が悪くなってしまったりすることがあります。 通常、複数のお薬を飲まなくてはならない時には、獣医師がそのお薬との飲み合わせを確認して問題のない組み合わせでお薬を処方しているはずです。 また、カルテにはきちんと今まで処方したお薬や処方期間、その効果についての記録がきちんと残っているはずですので、時期が重複して新しいお薬をもらう時には注意事項やお薬の上げ方の指示があるでしょう。 しかし、別の病院でもお薬をもらっていたり、飼い主さんの判断でお薬をあげた場合には、飼い主さんからの申告がない限り、獣医師はどんなお薬を飲んでいるのか、どのようなお薬を処方してはいけないか、ということが把握できません。 そのため、複数のお薬を飲ませる場合には必ず獣医師に今飲んでいるお薬について説明し、併用OKな組み合わせなのかどうか確認しましょう。 また、お家にあるお薬をあげる場合や人間用のお薬をあげる場合には、飲み合わせに限らず、その薬自体をあげて良いものなのか獣医師に確認をとりましょう。 動物の体は私たち人間の体と非常に似ていますが、全く同じ構造ではないし、体の大きさも違います。動物種によって体で処理できない成分があったり、処理できる許容量が異なるので、ご自身の判断で薬を飲ませることは安全とは言えません。また同じ症状でも、その薬を処方された時の体調や体重が現在と全く同じとは限りませんし、お薬にも賞味期限があります。できれば少し大変でもそのお薬を持って動物病院へ足を運び、あげて良いものかどうか判断を仰ぎましょう。   お薬とサプリメントや食べ物との組み合わせの注意点 また、同様にサプリメントや食べ物のお薬との組み合わせにも注意した方がいいです。 病気によっては、症状を引き起こしたり、悪化させる原因になる栄養素が吸収されにくくして抑えることで不調を改善するものもあります。 また、消化不良を改善するお薬を飲んでいるのに、消化しづらいジャーキーなどのオヤツを沢山あげたら、頑張って薬を飲んでいる意味がなくなってしまいますね。 この前世界陸上でボルト選手が3冠達成しましたが、どんなに素晴らしい選手だってデコボコの舗装されてない道をハイヒールで走ればタイムは伸びないし、足を痛めてしまう可能性もあります。お薬やサプリメントも同じで、どんなに素晴らしいものでも、量や飲むタイミングを守って適切に飲まなければ効果を発揮できないばかりか、かえって体に毒となってしまう場合もあります。 お薬を併用するときは、まず獣医師に相談すること、そして可能であれば健康管理手帳を作って、投薬歴や体調の変化を記録しておくのが良いでしょう。 ワンちゃんネコちゃんが頑張って飲んだお薬がしっかり効いて、早く効果を実感できるようにお薬と付き合っていきましょうね。     ペットくすりでは様々なお薬を取り扱っています↓ 写真;http://www.flickr.com/photos/63498968@N00/121153772            http://www.flickr.com/photos/36746595@N06/3513122906

中高齢犬のための上手な栄養管理とサプリメント摂取

そろそろ敬老の日ですね。近年、人間だけではなく、ペットも高齢化していて、高齢のペットを飼っているという飼い主さんも多くなっているのではないでしょうか。 さて、この時期は人間もワンちゃんも気候が過ごしやすくなってきているので、食欲増加が気になりますね。夏バテで失った体力回復のためにある程度の栄養は必要ですが、太りすぎないようにワンちゃんの体重管理をしたいものです。 今回は、「中高齢犬の栄養管理とサプリメントのこと」についてまとめてみました。 食生活を見直すのは6歳~7歳から   中高齢犬になると筋肉量が低下し、基礎代謝が悪くなります。また運動量も減ります。したがって1日必要とするエネルギー量も若いときより20%ほど少なくなります。 食欲旺盛だからと若いときと同じような食生活を続けるとイヌも肥満になります。年齢ごとの適したエネルギーの摂取が必要です。 犬種の違いはありますが、犬の6~7歳は人間の45歳くらいです。 栄養バランスよく、低カロリーのシニア用ドッグフード(総合栄養食)に替えていくといいでしょう。 ラブラドール・レトリバー、シェットランド・シープスドッグ、ビーグル、ダックスフンドなどは、太りやすい犬種なので、とくに注意が必要です。 たんぱく質は重要な栄養素   たんぱく質は身体の筋肉等を構成する成分です。必要量は若いときに比べると歳をとるごとに少なくなりますが、人間の体重あたりで比べると3倍は必要な栄養素です。 たんぱく質は消化されるとアミノ酸に分解されたり、別のたんぱく質を作って再利用されますが、必要となる12種類の必須アミノ酸は体内で作り出すことができません。すべて食事から摂取する必要があります。 また、ビタミンやミネラルも身体のさまざまな生理機能には 欠かせません。必要量は少なくても重要な栄養素で11種類が必要に。 これらをふまえると栄養素が計算されたドッグフードはバランスのとれた食餌のようです。 サプリメントは薬?それとも食品?   最近では、ペットショップやホームセンターなどで簡単に手に入るサプリメント。 サプリメントとは、日本語で「栄養補助食品」または、「機能性食品」。食生活に不足しがちな栄養素を補い、健康維持や病気予防に 役立つとされています。薬ではなく、食品または食品の一部になります。 ビタミン、ミネラルなどの栄養を1種類以上含む栄養補給のための製品とアメリカでは認定されているようです。 過剰摂取に注意しましょう   人間用とは異なり、犬用のサプリメントは食品衛生法などの法的規制がありません。どの製品が信頼できるかを見極めるのは、飼い主次第です。 最近では、手軽に手に入りますが、心配なときは動物病院の獣医師に相談するといいでしょう。 市販されているシニア向けのドッグフードには、高齢犬に必要とされる炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル・水の6大栄養素がバランスよく含まれています。 そのためドッグフードのほかにサプリメントを過剰摂取すると、肝臓に蓄積されて体外に排出されなかったり、高カルシウム血症等を招くこともあります。 かえって身体に負担をかけることもあるので、注意しましょう。 なお、病気治療のために薬を投与しているときにサプリメントを与えると、拮抗作用で二つの要因が互いにその効果を打ち消し合うように働いてしまう場合があります。必ず獣医師に相談しましょう。 中高齢犬の栄養管理には、上手にサプリメントを取り入れていきたいものですね。 ◆ペットくすりでは、会員の皆様にご利用していただける【ペットのお悩み相談窓口】がございます。是非、ご利用下さい。 (メールでのご相談のみになります。ログインしてからご利用下さい。) 参考画像 www.flickr.com/photos/15333036@N07/3581373439 www.flickr.com/photos/64379474@N00/3636952162