Author Archives: ワンニャルド先生

猫をわが子として育てられますか?猫を飼うときの心得。

犬よりも猫のほうが飼いやすいとも言われていますが、猫は寿命が犬以上に長く15年以上とも言われています。猫を「終生飼育していくこと」が飼い主として責任を果たすということになります。今回は、猫を飼う際の重要な心得をまとめました。

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重要な猫の「トイレのしつけ」。

猫で一番重要なのはトイレのしつけです。逆を言えば、それさえしっかりすれば、なんとか飼えるでしょう。トイレは、猫用のトイレ砂を買って、箱の中に入れておけば、大抵の猫はそこでするようになります。初めのうちは、排尿排便の仕草をしたら、すぐにトイレに入れるようにして、上手くできたら必ず褒めるようにしましょう。もし、失敗してしまったら、すぐに臭いを残さないように掃除する事が肝心です。ただ、この時に香りのする消臭剤は使わな違法が良いでしょう。

「室内飼い」が安心。でも、「ノミ、ダニや寄生虫」駆除も忘れずに!

猫を飼う際には、必ず室内飼いにするようにしてください。外に出る猫は、寿命が短いのです。交通事故の危険もありますし、野良猫との接触や喧嘩で、病気をうつされる事もあります。何より、ご近所トラブルの原因になりますので、猫を飼うのなら、室内飼いにしましょう。

しかし、いくら室内飼いしていても、ノミ、ダニや寄生虫などの付着は防げません。一度だけ寄生虫がついていたとしても、生活環境内に卵や幼虫が落ちていたと考えられます。予防、駆除は一度だけではなく定期的に行い、猫も飼い主も快適に過ごせるようにしましょう。

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猫の「去勢手術、避妊手術」のメリット。

猫を飼う時に必要なのは、避妊去勢手術です。普段は室内飼いでも、発情した時には、ちょっとした拍子に外へ出てしまう事があります。猫は1度の出産で複数の子供を産むのが普通です。飼いきれない子猫を増やさないために、必ず避妊手術をしましょう。オスもメスも、だいたい生後6ケ月以上になれば、手術可能です。(獣医師により考え方が違うので、もっと早くにやってくれる動物病院も、もっと遅くないとやってくれない動物病院もあります。)

「子供を産まない雄猫なら、必要ないのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、オスでも必要です。発情したメスがいると、家を飛び出して交通事故等に遭う事も考えられますし、雄猫同士の喧嘩で怪我をしたり、病気をうつされたりする事もあります。実際に、去勢手術をしていない雄猫より、してある雄猫のほうが、寿命が長いというデータもあります。

「ワクチン」の大切さ。猫が健康に過ごすために。

法律で決められているわけではありませんが、混合ワクチンの接種をお勧めします。何故かというと、混合ワクチンで予防できる病気は、有効な治療法がないからです。ワクチンを打ったからと言って、絶対にその病気に罹らないというわけではありませんが、病気を軽く済ませるという効果があります。混合ワクチンは、生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月で接種し、その後は1年毎に追加接種となるのが一般的です。ペットショップやブリーダーで猫を買うなら、1回目のワクチンは大抵、もう終わっているでしょう。

 ただし、副作用もないわけではありません。ワクチンを打った後に様子がおかしいようなら、すぐに動物病院に連絡し、指示を仰いでください。とくに接種直後から10分以内程度で現れるアナフィラキシーショックという副作用は、命に関わります。出来る事なら、接種後10分程度は動物病院内で待たせてもらうようにして、大丈夫だったら、帰るようにした方が良いでしょう。しかし、極端に心配する事はありません。アナフィラキシーショックは、とても稀な副作用ですし、処置が早ければ助かります。

 初めて猫を飼う人はもちろん、すでに飼っている人も、再度猫を飼う上で大切なことをチェックしておきたいですね。

ニャンコにあわせて選びたい ノミダニ薬


フロントラインプラス


フィプロフォートプラス
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投与後24時間でノミの成虫駆除。
マダニも48時間で駆除可能。
成虫駆除。卵、幼虫の発育阻止。

フロントラインプラスの。
ジェネリック医薬品。

フロントラインプラスと同効果。

 

レボリューション


フィプロフォートスプレー
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フィラリアとノミダニ、 
同時予防。
スポットオンタイプで簡単投与。

スプレータイプで、
ノミ・ダニ・マダニを簡単予防。

フロントラインスプレーのジェネリック医薬品。

 

画像引用
www.flickr.com/photos/unapan/2832491591/
/www.flickr.com/photos/ainhoap/1038643730/

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甘く見てはいけない!ペットの口内炎3種類!

犬や猫も口内炎はできます。犬よりも、猫のほうが、口内炎を発症することが多いようです。人間も口内炎が出来ますが、そんなに大事と捉えていないことが多いのではないでしょうか?ペットの口内炎は、少し事情が違うようです。

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  • 口内炎の種類と原因
犬猫の口内炎の原因は、「系統性」「壊死性」「潰瘍性」の3つに分かれます。

系統性口内炎
→レプトスピラ病や糖尿病、腎臓病、ビタミン欠乏症などの全身の病気によって発症

壊死性口内炎
→歯周病による歯肉炎からくる口内炎

潰瘍性口内炎
→身体の免疫が弱くなった時に、細菌感染を起こすことで発症

 猫の場合、口の中に傷ができることや、アレルギー、歯石などですが、猫白血病・猫エイズなどの、ウイルス感染や糖尿病が原因で起こる口内炎が多くみられます。

 

  • 口内炎の症状
食事をする時、口の中が痛いのですが、空腹のため口に入れてしまい、痛みによって首を振ったり、悲鳴を上げたりという行動を繰り返します。飼い主が不思議に思って病院に連れて行き、口の中をみて、初めて口内炎があることを知るというケースが多くみられます。

<犬の場合>
口の中を前足で引っかいたり、よだれをたらしたり、食欲不振や口臭が出たりします。

<猫の場合>
前足で口を引っかいたり、よだれが多い、食欲不振、口臭が出る。口や顔全体が腫れてしまうなどの症状があります。

猫の口内炎は、慢性化することが多く、動物病院に通院する理由として多くあげられるのが口内炎です。猫白血病や猫エイズは、一度かかると治りませんので、口内炎の薬を一生続けなければならないこともあります。

 

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  • 口内炎の対処

口内炎の治療は、病気が原因であれば、病気の治療を行うことで自然と治癒することもあります。ですが、出来ている最中は、食事などで痛みを感じるので、ウェットフードを与えたり、ドライフードは水でふやかし、やわらかくして与えるなど、口の中を刺激しないよう工夫してあげましょう。

また、工夫をしても食べられない場合は、動物病院で栄養剤入りの点滴をしてくれます。
口内炎自体の治療には、抗生物質や痛み止め、ビタミン剤などを使いますので、動物病院の受診をオススメします。
痛みで食事を充分に摂ることができないので、体力の弱い犬猫や、老犬猫が口内炎にかかると、命にかかわることもありますので、甘くみずに迅速な対処を行ってあげましょう。

 

  • 口内炎の予防
予防方法は、普段からお口の中のケアをしてあげることが大切です。歯石や歯垢のケアは忘れずにしましょう。また、ビタミンが不足しないように、栄養のバランスにも気をつけましょう。病気が原因の場合もありますので、お口の中のケアだけではなく、栄養バランスや運動など、全ての体調管理を心掛けてあげましょう。

 

  • ペットくすりでは、デンタルケグッズを多数取り扱っております。
歯フィンガー歯ブラシ オーガニック歯磨き粉
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指にはめて使うタイプの歯ブラシです。 
歯垢や汚れを落とし、健康な口腔内を保ちます。

食べてしまっても安心な、100%オーガニック。
歯石、歯垢を除去し、口臭を防ぐことができます。
デンタルフレッシュ犬用

デンタルフレッシュ猫用

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飲み水に入れるだけで、息が爽やかに。 
 歯垢、歯石、臭いの原因を、取り除きます! 

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Photo by https://www.flickr.com/photos/calliope/517010133/

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犬の幸せはアナタ次第!知っておきたいチェックポイントとは?

動物と一緒に暮らす事。それは素晴らしい毎日です。海外には「子供が生まれたら、犬を飼いなさい」という有名な詩があるほどです。動物との暮らしは、いろいろなものを人間に与えてくれます。ただし、そればかりではありません。犬を家族にむかい入れることは、その犬の運命をが預かるということです。今回は、「実際に犬や猫を飼うという覚悟を決めた人達へ」気をつけたいチェックポイントをまとめてみました。

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犬の運命を預かるということ。

まず犬や猫の寿命はご存知でしょうか?平均すれば、大型犬でも10歳以上、小型犬や中型犬なら15歳前後です。猫なら20年近く生きる例も少なくありません。一旦、飼い始めたら、約20年間、その子の生涯に責任を持たなければならないのです。それを思えば、衝動買いは出来ませんね。

実際に「動物のお医者さん」が流行した後のシベリアンハスキー、「101匹ワンちゃん」が流行した後のダルメシアン、「アイフル犬」が流行した後のチワワは、数多く不幸な運命を辿ったのです。もちろん、幸せに暮らした子もたくさんいるのですが・・・。

初めて飼うときに気をつけたい「しつけ」。

犬は犬種ごとに体格も性質も全く違います。猫にも違いはありますが、犬ほどではありません。「無駄吠えしない」「他の犬を怖がらない」「他の人を怖がらない」「咬みつかない」などなど。犬は覚えなければいけない事がいっぱいです。特に「α症候群」になってしまった犬は、後からしつけし直すのは大変な事です。

α症候群とは、人間でなく、犬自身がその家の‘ボス’だと思い込み、周りの人間を自分に従わせようとする事です。初めて飼う人で、特に大型犬を飼おうと思うなら、しつけはプロのドッグトレーナーに相談した方が良いでしょう。もしくは、既にしつけが出来ている成犬から飼い始める事をお勧めします。

飼い主の義務「犬の予防接種」について。

ワクチン接種は、法律で接種が義務付けられている「狂犬病ワクチン」と、「任意の混合ワクチン」があります。犬の飼い主さんには3つの義務があります。「居住している市区町村に届け出をする事」「年に1回狂犬病の予防接種を受けさせる事」「鑑札と注射済票を犬に装着させる事」です。混合ワクチンも猫と同様、接種する事をお勧めしますが、狂犬病ワクチンは必ず摂取しましょう。

動物病院で接種すれば、大抵、お住まいの市区町村に動物病院から届け出をしてもらえるでしょう。もし、飼い主さん自身で届け出るなら、ワクチン証明書等、必要な書類を動物病院で受け取りましょう。届け出が済むと、鑑札と済票がもらえるので、それを犬の首輪等に付けておきましょう。

次に任意の混合ワクチンですが、子犬のうちに3回接種し次からは年に1回となります。副作用も起こり得ますので、接種後はしっかりと観察し、様子がおかしかったらすぐに動物病院に連絡しましょう。狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種する順番ですが、これは動物病院によって違いがあると思います。一般的には、子犬なら混合ワクチンが3回終わってから、狂犬病ワクチンを接種する事になると思います。

 

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大切な「フィラリア予防」。心臓の病気を防ぐために。

さらに必要なのは、フィラリア予防です。これは蚊が媒介する犬の寄生虫病です。居住地域によって、必要な予防時期は変わってきますので、お住まいの動物病院に相談してみてください。

飼い主も愛犬も幸せになる結論を!「犬の去勢、避妊手術」。

早めにおこなえばストレスのない子になることから、避妊去勢手術をお勧めします。特にメスは、初めての発情を迎える前に避妊手術してしまった方が良いと言われています。何故かというと、犬に多い乳腺腫瘍(悪性の場合、乳がん)が、防げるからです。また、子宮蓄膿症という病気も、避妊手術で防げます。オスの場合も、性格的に穏やかになって飼いやすくなる事から、去勢手術をお勧めします。また、前立腺肥大などの病気も、去勢手術で防げます。

 犬と幸せに末永く過ごすには、飼い主の意識と心構えが大切ですね。また、飼いはじめたら、正しくケアしてあげて病気予防に努めたいですね。

ワンちゃんに合わせて選びたい フィラリア予防薬


ハートガードプラス(カルメドック)


キウォフハート
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日本名カルドメックと同一商品。
おいしい角切りビーフ味。
主成分イベルメクチン。チュアブルタイプ。

ハートガードプラスのジェネリック。
2014年発売の新薬です。

主成分イベルメクチン。タブレットタイプ。

 

ストロングハートチュアブル


パラノミス
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ハートガードプラスのジェネリック。
ミート味のチュアブルタイプ。
ペットくすりで一番人気商品です。

フィラリアも、ノミマダニはもちろん、
体内寄生虫も駆除可能です。

経口投与で皮膚が弱いワンちゃんにも。

画像引用
www.flickr.com/photos/thomashawk/8127443014/
www.flickr.com/photos/estoril/2288608868/

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疑問解決!猫はお風呂に入れたほうがいい?

水が嫌いな猫が多いようです。ブラシや体に触れることさえ嫌いな子もいるのです。
ですがそのままだと、皮膚からフケがでたり、被毛が油っぽくなったりしてしたしまいます。はたして、猫はお風呂に入れる必要があるのでしょうか?

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  • 基本的にシャンプーはしなくても大丈夫!

猫は自分でグルーミングして体を清潔にすると同時に、体表にある分泌腺から出るフェロモンを、全身になすり付けてテリトリーを他の猫に知らせています。

皮脂腺から分泌される脂肪は、被毛に浸透して水をはじくので、雨の日でもびしょ濡れにならずに体温の低下を防ぐことができます。

また、シャンプーすることで、フェロモンや脂肪が洗い流されてしまいます。
シャンプー後にはグルーミングが激しくなりストレスがかかりますから、汚れているかなと思ったら、頻繁にブラッシングをすれば充分です。

 

  • シャンプーが必要な時!

おしりにや周辺に、うんちがくっついたままになっていたり、イタヅラ等で油などで被毛が汚れたりした場合、または皮膚病のときには、
用途に合ったペット用シャンプーを使いましょう。

長毛種やオイリーな体質、スタッドテイル、顎下にできものができた場合は、猫は自分でグルーミングしたり、飼い主のブラッシングだけでは清潔に保つことが難しいので、
本人(猫)と飼い主が不快にならない程度にシャンプーで洗ってあげると良いでしょう。

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  • 子猫はシャンプーして大丈夫?

体調不良や病気や怪我がなければ、シャンプーに慣れさせるために、子猫の社会化の時期(生後3~9週齢)から練習しましょう。
特に長毛種は、いきなり洗うと毛がフェルトのようにかたまってほぐれにくくしてしまうので、ブラッシングやコーミングをしてから始めましょう。

毛が密生しているあごの下、脇の下、腹、内股などの箇所を丹念に洗いましょう。
お湯の温度は25℃くらいで、熱すぎるとハアハアと呼吸をしますので、猫の状態を見ながら洗ってあげましょう。

猫は大きな音、ドライヤーの音や風を嫌がることが多いです。タオルドライで8割くらい乾燥させ、体温の低下を防ぐためになるべく早く乾燥させましょう。

シャンプーは動物にとって体力を消耗します。体調の悪い時やシニアになってからは、体力の消耗を防ぐために、無理をせず部分的に洗いにしましょう。
目安は、10分以内程度です。

 

  • 人間用のシャンプーを使って大丈夫?

猫の皮膚は人間に比べると薄くデリケートにできています。人間の皮膚は弱酸性ですが、猫は中性のため細菌やウイルスに感染しやすくなっています。

人間のシャンプーを使うと、刺激が強すぎたり、外敵(細菌やウィルス)からバリアーする役目のある皮膚のセラミド成分(細菌や乾燥から皮膚を守る働きのある脂質。角質層に多く含まれる)が取れてしまい、感染症になったり、アレルギー反応が出ることがあります。
必ず猫専用のシャンプー剤を使いましょう。

 


Photo by  https://www.flickr.com/photos/spilt-milk/5951295226/

ペットくすりへ

ペットも冬はニガテなんです。これだけは気をつけたい3つの対策!

だんだんと冬に近づいてきました。寒いのが苦手なのは、人間だけではありません。
猫はもともと中近東などの暑い地方出身であり、そのため寒さが苦手な動物です。
また、最近では寒さが苦手な犬も増えてきました。
今回は、飼い主が寒い時期に気をつけてあげたいことをまとめてみました。

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「くしゃみ、鼻水」が出ていたら早めに治そう。

寒くなると空気が乾燥し、人間と同じようにくしゃみや鼻水など呼吸器の症状が出やすくなります。特に猫は猫ウィルス性鼻器官炎(FVR)と総称される人の風邪に良く似た症状の病気に注意が必要です。ワクチン接種で、ある程度防ぐことができる病気ではありますが、猫から猫へ簡単に感染してしまいます。

一度体内に入ってしまったウィルスは、環境によってですが、何年も体にい続けることもあるため、注意が必要です。仔猫や老齢猫は、症状が悪化しやすいため、特に注意が必要です。猫は鼻水により鼻が詰まるとニオイが分からず、食欲不振になり、体力が急激に落ちてしまうので、早めの処理が必要です。クシャミをしていたり、目ヤニや鼻水が出ているようなら、早めの治療を心がけましょう。

 

気をつけたい暖房器具の使い方と低温やけど。

寒がりのペットでは暖房器具の前に陣取り、体をぎりぎりまで近づける仔もいます。その結果、体毛やひげを燃やしてしまったり、ひどい時には皮膚にやけどを負ってしまうことも少なくありません。ストーブの周りにチャイルドガードなどを設置するなどして、ストーブの本体自体に近づけないようにしましょう。

夜寒いからといって寝床に使い捨てカイロやペットヒーターを設置する方がいますが、それらに長時間、体を密着させることで低温やけどになってしまう場合があります。直接ペットが触れないようにタオルでくるんだり逃げ場をつくってあげて逃げれるように充分気をつけましょう。

 

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水分不足?「おしっこ」の量をチェック!

寒くなるにつれて水を飲む回数や量が減ると、おしっこの量も減り、おしっこは濃くなってきます。また、寒い場所へ行きたがらないのでトイレを我慢してしまうことになり、濃いおしっこが膀胱の中に溜まっている状態になります。このような濃いおしっこは膀胱炎や尿道結石の原因になります。特に、オス猫で去勢している場合は、結石が尿道に詰まって、おしっこが出なくなって下部尿路疾患にかかってしまうことも。

犬猫のおしっこの量が少なくなっていないかチェックしましょう。もし少なくなっている場合は、飲み水をぬるま湯にして、飲みやすくするなど水分を補うことが必要です。トイレの場所も暖かくしてあげるなどしておしっこを我慢することがないようにしてあげましょう。

 

犬猫が健康に冬を過ごせるように、飼い主も工夫したり、気を配ってあげたいですね。
また、風邪や膀胱炎の症状が重症化する前に治療してあげましょう。

 

猫風邪の治療薬


アクティバ(ゾビラックスジェネリック)400mg(50錠)

アクティバ(ゾビラックスジェネリック)800mg(50錠)
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猫風邪と呼ばれる猫ヘルペスウイルス感染症、
猫ウイルス性鼻気管炎の治療薬
アシクロビルという成分はウィルスの少ない初期の発症時に服用するとより効果的です。

猫風邪と呼ばれる猫ヘルペスウイルス感染症、
猫ウイルス性鼻気管炎の治療薬

アシクロビルという成分はウィルスの少ない初期の発症時に服用するとより効果的です。

犬猫の膀胱炎の治療薬

 

アシエンロ50mg100錠


パセドシンジェネリックノバモックス
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膀胱、消火器、気道、生殖器、外耳道の感染症、
などに使える治療薬
感染症 に有効に働き、炎症をおさえます。犬猫用の抗菌薬でバクテリアに効果的です。

傷、皮膚の感染、歯の化膿、膀胱の感染、
など幅広く使える治療薬

日本では、サワシリンやバセトシンと言われる、ペニシリン系の抗生物質です。

画像引用
www.flickr.com/photos/eiriknewth/1488155293/
www.flickr.com/photos/grumpychris/304968069/

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獣医さんの語る、トイレや便の注意点!


排尿・排便は、動物の健康状態を知るために、よく観察する必要があります。

また、散歩や室内でのトイレの場所や行動にも注意してみてください。

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  • トイレに関する注意点

実際にトイレを失敗してしまっただけなのか、それとも何らかの疾患を抱えている為に失敗してしまったのか、しっかり区別する必要があります。

<猫の場合>
猫は床や地面でなく、壁に向かって、排尿する事があります。これはマーキング(においつけ)です。去勢していない雄猫に多くみられ、去勢してしまえば収まる事がほとんどです。

ですが、それでも収まらない場合や、去勢を希望しない場合には、猫用のアロマで、それを抑える作用のあるものもあり、動物病院で販売しています。猫はもともと、砂地で用を足す習性があるので、猫用のトイレ砂を用意して置いておけば自然とそこでするようになるのが普通です。ですが、トイレが汚れていたり、トイレの位置が食餌をする場所と近かったりすると、猫は嫌がるので、注意しましょう。

<犬の場合>
犬の排尿・排便ですが、これはどのようにさせているかにもよります。散歩中に外でさせている場合は、気を付ける必要があります。便は勿論、とって持ち帰っているかと思いますが、下痢をしてしまっている時は取りきれないと思いますし、排尿の後も、そのままにしておくと、臭ってしまい、ご近所トラブルの一因となり得ます。

出来る事なら、犬も自宅でペットシーツなどの上で排泄する習慣をつけた方が良いと思います。それが無理なら、「便は必ず持って帰る」「下痢便や排尿のあとには水をかける」という事を徹底する必要があります。

 <トイレの場所で病気がわかる>
犬も猫も、いつものトイレ以外の場所で尿をする時には、気を付ける必要があります。
トイレの場所を移動したとか、トイレの砂を変えたとかいう時は、それが原因かもしれませんが、病気が隠されている事も多いからです。

膀胱炎や尿路結石、糖尿病や腎疾患、子宮蓄膿症などでは、いつもと違う場所で排尿するという行為が見られます。急に排尿の様子が変わったら、まず動物病院を受診するのが良いでしょう。

 

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  • 健康状態を排便でチェックしよう!

下痢をしている時は、いつもと違うものを食べさせたかどうか、考えてみて下さい。

犬猫には意外に敏感なコもいて、フードを変えたり、いつもと違うものを食べたりするだけで、下痢をする事もあります。動物病院を受診する際は、必ず便をとって持っていくようにしましょう。特に新しい便の方が良いです。動物病院では、下痢をしているコの場合、大抵は糞便検査をするからです。

長期治らない下痢は、食物アレルギーや蛋白漏出性腸炎など病気の場合があります。

食物アレルギーは診断するのに時間がかかるのですが、どの食物にアレルギーを示すかが分かれば、食事療法で治ります。
蛋白漏出性腸炎は、難治性の病気で、血液中のタンパク質が下がっているのが、血液検査で確認できます。長期の治療が必要になる病気です。

何日も排便をしない、便秘
便秘には、フードや環境の変化などストレスが多いですが、便秘が原因で病気になる可能性もあります。
老化による消化機能の低下など、理由は様々ですので気になったらすぐに受診をおすすめします。

 

仔犬仔猫は下痢で体力を奪い、栄養が吸収できずに命を落とすこともあります。老犬、老猫も同様です。
下痢や便秘など排便の変化を軽く見ず、きちんと受診するのが良いでしょう。

 

photo  by   https://www.flickr.com/photos/jack_tt_lee/8565072525/

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知っておくべき!ペット用サプリメント!

現在、様々なペット用サプリメントが市販されています。
注意してほしい点、種類や効果をお話したいと思います。

 

【サプリメントの注意すべき点】
犬用サプリメントとして販売されていた製品の中に、ニンニクが含まれており、それを食べた犬が中毒を起こした事例があるのです。

ご存知かとは思いますが、犬にネギ類は禁忌です。赤血球を壊す成分(アリルプロピルジスルファイド)が含まれているからです。それと同じ成分がニンニクにも含まれており、ニンニクもネギ類と同様に、犬にとっては毒物となります。

それらが堂々と含まれているサプリメントも、実際に存在するという事は気にしておいてください。

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【サプリメントのメリットと種類】
サプリメントは有害なものばかりではありません。犬猫の健康を保つ上で、重要な働きをしてくれるものも、数多くあります。

  • 関節

関節のサプリメントとして代表的なグルコサミンやコンドロイチンは、人間でも中高齢の方がよく飲まれていますよね。犬猫でも、年を経ると関節がすり減って、痛みを伴う事が多々あります。大型犬は勿論の事、小型犬でもそのような事はありますし、猫の関節の疾患も、意外に多いという事がわかってきました。

状態によっては、痛み止めの服用が必要になりますが、長期に痛み止めを飲むよりも、サプリメントで維持する方が負担は少ないと言えるでしょう。関節が痛いと、猫では高い所から飛び降りるのを嫌うようになります。
犬では段差の上り下りやお散歩を嫌がるようになります。以前、TVで階段を後ろ向きに上る犬が紹介されていましたが、実はこれも関節が痛い犬の特徴的な動きなのです。

  • 消化器系

「うんちの臭いを少なくする」というサプリメントがあります。

「うんちの臭いなんて気にしない。ワンちゃんの健康とは関係ないんじゃない?」と思われる飼い主さんもいるかもしれません。実はうんちの臭いがキツイのは、腸内環境の乱れを表しているのです。食糞してしまう事もあります。
このような時に良いサプリメントは、乳酸菌です。腸内環境を整えることで、うんちの臭いを軽減し、食糞を防ぎます。

  • 免疫力向上

ペット用サプリメントの中で、最強とも言えるのは、アガリスクかもしれません。これはキノコが元になっているのですが、免疫力を高めます。身体が弱っている時は、他の病気にもかかりやすいもの。そんな時にこのサプリメントは良いでしょう。

動物病院ではよく、ガンにかかってしまったペットにお勧めします。抗がん剤等の他の治療法との併用も可能で、使いやすいサプリメントです。ただし、高価なのが唯一の難点だと言えるでしょう。

いくつかサプリメントをご紹介しましたが、共通して言えるのは「用量を守る」という事です。サプリメントは薬と違い、多少、飲ませすぎても身体に影響が出ないと考えがちですが、用量以上を与えても良い効果は得られません。
逆に、長期間にわたって飲ませすぎれば、やはり悪影響も出てきます。

大事なワンちゃんネコちゃんのために、賢くサプリメントを使って
健康を維持できるようにしましょう。

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       ペットくすりでは、サプリメントも取り扱っております♪
            こちらからご確認ください。

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参考 : http://www.netseek.co.jp/pet/
photo by   https://www.flickr.com/photos/epsos/4582789354/

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犬や猫も風邪をひくって本当?症状を見抜くには!

犬猫が風邪をひくということはあるんでしょうか?

その答えですが、獣医学には風邪という言葉は存在しません。
下記のような症状が確認できた場合、獣医さんが分かりやすく、風邪ということがあるかも知れませんが、診断としては呼吸器感染症だそうです。

 

  • 犬猫の風邪のような症状

●鼻水が出る、止まらない
●頻繁にくしゃみをする
●熱がある、体温が高い
●咳をする
●呼吸が苦しそう

初期症状は、水っぽい鼻水をたらしたり、くしゃみをし、ひどくなると粘着質の黄色い分泌物が鼻の穴をふさいでしまったり、痰が絡んだような咳をしたり、ハアハアと息苦しそうになったりといった症状になってきます。
まさに人間の風邪といわれる症状と似ています。

  • 犬猫の風邪の時期

人でも冬になると寒さや空気が乾燥するため、粘膜が弱くなって風邪を引きやすくなりますが、動物も同じで、呼吸器疾患を引き起こしやすくなるようです。

また、呼吸器感染症を引き起こすウイルスは寒さや乾燥に強いため、 寒さが続くと病原体の生存期間が延びてしまうこともあり、冬に呼吸器疾患が増える原因のひとつです。

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犬猫の呼吸器感染症の種類や症状
  • 犬の場合

●呼吸器疾患で有名なのがケンネルコフで、ウィルス感染が原因
ケンネルコフ、別名:犬伝染性気管支炎→微熱や咳など人の風邪と同じような症状をひきおこすが、 免疫力の低い仔犬や高齢の犬がかかると肺炎を引き起こし重症になることがあるので要注意
●咳をしていても、乾いた咳、痰がからんだような咳とあるので、獣医師に相談しましょう。 重篤な病気が隠れているかもしれません。

  • ネコの場合

●目やにと鼻水がひどい、くしゃみを連発→猫ウイルス性鼻気管炎
猫ウイルス性鼻気管炎→猫ウイルス性鼻気管炎はヘルペスウイルス もしくはカリシウイルスを病原体とする伝染病の総称。非常に強い感染性があり、 一回クシャミをするだけで同居する猫にうつってしまう。
●カリシウイルスが感染した場合には口内炎も発症し、よだれで口の周りが濡れていることもある

  • 対策・予防

●くしゃみや咳での飛沫感染を防ぐには空気の入れ替えが大事!
●仔犬仔猫老ペットは急激に衰弱してしまうため、二次感染を防ぐ抗生物質や消炎剤などを使ってなるべく早く症状を取り除く治療をしてあげる事が大切です。
●多頭飼育の場合は症状が出たら、隔離することも必要です。
●室内と屋外など、 急激な温度の変化もよくありません。洋服を着せたり、朝晩はペット用にホットカーペットを用意してあげるのもいいでしょう。

 

ペットから人間に、人間からペットに風邪がうつることはありませんが、風邪の引きやすい環境が同じであれば、同時に風邪をひいてしまうこともあります。

日頃から健康管理もしっかり行って、ウイルスへの抵抗力をつけておき、環境を整え、風邪をひかない、ひかせないようにしましょう。

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      ペットくすりでは感染症の薬を多数取り扱っております♪
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参考 :http://ow.ly/D8wkr 

photo by https://www.flickr.com/photos/chefranden/4981273425/

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意外に忘れがち?犬猫の大事な耳のケア方法! 

犬猫の耳の病気予防で一番大切なのは、耳掃除と言うより、耳の観察です。

  • 耳垢が異常に溜まっていないか?
  • 耳が臭わないか?
  • 耳の中が赤くなっていないか?
  • 耳の中が腫れていないか、耳たぶが腫れていないか?

可能であれば、毎日チェックしてあげてください。
遊びながら、耳を触ってチェックするようにすれば、毎日でも出来ると思います。
耳を触るのを嫌がる子も、徐々に慣らすことが大切です。

もし異常があるようなら、無理に自宅でケアしようとせず動物病院を受診してください。
間違ったケアで悪化させてしまう場合もあります

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自宅で出来る!犬猫の耳のケア

日ごろからよく観察し、耳に異常がなかった場合でも、自宅でのケアは大切です。
観察、ケアを怠らないことで、感染症や耳の病気のリスクを減らすことに、つながります。

【猫の場合】

基本的にはケアは必要ありません。
ただ、体質的に耳垢の溜まりやすいコや、耳が垂れているスコティッシュホールドでは、10~14日に1回くらいのペースで、耳掃除してあげると良いでしょう。
普段からよく観察し、頻繁に耳を掻いている場合は、見た目に異常が感じられなくても前兆かもしれません、ケアしてあげることで最小限で済むこともあります。 

【犬の場合】

犬は猫よりも耳掃除を必要とします。耳のキレイなコは14日に1回くらいのペースで、垂れ耳だったり、耳垢が出やすい体質だったりするコは、10日に1回くらいのペースでやってあげるのが調度良いでしょう。

ただし、これ以上の頻度では行わないでください。やり過ぎるのも良くないのです。耳垢には、細菌の繁殖を防ぐ抗菌作用もあるからです。 

動物病院で耳のケアをしてもらうと、綿棒を使っている場合が多いのですが、使い方は意外に難しく、下手をすると耳垢を奥の方に押し込んでしまうからです。もし使うなら目に見える範囲だけにして、それ以上、奥には綿棒を入れないようにしてください。

(ケアの方法)

  • 専用のイアーローションを使用して行うのが良いでしょう. (メーカーはいろいろなところがあり、その名前も違うのですが使い方は一緒です。)
  • 耳の中にローションを入れ、「クチュクチュ」という音が出るまで揉みます。
  • その後、耳の中に息を吹きかけ、自分でプルプルと頭を振ってもらい、中のローションを外に出すのです。
  • 耳の入口の方に耳垢が出てくるので、それをカット綿などで拭き取ります。

(シャンプーのついでにケア)

  • 耳の中までシャワーで洗ってしまっても構いませんが、耳の中にシャワーをかけ、中にお湯を入れます。
  • 「クチュクチュ」というまで揉み、自分でプルプル頭を振ってもらい、中のお湯を出します。
ローションやお湯を耳の中に入れてしまっても良いのか?心配に思うかもしれません。
これは、何ら問題ありません。犬猫の耳道は人間と違い、途中で垂直に曲がっているのです。水が中に入っても鼓膜までは届きません。だからこそ、お湯やローションで洗えるのです。

●犬猫の耳の中には、毛が生えています。猫の場合は必要ないのですが、犬の場合、過度に生えていて、そこに耳垢が溜まっているなら、抜いてあげる必要があります。
素手でも抜けますが、「鉗子」という道具を使うと、スムーズに抜けます。  

犬猫の耳のケアは、それほど難しくはありません。
普段からよく耳や行動を観察し、適度にケアしてあげましょう。

 

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参考 : http://www.konekono-heya.com/bodycare/ear-care.html
photo by  https://www.flickr.com/photos/35068880@N08/3501049108/ 

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子犬・子猫の寄生虫検査の必要性を知ろう!

子猫・子犬を迎えたら、最初にしてほしい事があります。
それは糞便検査です。

「ワクチン接種の方が重要では?」と思われるかもしれませんが、ワクチン接種よりも先に、糞便検査を行ってください。

実際には、糞便を持って動物病院に行き、検査をしてもらい、特に寄生虫がいなかったら、ワクチン接種を行うという流れになると思います。
何故、ワクチン接種よりも糞便検査が先なのかというと、お腹の中に寄生虫がいると、ワクチンの効力を弱めてしまう可能性があるからです。

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では、どんな寄生虫検査で検出されるのでしょう?
具体的に種類を紹介したいと思います。
      • 回虫

猫回虫と犬回虫があり、だいたい猫に感染するのが猫回虫、犬に感染するのが犬回虫と思っていただければ良いと思います。(厳密には違うという意見もあるようです。)

      猫回虫は、猫の糞便からは勿論の事、母猫が感染していれば、妊娠中に胎児に感染したり、母乳を通じて子猫に感染したりすることもあります。厄介な事に成猫は抵抗力があるため、症状を出さない事が多く、子猫に感染して初めて下痢や発育不全、お腹が膨らむなどの症状を示します。ただ、子猫でも無症状の場合もあります。
      犬回虫は、このような胎盤感染、乳汁感染は起こりません。犬も猫も、肛門からチョロっと小さい虫が出てくるのを見つけて、病院に連れて来られるような事も多々あります。
      ところで、回虫は人獣共通感染症、つまりヒトにも感染する寄生虫です。幼児が砂場で眼病に感染したというような話は、比較的有名です。ただ、これは稀なケースで、ほとんどの場合ヒトでは不顕性感染(症状が出ない感染)で、ヒトからヒトへ感染する事もありません。犬や猫の排泄物に触れる際には、注意する必要はありますが、だからと言って過度に心配する必要もありません。

 

      • 瓜実条虫

成猫や成犬では、やはり無症状の事も多いのですが、子猫や子犬に感染すると、下痢などの症状が見られます。回虫に比べると、症状は重い傾向があります。糞便中や肛門の周りに白い米粒のような点々を見つけて、病院に連れて来られる事が多いです。

この瓜実条虫は一度の糞便検査では検出されない事も多く、繰り返し検査をして、やっと見つける事が出来たというケースも多くあります。瓜実条虫は、ノミが媒介します。ノミのいる子猫や子犬が下痢をしていたら、この寄生虫を考えた方が良いかもしれません。瓜実条虫を見つけたら、条虫の駆除だけでなく、ノミの駆除も同時に行いましょう。

 

      • コクシジウム

子牛の下痢の主な原因ですが、犬や猫も感染します。
成猫や成犬では、少し軟便が見られる程度で強い症状を見せない事が多いのですが、子猫や子犬の場合、激しい下痢や血便、それによる脱水を引き起こします。他の寄生虫と同時に感染する事も多く、その場合は特に症状が重くなり死亡するケースもあります。

 

        • 鉤虫

成猫や成犬では無症状の事がほとんどですが、子猫や子犬で、尚且つ大量に寄生された場合は重い症状を引き起こす事があります。

鉤虫は鋭い牙で犬猫の小腸に咬みつくので、血を吸われ過ぎて貧血になったり、激しい下痢のせいで脱水したりします。タール状便や鮮血便が見られる事もあります。症状が重篤になった場合は、寄生虫の駆除だけでなく、貧血や脱水に対する対症療法も必要になります。

 

      • エキノコックス

忘れてはならないのが、この寄生虫です。北海道を除けば、日本での感染報告は多いとは言えませんが、人獣共通感染症として重要です。感染した犬やキツネの糞便からネズミなどの小動物が感染します。そのネズミなど(中間宿主)を捕食する事によって、犬やキツネが感染します。そして、また糞便中に虫卵を出すのです。ヒトはその糞便中の虫卵が空気中に飛散し、口に入って感染します。ヒトからヒトへは感染しません。

    犬やキツネは感染しても症状を示さないので、なかなか発見できません。ヒトは感染から初期症状が出るまで、5~10年と長い時間がかかります。ただ、症状が現れると、一気に肝機能不全に陥り死亡する例もあります。肝臓がんと誤診されやすいという特徴もあります。ヒトにとって、非常に恐ろしい寄生虫です。

 

ここで紹介したのは、代表的なものですが、他にもマンソン裂頭条虫 ジアルジア症、糞線虫、鞭虫など、様々な寄生虫があり
命を落としてしまう恐れもあります。

子猫や子犬を迎えたら、まずは糞便検査を、その後も定期的に予防や検査をするように心がけましょう!

 

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参考 : http://peterrace.jp/management/thema2/cat01/manage_18.html
     http://www.amy.hi-ho.ne.jp/s-kuwabara/59.htm

photo by https://www.flickr.com/photos/psycho-pics/3312285157/

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